呼吸窮迫症候群

出典: meddic

respiratory distress syndrome, RDS
呼吸促迫症候群
新生児呼吸窮迫症候群 infantile neonatal respiratory distress syndrome, IRDS
[[]]


概念

  • 出産直後から進行性の呼吸不全を起こす代表的疾患。
  • 胎児の未熟性(在胎34未満)による肺サーファクタントの産生障害により、肺胞の虚脱および硝子膜形成に基づく換気障害である。肺胞の拡張不全によりアシドーシスを来たし、肺血管の収縮により低酸素血症が悪化する。また、アシドーシス・肺血流減少、肺サーファクタント不足により肺胞上皮が障害をうけ、透過性の亢進により肺硝子膜が形成される。結果として呼吸不全となる。(SPE.99 NGY.503)


疫学

症状

1-4が呼吸窮迫症候群の四徴とされる

検査

胸部単純X線写真

SPE.101
Bomsel分類:I~IV度で判定。IV度は真っ白で無気肺が認められる
  • 肺胞の拡張不全
  • 網状顆粒状陰影:空気の入っていない肺胞が黒く見える
  • 気管支透亮像
  • すりガラス状陰影
呼吸窮迫症候群 肺胞の拡張不全、網状顆粒状陰影、気管支透亮像、すりガラス状陰影
一過性多呼吸 肺野全体の透亮像低下(呼吸窮迫症候群より軽度)、肺尖部の高透過性
胎便吸引症候群 胎便による全肺野の炎症像(斑状、まだら状の不透亮像)

肺サーファクタント

診断

  • 臨床症状
  • 胸部X線

治療






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和文文献

  • インフルエンザウイルス肺炎 (AYUMI 肺炎--臨床と研究の最新動向)
  • 肺サーファクタントの基礎と臨床

関連リンク

急性呼吸窮迫症候群 (きゅうせいこきゅうきゅうはくしょうこうぐん、acute respiratory distress syndrome, ARDS) とは、臨床的に重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全 の一種である。特に発症前後の状態を急性肺傷害 (acute lung injury, ALI) と言う。
新生児呼吸窮迫症候群(英語: (Infant) Respiratory Distress Syndrome: (I) RDS)は、 新生児呼吸不全の一つ。 目次. 1 概要. 1.1 病態・臨床像; 1.2 検査・所見; 1.3 治療. 2 新生児一過性多呼吸; 3 参考文献. [編集] 概要. [編集] 病態・臨床像. 肺の未成熟 ...

関連画像

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★リンクテーブル★
先読みIRDS」「infantile neonatal respiratory distress syndrome
国試過去問105G060」「099A056」「098A003」「095G002」「104A013」「102A002」「083A022」「084A041
リンク元新生児」「糖代謝異常妊娠」「妊娠糖尿病」「新生児慢性肺疾患」「胎便吸引症候群
拡張検索特発性呼吸窮迫症候群」「成人型呼吸窮迫症候群」「新生児呼吸窮迫症候群」「急性呼吸窮迫症候群
関連記事症候群」「呼吸窮迫」「」「呼吸」「窮迫

IRDS」

  [★] 新生児呼吸窮迫症候群

infantile neonatal respiratory distress syndrome」

  [★] 新生児呼吸窮迫症候群

105G060」

  [★]

  • 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
  • 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
  • 現病歴   妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
  • 既往歴  15歳で虫垂炎手術。
  • 家族歴   母親が2型糖尿病。
  • 月経歴   初経12歳。周期28日、整。
  • 現症   意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
  • 検査所見   尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図胎児心拍数パターンに異常を認めない。
  • 出生直後の新生児の異常として注意すべきなのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G059]←[国試_105]→[105G061

099A056」

  [★]

  • 28歳の初妊婦。妊娠35週に発熱と下腹部痛とを訴えて来院した。
  • 2日前に多量の水様性帯下を認めたが放置していた。意識は清明。身長158cm、体重58kg。体温38.5℃。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧130/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。子宮に圧痛を認める。
  • 内診所見:子宮口閉鎖、展退度50%、子宮口から膿性分泌液の流出を認める。血液所見:赤血球400万、Hb11.3g/dl、白血球18,000。CRP5.5mg/dl。
  • 超音波検査所見:頭位で羊水腔をほとんど認めない。胎児心拍数陣痛図所見:心拍数基線180bpm、一過性頻脈なし、一過性徐脈なし、基線細変動10bpm。帝王切開術を施行した。出生体重2,400g、Apgarスコア8点(1分)、9点(5分)。この児に最も起こりやすいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099A055]←[国試_099]→[099A057

098A003」

  [★]

  • 生後24日の新生児。在胎27週、968gで出生。Apgarスコア6点(1分)、7点(5分)。
  • 出生後からチアノーゼとうめき声とがあり、陥没呼吸を認めた。呼吸数54回/分。ただちに気管内挿管し、人工換気を開始した。生後1日の血清IgM値は50mg/dl(基準0~20)。20日目で人工換気を中止し、酸素投与のみで経過をみた。
  • 抜管後、症状は4日間は落ちついていたが、次第に喘鳴が聴取されるようになった。
  • 生後24日の白血球12,000、CRP0.1mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真を以下に示す。
  • 生後24日の状態で考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098A002]←[国試_098]→[098A004

095G002」

  [★]

  • 日齢14の新生児。在胎25週3日で出生した。身長29.0cm、体重558g。Apgarスコア4点(1分)、8点(5分)。出生時諦泣しなかったが生後4分に挿管し、すぐに呼吸を開始した。胃液のマイクロバプルステストは陽性であった。日齢6の検査所見:赤血球565万、Hb11.5g/dl、Ht44%、白血球13,600、血清IgMl33mg/dl(基準0~20)。日齢14の胸部エックス線写真を以下に示す。診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 095G001]←[国試_095]→[095G003

104A013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 104A012]←[国試_104]→[104A014

102A002」

  [★]

  • 在胎41週、1,950gで出生した新生児に合併しやすいのはどれか。 
[正答]


※国試ナビ4※ 102A001]←[国試_102]→[102A003

083A022」

  [★]

084A041」

  [★]

  • 新生児の呼吸困難で一ヶ月以上持続するもの。あてはまる物いくつでも

新生児」

  [★]

neonate
新産児 newborn
胎児 fetus,乳児 infant
neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant

定義

  • 出生後28日未満の乳児
  • 早期新生児期:出生後1週未満
  • 後期新生児期:7日から28日未満

出生後にみとめられるもの

098G051

解剖

生理

腎機能

  • 尿量:1-2ml/kg/hr-

免疫

  • 細胞性免疫>液性免疫
  • 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
  • 出生後5ヶ月で消失

血液

  • Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
  • Hb:17-19g/dL
  • 白血球:9,000-30,000/mm3
  • 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)

身体所見

身体の大きさ

QB.P-329
  • 前後径、肩幅:11cm
  • 大横径、小斜径、殿幅:9cm
  • 体重:3300g
  • 頭囲:33cm
  • 胸囲:33cm

正常なバイタルサインなど

呼吸器

SPE.78
  • 腹式呼吸
  • 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
  • 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。

経過観察できる所見

QB.O-76改変

診察箇所と疑われる疾患

SPE.77

出生体重による分類

  • 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
  • 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満

身長、体重による区分

SPE.48
日本での定義/体重のみで評価
  • light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
  • apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
  • heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
参考1
体重による評価
  • light for date LFD
  • appropriate for date AFD
  • hearve for date
参考1
身長と体重による評価
small for date SFD / small for gestational age SGA
large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?

成熟新生児の身体所見

参考2 G10.M235 SPE.78 など
  • 頭部
  • 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
  • 産瘤(経腟分娩による場合)
  • 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
  • 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
  • 頭髪の長さは2cm前後
  • 耳介の巻き込み
  • 面疱は鼻に限局
  • 体幹
  • うぶ毛は背中、肩甲部に限局   ←  未成熟の場合、うぶ毛は多い
  • 皮膚は厚く、血管は透けない
  • 四肢
  • 足底にしわを認める   ←  未成熟の場合、しわは少ない
  • 四肢に浮腫を認めない
  • 関節屈曲部に胎脂が残る
  • 姿勢
  • 上下肢は屈曲位をとる
  • ホルモンの影響
  • 乳房組織を触れる
  • 大陰唇の発達

新生児と疾患

在胎週数と疾患

  • 早産時に多い
  • 呼吸窮迫症候群 RDS
  • 動脈管閉鎖の遷延
  • (極低出生体重児)脳室内出血
  • 高ビリルビン血症に対する病的感受性が高い。未熟な血管脳関門をビリルビンが透過しやすい
  • 正産児~過期産児

参考

  • 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
  • 2.
[display]http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55

国試




糖代謝異常妊娠」

  [★]

糖代謝異常合併妊娠
糖尿病合併妊娠妊娠糖尿病
[show details]

糖代謝異常妊娠の分類

G10M.162
参考2
  • 1. 糖尿病合併妊娠:妊娠以前からの糖尿病+妊娠
  • 2. 初めてみつかった糖代謝異常(hyperglycemic disorders in pregnancy)

母体への影響

参考1
  • (糖尿病合併妊娠の場合)糖尿合併症(網膜症、腎症)の悪化、ケトアシドーシスの悪化、
  • 妊娠高血圧症候群合併リスクの上昇
  • 巨大児による分娩遷延

胎児・新生児への影響

G10M.164
  • 流産・早産:多くなる (QB.P-270)
  • 子宮内胎児発育遅延、胎盤機能不全、胎児死亡
  • 先天奇形
  • 器官形成期(妊娠5-8週)に高血糖が細胞分化に干渉する
  • 羊水過多症
  • 高血糖による浸透圧利尿 → 多尿、多飲 → 羊水過多
  • 臓器障害
  • 呼吸窮迫症候群II型肺胞上皮細胞の成熟が遅れる
  • 多血症  ←  母体血管障害や母体アシドーシスによる胎盤への酸素供給低下
  • 高ビリルビン血症  ←  多血症、もしかしたら肝障害による  出生後に血管外溶血が起きるらしい
  • 低カルシウム血症副甲状腺機能が低下するため。比較的高頻度(QB,O-84)
  • 内分泌
  • (新生児期)低血糖:高血糖によりβ細胞が過形成となり、出生後に母体からの糖供給が無くなったとたんに低血糖をきたす。

母体糖尿病児に見られる症状

QB.O-84
  • 低血糖>巨大児>多血症>高ビリルビン血症>呼吸障害>低カルシウム血症

診断

参考2
  • 妊娠初期の初診時:空腹時血糖 or 随時血糖 or HbA1cの測定
  • (1) 空腹時血糖が92以上126mg/dL未満 → 妊娠糖尿病
  • (2) 非妊時の糖尿病の判定基準を満たす場合 → あきらかな糖尿病
空腹時血糖:126mg/dL以上 or 随時血糖:200mg/dLを超える or HbA1c値:6.1%以上  ← このHbA1c国際基準じゃないのでしょう?国際標準値での基準は HbA1c(国際標準値)≧ 6.5%
  • 妊娠中期:75g OGTT施行
  • (3) 92-180-153のうち1点以上満たした場合 → 妊娠糖尿病
  • (4) 非妊時の糖尿病の判定基準を満たす場合 → あきらかな糖尿病
空腹時血糖:126mg/dL以上 or 随時血糖:200mg/dLを超える or HbA1c値:6.1%以上

治療

  • 血糖自己測定:
  • 一日4-7回の測定を行い、糖代謝異常合併妊娠の目標血糖値を達成できるかモニターする。改善の見込みがなければ、食事療法、インスリン療法を開始する。
目標:(食前)100mg/dl以下、(食後2時間)120mg/dl以下
  • 食事療法:
NGY.429
妊娠前半:標準体重(kg) x 30(kcal/kg) + 150
妊娠後半:標準体重(kg) x 30(kcal/kg) + 350
G10M.167
妊婦 :標準体重(kg) x 30(kcal/kg) + 200
授乳婦:標準体重(kg) x 30(kcal/kg) + 500
2005年に厚生労働省から推奨された栄養指針(参考1)
妊娠初期:標準体重(kg) x 25~30(kcal/kg) + 50
妊娠中期:標準体重(kg) x 25~30(kcal/kg) + 250
妊娠末期:標準体重(kg) x 25~30(kcal/kg) + 500
  • インスリン療法:
食事療法でコントロールできない場合。
  • 管理目標 (NGY.429 G10M.167)
空腹時血糖値   :≦100 mg/dL
食後2時間後血糖値:≦120 mg/dL
1日平均血糖値  :≦100 mg/dL
HbA1c      :≦6 %(NGY.429), 4.3-5.8%(G10M.167)

参考

  • 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 8.合併症妊娠の管理と治療 糖代謝異常合併妊娠
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6003-035.pdf
  • 2. クリニカルカンファレンス1 母体合併症 3)糖代謝異常合併妊娠 - 日産婦誌62巻9号 (2010/9)
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-114.pdf
  • 3. 症例から学ぶ周産期医学 1)内科疾患合併妊娠 糖尿病合併妊娠 - 日産婦誌57巻9号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/57/5709-233.pdf


妊娠糖尿病」

  [★]

gestational diabetes mellitus GDM, gestational diabetes
妊娠性糖尿病
糖尿病糖代謝異常妊娠


定義

  • 妊娠により発生した妊娠中にのみ認められる糖代謝異常合併妊娠で、分娩後に改めて糖負荷試験を行うと、正常化する疾患概念
  • 妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常である。あきらかな糖尿病(overt diabetes)は含めない。(参考1)

危険因子

NGY.429
  • 糖尿病の家族歴の有無、巨大児の分娩の有無、先天奇形の分娩歴の有無、原因不明の流産歴・早産歴・死産歴の有無、35歳以上、肥満者、尿糖陽性者

合併症

G10M.164 参考1

母体

  • 流産、早産

胎児

新生児

妊婦の妊娠糖尿病のスクリーニング

  • 食後血糖値
  • 正常食(約400-600lcal)摂取後2-4時間の間に静脈血採取。血糖値が100 mg/dl以上であればOGTT 75gを行う。
  • 100 mg/dlであっても、尿糖(+)、肥満、糖尿病の家族歴、あるいは巨大児出産の既往のいずれかがある場合にもOGTT 75gを行う。

診断基準

新診断基準

参考1,2
  • 初診時およびインスリン抵抗性の高まる妊娠中期に随時血糖値検査を行い、100mg/dl以上の陽性者に対してOGTTを施行して診断
<OGTT判定基準>
・空腹時血糖値≧92mg/dl
・1時間値≧180mg/dl
・2時間値≧153mg/dl
の1点以上を満たした場合に妊娠糖尿病と診断する.
※但し,「臨床診断」における糖尿病と診断されるものは除く.
[show details]

治療・管理

管理

  • 合併症の定期的な評価

管理目標

  • 空腹時血糖 100mg/dl以下、食後2時間血糖値 120mg/dl以下、1日平均血糖値 100mg/dl以下、HbA1c 6%以下

食事療法

  • 分食とする
  • 摂取熱量
  • 妊娠前半:標準体重 x 30 + 150 kcal/日
  • 妊娠後半:標準体重 x 30 + 350 kcal/日

インスリン療法

経口血糖降下薬は胎盤通過性があり、胎児の安全性が確認されておらず、また乳汁中にも分泌されるため、妊娠から授乳がおわるまでは禁忌

分娩後の管理

  • 分娩後6-12週に75g OGTTをおこない、糖尿病の評価を行う。

参考

  • 1. クリニカルカンファレンス1 母体合併症 3)糖代謝異常合併妊娠 - 日産婦誌62巻9号
http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-114.pdf
  • 2.
[display]http://d.hatena.ne.jp/bonbokorin/20100608/p1


新生児慢性肺疾患」

  [★]

chronic lung disease of the newborn
慢性肺疾患 chronic lung disease新生児慢性肺障害

定義

藤村正哲: 新生児の慢性肺疾患予防と治療に関する研究。厚生省心身障害研究班(主任研究者 小川雄之亮)
  • I型.新生児の呼吸窮迫症候群(RDS)が先行する新生児慢性肺障害で、生後28日を超えて胸部X線上びまん性の泡沫状陰影もしくは不規則索状気腫状陰影を呈するもの
  • II型.RDSが先行する新生児慢性肺障害で、生後28日を超えて胸部X線上びまん性の不透亮像を呈するも、泡沫状陰影もしくは不規則索状気腫状陰影には至らないもの
  • III型.RDSが先行しない新生児慢性肺障害で、臍帯血のIgM高値、絨毛膜羊膜炎、臍帯炎など出生前感染の疑いが濃厚であり、かつ生後28日を超えて胸部X線上びまん性の不透亮像を呈するも、泡沫状陰影もしくは不規則索状気腫状陰影には至らないもの → ウィルソン・ミキティ症候群
  • IV型.RDSが先行しない新生児慢性肺障害で、出生前感染に関しては不明であるが、生後28日を超えて胸部X線上びまん性泡沫状陰影もしくは不規則索状気腫状陰影を呈するもの。
  • V型.RDSが先行しない新生児慢性肺障害で、生後28日を超えて胸部X線上びまん性の不透亮像を呈するも、泡沫状陰影もしくは不規則索状気腫状陰影には至らないもの。
  • VI型.上記I~Vのいずれにも分類されないもの。

参考

  • 1.
[display]http://nmcg.shiga-med.ac.jp/rc_lecture/lecture05.htm
  • 2.
[display]http://suuchan.net/note/Chapter-210805.html
  • 3.
[display]http://mymed.jp/di/xcw.html

胎便吸引症候群」

  [★]

meconium aspiration syndrome MAS
胎便吸引胎便

概念

  • 胎便の肺内への吸引による生じる呼吸障害である。胎児が子宮内で低酸素状態に暴露されることで胎便が排泄され、またあえぎ呼吸が引き起こされ胎便を吸引して生じる。低酸素状態に対する反応性は早産児では発達していないため、正期産児、特に過期産児に多く見られる。 (SPE.102)

病因

  • 胎児の低酸素状態、血流低下(胎児切迫仮死)

病型

  • air traping
  • 気道を不完全に閉鎖し、吸気時のみ気道を閉鎖する
  • 気道を完全に閉鎖する

疫学

  • 仮死、満期産児に多い。

病態

  • 胎児の低酸素状態(胎児機能不全)
→ 腸蠕動の亢進、肛門括約筋の弛緩 → 羊水内排便
→ あえぎ呼吸 → 胎便の気管内への吸引 → 胎便による肺サーファクタントの不活性化・気道の閉塞と炎症 → 無気肺・肺気腫

症状

  • チアノーゼ、多呼吸、陥没呼吸、呻吟、樽状胸郭

合併症

  • air leak(気胸、気縦隔など), 新生児遷延性高血圧症 PPHN

検査

胸部X線写真

呼吸窮迫症候群 肺胞の拡張不全、網状顆粒状陰影、気管支透亮像、すりガラス状陰影
一過性多呼吸 肺野全体の透亮像低下(呼吸窮迫症候群より軽度)、肺尖部の高透過性
胎便吸引症候群 胎便による全肺野の炎症像(斑状、まだら状の不透亮像)

診断

治療

予後

予防

特発性呼吸窮迫症候群」

  [★]

idiopathic respiratory distress syndrome IRDS
肺硝子膜症 hyaline membrane disease HMD呼吸窮迫症候群 respiratory distress syndrome RDS
硝子膜症


成人型呼吸窮迫症候群」

  [★]

adult respiratory distress syndrome
成人呼吸窮迫症候群成人型呼吸促迫症候群成人呼吸促迫症候群


新生児呼吸窮迫症候群」

  [★]

infantile respiratory distress syndrome IRDS
呼吸窮迫症候群肺硝子膜症


急性呼吸窮迫症候群」

  [★] 急性呼吸促迫症候群 ARDS


症候群」

  [★]

syndrome, symptom-complex
症状群
[[]]
  • 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患


内分泌

先天的代謝異常

高プロラクチン血症

分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。

性腺機能低下

嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長

性早熟

思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。

脳神経外科・神経内科

  • Wallenberg症候群 ワレンベルグ症候群:椎骨動脈、後下小脳動脈の血栓塞栓症などで生じる。頚部より下位で温度覚の障害が健側に出現するのに対し、頚部より上位では障害側に温度覚の障害が出現する。



呼吸窮迫」

  [★]

respiratory distress
呼吸促迫
呼吸困難呼吸促迫呼吸窮迫症呼吸困難症呼吸促迫症

群」

  [★]

group
グループ集団分類群れグループ化


呼吸」

  [★]

respiration, breathing
呼吸数呼吸中枢呼吸パターン



窮迫」

  [★]

distress
困難悩み悩ます、苦しめる、苦悩




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