反応性うつ病

出典: meddic

reactive depression
心因性うつ病 psychogenic depression抑うつ反応 depressive reaction
適応障害反応性うつ



UpToDate Contents

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和文文献

  • 地方労災医員--労災補償問題の変遷と現状 (特集 地域における精神科医のさまざまな役割)
  • 堀井 茂男
  • 日本精神科病院協会雑誌 29(8), 744-752, 2010-08
  • NAID 40017272096
  • 内科疾患とうつ病
  • 佐藤 武
  • 日本内科学会雑誌 93(10), 2240-2245, 2004-10-10
  • … 内科疾患にうつ病を合併すると,内科疾患の転帰(予後)に大きな影響を与える.その臨床特徴は,アルコール症の家族歴のない患者で比較的急性に生じるうつ病,いわゆる反応性うつ病に類似し,薬物治療への反応もよく予後も良好であるといわれている.回復のプロセスは,内科疾患に罹患し,機能障害を有する患者の場合,まずショックから否認,否認から抑うつ反応,抑うつ反応から自立に対する反応,自立に対する反応から適応 …
  • NAID 10014293487

関連リンク

gooヘルスケア。反応性うつ病。厚生労働省による調査では、15人に1人の人が、一生のうちに1度はうつ病にかかっているとされています。うつ病で休職される方も増える中、「うつ」という言葉を日常生活の中で耳にする機会も増えて ...
TOPページ > うつ病の実際例と多様な治療法 > 反応性うつ病の治療 反応性うつ病の治療 その患者さんが入院後、ご家族についても詳しくお話を聞く 機会がありました。 聞けば、31歳の長男は、5年前に結婚し、現在3歳になる 娘さんも ...
... 性うつ病、突然起こった身内の不幸や大災害などの特定のストレス体験が原因で起こる反応性うつ病の3つに分類されます。 内因性うつ病 内因性うつ病は体質や遺伝的な原因によって引き起こされるうつ病と考えられていますが ...

関連画像

反応性低血糖症グラフ気分反応性・アップダウンの波 うつ病の種類の中に「反応性 図3.うつ病患者の海馬錐


★リンクテーブル★
国試過去問105E055
リンク元適応障害」「うつ病エピソード」「反復性うつ病性障害」「reactive depression」「心因性うつ病
関連記事うつ病」「うつ」「反応」「反応性」「

105E055」

  [★]

  • 70歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。半年前にくも膜下出血を発症し、開頭手術を受けた。軽度の右下肢麻痺のために2か月間のリハビリテーションを受け、症状を残さず自宅に退院していた。3か月前から、徐々に動きが鈍くなり、家でじっとしていることが多くなった。歩行は緩慢であり、尿失禁も時々みられるようになった。神経学的所見で見当識障害や短期記憶障害がみられ、Mini-Mental State Examination(MMSE)は15点(30点満点)である。四肢の運動麻痺や筋強剛を認めないが、歩行は小刻みで緩慢である。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105E054]←[国試_105]→[105E056

適応障害」

  [★]

adjustment disorder
不適応 maladjustment, 不適応反応 maladaptation reaction
反応性うつ病、F43
ICD-10
F43.2
カルチャーショック悲嘆反応、小児のホスピタリズム
小児期の分離不安障害(F93.0)


F43.2

  • A. 症状発症前の1ヶ月以内に、心理社会的ストレス因(並はずれた物や破局的な物ではない)を体験したと確認されていること。
  • B. 症状や行動障害の性質は、感情障害(F30-F39)(妄想・幻覚を除く)や、F40-F48の障害(神経小生、ストレス関連性、及び身体表現性障害)、および行為障害(F91-)のどれかにみられるものであるが、個々の障害の診断基準は満たさない。症状はその型も重症度において様々である。
  • C. この症状は、遷延性抑うつ反応を除いて、ストレス因の停止またはその結果の後、6ヶ月以上継続しないもの。しかし、この診断基準はまだ満たされない時点で、予測的に診断する事は構わない。

F43.20

短期抑うつ反応
  • 1ヶ月を越えない、一過性の軽度抑うつ状態

F43.21

遷延性抑うつ反応
  • ストレスの強い状況に長期にわたって曝された反応として出現する軽度抑うつ状態であり、持続期間は2年を越えない。

F43.22

混合性不安抑うつ反応
  • 不安症状と抑うつ症状のいずれもが優勢であるが、混合性不安抑うつ障害(F41.2)や他の混合性不安障害(F41.3)に該当するほどの重度ではない。

F43.23

主として他の情緒の障害をともなうもの
  • 主症状は、通常不安・抑うつ・心配・緊張・怒りなどといったさまざまなタイプの情動からなる。不安と抑うつの症状は混合性不安抑うつ障害や(F41.2)や、他の混合性不安障害(F41.3)の基準を満たすこともありうるが、他のさらに特定したうつ性障害や不安障害と診断されるほどに優勢ではない。夜尿や指しゃぶりなどといった退行した行動を示す小児の反応にも、このカテゴリーが用いられるべきである。

F43.24

主として行為の障害をともなうもの
  • 主たる障害は、たとえば攻撃的または反社会的行動に至る青年期の悲哀反応のような行為を含む。

F43.25

情緒および行為の混合性の障害をともなうもの
  • 情緒面の症状と行為障害の両者が優劣な病像である。

F43.28

他の特定の症状が優勢なもの

ストレス反応と適応障害

  急性ストレス反応 外傷後ストレス障害 適応障害
ストレス強度
個体要因
発現時間 1hr以内 遅発性
(数W~数M)
1M以内
症状 幻覚、抑うつ、不安、激怒、絶望、葛藤、引きこもり 再体験、回避、精神麻痺、過覚醒 抑うつ、不安、行為障害
経過 48hr以内に沈静化 慢性、動揺性の経過
1Y後に50%が回復
1M以内、遅くとも5M以内

症状

PSY.241
  • 抑うつ、不安、心配
  • 順応できない、将来設計ができない、現状のまま続けていくことができない、などの情緒障害
  • 毎日の仕事をこなしていくことにも一定の困難さが出てくる

経過と予後

PSY.241
  • ストレスから1ヶ月以内に発症
  • 6ヶ月以上持続する事はない


うつ病エピソード」

  [★]

depressive episode
うつ病病相
気分障害
ICD-10
F32
以下の単一エピソード:抑うつ反応大うつ病(精神病症状を伴わない)、心因性うつ病反応性うつ病(F32.0,F32.1,F32.2)

うつ病エピソードの基準

  • G1. うつ病のエピソードは少なくとも2週間以上続くこと。 The depressive episode should last for at least 2 weeks.
G2. 対象者の人生のいかなる時にあっても、軽躁病や躁病エピソードの診断基準を満たす十分な躁病症状がないこと。 There have been no hypomanic or manic symptoms sufficient to meet the criteria for hypomanic or manic episode (F30..) at any time in the individual's life.
G3. 主要な除外基準:このエピソードは、精神作用物質の使用(F10-F19)、あるいはF00-F09に上げられたような器質性精神障害によるものではないこと。 Most commonly used exclusion clause. The episode is not attributable to psychoactive substance use (F10.F19) or to any organic mental disorder (in the sense of FOO.F09).

F32.0

軽症うつ病エピソード Mild depressive episode
  • A. うつ病エピソード(F32)の全般基準を満たすこと
  • B. 次の3項の症状のうち少なくとも2項目があること
  • (1)対象者にとって明らかに異常で、著明な抑うつ気分が、周囲の状況にほとんど影響されることなく、少なくとも2週間のほとんど毎日かつ1日の大部分続く
  • (2)通常なら楽しいはずの活動における興味や喜びの喪失
  • (3)活動の減退または疲労感の増加
  • C. 次に示す付加的な症状を合わせて、B項との合計が少なくとも4項目あること。
  • (1)自信喪失、自尊心の喪失
  • (2)自責感や、過度で不適切な罪悪感といった不合理な感情
  • (3)死や自殺についての繰り返し起こる考え、あるいは他の自殺的な行為
  • (4)思考力や集中力の低下の訴え、あるいはその証拠。
  • (5)焦燥あるいは遅滞をともなう精神運動性の変化(主観的なものであれ客観的なものであれ、いずれでもよい)
  • (6)いろいろなタイプの睡眠障害
  • (7)相応の体重変化をともなう食欲の変化(減退または増進)

F32.1

中等症うつ病エピソード Moderate depressive episode
軽症うつ病エピソード Mild depressive episode
  • A. うつ病エピソード(F32)の全般基準を満たすこと
  • B. F32.0のB項における3項の症状のうち、少なくとも2項目があること
  • C. F32.0のC項における付加的症状を合わせて、B項との合計が少なくとも6項あること。

F32.2

精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード Severe depressive episode without psychotic symptoms
軽症うつ病エピソード Mild depressive episode
  • A. うつ病エピソード(F32)の全般基準を満たすこと
  • B. F32.0のB項における3項の症状の全てがあること。
  • C. F32.0のC項における付加的症状を合わせて、B項との合計が少なくとも8項あること。
  • D. 幻覚、妄想または抑うつ性昏迷を欠くこと

F32.3

精神病症状を伴う重症うつ病エピソード Severe depressive episode with psychotic symptoms
  • A. うつ病エピソード(F32)の全般基準を満たすこと
  • B. 精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード(F32.2)の診断基準の中でD項以外を満たすこと
  • C. 統合失調症や、統合失調感情障害、抑うつ型(F25.1)の診断基準を満たさないこと
  • D. 次の2項のうち、いずれかがあること
  • (1) 妄想や幻覚は存在するが、それらは典型的な分裂病(F20.0-F20.3)としての診断基準G1(1b),G1(1c)およびG1(1d)に上げられた以外のものであること。もっとおよく見られる例としては、抑うつ的・罪責的・心気的・虚無的・自己関係づけ的・迫害的な内容のものである。
  • (2) 抑うつ性昏迷

F32.8

その他のうつ病エピソード Other depressive episodes

F32.9

うつ病エピソード,詳細不明 Depressive episode, unspecified



反復性うつ病性障害」

  [★]

recurrent depressive disorder
ICD-10
F33
気分障害
抑うつ反応心因性うつ病反応性うつ病季節性感情障害の反復エピソード(F33.0/F33.1)。内因性うつ病大うつ病躁うつ病(抑うつ型)、心因性あるいは反応性抑うつ精神病、精神病性うつ病、生気うつ病の反復エピソード(F33.2/F33.3)
反復性短期うつ病エピソード(F38.1)

ICD-10

F33.0

 反復性うつ病性障害,現在軽症エピソード Recurrent depressive disorder, current episode mild

F33.1

 反復性うつ病性障害,現在中等症エピソード Recurrent depressive disorder, current episode moderate

F33.2

 反復性うつ病性障害,現在精神病症状を伴わない重症エピソード Recurrent depressive disorder, current episode severe without psychotic symptoms

F33.3

 反復性うつ病性障害,現在精神病症状を伴う重症エピソード Recurrent depressive disorder, current episode severe with psychotic symptoms

F33.4

 反復性うつ病性障害,現在寛解中のもの Recurrent depressive disorder, currently in remission

F33.8

  • その他の反復性うつ病性障害 Other recurrent depressive disorders

F33.9

  • 反復性うつ病性障害,詳細不明 Recurrent depressive disorder, unspecified

reactive depression」

  [★]

反応性うつ病反応性うつ

adjustment disorder


心因性うつ病」

  [★]

psychogenic depression
反応性うつ病


うつ病」

  [★] 鬱病

depression
抗うつ薬抑うつ症メランコリー melancholia

分類

  • 一次
  • 大うつ病性障害(単極性障害)
  • 双極性障害
  • 気分変調性障害
  • 気分循環性障害
  • 特別な気分障害
  • 産後うつ病
  • 季節性気分障害
  • 二次
  • 薬物の使用による

疫学

  • 世界的に有病率が高い(十ヵ国を対象とした研究では生涯有病率は平均8-12%、日本では3%、米国では17%であった(参考2))  097G008(うつ病は世界的に主要な健康問題になっている。)

病因

  • 脳のノルエピネフリン神経、セロトニン神経の働きに異常
  • レセルピンと鬱病の関係
  • レセルピン
  • 血圧低下作用が臨床応用されていた
  • 1931年に鎮静作用を示すことが明らかにされていた。
  • ノルエピネフリン神経におけるシナプス小胞への取り込みを阻害することによって
血圧↓→脳内モノアミン枯渇→うつ病発症→使われなくなる

評価

鬱の診断基準

also see DSM-IV
  • 1. 抑うつ気分
  • 気分の落ち込みや何をしても癒されない気分や空虚感など
  • 2. 興味、喜びの喪失
  • 感情が麻痺した状態

診断

鑑別診断

KPS.973 ← あまり整理されていない印象
  • 抑うつ気分を伴う適応障害
  • 気分変調性障害
  • 失調感情障害
  • 統合失調症
  • 大うつ病性障害
  • 双極I型障害
  • 境界性人格障害
  • 低カリウム血症
  • 短期精神病性障害
  • 気分循環性障害
  • 抗高血圧性毒性
  • ステロイド精神病性障害
  • 甲状腺機能低下症
  • 脳腫瘍
  • 全身不全麻痺
  • アンフェタミン使用障害
  • コカイン使用障害
  • 膵癌
  • 肝炎
  • ウイルス感染後症候群
  • アルツハイマー型認知症
  • 血管性認知症
  • 晩発性アルツハイマー型認知症
  • 早発性アルツハイマー型認知症
  • 肝硬変
  • 動脈硬化症
  • 伝染性単核球症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 潜在性悪性腫瘍
  • エイズ
  • シゾイド人格障害/統合失調質人格障害
  • 失調型人格障害/統合失調型人格障害
IMD.1077 PSY.284
  • 二次性:
  • 脳器質性疾患
  • 脳血管障害:脳梗塞、脳出血など:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する
  • 脳変性疾患:パーキンソン病アルツハイマー病:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する

症状

昏迷、不安焦燥、精神活動抑制、微小思考
  • 気分の憂うつだったり、寂しくなったりという抑うつ気分
  • 将来に希望を持てなくて悲観的になり、考ええばかりおそってくる抑うつ気分
  • 意欲、興味、関心の低下をきたす
  • 朝に抑うつ気分がひどい
  • 症状がひどいと自殺を試みる

治療

方針

  • 1. うつ病であることを説明
  • 2. 休息
  • 3. 治癒の見通しを明らかにする
  • 4. 重要決定は延期させる
  • 5. 自殺しない約束

modality

  • 薬物療法
効果の発現は服用開開始から1-2週間後で即効性はない。鬱症状が改善した後も4ヶ月継続すべき。(PSY.288)
軽症~中等症:SSRI, SNRI
重症:三環系抗うつ薬
  • 精神療法
  • 身体療法
  • 電気痙攣療法 electroconvulsive therapy ECT:薬物療法に反応しない薬物治療抵抗性うつ病が適応。自殺の危険が迫っている例、身体疾患もしくは副作用により薬物療法に耐えられない例も適応。修正型電気痙攣療法もある。
  • 高照度光療法:季節性感情障害 SADが適応。

薬物療法

  • MAOとうつ病
  • MAO inhibitorは脳モノアミン神経伝達物質の量を増やす
  • MAO inhibitor
  • モノアミン神経伝達物質が蓄積される
  • パーキンソン病やうつ病の病状をよくする

参考

  • 1. [charged] うつ病の疫学、病因、および神経生物学 - uptodate [1]



うつ」

  [★]

depression
うつ病、低下、抑圧抑欝抑制うつ状態鬱病抑うつ抑うつ状態


反応」

  [★]

(生物)response、(化学)reactionrespondreactresponsive
応答応答性反応性返答



反応性」

  [★]

responsivenessreactivityreactogenicityresponsivereactive
応答性反応反応源性


病」

  [★]

diseasesickness
疾病不調病害病気疾患




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