卵円孔

出典: meddic

foramen ovale
卵円窩卵円孔開存


頭蓋(蝶形骨)の卵円孔

oval foramen, foramen ovale
foramen ovale (M)



  • 図:N.10(内頭蓋底の穴)



心臓の卵円孔

oval foramen
foramen ovale (M)


閉鎖時期

  • 生後数分で閉鎖し、器質的に閉鎖するのは生後数週間後。(G10M.29)


卵円孔弁(中隔鎌)

N. 217



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/26 13:56:40」(JST)

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和文文献

  • 僧帽弁狭窄症と伸展性卵円孔開存により Lutembacher 症候群類似の血行動態を示した高齢女性の1例
  • 大沼 芳子,水島 浩行,石瀬 久也,神保 正樹
  • Japanese journal of medical ultrasonics = 超音波医学 38(4), 465-472, 2011-07-15
  • NAID 10029742683
  • 卵円孔開存を心CTで評価する (特集 心CTは心エコーにどこまで迫れるか) -- (心筋,心膜,心房を診る)
  • 片頭痛と卵円孔開存

関連リンク

世界大百科事典 第2版 卵円孔の用語解説 - 胎生期の心臓で心房中隔に存在する孔。胎児の肺は活動していないので,体循環によって心臓に戻った血液の一部は,この卵円孔によって左心房に移り,さらに左心室,大動脈を経て,再び ...
二次孔は二次中隔により塞がれるが、二次中隔にも穴が残り、これが卵円孔となる。卵円孔の左側には一次中隔があり、これは卵円孔弁となる [1]。 役割 胎生期は肺循環がないため、右心房と左心房をつなぐシャント として働く。 出 ...
出生後は、肺循環が始まり動脈管が閉鎖すると左心房圧が高まり右心房圧が低下するため、出生後に最初にする一息で卵円孔弁が卵円孔に押し付けられ、一次中隔、二次中隔が癒合して卵円孔は閉じる [1]。完全に閉鎖するには2~3日 ...

関連画像

卵円孔は生後閉じて、卵円窩と  卵円孔開存症のカテーテル閉鎖大きな卵円孔開存が見つかった yuki.mのブログ 動 脈管 という 血管 と 卵円孔②卵円孔という心内シャント


★リンクテーブル★
国試過去問107B035」「105G013」「105E008」「103B015」「099D062」「077B073
リンク元脳神経」「新生児」「三叉神経」「下顎神経」「動脈管
拡張検索卵円孔開存

107B035」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107B034]←[国試_107]→[107B036

105G013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 105G012]←[国試_105]→[105G014

105E008」

  [★]

  • 胎児循環で正しいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105E007]←[国試_105]→[105E009

103B015」

  [★]

  • 組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103B014]←[国試_103]→[103B016

099D062」

  [★]

  • 生後3日の正常新生児でみられるのはどれか,
  • a. 胎便排泄の開始
  • b. Moro反射の消失
  • c. 卵円孔の機能的閉鎖
  • d. 15%の体重減少
  • e. 生理的黄疸の消失
[正答]


※国試ナビ4※ 099D061]←[国試_099]→[099D063

077B073」

  [★]

  • 伝達麻酔について適切な組み合わせはどれ?
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

脳神経」

  [★]

cranial nerve, cranial nerves
nervi craniales
脊髄神経

脳幹における脳神経核の所在

脳幹障害時には同側の脳神経麻痺(下位運動ニューロン障害)と、対側の体幹運動神経麻痺(上位運動ニューロン障害)
  脳神経 同側の脳神経症状 代表的症候群
中脳 III IV     内転筋の麻痺、眼球の外方変異 Weber症候群MLF症候群Benedikt症候群
V VI VII VIII 顔面の麻痺 Millard-Gubler症候群
延髄 IX X XI XII 嚥下障害、構音障害 Wallenberg症候群

脳神経核の支配

  • 対側大脳皮質の片側性支配:CN VII(下部顔面筋), CN VII(舌の筋) → 中枢性障害(上位ニューロンの障害)で支配筋の障害が生じる
  • 両側性支配:上記以外の運動性神経 → 中枢性障害(上位ニューロンの障害)でも支配筋の障害は生じない

脳神経一覧

CN# 一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
CN I 嗅神経           嗅上皮           篩骨篩板の穴 左右の鼻腔の天井、鼻中隔の上部、上鼻甲介の粘膜からの嗅覚
CN II 視神経           網膜           視神経板  
CN III 動眼神経                     上眼窩裂 支配筋:上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋
                  毛様体神経節 上眼窩裂 副交感神経:瞳孔収縮筋、毛様体筋
CN IV 滑車神経                     上眼窩裂 支配筋:上斜筋
CN V   三叉神経                            
V1 眼神経           三叉神経節           上眼窩裂 角膜、前頭部、頭皮、眼瞼、鼻の皮膚、鼻腔と副鼻腔の粘膜からの感覚
V2 上顎神経           三叉神経節           正円孔 上唇を含む上顎部の顔の皮膚、上顎の歯、鼻粘膜、上顎洞、口蓋の感覚
V3 下顎神経           三叉神経節           卵円孔 下唇を含む下顎と顔の外側部の皮膚、下顎の歯、顎関節、口の粘膜、舌の2/3の感覚
                    支配筋:咀嚼筋、顎舌骨筋、顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋、膨膜張筋
CN VI 外転神経                       上眼窩裂 支配筋:外側直筋
CN VII 顔面神経           膝神経節           内耳道、顔神経管、茎乳突孔 外耳道の皮膚の感覚
          膝神経節           舌の2/3,口腔底、口蓋の味覚
                  翼口神経節、顎下神経節 副交感神経:顎下腺、舌下腺、涙腺、鼻と口蓋の腺
                    支配筋:顔の表情筋、中耳のアブミ骨、茎突舌骨筋、顎二腹筋の後腹
CN VIII 内耳神経                            
前庭神経           前庭神経節           内耳道 半規管、球形嚢、卵形嚢からの前庭感覚
蝸牛神経           ラセン神経節           ラセン器からの聴覚
CN IX 舌咽神経           脳神経IXの下神経節           頚静脈孔 外耳からの皮膚感覚
          脳神経IXの上神経節           耳下腺、頸動脈小体、頸動脈洞、咽頭、中耳からの臓性感覚
          脳神経IXの下神経節           舌の後ろ1/3からの味覚
                  耳神経節 副交感神経:耳下腺
                    支配筋:茎突咽頭筋(嚥下を助ける)
CN X 迷走神経           脳神経Xの上神経節           頚静脈孔 耳介、外耳道、後頭蓋窩からの感覚
          脳神経Xの上神経節           舌底、咽頭、喉頭、器官、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
          脳神経Xの下神経節           喉頭蓋と口蓋の味覚
                  内臓近傍のニューロン 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)
                    支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋
CN XI 副神経                            
延髄根                     頚静脈孔 支配筋:軟口蓋、咽頭の横紋筋、喉頭(いずれも脳神経Xに加わる神経を経由)
脊髄根                     支配筋:胸鎖乳突筋と僧帽筋
CN XII 舌下神経                     舌下神経管 支配筋:舌筋(口蓋舌筋を除く)





新生児」

  [★]

neonate
新産児 newborn
胎児 fetus,乳児 infant
neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant

定義

  • 出生後28日未満の乳児
  • 早期新生児期:出生後1週未満
  • 後期新生児期:7日から28日未満

出生後にみとめられるもの

098G051
  • 吸啜反射:出生時より
  • 胎便:出生直後-3日頃
  • 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク   ←  出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
  • 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
  • 臍帯の脱落:出生後5-7日

解剖

  • 静脈管:閉鎖
  • 動脈管:閉鎖
  • 卵円孔:閉鎖
  • 胸腺:心臓に比して大きい → 右第1弓の突出が認められる。

生理

腎機能

  • 尿量:1-2ml/kg/hr-

免疫

  • 細胞性免疫>液性免疫
  • 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
  • 出生後5ヶ月で消失

血液

  • Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
  • Hb:17-19g/dL
  • 白血球:9,000-30,000/mm3
  • 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)

身体所見

身体の大きさ

QB.P-329
  • 前後径、肩幅:11cm
  • 大横径、小斜径、殿幅:9cm
  • 体重:3300g
  • 頭囲:33cm
  • 胸囲:33cm

正常なバイタルサインなど

呼吸器

SPE.78
  • 腹式呼吸
  • 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
  • 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。

経過観察できる所見

QB.O-76改変

診察箇所と疑われる疾患

SPE.77

出生体重による分類

  • 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
  • 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
  • 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
  • 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満

身長、体重による区分

SPE.48
日本での定義/体重のみで評価
  • light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
  • apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
  • heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
参考1
体重による評価
  • light for date LFD
  • appropriate for date AFD
  • hearve for date
参考1
身長と体重による評価
small for date SFD / small for gestational age SGA
large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?

成熟新生児の身体所見

参考2 G10.M235 SPE.78 など
  • 頭部
  • 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
  • 産瘤(経腟分娩による場合)
  • 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
  • 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
  • 頭髪の長さは2cm前後
  • 耳介の巻き込み
  • 面疱は鼻に限局
  • 体幹
  • うぶ毛は背中、肩甲部に限局   ←  未成熟の場合、うぶ毛は多い
  • 皮膚は厚く、血管は透けない
  • 四肢
  • 足底にしわを認める   ←  未成熟の場合、しわは少ない
  • 四肢に浮腫を認めない
  • 関節屈曲部に胎脂が残る
  • 姿勢
  • 上下肢は屈曲位をとる
  • ホルモンの影響
  • 乳房組織を触れる
  • 大陰唇の発達

新生児と疾患

在胎週数と疾患

  • 早産時に多い
  • 正産児~過期産児

参考

  • 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
  • 2.
[display]http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55

国試





三叉神経」

  [★]

trigeminal nerve
nervus trigeminus
CN V, fifth cranial nerve
脳神経鰓弓
  • 図:N.116(分布)

概念

核 (B.33)

  1. 三叉神経中脳路核
  2. 三叉神経主知覚核
  3. 三叉神経脊髄路核

支配

走行

CN# 一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
V1 眼神経           三叉神経節           上眼窩裂 角膜、前頭部、頭皮、眼瞼、鼻の皮膚、鼻腔と副鼻腔の粘膜からの感覚
V2 上顎神経           三叉神経節           正円孔 上唇を含む上顎部の顔の皮膚、上顎の歯、鼻粘膜、上顎洞、口蓋の感覚
V3 下顎神経           三叉神経節           卵円孔 下唇を含む下顎と顔の外側部の皮膚、下顎の歯、顎関節、口の粘膜、舌の2/3の感覚
                    支配筋:咀嚼筋顎舌骨筋顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋鼓膜張筋

臨床関連






下顎神経」

  [★]

mandibular nerve (KL,KH)
nervus mandibularis
ガッセル神経節


一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞() 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
          三叉神経節           卵円孔 下唇を含む下顎と顔の外側部皮膚、下顎の顎関節、口の粘膜の2/3の感覚
                    卵円孔 支配筋:咀嚼筋顎舌骨筋、顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋鼓膜張筋
  • 三叉神経の枝のうち、唯一運動性の神経を有する。かつ、最大枝

由来

支配

走行

枝 (KL.645,646)

  • posterior trunk


動脈管」

  [★]

arterial duct
ductus arteriosus
Botallo's duct Botallo duct Botallo管 ボタロ管 ボタロー管 ボタロー動脈管
卵円孔、胎児循環
[show details]


血行動態

  • 右室(上半身由来の血液)から駆出された血液は10%程度が肺動脈へ、残りは大動脈に流入する。

閉鎖時期

  • 生後1-2日/2-3日(QB.P-192)
  • 生後半日で閉鎖し、器質的閉鎖は数日後である。(G10M.29)

動脈管閉鎖の原因

臨床関連


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


卵円孔開存」

  [★]

patent foramen ovale, PFO
卵円孔


  • 本来、出生後すぐに閉鎖するはずの卵円孔が閉鎖しないまま開存すること。
  • 小さい場合は無症候のまま経過する。
  • 大きい場合、心房中隔欠損症 ASDと同様の病態を呈する。





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