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Japanese Journal
- 十二指腸分節切除後に再建方法を工夫した十二指腸平滑筋腫の1切除例
- 金澤 周,大島 貴,山本 直人,佐藤 勉,高川 亮,牧野 洋知,永野 靖彦,藤井 正一,今田 敏夫,國崎 主税
- 日本消化器外科学会雑誌 42(5), 499-504, 2009-05-01
- 症例は52歳の女性で,心窩部痛の精査のためのCTで膵頭部腫瘍を指摘され当院を紹介受診した.上部消化管内視鏡検査でVater乳頭の2.5cm肛門側で乳頭側に4cm大の粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡検査で十二指腸の第4層と連続する腫瘍を認め,十二指腸gastrointestinal mesenchymal tumor(以下,GIMT)と診断した.悪性も否定できないため,十二指腸分節切除術を施行.再建 …
- NAID 110007226846
- 十二指腸平滑筋腫局所切除後に空腸漿膜パッチ術を施行した1例
- 松原 健太郎,江川 智久,長島 敦,北野 光秀,土居 正和,林 忍,木口 英子,吉井 宏
- 日本消化器外科学会雑誌 38(9), 1424-1428, 2005-09-01
- … 術を施行した.摘出標本の免疫組織化学的検索で平滑筋腫と診断した.術後経過は良好であった.術後の低緊張性十二指腸造影検査で変形・狭窄は認められなかった.また, 術後の上部消化管内視鏡検査では, 術後1年で完全に粘膜再生が生じていた.十二指腸平滑筋腫に対して局所切除を行い欠損部が半周以上となった場合, 空腸漿膜パッチ術は変形や狭窄を来さず, パッチ部に粘膜の再生も起こり奨励できる術式と考えられた. …
- NAID 10016790614
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★リンクテーブル★
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- 英
- smooth muscle (K)
- 関
- 横紋筋(骨格筋、心筋)
概念
平滑筋の構造 SP.125
- 紡錘型
- 直径:数μm, 長さ:数百μm
- 単一の核が中央部に存在
- Ca2+を貯蔵する筋小胞体を有する
- ギャップ結合を有する
- アクチンが束を造り細胞膜に付着
- 活動電位を発生する興奮性の平滑筋細胞 :消化管、門脈、膀胱、尿管、輸精管、子宮など
- 活動電位を発生しない興奮性の平滑筋細胞:大動脈、気管
- チャネル
- 膜電位依存性:Ca2+チャネル、Na+チャネル、K+チャネル
- Ca2+依存性:K+チャネル
- 細胞に対する直接の機械刺激、とりわけ伸展刺激によっても脱分極する。
平滑筋の筋収縮
- 収縮のモード:膜電位依存性、膜電位非依存性
- A. 膜電位依存性
- 1) 機械受容チャネル or 受容体共役型チャネルを介して脱分極
- 2) L型膜電位依存性Ca2+チャネルによりCa2+流入
- 3) Ca2+流入がリアノジン受容体を活性化して筋小胞体からCa2+放出
- 4) 筋収縮
- 1) 7回膜貫通型受容体(Gq)を介してホスホリパーゼCβ(PLCβ)が活性化
- 2) ホスホリパーゼCβによりIP3が産生される
- 3) 筋小胞体上のIP3受容体に結合して、細胞内にCa2+が放出される
平滑筋の収縮制御
- 平滑筋ミオシンのリン酸化によりミオシンとアクチンが結合 (⇔横紋筋ではアクチンフィラメント上にトロポニン(Ca2+依存的にミオシンの結合を許容するように制御)とトロポミオシン(ミオシンの結合を阻害)
- 平滑筋ミオシン(重鎖(229kDa)x2 + 20kDa軽鎖(リン酸化の制御を受ける) x2+ 17kDa軽鎖 x2)はミオシン軽鎖キナーゼによってリン酸化を受ける。ミオシン軽鎖キナーゼはCa2++カルモジュリン依存的にリン酸化を行う。
軽鎖ミオシンとカルモジュリン
cAMP
- 平滑筋のミオシンはミオシン軽鎖キナーゼによりリン酸化を受け、アクチンと相互作用できるようになり筋収縮が起こる。ミオシン軽鎖キナーゼは単独では不活性であり、Ca2+・カルモジュリン複合体の存在下で活性型となる。ミオシン軽鎖キナーゼはcAMP依存性キナーゼによりリン酸化を受けるとCa2+・カルモジュリン複合体との親和性が低下する。すなわち、細胞内cAMP濃度が上昇すると細胞内Ca2+が上昇しても筋収縮せずに弛緩したままとなる。これがβ2受容体作動薬→Gsα↑→[cAMP]i↑により平滑筋弛緩をもたらすメカニズムである。(HBC)
アセチルコリンによる血管平滑筋の弛緩
- アセチルコリン→血管内皮細胞の受容体に作用→phosphoinositide cycleの作動→inositol triphosphate↑→細胞内Ca2+↑→endothelium-derived relaxing factor(EDRF)の放出-(diffuse into the adjacent smooth muscle)→EDRFが可溶性のguanylyl cyclaseを活性化→細胞内cGMP↑→cGMP依存性蛋白キナーゼ→muscle proteinをリン酸化→筋弛緩
[★]
- 英
- duodenum (Z)
- 関
- 消化器系、小腸
解剖
first portion
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上部、球部
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second portion
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下行部
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third portion
|
水平部
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fourth portion
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上行部
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上部
-superior part
KA. 291,311,312
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.350)
- 最初の2cmは可動性があり、十二指腸球部と呼ばれる
血管
下行部 descending part
KA. 297
horizontal part
KA. 297
KH. 170
- 6-8cm, 8cm (KL.351)
- 輪状ヒダがある
ascending part
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.352)
- 輪状ヒダがある
組織
[★]
- leio
- 英
- leiomyoma
- 同
- 筋腫 myoma
- 関
- 平滑筋肉腫 leiomyosarcoma
概念
病因
疫学
遺伝形式
病変形成&病理
症状
診断
検査
治療
予後
予防
-leiomyoma
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
[★]
- 英
- myoma、leiomyoma
- 関
- 平滑筋腫