動脈管索

出典: meddic

ligamentum arteriosum (N,KL,KH,M,L), arterial ligament (Z)
ボタロー靭帯 Botallo ligament
心臓ボタロー管 Botallo's duct動脈管 ductus arteriosusボタロー動脈管 ductus arteriosus Botalli



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

UpToDate Contents

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和文文献

  • 左肺癌手術中に迷走神経刺激による高度徐脈,心停止を来した1症例
  • 山本 知裕,本間 隆幸,生駒 美穂 [他]
  • 麻酔 59(12), 1483-1486, 2010-12
  • NAID 40017416100
  • 化学放射線療法後救済手術を行った右側大動脈弓を伴う胸部食道癌の1例
  • 熊野 秀俊,細谷 好則,瑞木 亨,俵藤 正信,安田 是和,永井 秀雄,仲澤 聖則,河田 浩敏
  • 日本消化器外科学会雑誌 41(10), 1780-1784, 2008-10-01
  • … 法が奏効しCRに近いPRとなったが,6か月後に原発巣が再燃増殖したため,本人の了解のもと救済手術を施行した.左開胸で食道亜全摘術を施行し,胸骨後経路で胃管を再建した.肺動脈から下行大動脈憩室に至る動脈管索と,それを反回する左反回神経の走行を確認した.摘出標本の病理組織学的診断はいわゆる癌肉腫であった.右側大動脈弓を伴った食道癌手術の報告はあるが,救済手術の報告はない.血管系の変異と化学放射線 …
  • NAID 110006980011

関連リンク

左右の肺動脈に分岐する部には大動脈弓とのあいだに結合組織性の索があり、これを動脈 管索という。動脈管索は動脈管(ボタロ管)の遺残で、胎生時に両血管の間に交通があっ たところである。 二、体循環の動脈. 体循環の動脈の主幹は1本である。 ...

関連画像

 を 結ぶ 経路 動 脈管 索 2


★リンクテーブル★
先読み心臓
リンク元動脈管開存症
拡張検索動脈管索リンパ節
関連記事動脈管」「動脈

心臓」

  [★]

heart
cor
循環器

性状

  • 約300g。

体表解剖

  • 心臓の上縁:左の第2肋軟骨の下縁と右の第3肋軟骨を結ぶ線上
  • 心臓の右縁:右の第3肋軟骨から右の第6軟骨に向かう線。この線は外側に向かって弓状をなす。
  • 心臓の下縁:右縁の下端から第5肋間隙で左鎖骨中線の近くに向かう線
  • 心臓の左縁:上縁と下縁を外側に凸となる曲線で結んだ線

機能血管

動脈

静脈

心臓の栄養動脈 (M.92)

  • 洞房結節枝
  • 右縁枝
  • 後下行枝 = 後室間枝
  • 房室結節枝
  • 左前下行枝
  • 対角枝
  • 回旋枝
  • 左縁枝


心臓の栄養静脈 (M.95)

心臓の静脈の特徴

心音の聴診

心臓の生理

  • 酸素供給能 = 心臓の送血能 x 血液のHb量 x (動脈の酸素飽和度(肺) - 静脈の酸素飽和度(末梢))
  • 心臓の酸素消費量と仕事



動脈管開存症」

  [★]

patent ductus arteriosus, PDA
心室中隔欠損症心房中隔欠損症
動脈管動脈管索


まとめ

  • 出生後72時間以内に閉鎖するはずの動脈管が残存することが本疾患の本態である。多くの症例では無症状であり、2LSBに連続性雑音を聴取することで診断されうる。動脈管開存の程度が大きい場合、左心系負荷、左心不全、あるいは肺高血圧によりアイゼンメンゲル症候群を来しうる(この場合のチアノーゼは下半身に起こる)。また、動脈管の圧迫により左反回神経麻痺を起こしうる。治療は動脈管結紮切離術、コイル塞栓法、(未熟児に対しては)インドメタシン投与により行う。(YN.C-123 SSUR.360)

概念

病因

疫学

  • 先天性心疾患の約5-10% (YN.C-123)
  • 男女比 = 1:2-3 (YN.C-123)

病態

肥大部位 PHD.380-

  RA RV LA LV
ASD    
VSD  
PDA    

症候

  • 左心房肥大、左心室肥大
  • 左心不全
  • (次第に)肺高血圧
  • (肺高血圧からアイゼンメンゲル化した症例)下半身のチアノーゼ

身体所見

脈拍

  • (動脈管の開存度が大きい場合)速脈・脈圧

聴診

シャント量によって所見が変化する。
  • 新生児期(つまり病初期)には収縮期雑音。 → 拡張期雑音が出現し連続性雑音となる(拡張期雑音は高まった動脈圧によりdriveされる動脈管から肺動脈への血流を反映。よってII音でピークとなる)。 → 肺高血圧の進行により、収縮期雑音のみとなり、IIp音が亢進。

検査

胸部単純X線写真

  • 左第一弓↑、左第三弓↑、左第四弓↑
  • 左第二弓↑(SPE.449)
  • 肺血管陰影増強


心エコー

  • 動脈管での左右シャント

心カテーテル検査

  • カテーテルの肺動脈から大動脈弓への到達
  • 肺動脈血の酸素飽和度上昇
  • 肺動脈圧上昇

心電図

  • 左室肥大、V5-V6に目立つq波 (SPE.449)

治療

生後半年を過ぎると動脈管自然閉鎖はまれである

方針

ガイドライン1
  • 細い動脈管で心雑音のない場合(silent PDA)について治療適応かどうかは統一見解がない。
  • 治療適応は連続性雑音が見られる場合であり、肺血管抵抗が高くなり右左短絡が主体で高度の肺高血圧が見られる例、あるいはEisenmenger化した例については治療適応がない。
  • 治療法の選択は形態と太さによる。心エコーで評価できなければ造影CTやMRIを施行する。
  • 経皮的コイル塞栓術は最小内径が2.5mm以下の場合に第一選択となり、狭窄部がない筒型や、最小内径が4mm以上の場合にはコイル塞栓症は適応とならない。窿形成を伴っている場合や、動脈管の長さが短いwindowsタイプではステントグラフト内挿術や外科手術が適応となる。

↓これは出典不明

  • シャント量が小さい場合でも感染性心膜炎のリスクとなるため、全例で手術適応。
  • 未熟児~乳児期に心不全を認める例:早期手術
  • その他:待機的に3-6歳での手術

手術療法

  • 適応:肺高血圧合併症例、易感染性や発育不全を認める症例。(SPE.450)
  • 手術法:動脈管の結紮切離

interventional radiography

  • コイル塞栓法

内科的治療

ガイドライン

  • 1. 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf




動脈管索リンパ節」

  [★]

lymph node of ligamentum arteriosum (N)
前縦隔リンパ節 (M.78と比較して)


動脈管」

  [★]

arterial duct
ductus arteriosus
Botallo's duct Botallo duct Botallo管 ボタロ管 ボタロー管 ボタロー動脈管
卵円孔、胎児循環
[show details]


血行動態

  • 右室(上半身由来の血液)から駆出された血液は10%程度が肺動脈へ、残りは大動脈に流入する。

閉鎖時期

  • 生後1-2日/2-3日(QB.P-192)
  • 生後半日で閉鎖し、器質的閉鎖は数日後である。(G10M.29)

動脈管閉鎖の原因

臨床関連


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


動脈」

  [★]

artery (Z)
arteria
静脈





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