努力肺活量

出典: meddic

forced vital capacity, FVC
努力呼気肺活量 forced expiratory vital capacity
[[]]



  • 最大の吸息のあとに最大の速度で肺活量を全て呼出するときに計測された「肺活量」のこと。このときに強制呼出曲線が得られる(PT.350)。
  • 努力肺活量測定において、最初の1秒間に呼出される量を一秒量(FEV1.0)とよぶ。
  • 一秒量の努力肺活量に対する割合を一秒率(%)(FEV1.0/FVC*100)と呼ぶ
  • 閉塞性肺障害(肺気腫喘息慢性気管支炎など)の診断に利用される。


UpToDate Contents

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和文文献

  • フローボリューム曲線の新しいパラメータ,「平均流速」および「加速度波形」の現行パラメータとの比較
  • 今井 正,佐藤 功,真鍋 紀子 [他]
  • 臨床病理 59(5), 459-465, 2011-05
  • NAID 40018874338
  • Duchenne型筋ジストロフィーにおけるSniff Nasal Inspiratory Pressure(SNIP)の再現性及び妥当性の検討
  • 水野 公輔,上出 直人,平賀 よしみ,高相 晶士,福田 倫也
  • 理学療法学 37(1), 41-46, 2010-02-20
  • … 【方法】DMD患者16例を対象にSNIP,最大吸気時口腔内圧,最大呼気時口腔内圧,最大呼気流量,胸郭拡張差を測定し,さらに診療記録より努力肺活量を得た。 … なお,SNIPは努力肺活量と有意な正の相関を認め,最大吸気時口腔内圧や最大呼気時口腔内圧と相関傾向を認めた。 …
  • NAID 110007580617
  • "肺年齢"とは何か--1秒量と年齢 (特集 "肺年齢"の若返りは可能か)

関連リンク

ゆっくり吐いたり吸ったりするスパイロ・グラム検査, (主に肺活量) ...
2010年10月23日 ... 努力肺活量」の測定. 静的肺活量の測定が終わった後、「努力肺活量」の測定をします。 これは、「めいっぱい空気を吸った状態から、可能な限り、勢い良く空気を吐き出した 空気の量」の事になります。ここでのポイントは、「空気を吸った状態 ...
肺活量…空気を胸いっぱいに吸い込んで、それをすべて吐き出したときに、どれだけ多く の空気を吐き出したかを調べます。 %肺活量…年齢や性別から算出された予測肺活量 (基準値)に対しての、実測肺活量の比率を調べます。 努力性肺活量…胸いっぱいに ...

関連画像

肺活量計測写真図2(クリックで拡大)肺機能検査 指標 努力 肺活量 fvc 最大限肺活量の検査方法努力性肺活量の検査方法


★リンクテーブル★
国試過去問104B062
リンク元慢性閉塞性肺疾患」「1秒率」「努力呼気肺活量」「努力性肺活量」「強制呼吸量
関連記事肺活量」「努力」「」「活量

104B062」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 104B061]←[国試_104]→[104C001

慢性閉塞性肺疾患」

  [★]

chronic obstructive pulmonary disease, COPD
chronic obstructive lung disease COLD
慢性気道閉塞
  • 日本語訳としての「慢性閉塞性肺疾患」より「COPD」を使用することが勧められている

概念

  • 1.
  • 「COPD とは有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する疾患である.この気流制限には様々な程度の可逆性を認め、発症と経過が緩徐であり、労作性呼吸困難を生じる」疾患
  • 完全に可逆性ではない気流制限が特徴 ← 気管支喘息ではβ2受容体作動薬により気流制限の改善をみる。
  • 2. ICU.387
  • 慢性気管支炎や肺気腫により常に気道閉塞(一秒率:一秒量FEV1/努力肺活量FVC<70%)に陥っている病態で、気管支拡張薬に対する反応は乏しく、症状(呼吸困難)が恒常的・慢性的である。

疫学

  • 患者の9割が喫煙者

病因

参考1

臨床上のリスク因子

  • 喫煙
  • 気道の過敏性
  • 環境からの暴露
  • アトピー体質
  • 抗酸化物質の欠乏
  • 気管支肺低形成
  • 結核

遺伝形式

症状

身体所見

  • 視診
  • 打診上、鼓音
  • 聴診上、呼吸音減弱、呼気延長

検査

  • 血液ガス検査
  • PaO2:低下
  • PaCO2:上昇
  • A-aDO2:上昇
  • 呼吸機能検査
  • %VC:軽度の肺気腫においては時に正常より増えていることがあるが、進行した肺気腫においては低下する。(093E019)
  • %DLCO:肺胞領域の破壊により拡散能低下
  • 胸部単純X線写真:
  • 肺肝境界の下降、肺の過膨張、
  • 気管短縮(輪状軟骨上縁から胸骨上炎までが4-5cm未満に短縮していることがある、らしい)(出典不明、機序不明)
  • 胸部CT


診断

  • スパイロメータの結果による
呼吸器学会ガイドライン
  • 1. 気管支拡張薬投与後のスパイロ検査で、FEV1/FVC<70%
  • 2. 他の気流制限を来しうる疾患を除外する
  • 気管支拡張薬投与方法
  • 検査は原則として急性呼吸器感染症のない臨床安定期に行う
  • 短時間作用型気管支拡張薬は少なくとも 6 時間、長時間作用型気管支拡張薬は 24 時間中止したうえで検査を行う
  • 検査に用いる気管支拡張薬は、通常、短時間作用型吸入用 β2刺激薬を原則とするが、抗コリン薬あるいは両者の併用であってもよい
  • 投与方法はスペーサーを用いた β2刺激薬定量噴霧式吸入薬(MDI)吸入、ネブライザー吸入のいずれであってもよい
  • 気管支拡張薬吸入後の検査は吸入後 30~60 分後に行うべきものとする.
  • 気管支拡張薬吸入効果の評価は、吸入前の FEV1.0 と吸入後 FEV1.0 を比較して、200ml 以上の増加かつ前値に対して 12%以上の増加があったときに有意と判定

鑑別診断

評価法

  • mMRC(the Modified British Medical Research Council):日常生活に対する呼吸困難(息切れ)の影響を測定
  • CAT(COPD assessment test):COPDの症状やQOLに関する8項目を0〜40点で評価
  • IPAG(International Primary Care Airways Group):COPD 関連症状と危険因子を測定
  • BODE指数:予後評価
  • ADO指数:予後評価

治療

病期分類

ガイドライン1
  • 0期:リスク群:慢性症状(咳嗽・喀痰):(a) 禁煙、インフルエンザワクチン接種(肺炎球菌ワクチンはガイドライン上では推奨されていないが(COPD増悪予防に対する効果が証明されなかった?)、接種した方がよいとする意見がある)
  • I期:軽症:80%≦%FEV1:(a)。(b) 必要に応じ短時間作用型の気管支拡張薬を使用。
  • II期:中等症:50%≦%FEV1<80%:(a)。(b)。(c) 呼吸リハビリテーション、長時間作用型気管支拡張薬の定期的使用
  • III期:重症:30%≦%FEV1<50%:(a)。(b)。(c)。(d) 吸入ステロイド薬の考慮(増悪を繰り返す)
  • IV期:最重症:%FEV1<30%または%FEV1<50%かつ慢性呼吸不全あるいは右心不全合併:(a)。(b)。(c)。(d)。(e) 長期酸素療法、外科的治療の考慮

安定期の治療

治療のmodality:薬物療法、包括的呼吸リハビリテーション、患者教育、栄養管理、酸素療法、換気補助療法、肺容量減量手術、肺移植、在宅管理

急性増悪

  • COPDの急性増悪や重症度の分類には定説はない (ガイドライン1)
  • COPDの急性増悪とは「病態が日内変動を超えて悪化し、日常施行していた治療内容を変更せざるを得ない状態」(呼吸器疾患最新の治療2004-2006 p.267)
  • 原因:気道感染と大気汚染が最多。1/3は原因不明。

COPDの急性増悪

定義

  • COPDの自然の進行の中で起きる現象で、呼吸困難、咳嗽、喀痰といった症状が日常の変動を超えて増悪したもの

入院適応

  • 突然の安静時呼吸器困難の出現など、症状の顕著な増悪
  • 基盤にあるCOPDが重症(III度,IV度)
  • 新たな身体所見の発言
  • 増悪に対する初期治療に反応しない
  • 重大な合併症の存在
  • 頻回の増悪
  • 新たに発生した不整脈
  • 診断が不確実な例
  • 高齢者
  • 不十分な住宅サポート


modality (ガイドライン1)
  • 気管支拡張薬吸入の容量/回数の増加(例えば、短期間作用型β2刺激薬が用いられる)
  • ステロイドの全身投与(経口/静脈注射):増悪からの回復、肺機能の回復までの時間を短縮する
  • (喀痰から感染症が疑われる場合)抗菌薬の投与
  • 外来 :経口ペニシリン系薬、ニューキノロン系薬
  • 入院例:注射用β-ラクタム系薬/β-ラクタマーゼ阻害薬、第3,4世代セフェム系薬、カルバペネム系薬、ニューキノロン系薬

病原体

予後

参考

  • 1. [charged] Chronic obstructive pulmonary disease: Risk factors and risk reduction - uptodate [1]

ガイドライン

  • 1. COPD診断と治療のためのガイドライン第2版
http://www.jrs.or.jp/quicklink/glsm/guideline/nopass_pdf/copd_summary.pdf

国試




1秒率」

  [★]

forced expiratory volume in one second percent, one second forced expiratory volume percent of forced expiratory volume, one second forced expiratory volume rate, FEV1.0%
一秒率
一秒量 FEV1.0フローボリューム曲線


概念

  • 最大吸気位から、努力呼出の開始後1秒間に呼出される量の努力肺活量に対する百分比

定義

解釈

  • 1秒率が70%未満の場合、閉塞性障害(気流制限)があるという

臨床関連

  • COPD:1秒率が70%未満の場合に診断される。


-一秒率


努力呼気肺活量」

  [★]

forced expiratory volume, forced expiratory vital capacity
強制呼気容量強制呼気量努力呼気量努力肺活量


努力性肺活量」

  [★]

forced vital capacity
肺活量努力肺活量


強制呼吸量」

  [★]

forced vital capacity FVC
努力肺活量


肺活量」

  [★]

vital capacity, VC
努力肺活量

幼小児の肺活量

  • 呼吸機能検査が困難であるために予測肺活量の計算式はない。
  • 身長と体重から推測する式はある。



努力」

  [★]

effortendeavorendeavorstriveseektry
試みる試み探す探究求める労作労力試す


量」

  [★]

amountvolumecontentquantity
含有量含量体積達する容積内容物内容ボリューム


活量」

  [★]

activity
活動度




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