前骨髄球

出典: meddic

promyelocyte, promyeloblast
血球

  • 表:LAB.310(白血球一覧)


臨床関連


-promyelocyte


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/22 04:57:36」(JST)

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和文文献

  • 急性骨髄性白血病・急性前骨髄球性白血病の治療 (特集 造血器疾患 : 最新の冶療戦略(骨髄系疾患))
  • 急性前骨髄球性白血病 (特集 成人白血病に対する治療 : 治癒を目指して) -- (急性白血病に対する薬物治療の実際)
  • 山口 晃史,前田 裕弘
  • 臨床腫瘍プラクティス 10(1), 17-21, 2014
  • NAID 40019980393
  • 亜砒酸療法を受けた再発急性前骨髄球性白血病患者の体験と同病者から受けたサポート
  • 黒崎 明子,川井 美紗子,須見 隼登
  • 看護研究集録 平成24年度, 151, 2013-12
  • 雑誌掲載版
  • NAID 120005365960

関連リンク

前骨髄球(ぜんこつずいきゅう、英: promyelocyte)とは、造血の過程でみられる細胞の ひとつ。造血幹細胞が好中球などの顆粒球へと分化・成熟する過程において、骨髄芽球 と骨髄球の間の段階である。健常時には骨髄中にのみ存在するが、白血病や悪性腫瘍 ...
急性前骨髄球性白血病 (AML-M3) 以外の型では 寛解導入剤として アントラサイクリン (ダウノルビシン)あるいは イダルビシン 3日間 と シタラビン(キロ ... 急性前骨髄球性 白血病(AML-M3)が再発してしまった場合には亜ヒ酸が著効することが知られている。

関連画像

図1 急性前骨髄球性白血病 17前骨髄球( promyelocyte )】15;17転座急性前骨髄球性白血病 15;17転座急性前骨髄球性白血病 250px-Bone_marrow_WBC.JPG


★リンクテーブル★
リンク元血球」「急性骨髄性白血病」「好中球」「アズール顆粒」「分化型急性骨髄芽球性白血病
拡張検索急性前骨髄球性白血病」「白血病性前骨髄球」「好酸性前骨髄球」「好中性前骨髄球」「好塩基性前骨髄球
関連記事骨髄」「骨髄球」「

血球」

  [★]

hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
hemocytus
血液細胞 blood cell
血液



血球の割合

  • 下図の値から算出。
  個数(/ul)   個数(/ul) 個数(%)
赤血球 男:500万
女:450万
  5000000 95.1
白血球
 
5000-10000   7500 0.1
血小板
 
15万-35万   250000 4.8
血球 直径(μm)
前赤芽球 14~19
好塩基性赤芽球 12~17
多染性赤芽球 10~15
正染性赤芽球 8~12
赤血球 7~8.5
骨髄芽球 12~20
前骨髄球 16~23
骨髄球 12~20
後骨髄球 12~18
杆状核(好中球) 10~18
分節核(好中球) 10~16
分節核(好酸球) 13~18
分節核(好塩基球) 12~16
リンパ芽球 11~18
リンパ球 7~16
形質球 10~20
異形リンパ球 15~30
単球 13~21
巨核球(骨髄巨核球) 35~160
血小板 2~4

寿命

  • 赤血球:120日
  • 好中球:6-8時間
  • 血小板:10日
  • 形質細胞:1-3日
  • メモリー細胞:数年

血球の特徴

 
赤血球 単球 好酸球 好中球 好塩基球 リンパ球
大きさ 7~8μm 12~20μm 10~15μm 10~13μm 9~12μm 7~15μm
赤血球と比べた大きさ ------ かなり大きい 2倍以上 約2倍 2倍弱 小リンパ球は同じ程度
細胞質   アズール顆粒。
広く不規則な突起
橙赤色の粗大円形顆粒 暗紫色に染まる微細な顆粒
アズール顆粒
赤紫色の大小不同の顆粒 狭く淡い青色
  くびれ有り 2葉、眼鏡型 桿状好中球
分葉好中球
格の上にも顆粒あり 球形


  • 核小体

  • クロマチン

  • 細胞質

  • 顆粒


急性骨髄性白血病」

  [★]

acute myeloid leukemia AML, acute myelogenous leukemia, acute myelocytic leukemia
急性骨髄芽球性白血病 acute myeloblastic leukemia
骨髄性白血病白血病急性白血病急性非リンパ性白血病急性非リンパ球性白血病
[show details]
see 白血病まとめ.xls

概念

  • 骨髄で分化に異常をきたした白血球系の腫瘍性増殖により、末梢血に幼弱な細胞(未分化な細胞)が出現する病態である。このため、末梢血で幼弱な白血球と成熟した白血球のみしか観察されない(白血球裂孔)。骨髄では病的な白血球の増加により赤血球系、巨核球系の血球の増殖が抑制される。このような急性白血病の病態の中で、MPO染色において(leukemic blastの)3%以上が陽性の場合に急性骨髄性白血病と呼ばれる。

FAB分類

  免疫組織化学 電子顕微鏡 Auer小体 特徴
MPO α-naphtol acetate esterase PAS MPO
AML 微分化型急性骨髄性白血病 M0   CD13, CD33が少なくとも一つ陽性。一見無顆粒
未分化型急性骨髄芽球性白血病 M1   1 芽球の3%以上MPO陰性、前骨髄球以降の分化無し
分化型急性骨髄芽球性白血病 M2   1 前骨髄球以降の分化
急性前骨髄球性白血病 M3   多数 異型前骨髄球。ファゴット細胞陽性
骨髄単球性白血病 M4     (骨髄)>30%芽球、>20%単球系細胞
単球性白血病 M5     (骨髄)単芽球、前単球、単球>80%
赤白血病 M6     (骨髄)>30%芽球、>50%赤芽球。グリコホリン陽性
巨核芽球性白血病 M7   CD41陽性, CD42陽性
ALL      

治療

M3とそれ以外で異なる。

M3以外

化学療法

  • 多剤併用化学療法による白血病細胞の完全な消失を目指す。寛解導入療法、地固め療法、維持療法/維持強化療法の段階に分けて治療を勧める。

造血幹細胞移植療法

  • 予後不良例など

対症療法

  • 輸血(赤血球、血小板)、G-CSF、利尿薬、アロプリノール、ヘパリン、アンチトロンビン

M3

参考

  • 1.
[display]http://www.sysmex-tmc.co.jp/cd/rinsyou/demo/VI/HTML/6_2130.HTM
  • 2. がん情報サービス
[display]http://ganjoho.jp/public/cancer/data/AML.html




好中球」

  [★]

neutrophil (Z),neutrophile ,neutrophils
血液血球白血球

特徴

  • マクロファージより貪食能が高い
  • 非特異的感染防御に関与
  • 寿命:1週間。(他の資料:1週間以内。血中で6-7時間,活性化時1-2日。)
  • 好中球比率(対白血球):50-60%。文献によっては50-70%
  • ケモカインによって走化能を示し、異物を貪食する
貪食食胞形成→proteolysis (lysosome: 約30種類)

分化・成熟

骨髄芽球:顆粒なし
  ↓
前骨髄球アズール顆粒出現
  ↓
骨髄球:好中球に特異な顆粒(ALPリゾチーム)が出現
  ↓
後骨髄球:核が分葉。細胞分裂(-)
  ↓
桿状核球:末梢血中に現れる�  ↓
  ↓
分葉核球:成熟細胞

顆粒

  • 特殊顆粒 (HIS.194)

成長とリンパ球・好中球数

PED.703
  • リンパ球数は生後1ヶ月以降に増加して6ヶ月~1年でピークとなり、以降減少して成人と同程度となる。
  • これに対して好中球は生下時にピークとなり、以降減少して成人と同程度となる。
  • 生後一ヶ月までは好中球優位であり、1ヶ月~2-6歳まではリンパ球優位となり、以降好中球優位となる。

臨床関連

末梢血好中球数1500/μl以下 、特に500/μl以下 (定義:[1])
末梢血好中球数7500/μ以上
  • 慢性肉芽腫症:NADPH酸化酵素の異常による好中球の活性酸素産生障害をきたす疾患。常染色体劣性遺伝。
  • チェディアック・東症候群:細胞内輸送蛋白(CHS1)の調節の異常により巨大顆粒の形成、殺菌性蛋白・溶菌性酵素の食胞内放出が障害され、また好中球の遊走能が低下する疾患。常染色体劣性遺伝。







アズール顆粒」

  [★]

azurophilic granule
顆粒白血球

概念

医学辞書
  • アズールによって赤紫色に染色される細胞質内の顆粒で、血液細胞(顆粒球、単球、リンパ球)にみられる。顆粒球において顕著で、前骨髄球段階から出現
  • アズール好性
  • アズール→紫褐、紫赤
  • リンパ球、単球、前骨髄球、血小板、巨核球
  • リンパ球では0.3-0.6μm

顆粒内に含まれる物質

BPT.39
NADPH + O2 -(NADPH oxidase)→ O2-・ (superoxide)
O2-・ -(spontaneous dismutation)→ H2O2 (gydrogen peroxide)
H2O2 -(myeloperoxidase)→ HOCl



分化型急性骨髄芽球性白血病」

  [★]

acute myeloblastic leukemia with maturation, acute myeloblastic leukemia, with granulocytic maturation, (FAB分類)M2
急性骨髄性白血病, acute myeloid leukemia with maturation and with t(8,21)
  • アズール顆粒が見られる。
  • アウエル小体も見られる。
  • 前骨髄球にまで分化したものはアズール顆粒を有しており、そうでない物は骨髄芽球と考えられる。
  • 核内には明るく抜けた核小体が1-3,4個みられる。
  • M2が分化した物が混在しているのに対して、M3は前骨髄球に分化したものばかり見られるという、M3ではアズール顆粒が著明、M3でアズール小体が複数見られる点で異なる、と思われる。

参考

  • 1. 血液検査コーナー Clinical Case Study 04.急性骨髄性白血病 AML:M2/ベックマン・コールター
[display]http://www.beckmancoulter.co.jp/hematology/clinical_cs/cs04.html


急性前骨髄球性白血病」

  [★]

acute promyelocytic leukemia, APL
M3。急性前骨髄芽球性白血病?
急性骨髄性白血病 AML白血病前骨髄球

概念

  • 急性骨髄性白血病の一病型
  • 白血病細胞が前骨髄球の段階で成熟停止を起こした型
  • FAB分類M3
  • アウエル小体が多く認められる。アウエル小体が集積した細胞(鳥の巣細胞、ファゴット細胞)がみられる。
  • 免疫組織化学:MPO陽性(*ミエロペルオキシダーゼ活性はほぼ100%陽性)
  • 異型前骨髄球がみられる。
  • 染色体異常
  • 95%以上の症例:t(15;17)(q22;q21)
  • 全症例:PML遺伝子(chr.15)とRAR-α遺伝子(chr.17)の融合遺伝子の存在

=M3と他のAMLを区別するポイント

検査

  • 急性白血病に特徴的:高尿酸血症、LDH上昇
[show details]

合併症

  • Auer顆粒を豊富に含み、この中にはトロンボプラスチン類似物質を含む。この物質の逸脱により凝固が亢進しDICにつながる

治療

国試


白血病性前骨髄球」

  [★]

leukemic promyeloblastleukemic promyelocyte
前骨髄球
[show details]


好酸性前骨髄球」

  [★]

Eosinophilic promyelocyte
好酸球


好中性前骨髄球」

  [★]

neutrophilic promyelocyte


好塩基性前骨髄球」

  [★]

basophilic promyelocyte


骨髄」

  [★]

bone marrow (Z)
medulla ossium
骨髄組織
  • 髄腔を埋めるように存在

分類

性状

細胞成分の過少

  • 過形成
  • 正形成
  • 低形成

造血

加齢変化

  • 6歳以後は加齢とともに脂肪化が進み、黄色骨髄が増加
  • 長管骨の末端から黄色骨髄に置換されていく。成人では脊椎骨、胸骨、肋骨などで造血が起こる
  • 乏血、低酸素状態では黄色骨髄が赤色骨髄に置換され、造血ができるようになる。


骨髄球」

  [★]

myelocyte MC
血球


-myelocyte


球」

  [★]

bulbus (KH)
bulbus cerebri
延髄


  • 延髄はその膨らんだ感じから「球」とも呼ばれる




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