前立腺癌

出典: meddic

prostatic cancer, prostatic carcinoma, prostatic adenocarcinoma 前立腺から発生する腺癌
前立腺前立腺肥大症

概念

  • 前立腺に発生し、主に外腺(peripheral zone)から発生する腫瘍

病因

前立腺肥大症 前立腺の内腺
前立腺癌 前立腺の外腺

疫学

  • 白人に多い。欧米では成人男性悪性新生物中、罹患率では第1位、死亡率では第2位を占める(死亡率第1位は肺癌)。
  • 日本では全がんの8.6%であり、前立腺による癌死は全がんの4.8%を占める
  • 高齢者ほど罹患率が増加していくが、50歳以下ではほとんど見られない。
  • 潜在癌(ラテント癌)が多い。ラテント癌は加齢に伴い増加し、50歳以上には約20-30%に認められる(ガイドライン1 CQ3 ラテント癌の性質と頻度はどのくらいか? )。ラテント癌の多くが臨床癌にならずに経過し、一部は緩徐な経過で臨床癌に進展すると考えられている(ガイドライン1)。
  • 前立腺肥大症と前立腺癌は同時発生することがあり、それが前立腺癌発見の契機となる(ガイドライン1)。

病理

リスク分類

ガイドライン2
  • T分類、グリソンスコア、PSAに基づく。
  • 低リスク:T1-T2a and グリソンスコア 2-6 and PSA < 10ng/mL
  • 中リスク:T2b~T2c or グリソンスコア 7 or PSA 10-20ng/mL
  • 高リスク:T3a or グリソンスコア 8-10 or PSA > 20ng/mL

TNM分類

参考2
前立腺癌取扱い規約第3版 病期分類
T2分類はTNM分類(2003年)より
  • T 原発腫瘍
  • T1 触知不能、または画像では診断不可能な臨床的に明らかでない腫瘍
  • T1a 組織学的に、切除組織の6%以下に、偶発的に発見される腫瘍
  • T1b 組織学的に、切除組織の6%以上を越え、偶発的に発見させる腫瘍
  • T1c 針生検により確認(たとえばPSAの上昇による)される腫瘍
  • T2 前立腺に限局する腫瘍
  • T2a 片葉に浸潤する腫瘍
  • T2b 両葉に浸潤する腫瘍
  • T2a 片葉の1/2以内の進展
  • T2b 片葉の1/2を超えるが、両葉に及ばない
  • T2c 両葉への進展
  • T3 前立腺被膜を越えて進展する腫瘍
  • T3a 被膜外へ進展する腫瘍(片葉、または両葉)
  • T3b 精嚢に浸潤する腫瘍
  • T4 精嚢以外の隣接組織(膀胱頸部、外括約筋、直腸、挙筋、および/または骨盤壁)に固定、または浸潤する腫瘍
  • N 所属リンパ節
  • N0 所属リンパ節転移なし
  • N1 所属リンパ節転移あり
  • M 遠隔転移
  • M0 遠隔転移なし
  • M1 遠隔転移あり

症状

  • 早期 :無症状。多くはBPHを合併しているので、BPHの症状を呈する
  • 進行期:骨転移症状(腰痛、背部痛)、尿閉

診察

  • 直腸診

検査

  • 血液検査:
  • 経直腸超音波検査
  • CT
  • MRI
  • 尿道膀胱造影
  • X線写真(腰椎、骨盤、大腿骨):骨転移の判定
  • 膀胱鏡検査
  • 静脈性尿路造影:腎臓・尿管への影響を形態的に評価
  • 骨シンチグラフィ:骨転移検索
  • 前立腺生検:確定診断のために施行。経直腸的超音波ガイドで前立腺針生検。


目的別

  • スクリーニング検査:PSA
  • 病期確定:CT、MRI、骨シンチ
  • 確定診断:前立腺生検

診断

  • 確定診断には生検による腺癌の証明が必須

治療

概論

  • ホルモン療法が奏効する(抗アンドロゲン製剤で小さくなる。ほとんどは死ぬけど小さいのは残って再発する)。ホルモン療法が奏効するのは乳癌と前立腺癌

治療のmodality

  • 内分泌療法
  • 去勢術
  • エストロゲン療法
  • LH-RH療法:LH-RHアゴニストの連続投与により、LHRH受容体のdown regulationを図る。酢酸リュープロレリン酢酸ゴセレリン
  • 抗アンドロゲン療法:前立腺のアンドロゲン受容体に対するantagonistにより増殖の抑制を期待する
  • CAB療法:去勢術/LH-RH療法 + 抗アンドロゲン療法
  • 放射線療法:
  • 外部照射 (ガイドライン3)
  • 線源:6-10mV以上の高エネルギーX線
  • 照射法:三次元治療計画にもとづく三次元動態放射線治療・強度変調放射線療法、手術後の外照射
  • 線量:骨盤部を照射する場合は1回1.8-2Gyとし、総線量45-50Gyを骨盤領域に照射
  • 密封小線源永久挿入療法(高線量率組織内照射(参考3))
  • 適応:NCCNによる低リスク群では密封小線源永久挿入療法、中リスク群では外照射との併用を行う。
  • 手術療法
  • 化学療法
  • 1st lineの治療とはなっていない。
  • 内分泌療法再燃癌に対する抗癌剤単剤あるいは多剤併用療法が試みられてきたが無作為化比較試験によって明らかな生存期間の延長が認められたものはない。ドセタキセル+(ステロイド or エストラムスチン)の併用療法がミトキサントロンとステロイドの併用に比べて有意に生存率が改善したと報告された。エストラムスチン5-FUが前立腺癌に対して保険適応となっている。(ガイドライン1)

治療の選択

  • 手術療法、薬物療法(内分泌療法=ホルモン療法)、放射線療法
  • 限局性:根治的前立腺全摘術、放射線療法
  • 進行性:内分泌療法


ガイドライン1
  • T1bN0M0 ~ T2N0M0
  • Gleason≦6,PSA≦20ng/ml (組織悪性度が低い)
  • 方針:根治療法(前立腺全摘除術、放射線療法) or PSA監視療法
  • (期待余命が10-15年以上期待できる場合)前立腺全摘除術 or 放射線療法
  • (期待余命が10以下の場合)内分泌療法 or 放射線療法
  • Gleason≧7,PSA≦20ng/ml (組織悪性度が高い)
  • 方針:Gleason≧8の場合、PSA監視療法は不適
  • (期待余命が10-15年以上期待できる場合)前立腺全摘除術 or 放射線療法
  • PSA≧20ng/ml
  • 方針:PSA監視療法は不適。PSA≧20ng/ml例ではT3以上の可能性があり手術適応は慎重におこなう。
  • T3N0M0
  • 方針:Gleason≧8の場合、PSA監視療法は不適


  • 手術療法:前立腺全摘除術は可能だが、予後は好ましくないものがある。
  • 内分泌療法+放射線療法で良好
  • T4N0M0/TxN1Mx/TxNxM1
  • 局所療法では制御不能であるため内分泌療法の適応。
参考2

modality

治療法 良い適応と特徴
待機療法 グリソンスコアが6かそれ以下でPSAが20ng/ml以下、病期T1c-T2b
手術療法 期待余命が10年以上でPSA<10ng/ml, グリソンスコア7以下、かつ病期T1c-T2b
放射線治療(外照射法) 局所前立腺がん、局所進行前立腺がん 緩和としても使用される
密封小線源治療(組織内照射法) グリソンスコアが6かそれ以下でPSAが10ng/ml以下、病期T1c-T2b
内分泌療法 遠隔転移を有する例に第一選択。治療抵抗性が出現しうる

10年以上の期待余命が見込まれる場合に選択可能な単独での治療法

  待機療法 手術療法 放射線治療 内分泌療法 密封小線源治療
(外照射法)
T1a          
T1b 前立腺生検によるり病期を確定することが適切
T1c          
 
T2a          
T2b          
 
T3a          
T3b          
 
T4          
N+          
M+          
 
         
強く推奨 推奨 あまり推奨されない

選択可能
推奨しない

手術療法

放射線療法

ガイドライン1
  • 放射線療法は照射方法により外照射と内照射に大きく分けられる。前立腺癌に対する放射線療法はコンピュ-タ技術の長足の進歩とあいまって,革新的変遷をとげてきた。根治術と同様局所療法であるため,最良の適応は局所限局癌であり前立腺全摘除術と同等の成績が得られるとされている
→前立腺全摘除術と放射線療法の治療成績は同程度と考えられる。

内分泌治療

ガイドライン1
  • 以前は外科的な去勢術、女性ホルモン製剤による治療が行われた。
  • luteinizing hormone-releasing hormone(LH-RH)アゴニストおよび抗アンドロゲン剤の併用あるいは単独療法が行われる。
→LH-RHアゴニスト、抗アンドロゲン製剤、それぞれの単独使用かこれらの併用。
  • Stage III~IVに対する内分泌療法の延命効果は証明されている。一般には,転移を有する進行性前立腺癌の標準治療は外科的(精巣摘除)または薬物的(LH-RHアゴニスト)去勢によるアンドロゲン遮断療法である。

合併症

密封小線源療法

  • 排尿障害:(照射から3ヶ月間)排尿困難感、頻尿 →(照射から1年間)徐々に改善。  尿失禁が起こることはまれ。外照射に比べて排便に関する症状は少なく、性機能が維持される割合が高い。

転移

  • 直接浸潤:膀胱底部
  • 血行性転移:骨への転移(骨形成性)
  • リンパ行性転移:骨盤内と傍大動脈リンパ節


再発

外科手術後のPSA再発

ガイドライン1(CQ1 前立腺全摘除術においてPSA再発を治療成績のエンドポイントの一つとすべきである。CQ15 術後再発診断におけるPSA再発の診断基準は? 。)
  • 前立腺全摘除術に癌が完全切除されている場合、術後3週以内にPSAは検出限界以下になるとされている。補助療法を施行し無い場合、PSA再発のカットオフは0.2ng/mlとするのがコンセンサスらしいが、ガイドラインとしてはっきりした記載はない。

放射線治療後の生化学的再発

ガイドライン1(G.根治的放射線療法後の生化学的再発の定義 CQ1 〔再発の判定〕生化学的ならびに臨床的再発はどのように判定したらよいか?)
  • 前立腺癌に対する放射線療法後の再発の定義を(1)再生検で癌が検出された場合,(2)画像診断で転移が判明した場合,(3)PSAが3回連続で上昇した場合としている(1997年のAmerican Society for Therapeutic Radiology and Oncology(ASTRO)におけるガイドライン)
  • 上記定義は臨床的再発に対する感度が高くないという欠点がある。この問題を克服した定義も提案されているが、いまだに標準化された定義はない。

外来

  • 前立腺癌は主にPSA、もちろん自覚症状を指標として5年間はフォロー。


ガイドライン

  • 1. 前立腺癌 - 日泌会・厚生科学研究班編/医療・GL(06年)/ガイドライン
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0032/1/0032_G0000094_GL.html
  • 2. 前立腺癌 - NCCNガイドライン
[display]http://www.tri-kobe.org/nccn/guideline/urological/japanese/prostate.pdf
  • 3. 放射線治療計画ガイドライン・2008 - 日本放射線専門医会・医会,日本放射線腫瘍学会,日本医学放射線学会編集
[display]http://www.kkr-smc.com/rad/guideline/2008


参考

  • 2. がん情報サービス
[display]http://ganjoho.jp/public/cancer/data/prostate.html
  • 3. 前立腺癌の高線量率組織内照射
[display]http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/department/Radiation/r-kosenryo.pdf

国試





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/29 00:30:20」(JST)

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和文文献

  • 前立腺癌の増殖に関する基礎研究 ―脂質との関連について―
  • 関根 芳岳
  • The Kitakanto medical journal 61(3), 449-449, 2011-08-01
  • NAID 120003338796
  • 前立腺癌責任遺伝子の探索に関する基礎研究
  • 松井 博
  • The Kitakanto medical journal 61(3), 447-448, 2011-08-01
  • NAID 120003338768
  • 前立腺癌に対するIMRTの初期経験 ―臨床的な立場から―
  • 岡本 雅彦,北本 佳住,白井 克幸,牛島 弘毅,樋口 啓子,玉木 義雄,樋口 雅則,福島 斉,斉藤 優子,田島 正義,茂木 利雄,町田 貴志,遠藤 廣
  • The Kitakanto medical journal 61(3), 425-425, 2011-08-01
  • NAID 120003324187
  • 前立腺癌に対するIMRTの初期経験 ―技術的な立場から―
  • 齊藤 優子,福島 斉,田嶋 正義,樋口 雅則,町田 貴志,茂木 利雄,遠藤 廣,牛島 弘毅,岡本 雅彦,北本 佳住,樋口 啓子,玉木 義雄
  • The Kitakanto medical journal 61(3), 423-423, 2011-08-01
  • NAID 120003324184

関連リンク

前立腺癌(ぜんりつせんがん)とは、前立腺(外腺)に発生する病気、癌の一つ。様々な 組織型の悪性腫瘍が生じうるが、その殆どは腺癌で、通常は前立腺癌≒前立腺腺癌の 意味で用いられる。日本では癌死亡者の約3.5%を占め、近年急増傾向にある。ただし、 ...
2006年10月6日 ... 年齢別にみた前立腺がんの罹患(りかん)率は、65歳以上で増加します。罹患率の年次 推移は、1975年以降増加していますが、その理由の1つは、Prostate Specific Antigen (PSA)による診断方法の普及によるものです。この方法によって、 ...
進行前立腺がん(前立腺癌)のため手術適応とならない方や、手術後に再発を予防する 目的で内分泌療法(ホルモン療法)などを積極的に行ってきたが、治療の甲斐なく 前立腺がん(前立腺癌)の再発・転移を防ぐことができず医師から辛い宣告をされた方も ...

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前立腺癌だと分かったら、その 前立腺癌(腺癌 効果が1ヶ月持続するものと3 前立腺肥大症・前立腺癌前立腺癌の治療法前立腺癌前立腺癌(腺癌 病期C


★リンクテーブル★
国試過去問102B055」「102D058」「105D051」「104D036」「107B038」「108G027」「095B045」「103G003」「106E021」「101B110」「100G107」「107B001」「108C007」「106G002」「102G031」「098G112」「103I034」「099D112」「078B045」「079C058
リンク元前立腺肥大症」「転移性肺癌」「前立腺特異抗原」「尿閉」「リュープロレリン
拡張検索家族性前立腺癌」「前立腺癌の組織型分類」「前立腺癌細胞」「ホルモン不応性前立腺癌
関連記事」「前立腺」「腺癌

102B055」

  [★]

  • 次の文を読み、54~56の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。尿失禁を主訴に来院した。
  • 現病歴:2年前から就寝後に2回トイレに行くようになった。1か月前から気が付かないうちに尿失禁をきたしている。残尿感と排尿困難とは認めない。
  • 既往歴:10年前から糖尿病で血糖降下薬を内服している。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長160cm、体重66kg、体温36.4℃。脈拍68/分、整。血圧144/88mmHg。下腹部に弾性軟で手拳大の腰痛を触知する。下肢に浮腫を認めない。直腸診で小鶏卵大の前立腺を触知するが、硬結や圧痛は認めない。
  • 検査所見.尿所見:蛋白(-)、糖2+、潜血(-)、沈さに赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球450万、Hb14.6g/dl、Ht44%、白血球5.600。血液生化学所見:血糖146mg/dl、HbA1c 6.8%(基準4.3~5.8)、尿素窒素20.0mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl。免疫学所見:CRP O.1mg/dl、PSA1.6ng/ml(基準4.0以下)。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ 102B054]←[国試_102]→[102B056

102D058」

  [★]

  • 64歳の男性。人間ドックでPSA値の異常を指摘され来院した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長164cm、体重63kg。体温36.3℃。脈拍72/分、整。血圧138/78mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛や抵抗を認めない。下肢に浮腫を認めない。直腸診でクルミ大の前立腺を触知するが、硬結は認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈さに赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球460万、Hb15.1g/dl、Ht45%、白血球6,300、血小板26万。PSA7.3ng/ml(基準4.0以下)。前立腺生検で中分化型の前立腺癌を認める。腹部造影CTでリンパ節腫大を認めない。骨シンチグラフィで異常集積を認めない。患者は治療を希望している。
  • 治療法として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102D057]←[国試_102]→[102D059

105D051」

  [★]

  • 67歳の男性。人間ドックで血中PSA値の異常を指摘され来院した。既往歴家族歴とに特記すべきことはない。身長167cm、体重65kg。体温36.2℃。呼吸数14/分。脈拍72/分、整。血圧148/80mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診でクルミ大の前立腺を触知するが、硬結を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球 480万、Hb 15.0g/dl、Ht 45%、白血球 6,600、血小板 23万。PSA 6.8ng/ml(基準4.0以下)。前立腺生検で高分化型の前立腺癌を認める。腹部造影CTでリンパ節腫大を認めない。骨シンチグラフィで異常集積を認めない。患者は治療を希望している。
  • 治療法として適切なのはどれか。 2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 105D050]←[国試_105]→[105D052

104D036」

  [★]

  • 67歳の男性。人間ドックでPSAの高値を指摘され来院した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長162cm、体重61kg。体温36.2℃。脈拍68/分、整。血圧128/72mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸診で鶏卵大、石様硬の前立腺を触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球 440万、Hb 14.6g/dl、Ht 44%、白血球 5,800、血小板 28万。PSA 203ng/ml(基準4.0以下)。前立腺生検を施行した。骨シンチグラム(別冊No.12)を別に示す。
  • 対応として適切なのはどれか。
  • a 経過観察
  • b 抗癌化学療法
  • c ホルモン療法
  • d 前立腺全摘除術
  • e 密封小線源治療



[正答]


※国試ナビ4※ 104D035]←[国試_104]→[104D037

107B038」

  [★]

  • 前立腺癌原発巣に対して根治的放射線治療として行われるのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107B037]←[国試_107]→[107B039

108G027」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108G026]←[国試_108]→[108G028

095B045」

  [★]

  • 尿閉の原因となるのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095B044]←[国試_095]→[095B046

103G003」

  [★]

  • 組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G002]←[国試_103]→[103G004

106E021」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106E020]←[国試_106]→[106E022

101B110」

  [★]

  • 早期癌の放射線治療で、根治的照射の適応でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101B109]←[国試_101]→[101B111

100G107」

  [★]

  • 早期の癌で根治的放射線治療の対象とならないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G106]←[国試_100]→[100G108

107B001」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107A060]←[国試_107]→[107B002

108C007」

  [★]

  • 直腸指診で前立腺癌を疑う所見はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108C006]←[国試_108]→[108C008

106G002」

  [★]

  • 密封小線源治療の適応があるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G001]←[国試_106]→[106G003

102G031」

  [★]

  • 密封小線源治療が適応となるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102G030]←[国試_102]→[102G032

098G112」

  [★]

  • 放射線感受性が最も高いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G111]←[国試_098]→[098G113

103I034」

  [★]

  • 在宅自己導尿法の適応はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103I033]←[国試_103]→[103I035

099D112」

  [★]

  • 密封小線源治療の適応でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099D111]←[国試_099]→[099D113

078B045」

  [★]

  • 治療薬として誤っている組み合わせはどれか?

079C058」

  [★]

  • 誤っているもの

前立腺肥大症」

  [★]

benign prostatic hyperplasia BPH, benign prostatic hypertrophy, prostatic hyperplasia
前立腺肥大
前立腺

定義

  • 加齢に従い、前立腺の内腺が腫大し、尿路を圧迫して排尿障害を呈する疾患。

疫学

  • 前立腺の肥大(内腺)は30-40歳代から始まり、50歳代には顕著となり、70歳代以降ではほぼ全例に認められるが、臨床症状を呈するのはこの一部である(10-20%)。

病因

前立腺肥大症 前立腺の内腺
前立腺癌 前立腺の外腺

病態

  • 肥大した前立腺により尿路を刺激し、さらには閉塞して、ついには完全尿閉に至る。

重症分類

  • 前立腺体積が20ml以下では軽症、前立腺体積が20-50ml以下では中等症、前立腺体積が50ml以上では重症

症状

YN.E-86 SURO.258
病期は3つに分けられる:(1)第1病期 刺激期、(2)第2病期 残尿発生期、(3)第3病期 慢性尿閉期
病期 病態 症状
第1病期 刺激期 腫大した前立腺による後部尿道(膀胱頚部、前立腺尿道)の刺激 軽度の排尿困難、夜間頻尿、排尿時不快感
第2病期 残尿発生期 残尿(50-150ml)の発生 排尿困難(いきみながらの排尿)。残尿。急性尿閉(飲酒、抗コリン薬、長時間の乗り物の乗車)
第3病期 慢性尿閉期 さらなる残尿(300ml以上)、膀胱の過伸展(排尿筋だけでは排尿できない) 奇異性尿失禁、腎機能低下による尿毒症症状

検査

  • 腹部超音波検査
[show details]

診断

参考1
  • 病歴、理学的検査、尿検査、血清クレアチニン測定、PSA測定、尿流測定、残尿測定、排尿時における排尿筋圧、尿流率同時測定法、内視鏡検査、画像診断(超音波検査法、静脈性腎盂造影法、排尿時膀胱尿道造影法、逆行性尿道造影法など)などにより行う。
診断のステップ
  • 1. 病歴、理学的検査(直腸診)、尿検査、血清クレアチニン測定、PSA測定 → 排尿障害の症状が前立腺肥大症によるものと考えられるか判断
  • 2. 国際前立腺症状スコアの評価:(≦7点)経過観察。(≧8点)尿流測定、残尿測定、PFSを施行 → 尿道閉塞の程度を把握し治療
  • 3. (治療する場合)QOLスコアを考慮して治療方法を選択。
  • 4. (追加検査)内視鏡検査、画像診断法:ルーチン検査法ではない。外科的治療の準備や合併疾患の疑診例に対して実施する。

治療

SURO.258 参考1 参考3
  • 治療のmodality
  • 薬物療法
  • α1ブロッカー:プラゾシン(副:起立性低血圧)、タムスロシン(副:血圧を下げないが、射精障害がある)  ←  肥大した前立腺の圧迫の他に膀胱頚部、尿道、前立腺の平滑筋(α1受容体)の過剰収縮によっても排尿困難が起きているため、尿道内圧を下げ症状緩和しうる。
  • 抗アンドロゲン薬:クロルマジノンアリルエストレノール。前立腺の縮小作用。(副:性器脳障害、肝機能障害)
  • 5α還元酵素阻害薬:前立腺の縮小作用。
  • その他:漢方製剤(猪苓湯、八味地黄丸)、花粉製剤、アミノ酸製剤  ←  自覚症状の改善にとどまる
  • 加熱療法:ハイパーサーミア(前立腺内加熱温度45℃以下)と高温度療法(前立腺内加熱温度45℃以上)がある。熱源はマイクロ波、RF波、レーザー波などがある。レーザー療法、温熱療法の長期成績は未確立。
  • 手術療法
出典不明
  • 第1期:薬物療法:α遮断薬、抗アンドロゲン薬、漢方薬
  • 第2期:手術療法:経尿道的前立腺切除術、前立腺被膜下摘出術

参考

  • 1. 2001年 前立腺肥大症 ガイドライン
  • 2. 日本Endourology・ESWL学会によるBPHガイドライン
[display]http://jsee.umin.ac.jp/images/guideline.pdf
  • 3. [信頼度不明]前立腺肥大症の漢方治療【百花園漢方薬局】
[display]http://www.est.hi-ho.ne.jp/abes/hyakkaen21/tokusiyu26.htm

国試




転移性肺癌」

  [★]

metastatic lung cancer
転移性肺腫瘍 metastatic lung tumor ← 転移する癌は悪性なのでは?


転移性肺腫瘍の頻度(剖検例 SPU.334)

  • 全悪性腫瘍の30-50%
  • 乳癌:40-50%
  • 肺癌:30-50%
  • 肝癌:20-40%
  • 大腸癌:30-40%
  • 胃癌:20-40%

肺転移の頻度(内科診断学第2版 p.755)

肺転移する場所(内科診断学第2版 p.755)

孤立結節型     大腸癌 腎癌                  
多発結節型 多くの悪性腫瘍 頭頚部腫瘍
(扁平上皮癌)
                     
塊状型     大腸癌 腎癌 絨毛上皮癌 肉腫              
粟状型             甲状腺癌 前立腺癌 肺癌        
リンパ管状型                 肺癌 胃癌 乳癌 膵癌  
肺門・縦隔リンパ節腫大型   頭頚部癌         甲状腺癌     胃癌 乳癌   食道癌
胸水貯留型                 肺癌 胃癌 乳癌 膵癌  


前立腺特異抗原」

  [★]

prostate specific antigen, prostate-specific antigen, PSA, PA
前立腺前立腺液前立腺癌PAP


概念

LAB.639 OLM.377
  • 前立腺上皮細胞から分泌されるキニン-カリクレインファミリーに属する分子量33~34kDaの糖蛋白で、セリンプロテアーゼの一種である。
  • 精液中に含まれ、精子運動性の亢進および精漿の液状化に関与するといわれている。
  • 一部血中に逸脱するため、血清PSAとして測定することができる。
  • 血液中では10-20%がfree PSAとして存在するが、多くはα1-アンチキモトリプシン(ACT)と結合している。
  • 前立腺癌では総PSAに対するACT-PSA複合体の割合が増加するため、前立腺肥大症との鑑別に有用かもしれない。
  • 前立腺癌の診断や治療経過をみる腫瘍マーカーとして用いられているが、生理的、あるいは他の疾患でも上昇することがある。
  • Tandem-Rキットでの基準値が臨床では良く用いられている、らしい。(ガイドラインにも記載があった気がした)

判定

  • 正常:4ng/ml以下(IRMA法) (参考1)
  • グレーゾーン:4-10 ng/ml
  • 高値:10ng/ml
LAB.640
  • 加齢により増加するため、年齢階層別基準値が定められている。

高値

LAB.639 OLM.377
  • 前立腺癌:腫瘍量とPSAとは正の相関関係にある。
  • 前立腺肥大症:PSA軽度上昇を示す。確定診断には前立腺生検が必要  ←  そこまでする???
  • 尿路・前立腺の炎症:急性前立腺炎
  • 機械的刺激:長時間のサイクリング、前立腺マッサージ、前立腺生検、尿道カテーテル留置、膀胱鏡検査、前立腺手術
  • その他:急性尿閉、射精後

臨床的意義

注意

参考

  • 1. 体外診断用放射性医薬品/タンデム-R free PSA
[display]http://www.yamasa.com/shindan/seihin/freePSA/freepsa.htm%23rinsyou




尿閉」

  [★]

urinary retention, ischuria, urodialysis
retentio urinae
尿貯留


定義

  • 膀胱まで移送された尿が尿道より排泄できない状態 ⇔無尿

原因

  • 器質性
  • 非器質性
SURO.39
  • 前立腺肥大を有する患者が飲酒した場合や抗コリン薬の服用による事が多い

症状

SURO.39
  • 急性尿閉:苦痛有。強い尿意、恥骨上部の疼痛、強度の不安感、冷や汗
  • 慢性尿閉:苦痛は少ない。溢流性失禁、両側水腎症

検査

  • 下腹部エコー (無尿との鑑別)
SURO.111
頻度 疾患 好発年齢
前立腺肥大症 60~
  膀胱頸部硬化症 60~
  尿道狭窄 50~60
  尿道結石 40~
  後部尿道弁 先天性~
  膀胱腫瘍 50~
  尿道腫瘍 50~
  陰茎癌 50~
  真性包茎 小児, 70~
神経因性膀胱 60~

臨床関連

  • 中枢神経(上位ニューロン)障害の急性期には脊髄ショックにより排尿中枢が機能しなくなり尿閉に陥るらしい。


リュープロレリン」

  [★]

leuprorelin
酢酸リュープロレリン leuprorelin acetate
リュープリン
その他のホルモン剤

作用機序

薬理作用

  • 連続投与による下垂体前葉-性腺系の抑制

適応

  • 前立癌:血清テストステロン濃度の抑制
  • 子宮内膜症、閉経前乳癌、中枢思春期早発症

用法用量

リュープリン注射用1.88/リュープリン注射用3.75

子宮内膜症

  • (成人)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。 (体重50kg未満)リュープロレリン酢酸塩1.88mg皮下注。4週毎。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。

子宮筋腫

  • (成人)リュープロレリン酢酸塩1.88mg皮下注。4週毎。 (体重が重い、子宮高度腫大)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。 なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。

前立腺癌、閉経前乳癌

  • (成人)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。

中枢性思春期早発症

  • リュープロレリン酢酸塩30μg/kg皮下注。4週毎。180μg/kgまで増量可
リュープリンSR

前立腺癌、閉経前乳癌

  • リュープロレリン酢酸塩11.25mg皮下注。12週毎。

注意

禁忌

家族性前立腺癌」

  [★]

familial prostate cancer, familial prostate carcinoma, familial prostatic cancer
前立腺癌


前立腺癌の組織型分類」

  [★]

histological typing of prostatic cancers
グリーソンの腫瘍分類前立腺癌


前立腺癌細胞」

  [★]

prostate cancer cellprostate carcinoma cell
前立腺がん細胞


ホルモン不応性前立腺癌」

  [★]

hormone-refractory prostate cancer


癌」

  [★]

cancer
悪性腫瘍


種類

  • 癌腫(carcinoma):上皮性
  • 肉腫(sarcoma):間葉系
  • carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
  • sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫

Neoplasm Causes Effect
Small cell lung carcinoma ACTH or ACTH-like peptide Cushing’s syndrome
Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms ADH SIADH
Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone) PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1 Hypercalcemia
Renal cell carcinoma, hemangioblastoma Erythropoietin Polycythemia
Thymoma, small cell lung carcinoma Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
Leukemias and lymphomas Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy) Gout, urate nephropathy
  • 最新癌統計
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
●2005年の死亡数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は4位
女性 結腸 肝臓 乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位
 
●2001年の罹患数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 結腸 肝臓 前立腺 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
女性 乳房*1 結腸 子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 結腸 乳房*1 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
*1上皮内がんを含む。


癌の素因となる遺伝子

HIM.494
Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
Syndrome Gene Chromosome Inheritance Tumors
ataxia telangiectasia ATM  11q22-q23 AR breast cancer
autoimmune lymphoproliferative syndrome FAS 10q24 AD lymphomas
FASL 1q23  
Bloom syndrome BLM  15q26.1 AR cancer of all types
Cowden syndrome PTEN  10q23 AD breast, thyroid
familial adenomatous polyposis APC  5q21 AD intestinal adenoma, colorectal cancer
familial melanoma p16INK4  9p21 AD melanoma, pancreatic cancer
familial Wilms tumor WT1  11p13 AD pediatric kidney cancer
hereditary breast/ovarian cancer BRCA1 17q21 AD breast, ovarian, colon, prostate
BRCA2 13q12.3  
hereditary diffuse gastric cancer CDH1  16q22 AD stomach cancers
hereditary multiple exostoses EXT1 8q24 AD exostoses, chondrosarcoma
EXT2 11p11-12  
hereditary prostate cancer HPC1  1q24-25 AD prostate carcinoma
hereditary retinoblastoma RB1  13q14.2 AD retinoblastoma, osteosarcoma
hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC) MSH2 2p16 AD colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
MLH1 3p21.3  
MSH6 2p16  
PMS2 7p22  
hereditary papillary renal carcinoma MET  7q31 AD papillary renal tumor
juvenile polyposis SMAD4  18q21 AD gastrointestinal, pancreatic cancers
Li-Fraumeni TP53  17p13.1 AD sarcoma, breast cancer
multiple endocrine neoplasia type 1 MEN1  11q13 AD parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
multiple endocrine neoplasia type 2a RET  10q11.2 AD medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
neurofibromatosis type 1 NF1  17q11.2 AD neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
neurofibromatosis type 2 NF2  22q12.2 AD vestibular schwannoma, meningioma, spine
nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome) PTCH  9q22.3 AD basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
tuberous sclerosis TSC1 9q34 AD angiofibroma, renal angiomyolipoma
TSC2 16p13.3  
von Hippel–Lindau VHL  3p25-26 AD kidney, cerebellum, pheochromocytoma
癌遺伝子癌抑制遺伝子

癌の危険因子

生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
疾患 危険因子 防御因子
悪性腫瘍 胃癌 塩辛い食品、喫煙、くん製製品、ニトロソアミン土壌、腸上皮化生Helicobacter pyroli ビタミンC、野菜、果実
食道癌 喫煙飲酒、熱い飲食物 野菜、果実
結腸癌 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症)  
肝癌 HBVキャリア・HCVキャリア、アフラトキシン住血吸虫飲酒  
肺癌 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染、職業的暴露(石綿(扁平上皮癌悪性中皮腫)、クロム) 野菜、果実
膵癌 高脂肪食喫煙  
口腔癌 喫煙(口唇・舌-パイプ)、ビンロウ樹の実(口腔)、飲酒  
咽頭癌 EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒  
喉頭癌 喫煙男性アルコール  
乳癌 高年初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 母乳授乳
子宮頚癌 初交年齢若い、早婚、多産、性交回数が多い(売春)、貧困、不潔]、HSV-2HPV流産、人工妊娠中絶回数が多い  
子宮体癌 肥満糖尿病ピルエストロゲン常用、未婚、妊娠回数少ない、乳癌後のタモキシフエン内服  
膀胱癌 喫煙鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫サッカリン防腐剤  
皮膚癌 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病)  
白血病 放射線ベンゼン、地域集積性(ATL)、ダウン症(小児白血病)  
骨腫瘍 電離放射線  
甲状腺癌 ヨード欠乏または過剰  



前立腺」

  [★]

prostate (KL,KH,N,Z), prostate gland
prostata
前位腺摂護腺
  • 図:N.367

解剖

  • くるみ大の大きさ。体積は5ml(??)程度が普通で、大きい場合、前立腺肥大症や前立腺癌などが考えられる
  • 膀胱の直下にある栗の実に似た固い器官
  • 内腺と外腺からなる。現在では、central zone CZ,transitional zone TZ,peripheral zone PZという分け方が一般的。

組織

  • 円柱上皮と立方上皮が2相構造を呈している → 多列円柱上皮? : 前立腺肥大症ではこの構造が保たれ、前立腺癌ではこの構造が乱れる。
  • 30-50個からなる複合管状胞状腺の集合体からなる。(HIS.427)
  • 管状胞状腺の内腔に前立腺石(アミロイド小体)を認める。(HIS.428)

機能 (KL.446)

  • 特有の臭気を有する乳白色の液で、クエン酸や、デヒドロゲナーゼ、亜鉛を含み、精液の15-30%を構成する。
  • 分泌はジヒドロテストステロンに制御されている(HIS.428)

発生学的な関係 (KH.258,264 N.362,368)

男性 前立腺 尿道腺
(Littre腺)
球尿道腺
女性 尿道腺 小前庭腺
(スキーン腺)
大前庭腺

臨床関連

  • inner, periurethral glandsに見られる。肥大はinner region(central and transitional region)で著明
  • 前立腺癌
  • outer region(peripheral) glandsで起こる → 尿路の閉塞は初期に出づらい。


参考

  • 1. 解剖 写真 シェーマ - 前立腺
[display]http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/2d/5d/zr750soyokaze/folder/1188086/img_1188086_27786171_0?1242055767






腺癌」

  [★]

adenocarcinoma, glandular carcinoma
扁平上皮癌腫瘍


  • 腺腔形成
  • 乳頭状増殖
  • 粘液産生





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