前立腺特異抗原

出典: meddic

prostate specific antigen, prostate-specific antigen, PSA, PA
前立腺前立腺液前立腺癌PAP


概念

LAB.639 OLM.377
  • 前立腺上皮細胞から分泌されるキニン-カリクレインファミリーに属する分子量33~34kDaの糖蛋白で、セリンプロテアーゼの一種である。
  • 精液中に含まれ、精子運動性の亢進および精漿の液状化に関与するといわれている。
  • 一部血中に逸脱するため、血清PSAとして測定することができる。
  • 血液中では10-20%がfree PSAとして存在するが、多くはα1-アンチキモトリプシン(ACT)と結合している。
  • 前立腺癌では総PSAに対するACT-PSA複合体の割合が増加するため、前立腺肥大症との鑑別に有用かもしれない。
  • 前立腺癌の診断や治療経過をみる腫瘍マーカーとして用いられているが、生理的、あるいは他の疾患でも上昇することがある。
  • Tandem-Rキットでの基準値が臨床では良く用いられている、らしい。(ガイドラインにも記載があった気がした)

判定

  • 正常:4ng/ml以下(IRMA法) (参考1)
  • グレーゾーン:4-10 ng/ml
  • 高値:10ng/ml


LAB.640
  • 加齢により増加するため、年齢階層別基準値が定められている。

高値

LAB.639 OLM.377
  • 前立腺癌:腫瘍量とPSAとは正の相関関係にある。
  • 前立腺肥大症:PSA軽度上昇を示す。確定診断には前立腺生検が必要  ←  そこまでする???
  • 尿路・前立腺の炎症:急性前立腺炎
  • 機械的刺激:長時間のサイクリング、前立腺マッサージ、前立腺生検、尿道カテーテル留置、膀胱鏡検査、前立腺手術
  • その他:急性尿閉、射精後

臨床的意義

注意

参考

  • 1. 体外診断用放射性医薬品/タンデム-R free PSA
[display]http://www.yamasa.com/shindan/seihin/freePSA/freepsa.htm%23rinsyou




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和文文献

  • ガン保険における治療中の前立腺肥大症の危険選択
  • 佐藤 和夫
  • 日本保険医学会誌 111(1), 84-93, 2013-03-29
  • 前立腺肥大症は中高年齢男性によくみられる疾患である。前立腺肥大症では良性の肥大,下部尿路閉塞,下部尿路症状の3要素が基本である。前立腺肥大症において,ガン保険ではラテント癌や偶発癌といったリスクが問題となる。特に,ラテント癌は50歳以上で約20〜30%に認められる。ガン保険における治療中の前立腺肥大症の危険選択で注意すべき点は,前立腺生検や経尿道的前立腺切除術(TURP)を代表とする手術により,ラ …
  • NAID 110009603894
  • 内科外来患者に対し前立腺特異抗原(PSA)をルーチン検査することは前立腺がん発見に有益か
  • 石川 欽司,伊藤 周二,渡邉 泱
  • 日本医師会雑誌 141(7), 1556-1561, 2012-10-00
  • NAID 40019432592
  • 本邦健康成人集団における検診時前立腺特異抗原(PSA)スクリーニング検査に関する検討(第2報)検診における前立腺特異抗原(PSA)異常値の取り扱いに関する検討
  • 草場 公宏,鴨井 逸馬,田北 淳 [他]
  • 人間ドック = Ningen Dock : official journal of the Japanese Society of Human Dry Dock 27(3), 568-573, 2012-09-00
  • NAID 40019449442
  • 私の前立腺特異抗原(自然科学編)
  • 早田 隆,ハヤタ タカシ,Takashi HAYATA
  • 鹿児島女子短期大学紀要 47, 23-26, 2012-00-00
  • NAID 110009421662

関連リンク

前立腺特異抗原(ぜんりつせんとくいこうげん prostate specific antigen : PSA、PA)は、 前立腺から分泌され精液中に含まれている生体物質である。 分子量33~34kの単鎖状 糖蛋白で、セリンプロテアーゼに分類されるタンパク質分解酵素の一種。どういう機能 ...
前立腺の上皮細胞と尿道の周囲の腺から特異的につくられて分泌される糖タンパクの 一種を前立腺特異抗原といいます。英語表記のProstatic Specific Antigenの頭文字を とって、一般的にはPSAと呼ばれています。前立腺にがんができると、このPSAの分泌 量 ...
PSA(前立腺特異抗原)が高いと言われた方へ. 1. PSAとは? PSAとは前立腺細胞で 特異的に産生される分泌蛋白です。正常の前立腺細胞でも作られていますが、前立腺 組織が壊れていなければ血液中に漏れ出ることは少ないため、通常は血液検査で測定 し ...

関連画像


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★リンクテーブル★
先読みPA」「PAP
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関連記事前立腺」「抗原」「特異抗原」「」「特異

PA」

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PAP」

  [★]


前立腺癌」

  [★]

prostatic cancer, prostatic carcinoma, prostatic adenocarcinoma 前立腺から発生する腺癌
前立腺前立腺肥大症

概念

  • 前立腺に発生し、主に外腺(peripheral zone)から発生する腫瘍

病因

前立腺肥大症 前立腺の内腺
前立腺癌 前立腺の外腺

疫学

  • 白人に多い。欧米では成人男性悪性新生物中、罹患率では第1位、死亡率では第2位を占める(死亡率第1位は肺癌)。
  • 日本では全がんの8.6%であり、前立腺による癌死は全がんの4.8%を占める
  • 高齢者ほど罹患率が増加していくが、50歳以下ではほとんど見られない。
  • 潜在癌(ラテント癌)が多い。ラテント癌は加齢に伴い増加し、50歳以上には約20-30%に認められる(ガイドライン1 CQ3 ラテント癌の性質と頻度はどのくらいか? )。ラテント癌の多くが臨床癌にならずに経過し、一部は緩徐な経過で臨床癌に進展すると考えられている(ガイドライン1)。
  • 前立腺肥大症と前立腺癌は同時発生することがあり、それが前立腺癌発見の契機となる(ガイドライン1)。

病理

リスク分類

ガイドライン2
  • T分類、グリソンスコア、PSAに基づく。
  • 低リスク:T1-T2a and グリソンスコア 2-6 and PSA < 10ng/mL
  • 中リスク:T2b~T2c or グリソンスコア 7 or PSA 10-20ng/mL
  • 高リスク:T3a or グリソンスコア 8-10 or PSA > 20ng/mL

TNM分類

参考2
前立腺癌取扱い規約第3版 病期分類
T2分類はTNM分類(2003年)より
  • T 原発腫瘍
  • T1 触知不能、または画像では診断不可能な臨床的に明らかでない腫瘍
  • T1a 組織学的に、切除組織の6%以下に、偶発的に発見される腫瘍
  • T1b 組織学的に、切除組織の6%以上を越え、偶発的に発見させる腫瘍
  • T1c 針生検により確認(たとえばPSAの上昇による)される腫瘍
  • T2 前立腺に限局する腫瘍
  • T2a 片葉に浸潤する腫瘍
  • T2b 両葉に浸潤する腫瘍
  • T2a 片葉の1/2以内の進展
  • T2b 片葉の1/2を超えるが、両葉に及ばない
  • T2c 両葉への進展
  • T3 前立腺被膜を越えて進展する腫瘍
  • T3a 被膜外へ進展する腫瘍(片葉、または両葉)
  • T3b 精嚢に浸潤する腫瘍
  • T4 精嚢以外の隣接組織(膀胱頸部、外括約筋、直腸、挙筋、および/または骨盤壁)に固定、または浸潤する腫瘍
  • N 所属リンパ節
  • N0 所属リンパ節転移なし
  • N1 所属リンパ節転移あり
  • M 遠隔転移
  • M0 遠隔転移なし
  • M1 遠隔転移あり

症状

  • 早期 :無症状。多くはBPHを合併しているので、BPHの症状を呈する
  • 進行期:骨転移症状(腰痛、背部痛)、尿閉

診察

  • 直腸診

検査

  • 血液検査:
  • 前立腺特異抗原 PSA(prostate-specific antigen)↑ ← 前立腺肥大症、前立腺炎でも上昇するため鑑別が必要
  • PAP(porstate-specific acid phsphatase)↑
  • 経直腸超音波検査
  • CT
  • MRI
  • 尿道膀胱造影
  • X線写真(腰椎、骨盤、大腿骨):骨転移の判定
  • 膀胱鏡検査
  • 静脈性尿路造影:腎臓・尿管への影響を形態的に評価
  • 骨シンチグラフィ:骨転移検索
  • 前立腺生検:確定診断のために施行。経直腸的超音波ガイドで前立腺針生検。

目的別

  • スクリーニング検査:PSA
  • 病期確定:CT、MRI、骨シンチ
  • 確定診断:前立腺生検

診断

  • 確定診断には生検による腺癌の証明が必須

治療

概論

  • ホルモン療法が奏効する(抗アンドロゲン製剤で小さくなる。ほとんどは死ぬけど小さいのは残って再発する)。ホルモン療法が奏効するのは乳癌と前立腺癌

治療のmodality

  • 内分泌療法
  • 去勢術
  • エストロゲン療法
  • LH-RH療法:LH-RHアゴニストの連続投与により、LHRH受容体のdown regulationを図る。酢酸リュープロレリン酢酸ゴセレリン
  • 抗アンドロゲン療法:前立腺のアンドロゲン受容体に対するantagonistにより増殖の抑制を期待する
  • CAB療法:去勢術/LH-RH療法 + 抗アンドロゲン療法
  • 放射線療法:
  • 外部照射 (ガイドライン3)
  • 線源:6-10mV以上の高エネルギーX線
  • 照射法:三次元治療計画にもとづく三次元動態放射線治療・強度変調放射線療法、手術後の外照射
  • 線量:骨盤部を照射する場合は1回1.8-2Gyとし、総線量45-50Gyを骨盤領域に照射
  • 密封小線源永久挿入療法(高線量率組織内照射(参考3))
  • 適応:NCCNによる低リスク群では密封小線源永久挿入療法、中リスク群では外照射との併用を行う。
  • 手術療法
  • 化学療法
  • 1st lineの治療とはなっていない。
  • 内分泌療法再燃癌に対する抗癌剤単剤あるいは多剤併用療法が試みられてきたが無作為化比較試験によって明らかな生存期間の延長が認められたものはない。ドセタキセル+(ステロイド or エストラムスチン)の併用療法がミトキサントロンとステロイドの併用に比べて有意に生存率が改善したと報告された。エストラムスチン5-FUが前立腺癌に対して保険適応となっている。(ガイドライン1)

治療の選択

  • 手術療法、薬物療法(内分泌療法=ホルモン療法)、放射線療法
  • 限局性:根治的前立腺全摘術、放射線療法
  • 進行性:内分泌療法
ガイドライン1
  • T1bN0M0 ~ T2N0M0
  • Gleason≦6,PSA≦20ng/ml (組織悪性度が低い)
  • 方針:根治療法(前立腺全摘除術、放射線療法) or PSA監視療法
  • (期待余命が10-15年以上期待できる場合)前立腺全摘除術 or 放射線療法
  • (期待余命が10以下の場合)内分泌療法 or 放射線療法
  • Gleason≧7,PSA≦20ng/ml (組織悪性度が高い)
  • 方針:Gleason≧8の場合、PSA監視療法は不適
  • (期待余命が10-15年以上期待できる場合)前立腺全摘除術 or 放射線療法
  • PSA≧20ng/ml
  • 方針:PSA監視療法は不適。PSA≧20ng/ml例ではT3以上の可能性があり手術適応は慎重におこなう。
  • T3N0M0
  • 方針:Gleason≧8の場合、PSA監視療法は不適
  • 手術療法:前立腺全摘除術は可能だが、予後は好ましくないものがある。
  • 内分泌療法+放射線療法で良好
  • T4N0M0/TxN1Mx/TxNxM1
  • 局所療法では制御不能であるため内分泌療法の適応。
参考2

modality

治療法 良い適応と特徴
待機療法 グリソンスコアが6かそれ以下でPSAが20ng/ml以下、病期T1c-T2b
手術療法 期待余命が10年以上でPSA<10ng/ml, グリソンスコア7以下、かつ病期T1c-T2b
放射線治療(外照射法) 局所前立腺がん、局所進行前立腺がん 緩和としても使用される
密封小線源治療(組織内照射法) グリソンスコアが6かそれ以下でPSAが10ng/ml以下、病期T1c-T2b
内分泌療法 遠隔転移を有する例に第一選択。治療抵抗性が出現しうる

10年以上の期待余命が見込まれる場合に選択可能な単独での治療法

  待機療法 手術療法 放射線治療 内分泌療法 密封小線源治療
(外照射法)
T1a          
T1b 前立腺生検によるり病期を確定することが適切
T1c          
 
T2a          
T2b          
 
T3a          
T3b          
 
T4          
N+          
M+          
 
         
強く推奨 推奨 あまり推奨されない

選択可能
推奨しない

手術療法

放射線療法

ガイドライン1
  • 放射線療法は照射方法により外照射と内照射に大きく分けられる。前立腺癌に対する放射線療法はコンピュ-タ技術の長足の進歩とあいまって,革新的変遷をとげてきた。根治術と同様局所療法であるため,最良の適応は局所限局癌であり前立腺全摘除術と同等の成績が得られるとされている
→前立腺全摘除術と放射線療法の治療成績は同程度と考えられる。

内分泌治療

ガイドライン1
  • 以前は外科的な去勢術、女性ホルモン製剤による治療が行われた。
  • luteinizing hormone-releasing hormone(LH-RH)アゴニストおよび抗アンドロゲン剤の併用あるいは単独療法が行われる。
→LH-RHアゴニスト、抗アンドロゲン製剤、それぞれの単独使用かこれらの併用。
  • Stage III~IVに対する内分泌療法の延命効果は証明されている。一般には,転移を有する進行性前立腺癌の標準治療は外科的(精巣摘除)または薬物的(LH-RHアゴニスト)去勢によるアンドロゲン遮断療法である。

転移

  • 直接浸潤:膀胱底部
  • 血行性転移:骨への転移(骨形成性)
  • リンパ行性転移:骨盤内と傍大動脈リンパ節

再発

外科手術後のPSA再発

ガイドライン1(CQ1 前立腺全摘除術においてPSA再発を治療成績のエンドポイントの一つとすべきである。CQ15 術後再発診断におけるPSA再発の診断基準は? 。)
  • 前立腺全摘除術に癌が完全切除されている場合、術後3週以内にPSAは検出限界以下になるとされている。補助療法を施行し無い場合、PSA再発のカットオフは0.2ng/mlとするのがコンセンサスらしいが、ガイドラインとしてはっきりした記載はない。

放射線治療後の生化学的再発

ガイドライン1(G.根治的放射線療法後の生化学的再発の定義 CQ1 〔再発の判定〕生化学的ならびに臨床的再発はどのように判定したらよいか?)
  • 前立腺癌に対する放射線療法後の再発の定義を(1)再生検で癌が検出された場合,(2)画像診断で転移が判明した場合,(3)PSAが3回連続で上昇した場合としている(1997年のAmerican Society for Therapeutic Radiology and Oncology(ASTRO)におけるガイドライン)
  • 上記定義は臨床的再発に対する感度が高くないという欠点がある。この問題を克服した定義も提案されているが、いまだに標準化された定義はない。

外来

  • 前立腺癌は主にPSA、もちろん自覚症状を指標として5年間はフォロー。

ガイドライン

  • 1. 前立腺癌 - 日泌会・厚生科学研究班編/医療・GL(06年)/ガイドライン
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0032/1/0032_G0000094_GL.html
  • 2. 前立腺癌 - NCCNガイドライン
[display]http://www.tri-kobe.org/nccn/guideline/urological/japanese/prostate.pdf
  • 3. 放射線治療計画ガイドライン・2008 - 日本放射線専門医会・医会,日本放射線腫瘍学会,日本医学放射線学会編集
[display]http://www.kkr-smc.com/rad/guideline/2008

参考

  • 2. がん情報サービス
[display]http://ganjoho.jp/public/cancer/data/prostate.html
  • 3. 前立腺癌の高線量率組織内照射
[display]http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/department/Radiation/r-kosenryo.pdf

国試




100Cases 59」

  [★]

☆case59 尿中の血液
52歳 ビジネスマン
顕微鏡的血尿のため泌尿器科医に紹介があった。
主訴顕微鏡的血尿
現病歴:6ヶ月前、new jofのためのisurance medical血尿指摘された。以来家庭医に2回血尿指摘された。以前尿検査正常だった。一度も顕微鏡指摘されたことが無く、泌尿器系症状もなかった。顕微鏡的血尿であることを除けば健康である。視覚聴覚問題なし。タバコ1日30本、アルコール35 unit/week(缶ビール(350ml)20本/週)
既往歴:特記無し。
家族歴:特記無し。腎臓病家族歴無し
身体所見
 栄養状態良く体調はよい。心拍:72/分、整。血圧:146/102 mmHg心血管系呼吸器系腹部神経学所見:異常なし。眼底鏡arteriovenous nippingを認める。
検査
(血液生化学)
 上昇尿素クレアチニン、γ-GTP
 
(尿検査)
蛋白:++。血尿:++。赤血球:>100 red cells
24時間尿蛋白:1.2g; 正常値 <200mg/24hr
(その他)
ECG左室拡大。腎超音波検査:大きさは正常
(第一パラグラフ)
 ・顕微鏡的血尿原因腎臓尿路系のものがある(ex.前立腺病変、結石)。
 ・顕微鏡的血尿 + 高度タンパク尿 + 高血圧 + 腎障害 = 慢性糸球体腎炎病態
 ・γ-GTP高値アルコールの過剰摂取による肝臓病であることに適合する
 ・男性推奨されるアルコール摂取上限は、28unit/週 ()
(第二パラグラフ)IgA腎症
 ・IgA腎症先進国における一般的糸球体腎炎メサンギウム領域におけるIgA蓄積特徴的
 ・患者はしばしば、上気道感染同時におこる顕微鏡血尿エピソードがある
 ・IgA腎症は多くは特発性だけど、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病(Henoch-Schonlein purpura)とアルコール性肝硬変(alcoholic cirrhosis)と関連するのが普通である。
 ・IgA腎症患者の20%は20年の経過末期腎不全(end-stage renal failure)に陥る。
(第三パラグラフ)基底膜病・アルポート症候群
 ・菲薄基底膜病はisolated microscopic hematuriaminimal proteinuria及び正常腎機能(悪化しない)をしめす家族性疾患である。
 ・電顕的にはびまん性の糸球体基底膜の菲薄化が見られる(300-400nm -> 150-225nm)
 ・アルポート症候群は進行性糸球体病態であり、聴覚消失と視覚異常と関連している。ふつうX連鎖優性遺伝で、男性ひどく影響を受ける。
(第四パラグラフ)What further incestigations would you organize?
 ・腎生検
 ・age>50: 尿細胞診前立腺特異抗原膀胱鏡 → 除外診断のため(膀胱前立腺病変)
 ・肝超音波検査必要で、肝生検考慮するべき。
(第五パラグラフ)What advice would you give this patient
 ・指導禁酒血圧コントロール
 ・経過観察:透析腎移植移行しうるため
 ・血清/血漿クレアチニン:これはGFRが50%減らないと上昇しない → この症例では軽度クレアチニン上昇腎機能正常腎機能の40%であることを示す。
 ・治療免疫抑制薬IgA腎症大部分透析導入を遅らせるという証拠はない
■KEYPOINT
 ・50歳以下の血尿のみを訴える患者はまず腎臓専門医に紹介すべき。
 ・50歳以上の血尿のみを訴える患者は、膀胱前立腺疾患除外するためにまず泌尿器科医に紹介すべき
 ・血清/血漿クレアチニンのわずかな上昇腎機能の大きな喪失を示している。
 ・大量アルコール摂取による肝障害は明らかな徴候なく起こるかもしれない。
もっとも一般的顕微鏡的血尿をきたす糸球体による原因
IgA腎症
菲薄基底膜病(thin basement membrane disease)
アルポート症候群(XR)
■高血圧病理的帰結 HIM.1552
・高血圧が生み出すリスクファクター粥状硬化症
・高血圧悪化因子?(predisposing factor)となる疾患心不全、冠動脈疾患梗塞腎臓病、末梢動脈疾患
 心臓:高血圧性心疾患は高血圧に対する機能的構造的適応 → 左心室肥大、拡張期機能不全(diastolic dysfunction)、うっ血性心不全血行異常(冠状動脈粥状硬化微小血管障害による)、不整脈
 左心室肥大(1遺伝的要因と血行動態要因による) → ↑リスク:冠動脈疾患梗塞、慢性心不全突然死
 拡張期機能不全:(左心室壁が肥厚して拡張期に十分拡張できないという意味での機能不全(written by s))
 脳:(高血圧は脳梗塞脳出血リスクファクター)
  ・認知症(脳梗塞による)
  ・高血圧脳症(autoreguration(50-150mmHg)が傷害され、重度頭痛悪心嘔吐、巣状神経徴候(focal neurologic sign)、精神状態変調をきたす)
 腎臓:高血圧腎障害と末期腎臓病リスクファクター
  ・腎臓における粥状硬化性の高血圧関連した血管損傷は、最初糸球体の前の細動脈に及ぶ。これにより糸球体糸球体の後の構造虚血性変化を起こす。
  ・糸球体損傷糸球体の高灌流による糸球体毛細血管の損傷結果かもしれない。
  ・糸球体病理糸球体硬化症を呈し、そして尿細管虚血により萎縮する。
 末梢動脈長期にわたって持続する高血圧により、下肢動脈狭窄させる → 跛行
 網膜交差現象(http://www.1stretinalscreen.com/ra_DR_NonDR.asp )
AV nipping is indicative of hypertension and describes the changes which occur at arteriovenous crossings in the retina where an artery crosses a vein. In patients with hypertension and associated arteriolosclerosis (narrowing of the artery) the artery applies increased pressure on the vein at the point where it passes over the top of the vein.
顕微鏡的血尿
 血尿のうち、肉眼的には血尿ではないが、尿沈渣で400倍毎視野1個以上の赤血球を認める場合をいう。 しかしそれでは再現性に乏しいので、一般的には5個以上の赤血球を認める場合顕微鏡的血尿といい病的意義をもつ。
glossary
modest adj. 謙虚な。慎み深い、控えめな、遠慮がちの。(主に女性が)しとやかにした、ひどく上品な。質素な、地味な。適度の、穏当な。大きくない、ささやかな。

Tandem-Rキット」

  [★]

Tandem-R kit
前立腺特異抗原 PSA


PSA」

  [★] 前立腺特異抗原 prostate-specific antigen


prostate specific antigen」

  [★] 前立腺特異抗原 PSA


前立腺」

  [★]

prostate (KL,KH,N,Z), prostate gland
prostata
前位腺摂護腺
  • 図:N.367

解剖

  • くるみ大の大きさ。体積は5ml(??)程度が普通で、大きい場合、前立腺肥大症や前立腺癌などが考えられる
  • 膀胱の直下にある栗の実に似た固い器官
  • 内腺と外腺からなる。現在では、central zone CZ,transitional zone TZ,peripheral zone PZという分け方が一般的。

組織

  • 円柱上皮と立方上皮が2相構造を呈している → 多列円柱上皮? : 前立腺肥大症ではこの構造が保たれ、前立腺癌ではこの構造が乱れる。
  • 30-50個からなる複合管状胞状腺の集合体からなる。(HIS.427)
  • 管状胞状腺の内腔に前立腺石(アミロイド小体)を認める。(HIS.428)

機能 (KL.446)

  • 特有の臭気を有する乳白色の液で、クエン酸や、デヒドロゲナーゼ、亜鉛を含み、精液の15-30%を構成する。
  • 分泌はジヒドロテストステロンに制御されている(HIS.428)

発生学的な関係 (KH.258,264 N.362,368)

男性 前立腺 尿道腺
(Littre腺)
球尿道腺
女性 尿道腺 小前庭腺
(スキーン腺)
大前庭腺

臨床関連

  • inner, periurethral glandsに見られる。肥大はinner region(central and transitional region)で著明
  • outer region(peripheral) glandsで起こる → 尿路の閉塞は初期に出づらい。


参考

  • 1. 解剖 写真 シェーマ - 前立腺
[display]http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/2d/5d/zr750soyokaze/folder/1188086/img_1188086_27786171_0?1242055767






抗原」

  [★]

antigen Ag
抗体


分類


特異抗原」

  [★]

specific antigen
特異的抗原

原」

  [★]

proto
プロト

特異」

  [★]

singular
唯一



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