内弾性板

出典: meddic

internal elastic lamina, internal elastic membrane
外弾性板血管


  • 内膜中膜の間に存在
  • 弾性線維に富む
  • 光学顕微鏡ではべったり染まり波打つ層として観察される。



UpToDate Contents

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和文文献

  • 内頚動脈前壁(背側)動脈瘤の病態と治療(<特集>脳動脈瘤治療のトピックス)
  • 佐藤 章
  • 脳神経外科ジャーナル 19(2), 112-119, 2010-02-20
  • … ,両群で転帰に差はなく,前者の死亡率も4%と納得できる数値であった.この調査から,現時点で最も有力な手術法はhigh-flow bypass+内頚動脈trappingであること,clip on wrappingも有効であるが,術後の再出血,瘤の再増大が生じうる点から,今後症例を増やした調査・検討が必要であるとの結果が得られた.最後に,血管分岐のないICの一定個所に,解離および非解離動脈瘤が生じる発生機転につき,内弾性板(IEL)の自発的破綻を軸に考察した. …
  • NAID 110007539855
  • 解離性脳動脈瘤の発生,治癒機転からみた治療の考え方(<特集>脳動脈瘤治療のトピックス)
  • 水谷 徹
  • 脳神経外科ジャーナル 19(2), 104-111, 2010-02-20
  • … 性解離性脳動脈瘤は,内弾性板の急激な断裂とそれによってできたエントリーから血管腔の血流が中膜内に浸入することで生じる.中膜の断裂の程度と浸入度によって形状が決まる.断裂部は内膜が新生されることによって修復されていく.破裂例における再破裂の頻度は1週間を過ぎると著明に減少し,自験では最遅41日であった.剖検例で偶然発見される脳動脈解離は,内膜で内弾性板と中膜の断裂部が強 …
  • NAID 110007539854

関連リンク

内弾性板や、その関連情報についてまとめたページ。ネットでの調査結果を元に、情報をまとめています。 ... 一方、脳動脈では内弾性板に穴はなく連続性につながっていて、脳血流関門脳血管では脳を守るため、血液と血管の間の ...
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心臓を栄養する動脈-冠動脈-と脳動脈は血管の構造に違いがあります。(イラスト2) 冠動脈では内弾性板のところどころに穴があいており、非連続性です。この非連続性が冠動脈では中膜の平滑筋細胞が遊走して、内膜に侵入 ...

関連画像

内弾性板図. 6 内弾性板蛇行度Wi冠動脈と脳動脈の違い輪状平滑筋


★リンクテーブル★
国試過去問100G039
リンク元側頭動脈炎」「血管」「内膜」「中膜」「外弾性板
関連記事弾性

100G039」

  [★]

  • 血管の構造で正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G038]←[国試_100]→[100G040

側頭動脈炎」

  [★]

temporal arteritis, TA
巨細胞性動脈炎 giant-cell arteritis giant cell arteritis GCA頭蓋動脈炎 cranial arteritisホートン症候群 Horton syndromeホートン動脈炎 Horton arteritis
虚血性視神経症


概念

病因

疫学

  • 年齢:65歳以上(CASES)。50歳以上にほぼ特異的(exclusively)(HIM.2126)
  • 性別:女性>男性
  • 人種:黒人には稀。南ヨーロッパでは少ないが、スカンジナビア(半島?)の人に多い。
  • 50歳以上の発症率(annual incidence rates):6.9-32.8/10万人
  • 合併:リウマチ性多発筋痛症側頭動脈炎は合併しやすい
  • 遺伝(HIM.2126)
  • HLA-DR4:家族内集積が見られた
  • 側頭動脈炎とHLA-DRB1 locusが関連(特にHLA-DRB1*04)

病態生理

  • 冒される血管:中程度から大きい動脈(全身の血管を冒すが、大動脈弓とその枝に多い)。例えば頚動脈の1~多枝(特に側頭動脈)。
  • 側頭動脈が冒されるが、全身の中~大型の血管も冒されている。ただし症状は見られないことがある。(HIM.2126)
  • 単核球が血管壁に浸入し巨細胞を形成 → 内膜が増殖、内弾性板の破壊 → 狭窄・閉塞&末梢組織の虚血
  • (実験データに基づくと)側頭動脈炎は抗原の存在が原因 → Tリンパ球・マクロファージ、樹状細胞の活動により発症
  • 血管壁に浸入したT細胞のTCRを遺伝的に解析すると、多様性が失われていたらしい → 血管壁になんらかの抗原が存在することを示唆(HIM.2126)
  • 血管の外膜(CD4+ T細胞が活性化して一斉にマクロファージに分化するばしょ)が本疾患の発症機序の始まりである? (HIM.2126)
  • 病変部に移動してきたT細胞は主にIL-2IFN-γ(overt arteritisへの進展を伴うことを示唆)を産生する (HIM.2126)

症状

  • 典型的な臨床像:50歳以上の患者で発熱、貧血、高ESR、頭痛(HIM.2126)
  • その他:不定愁訴(malaise)、全身倦怠感(fatigue)、食欲不振、体重減少、多汗?(sweats)、関節痛、およびリウマチ性多発筋痛症の関連症状(HIM.2126)
  • 頭痛:側頭動脈を冒されている患者では主要な症状。動脈の圧痛・結節を伴っていることがあり、病初期では拍動を触れるが後期には閉塞する。(HIM.2126)
  • 頭皮痛・顎跛行・舌跛行も起こることがある。(HIM.2126)
  • 眼 :未治療では虚血性視神経症により失明。ほとんどの患者では失明に先行して頭部の症状や眼に関連した症状が出現する。 (HIM.2126)
  • その他(まれな?)の合併症:四肢の跛行、脳梗塞、心筋梗塞、内臓臓器の梗塞 (HIM.2126)
  • 血管:大動脈瘤のリスク↑。病後期において大動脈解離とそれによる死亡につながる。
  • リウマチ性多発筋痛症:近位筋の痛みと凝り(stiffness)。特に朝に著明。筋脱力のような症状が出るかもしれない(may simulate muscle weakness)(CASES)
  • 側頭動脈炎     :冒された血管領域の激しい頭痛
  • 全身症状:不定愁訴、体重減少、夜汗(CASE)

REU.212

  • 全身症状 50%
  • 発熱(15%で高熱39-40℃)
  • 倦怠
  • 体重減少
  • 頭痛 60-75%
  • 側頭部、後頭部
  • 顎跛行 35-50%
  • 眼症状 25-50%
  • かすみ
  • 一過性黒内障 amaurosis fugax
  • 複視
  • 失明

検査

血液

一般

  • 貧血(中等度)(CASES)。低色素~正色素の貧血(HIM.2126)
  • 白血球:減少

生化学

  • クレアチンキナーゼ:正常 ← 筋炎だったら上昇。筋逸脱酵素の上昇はみられない(HIM.2126)。
  • 肝酵素:わずかに上昇(CASES)。肝機能の異常は通常みられ、特にALPが上昇(HIM.2126)。

免疫

  • IgG、補体上昇例が報告されている。

炎症

  • ESR:亢進(少なくとも40 mm/h)(CASES)

診断

  • 症状と検査所見で疑う
  • ESRの上昇やリウマチ性多発筋痛症様の症状の出現で側頭動脈炎を疑う(CASES)。
  • 発熱 + 貧血 + 高ESR + 頭痛 + 50歳以上 + その他の症状(不定愁訴、疲労、食欲不振、体重減少、多汗、関節痛、±リウマチ性多発筋痛症の関連症状) (HIM.2126)
  • 確定診断は側頭動脈生検 (HIM.2126)
  • 確定診断のための生検は、「頭痛 + 側頭動脈炎疑い」で施行。
  • →側頭動脈の生検(側頭動脈炎の病変は斑状(patchy)なので見つからないことも(CASES)。だけど確定診断になって治療方針が決まるから良いではないか)
  • 病変は斑状に存在するので、3-5cmをまとめて生検した方が感度が上がる。
  • 眼に症状が徴候が出ていたらすぐに生検をし、治療を遅らせるべきではない。糖質コルチコイド投与後14日後でも血管炎の存在を証明できる。糖質コルチコイドに対する反応性が良いことも診断のたすけとなる

鑑別診断「近位筋の筋力低下とこわばり」(CASES p.208)

  • 多発筋炎、全身性血管炎、SLE、パーキンソン症候群、甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症、骨軟化症

治療

  • できるだけすぐに。生検の結果が来る前にでも(CASES)
  • ESRを指標としてtaperingさせる。2年程度の継続が必要。

合併症

  • 失明:毛様体動脈への障害(→視神経炎)、中心網膜動脈の閉塞による

予後

  • 生命予後は良好で、疾患がない人と変わりがない(REU.215)。

予防

参考

  • 1. HIM.2126
  • 2. [charged] Clinical manifestations of giant cell (temporal) arteritis - uptodate [1]



血管」

  [★]

blood vessel, blood vessels
  • 図:M.28

構造

  • 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
  • 基底板
  • 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
  • 内弾性板
  • 結合組織に移行

動脈 内膜 中膜 外膜
弾性血管 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
不完全な内弾性板
40-70層の有窓性弾性板
弾性板の間に存在する平滑筋細胞
薄い弾性板
外半分には脈管栄養細胞が分布
線維・弾性結合組織
脈管栄養血管
リンパ管
神経細胞
筋性動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
厚い内弾性板
40層に及ぶ平滑筋細胞層
厚い外弾性板
薄い線維・弾性結合組織
脈管栄養血管は著明でない
リンパ管
神経線維
細動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層:目立たない
内弾性板はなく、弾性線維がある
1-2層の平滑筋細胞 疎性結合組織
神経線維

分類



内膜」

  [★]

intima, intimal (adj.), inner membrane, internal tunic
tunica intima (Z)
中膜血管


組織

病理

血管の損傷

  • 内膜の内皮下結合組織が肥厚

粥状硬化症

  • 内皮下結合組織に粥腫ができる。
  • necroticcenterはfibrous capにかこまれる
fibrous cap
平滑筋マクロファージ泡沫細胞リンパ球コラーゲンエラスチンプロテオグリカン血管新生
necrotic center
壊死組織コレステロールの血漿、泡沫細胞カルシウム

梗塞

  • 肥厚する



中膜」

  [★]

tunica media (Z)
血管内膜外膜



外弾性板」

  [★]

external elastic lamina
血管内弾性板

]]


弾性」

  [★]

elasticityresilienceelastic
回復力弾力





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