免疫グロブリン

出典: meddic

immunoglobulin, Ig
抗体
HBグロブリンヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニン-IサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHはぶ抗毒素ヒスタグロビンベニロン-IヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビンまむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
免疫T細胞受容体リンパ球抗原受容体
IgMIgDIgGIgAIgE

構造

  • H鎖とL鎖からなり、Igドメインをそれぞれ4つ(IgMIgEは5つ)、2つもつ。

胎児の免疫グロブリン

  • 胎児は母胎より免疫グロブリンをもらうが、生後六ヶ月で消失する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)
  • 自分で抗体を作る能力は3-6歳で完成する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)

免疫グロブリンの特性 (IMM.161)

抗体 IgG1 IgG2 IgG3 IgG4 IgM IgA1 IgA2 IgD IgE
重鎖 γ1 γ2 γ3 γ4 μ α1 α2 δ ε
分子量 146 146 165 146 970 160 160 184 188
補体活性化(古典的経路) ++ + +++ - ++++ - - - -
補体活性化(代替経路) - - - - - + - - -
胎盤通過 +++ + ++ ± - - - - -
食細胞FcRへの結合 + - + ± - + + - +
肥満細胞好塩基球への結合 - - - - - - - - +++
staphylococcal Protein Aとの反応性 + + ± + - - - - -

免疫グロブリンの遺伝子再構成 (IMM.144)

多様性の獲得機構

  • 多数のV遺伝子
  • VJとJDV遺伝子の組み換え
  • 組み換え時の不正確性(塩基欠損、付加、N塩基)(CDR3)
  • 体細胞突然変異(CDR1,CDR2)
  • H鎖とL鎖の組み合わせ

シグナル伝達

基準値

小児基準値研究班(編):日本人小児の臨床検査基準値。日本公衆衛生協会、1997
SPE.704
  IgG IgA IgM
1ヶ月 400 ~ 1030 ー ~ 24 21 ~ 96
6ヶ月 290 ~ 950 8 ~ 50 46 ~ 176
1歳 460 ~ 1220 470 ~ 1210 16 ~ 128 14 ~ 98 57 ~ 260 81 ~ 314
3歳 530 ~ 1340 540 ~ 1340 25 ~ 174 22 ~ 150 63 ~ 279 86 ~ 332
6歳 630 ~ 1490 650 ~ 1530 45 ~ 258 38 ~ 238 72 ~ 305 92 ~ 353
12歳 750 ~ 1660 790 ~ 1740 71 ~ 352 63 ~ 373 72 ~ 306 100 ~ 380
成人 680 ~ 1620 84 ~ 438 380 ~ 1620


臨床関連

免疫グロブリンの量的変化による疾患




Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/20 13:32:10」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

和文文献

  • 小児科領域における研究と治療の進歩(8)川崎病の急性期治療の現状と新たな試み
  • 濱田 洋通
  • 東京女子医科大学雑誌 81(4), 227-230, 2011-08-25
  • … 理が必要となる.川崎病は未だに原因が不明であり、モデル動物もいないことから、急性期治療法の開発は試行錯誤の連続であった.初期に試みられたステロイド治療、アスピリンの時代、1984年に報告された免疫グロブリン大量療法のすぐれた成績とその後の免疫グロブリン治療標準化の時代を経て、現在は免疫グロブリン不応例に対する新たな追加治療の試みが模索されている. …
  • NAID 110008604386
  • 敗血症に対する静注用免疫グロブリン製剤の有効性の検討
  • 佐藤 孝幸/出口 善純/須賀 弘泰/仁科 雅良/中川 隆雄
  • 東京女子医科大学雑誌 81(3), 178-184, 2011-06-25
  • … 今回、我々は当救命救急センターへ搬送された敗血症症例を対象にIGF-1の産生効果や重症度改善効果などを各種免疫グロブリン製剤間で比較検討し、その有用性について比較検討した。 …
  • NAID 110008585260
  • MS9-5 便中EDN,免疫グロブリン,TNFα値の経時的変化を追った新生児-乳児期FPIESの4例(MS9 食物アレルギー4,ミニシンポジウム,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
  • 水野 和徳,酒詰 忍,太田 和秀,栂 暁子,榊原 康久,和田 泰三,金兼 千春,東馬 智子,谷内江 昭宏
  • アレルギー 60(3・4), 427, 2011-04-10
  • NAID 110008594395
  • 悪性リンパ腫やRiedel甲状腺炎と鑑別を要した橋本病線維亜型の1例
  • 尾身 葉子,山本 智子,澤田 達男,西川 俊郎,岡本 高宏,小林 槇雄
  • 東京女子医科大学雑誌 81(E1), E61-E64, 2011-03-31
  • 免疫グロブリンはIgAに比してIgGが優位、κ鎖とλ鎖はほぼ同等、IgG4は陰性であった。 …
  • NAID 110008439101

関連リンク

重鎖は定常領域の違いにより、γ鎖、μ鎖、α鎖、δ鎖、ε鎖に分けられ、この違いにより それぞれIgG、IgM、IgA、IgD、IgEの5種類のクラス(アイソタイプ)の免疫グロブリンが 形成される。これらの分泌型の免疫グロブリンの ...
免疫グロブリンM(めんえきグロブリンM、Immunoglobulin M、IgM)は、B細胞に存在 する抗体で ...
免疫グロブリンA(めんえきグロブリンA、英: Immunoglobulin A, IgA)は、哺乳類および 鳥類 ...

関連画像


押しても画像が表示されない場合はサーバが混雑しています。2週間ほどあけて、再度押下してください。

添付文書


薬効分類名

  • 血漿分画製剤

販売名

  • ガンマグロブリン筋注450mg/3mL「ニチヤク」

組成

  • 本剤は、ヒトの免疫グロブリンGを含む液剤で、1瓶中に下記の成分を含有する。

有効成分

  • 免疫グロブリンG:450mg

添加物

  • グリシン:67.5mg
  • 本剤の主成分であるヒトの免疫グロブリンGは、日本において採取された献血血液を原料としている。

また、製造工程中においてブタ腸粘膜由来のヘパリンを使用している。

禁忌

本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者

効能または効果

  • ◇無又は低ガンマグロブリン血症
  • ◇下記のウイルス性疾患の予防及び症状の軽減
     麻疹、A型肝炎、ポリオ
  • 無又は低ガンマグロブリン血症には、人免疫グロブリンとして通常体重1kg当たり100?300mg(0.67?2.0mL)を毎月1回筋肉内注射する。
  • 麻疹、A型肝炎及びポリオの予防及び症状の軽減には、人免疫グロブリンとして通常体重1kg当たり1回15?50mg(0.1?0.33mL)を筋肉内注射する。
  • なお、いずれの場合も症状により適宜増減する。

慎重投与

IgA欠損症の患者

  • [抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。]

溶血性・失血性貧血の患者

  • [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。]

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者

  • [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。]

重大な副作用

  • ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、悪寒、嘔気、発汗、腰痛等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

抗体活性:本剤は、麻疹抗体価5単位/mL以上を含有し、また、A型肝炎ウイルス2)及び各種の細菌、ウイルス、毒素に対する抗体活性が認められる。

本剤は、実験的マウス感染症に対して感染防御効果を示した。3)

本剤は、マウス好中球に対して貪食能促進作用を示した。4)

本剤は、健康人から得た好中球に対して貪食能促進作用を示した。5)


★リンクテーブル★
先読みテタノブリン」「抗HBs人免疫グロブリン」「サイモグロブリン」「ヒスタグロビン」「ヘパトセーラ
国試過去問104G065」「106G063」「104E053」「106D032」「106D042」「101G035」「105A042」「106I055」「106I042」「103A029」「100H034」「105I055」「104A050」「107I039」「108A036」「106A007」「098G044」「100G051」「105I011」「108E032
リンク元母乳」「免疫グロブリンスーパーファミリー」「IgE」「ピックアップ」「B細胞
拡張検索乾燥ペプシン処理ヒト免疫グロブリン」「免疫グロブリンD」「抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン
関連記事免疫」「グロブリン」「リン

テタノブリン」

  [★] 破傷風抗毒素ポリエチレングリコールグリシンD-マンニトール塩化ナトリウム水酸化ナトリウム塩酸


抗HBs人免疫グロブリン」

  [★]

ヘパトセーラヘブスブリンIHヘブスブリン乾燥HBグロブリン
血液製剤類
HBsヒト免疫グロブリン


サイモグロブリン」

  [★] 抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン

その他の生物学的製剤


ヒスタグロビン」

  [★] 人免疫グロブリン、ヒスタミン二塩酸塩(ヒスタミン)


ヘパトセーラ」

  [★]

HBsヒト免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン

104G065」

  [★]

  • 次の文を読み、64-66の問いに答えよ。
  • 51歳の男性。口渇多飲および全身倦怠感を主訴に来院した。
  • 現病歴  1か月前から口渇が出現し、清涼飲料水を多飲している。2週前から全身倦怠感を自覚している。
  • 既往歴  1年前にC型肝炎で、インターフェロンα-2bリバビリンとの治療が開始され、1か月前に終了した。
  • 生活歴  喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴  特記すべきことはない。
  • 現症   意識は清明。身長 162cm、体重 57kg、体温 36.9℃。脈拍 92/分、整。血圧 142/86mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見 尿所見:蛋白(±)、糖2+、ケトン体2+。血液所見: 赤血球 451万、Hb 12.6g/dl、Ht 40%、白血球 4,300(好中球39%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球52%)、血小板 13万。血液・尿生化学所見: 血糖 626mg/dl、HbA1c 12.5%、総蛋白 7.3g/dl、アルブミン 3.9g/dl、尿素窒素 10.2mg/dl、クレアチニン 0.8mg/dl、尿酸 6.9mg/dl、総コレステロール 241mg/dl、トリグリセリド 239mg/dl、総ビリルビン 0.3mg/dl、AST 37IU/l、ALT 38IU/l、LD 181IU/l(基準176-353)、ALP 215IU/l(基準115-359)、Na 140mEq/l、K 5.1mEq/l、Cl 102mEq/l、FT3 2.9pg/m/(基準2.5-4.5)、FT4 1.1ng/dl(基準0.8-2.2)、尿中アルブミン 208mg/g・Cr(基準22以下)。CRP 1.2mg/dl。24時間クレアチニンクリアランス 78mg/分(基準90以上)。
  • 診断に有用なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104G064]←[国試_104]→[104G066

106G063」

  [★]

  • 次の文を読み、 62-64の問いに答えよ。
  • 75歳の男性。熱感を主訴に来院した。
  • 現病歴: 5日前の田植え作業中に咳を自覚し、その後持続していた。痰は少しからむ程度であり、色は白色透明であった。 3日前に、 37.4℃の発熱があったため自宅にあった総合感冒薬を2日間内服したところ症状は軽快した。頭痛や筋肉痛はなく、田植え作業は継続していた。今朝の体温が36.8℃で、平熱よりも高いことが気になったため受診した。
  • 既往歴: 45歳時にオートバイで転倒し脾臓摘出術を受けた。 60歳時に高血圧を指摘されたが、医療機関にはかからなかった。インフルエンザワクチンは年1回定期的に受けている。
  • 生活歴: 40年来の専業農家で、土に触れる機会が多い。妻との2人暮らし。喫煙は40本/日を45年間。飲酒は日本酒1合/日を30年間。
  • 家族歴 :父親が高血圧性脳出血のため65歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長163cm、体重60kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧140/90mmHg。呼吸数16/分。 SpO2 96 %(room air)。聴診上呼吸音は減弱している。
  • この患者に確認すべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G062]←[国試_106]→[106G064

104E053」

  [★]

  • 36歳の女性. 2日前から出現した呼吸困難と茶褐色の喀痰とを主訴に来院した。半年前から時々喘鳴を伴う呼吸困難咳嗽とが発作性に出現し、自宅近くの診療所気管支拡張薬副腎皮質ステロイド吸入薬とを処方されていた。意識は清明。体温37.0℃。脈拍96/分、整。血圧114/68mmHg。全肺野にwheezesを聴取する。赤沈30mm/1時間。血液所見: 赤血球 390万、Hb 11.2g/dl、Ht 37%、白血球 11,000(桿状核好中球3%、分葉核好中球41%、好酸球28%、好塩基球1%、単球2%、リンパ球25%)、血小板 32万。血液生化学所見に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.10A)と経気管支肺生検組織のH-E染色標本(別冊No.10B)とを別に示す。
  • この病態に関与する免疫グロブリンはどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 104E052]←[国試_104]→[104E054

106D032」

  [★]

  • 5歳の女児。両側の膝関節痛を主訴に来院した。 2週前から37.5-40.0℃の発熱がみられていた。自宅近くの診療所で抗菌薬を投与されたが解熟しなかった。 3日前から両側の膝関節痛を訴え、今朝から立とうとしなくなったため受診した。体温39.0℃。両側の頚部に径15mmのリンパ節を2個ずつ触知する。右肋骨弓下に肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。両側の膝関節は腫脹し、熱感がある。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に白血球3-5/1視野。赤沈 80mm/1時間。血液所見:赤血球320万、 Hb9.6g/dl、 Ht30%、白血球16,500(桿状核好中球 7%、分葉核好中球 56%、単球 8%、リンパ球 29%)、血小板 52万。免疫学所見: CRP 15mg/dl。 ASO l,250単位(基準250以下)。咽頭培養は常在菌のみ検出され、血液培養は陰性であった。
  • 治療薬として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106D031]←[国試_106]→[106D033

106D042」

  [★]

  • 45歳の男性。意識障害のため搬入された。 5日前から38℃台の発熱が続いていた。昨日から傾眠状態となり、次第に増悪してきたため家族が救急車を要請した。下痢血便とはなかったという。意識レベルはJCSⅡ-30。身長158cm、体重59kg。体温39.0℃。脈拍88/分、整。血圧110/70mmHg。呼吸数28/分。皮膚に出血斑を認める。尿所見:蛋白2+、潜血2+。血液所見:赤血球138万、 Hb4.1g/dl、 Ht16%、白血球8,000、綱赤血球5%、血小板1.2万、 PT97%(基準80-120)、 APTT32秒(基準対照32)。血液生化学所見:総蛋白6.9g/dl、アルブミン3.3g/dl、尿素窒素24mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 15)を別に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D041]←[国試_106]→[106D043

101G035」

  [★]

  • 3歳の男児。紫斑を主訴に来院した。2週前に38.7℃の発熱が2日間続き、近医で咽頭炎と診断された。昨日から全身に赤~紫色の点状の皮疹が出現している。診察前に鼻出血があり、止血に20分を要した。体温36.9℃。脈拍88/分、整。全身の皮膚に紫斑を認める。口腔内に粘膜出血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球340万、Hb10.5g/dl、白血球6,700、血小板0.6万。血清生化学所見:AST31IU/l、ALT28IU/l、LDH284IU/l(基準176~353)。CRP0.11mg/dl。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 101G034]←[国試_101]→[101G036

105A042」

  [★]

  • 78歳の男性。血痰を主訴に来院した。 5か月前から咳嗽喀痰とを自覚していたが、そのままにしていた。本日急に血痰を認めたため受診した。 20年前に肺結核の既往がある。意識は清明。身長165cm、体重52kg。体温37.3℃。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧110/70mmHg。呼吸音は右上肺野で弱く、coarse cracklesを聴取する。喘鳴を認めない。血液所見:白血球 11,000(桿状核好中球7%、分葉核好中球59%、好酸球1%、単球10%、リンパ球23%)。 CRP 1.8mg/dl。胸部エックス線写真(別冊No.14A)と胸部単純CT(別冊No.14B)とを別に示す。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105A041]←[国試_105]→[105A043

106I055」

  [★]

  • 1歳の男児。嘔吐下痢とを主訴に来院した。昨日の夕方から嘔吐が始まり、午前10時の受診までに5回嘔吐した。最後に嘔吐したのは午前3時であった。今朝、白っぽい下痢便が1回みられた。通っている保育園に同じ症状の子どもがいるという。意識は清明。体重10.2kg(数日前と比較して0.2kg減少)。体温37.8℃。脈拍92/分、整。呼吸数18/分。咽頭に発赤を認めない。口腔内の乾燥を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音は亢進している。皮膚の緊張度はやや低下している。項部硬直を認めない。
  • 対応として適切なのはどれか。
  • a 絶飲食にする。
  • b 抗菌薬を投与する。
  • c 入院して輸液を行う。
  • d 経口補液を指導する。
  • e 免疫グロブリンを投与する。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I054]←[国試_106]→[106I056

106I042」

  [★]

  • 36歳の男性。発熱全身倦怠感とを主訴に来院した。 4週前に口蓋扁桃摘出術を受けた。 3週前から悪寒戦慄を伴う37-40℃の発熱があり、市販の総合感冒薬を内服しても解熟しなかったため受診した。息苦しさは自覚していない。脈拍100/分、整。血圧120/82mmHg。心尖部収縮期雑音を聴取する。両手掌に2mm大の小出血斑を認める。血液所見:赤血球310万、 Hb11.2g/dL、 Ht30%、白血球15,800、血小板15万。 CRP10mg/dL。血液培養の結果はまだ分からない。心エコー図(別冊No. 8)を別に示す。
  • 直ちに開始する治療として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106I041]←[国試_106]→[106I043

103A029」

  [★]

  • 65歳の男性。3日前から続く鼻出血を主訴に来院した。3週前から全身倦怠感を自覚している。皮膚は蒼白で紫斑と点状出血とを認める。血液所見:赤血球210万、Hb 7.2g/dl、Ht 22%、網赤血球 0.1%、白血球1,900(桿状核好中球1%、分葉核好中球18%、好酸球1%、単球2%、リンパ球78%)、血小板0.8万。血液生化学所見:総蛋白8.1g/dl、アルブミン4.2g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST 32IU/l、ALT 26IU/l。骨髄生検H-E染色標本(別冊No.7)を以下に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。3つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 103A028]←[国試_103]→[103A030

100H034」

  [★]

  • 16歳の女子。複視と歩行時のふらつきとを主訴に来院した。2週前に咽頭痛全身倦怠感および微熱を生じたが数日で軽快した。昨日、起床時に物が二重に見えることと歩行時のふらつきとを自覚し、徐々に症状が増悪してきた。水平方向の眼球運動制限を認め、左方視で複視が出現する。四肢で筋力は正常であるが、腱反射が消失している。血液検査では異常を認めない。脳脊髄液検査では細胞数は正常、蛋白は軽度の上昇を認める。
  • 適切な治療はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100H033]←[国試_100]→[100H035

105I055」

  [★]

  • 27歳の男性。腹痛発疹とを主訴に来院した。3日前から腹痛と両下肢の赤い発疹とを生じた。両下腿から足背に浸潤を触れ、硝子圧試験で消退しない発疹が多発している。皮膚の病理組織学的検索で真皮上層に血管周囲性の炎症性細胞浸潤を認める。同時に蛍光抗体直接法を施行したところ免疫グロブリンの沈着を認める。下腿の写真(別冊No.12A)と皮膚生検組織の蛍光抗体直接法の写真(別冊No.12B)とを別に示す。
  • 沈着している免疫グロブリンはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I054]←[国試_105]→[105I056

104A050」

  [★]

  • 52歳の男性。意識障害で搬入された。2年前に離婚し、一人暮らし。離婚後、飲酒量が増え、毎晩日本酒8台を飲んでいた。久しぶりに妹が訪ねていくと.意識が混濁していたため、救急車を要請した。体温36.2℃。脈拍104/分、整。血圧130/70mmHg。両下腿に浮腫を認める。意識レベルはJCS I-3。項部硬直を認めない。両眼の外転障害と注視方向性の水平眼振とを認める。歩行は失調性、腱反射は両下肢で低下している。
  • 治療として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104A049]←[国試_104]→[104A051

107I039」

  [★]

  • 自己免疫性神経疾患とその治療薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107I038]←[国試_107]→[107I040

108A036」

  [★]

  • 24歳の男性。臨床研修医。 HIV感染者の採血で用いた針を誤って自分の指に刺した。同部位に出血はない。既往歴に特記すべきことはない。
  • 投与が推奨されるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108A035]←[国試_108]→[108A037

106A007」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106A006]←[国試_106]→[106A008

098G044」

  [★]

  • 免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G043]←[国試_098]→[098G045

100G051」

  [★]

  • 免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G050]←[国試_100]→[100G052

105I011」

  [★]

  • 表皮真皮境界部に免疫グロブリンが沈着するのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105I010]←[国試_105]→[105I012

108E032」

  [★]

  • 免疫グロブリンサブクラスがあるのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108E031]←[国試_108]→[108E033

母乳」

  [★]

breast milkbreastmilk
人乳母子感染

分類

母乳を介して感染しうるウイルス

成分

  • ミネラル:初乳 > 成乳
  • IgA:初乳 > 成乳
  • タンパク質:初乳 > 成乳
  • 熱量:成乳 > 初乳
  • 脂肪:成乳 > 初乳
  • 乳糖:成乳 > 初乳
  • 防御因子:ラクトフェリン、リゾチーム、分泌型IgA、マクロファージ、リンパ球
  • 成乳の浸透圧は血漿と同程度

アレルギー促進因子、防御因子

参考1
物質の種類 促進因子 防御因子
食物抗原 感作抗原 寛容誘導抗原
免疫グロブリン   IgA
サイトカインなど IL-4IL-5IL-13 TGF-βIL-10、sCD14
ケモカイン RANTESIL-8  
好酸球由来顆粒 ECP  
不飽和脂肪酸 n-6系 n-3系
ポリアミン   スペルミンスペルミジン


母乳と人工乳との比較

  • 母乳は消化されやすく、胃内停滞時間が長い。
  • 母乳はビタミンKが少ない。
  • 人工乳は蛋白顔奥、蛋白代謝負担が大きい
  • 児の成長に連れ母乳のみの栄養ではビタミンD、鉄が不足してくる。 → 母乳栄養のみでは水様便となってくる。離乳食開始を考慮。
  • 母乳栄養時では軟便傾向となる。

母乳と牛乳との比較

  • 母乳は乳糖のみ多い。
  • グロブリン、不飽和脂肪酸、糖質は牛乳より多い。 → ビフィズス菌の増殖に不可欠なオリゴ糖も母乳の方が多い。
  • エネルギーや脂質はほぼ同じ。
  • その他の成分は牛乳の方が多い。

参考

  • 1.
[display]http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0809/ks0809_3.pdf

国試



免疫グロブリンスーパーファミリー」

  [★]

immunoglobulin superfamily
免疫グロブリン遺伝子スーパーファミリー ←?
immunoglobulin gene superfamily ←?
免疫グロブリン
Igドメイン サブユニット 多形性 遺伝子再構成 局在  
単一 単量体 無し 無し 細胞表面 Thy1, CD1のサブユニット, CD3のサブユニット
単量体 無し 無し 細胞表面 N-CAM, PDGF-R, poly Ig receptor, CEA, MAG, CD2
多量体 無し 無し 細胞表面 CD4, CD8
多量体 有り 無し 細胞表面 MHC
多量体 有り 有り 細胞表面 TCR
多量体 有り 有り 液性因子 Ig


IgE」

  [★]

免疫グロブリンE immunoglobulin E IgE、γE、gamma E
免疫グロブリンI型アレルギー高IgE血症低IgE血症
IgMIgDIgGIgA
レアギン皮膚感作抗体同種細胞親和性抗体


IgE産生の調節

IgEの性質

  IgE IgG1
H鎖のIgドメイン数 5 4
分子量(kDa) 188 146
炭化水素の比率(%) 12 2-3
血液(血清)中の半減期(days) 2.5 21
  • IgEは組織移行性が高い。FcεRIの結合部位はN末端から2,3番目のC領域である。

IgEが異常値を呈する病態 OLM.390 LAB.853

  • 肺塞栓、心筋梗塞、脳梗塞(CBT QB vol3 p.320)

高値


ピックアップ」

  [★]

クオリティが高いと思われる記事のピックアップです。
薬理 薬物ウイルス一覧難病リスト疾患名一覧難病抗不整脈薬化膿性髄膜炎原虫子宮体癌膠原病脂質異常症全身性エリテマトーデス糖質コルチコイド消毒薬非ステロイド性抗炎症薬蠕虫細菌肺癌心不全結節性多発動脈炎常位胎盤早期剥離血糖降下薬重症筋無力症ホルモンリポ蛋白人口脳神経イソプロテレノール下垂体腺腫関節リウマチ尿沈渣アドレナリン受容体アミノ酸低ナトリウム血症神経性食思不振症降圧薬妊娠シェーグレン症候群免疫グロブリンフォン・ギールケ病感染症法クローン病文献の略号細菌の鑑別呼吸器の上皮の移行原発性胆汁性肝硬変心音クッシング症候群バーター症候群気管支喘息食中毒菌利尿薬ワクチン敗血症性ショック消化器系アミロイドーシス下肢の筋トキソプラズマ症僧帽弁閉鎖不全症慢性リンパ性白血病アレルギー真菌サイトカイン抗てんかん薬全身性強皮症アカラシア

B細胞」

  [★]

B cell
Bリンパ球 B lymphocyte骨髄由来細胞 bone marrow derived cell
T細胞免疫グロブリン
  • 図:IMM.314(B細胞の成熟)

概念

  • 抗体をつくるリンパ球。

クラススイッチ class switch

T細胞依存性B細胞分化

このヘルパーT細胞は抗原とMHC class IIを認識できる固有のヘルパーT細胞である。
  • 6. ヘルパーT細胞はTCRを介して抗原とMHC class IIの複合体を認識する
  • 7. naive B cellを刺激して形質細胞への分化を誘導する

T細胞非依存性B細胞分化

  • IMM.381-
  • B-cell response to bacterial antigen with intrinsic ability to activate B cell do not require T-cell help (IMM.396)
  • B-cell response to bacterial polysaccharides do not require peptide specific T-cell help (IMM.397)

マーカー




乾燥ペプシン処理ヒト免疫グロブリン」

  [★]

freeze-dried pepsin treated human normal immunoglobulin
ヒト免疫グロブリン製剤


免疫グロブリンD」

  [★]

immunoglobulin DIgD


抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン」

  [★]

抗ヒト胸腺細胞抗体

免疫」

  [★]

immunity, immune
免疫系

免疫の種類 (PT.246-251)

  主に関与するリンパ球 働き リンパ節での局在
細胞免疫 T細胞 (1)免疫の活性化 傍皮質
(2)抗原を有する細胞への攻撃
液性免疫 B細胞 抗体産生 皮質

T細胞の種類

細胞の種類 補レセプター 抗原を提示する細胞 MHC抗原
キラーT細胞(Tc) CD8 抗原提示細胞 MHCクラスI
ヘルパーT細胞(Th) CD4 全ての細胞 MHCクラスII

ヘルパーT細胞の種類

T細胞 関連する因子 産生する物質 機能
Th1 IL-12

 増殖

IL-2,IFN-γなど 細胞性免疫を促進'

 (1)キラーT細胞NK細胞マクロファージを活性化  (2)遅延型過敏反応により自己免疫疾患に関与

Th2 IL-4

 Th→Th2

IL-4,IL-5,IL-6,IL-10など 液性免疫を促進'

 (1)B細胞好酸球肥満細胞に作用。  (2)即時型アレルギーに関与



グロブリン」

  [★]

globulin (Z)
ヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニンサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHヒスタグロビンベニロンヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビン乾燥HBグロブリン乾燥はぶ抗毒素乾燥まむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
アルブミンフィブリノーゲン
  • 肝臓で産生される

機能 (PT.234)

  • α1-グロブリン
    • 組織分解産物や脂質を運搬
  • α2-グロブリン
    • ビタミンやホルモンを運搬
    • α2-グロブリンの一種であるハプトグロビンは溶血により生じたヘモグロビンを捕捉し、尿細管の閉塞を防ぐ
  • βグロブリン
  • γグロブリン
    • 免疫グロブリンのことであり、B細胞が産生する


リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3







★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール
  • is ga ar it id cy uk et nl el hr sv es sk sl sw sr th cs da de tr no hu fi fr bg vi iw be fa pl pt mk lv lt ro ru en ko cn ja


  meddic.jp

リンク
連絡