傍食道裂孔ヘルニア

出典: meddic

和文文献

  • 腹腔鏡下胃全摘術1年後に傍食道裂孔ヘルニアを発症した1例
  • 松本 規子,島田 光生,栗田 信浩,佐藤 宏彦,岩田 貴,吉川 幸造,東島 潤,近清 素也,西 正暁,柏原 秀也
  • 日本消化器外科学会雑誌 47(8), 460-465, 2014
  • … 腹腔鏡下胃全摘術1年後に傍食道裂孔ヘルニアを発症した1例を経験したので報告する.症例は73歳男性で,1年前に当院で早期胃癌に対して腹腔鏡下胃全摘術,Roux-en-Y再建を施行した.2012年5月,突然の腹痛を主訴に来院した.腹部は板状硬でBlumberg signを認めた.胸腹部造影CTにて食道裂孔より左胸腔内へ拡張した腸管の脱出像と胸水貯留を認めた.食道裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスと診断し,緊急手術を施行し …
  • NAID 130004680007
  • 手術症例報告 胃軸捻転を伴い左胸腔内へ脱出した巨大傍食道裂孔ヘルニアに対し,腹腔鏡下に修復した1例
  • 池田 直哉,飯塚 育士,市村 由佳子 [他]
  • 手術 66(3), 361-363, 2012-03
  • NAID 40019221742

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今回の手術の説明です↑↑混合型 食道裂孔ヘルニア食道裂孔ヘルニアが最も頻度が 裂孔ヘルニアは、胃の一部分が


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リンク元hiatal hernia
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hiatal hernia」

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食道」

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esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



ヘルニア」

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hernia
脱腸
真性ヘルニア true hernia


  • 鼡径部ヘルニア


食道裂孔」

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esophageal hiatus (M,K)
  • 図譜:M.174
  • T10椎体の高さに位置する(M.175)
  • 右脚の筋から時計回りに筋束が走り、右脚の筋の起始よりわずか下方で合する、みたい。

!この構造を通過する器官 (M.175)

  1. 前迷走神経幹
  2. 後迷走神経幹
  3. 食道動脈(左胃動脈の食道枝)
  4. リンパ管
esophageal hiatus


裂孔」

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hiatusesophageal hiatushiatal
食道裂孔




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