偶発性低体温

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和文文献

  • 頸髄損傷が誘因となった偶発性低体温症の1例
  • 荒井 秀明,二瓶 俊一,宮岡 亮 [他],長田 圭司,新庄 貴文,寺田 忠徳,後藤 慶,原山 信也,相原 啓二,蒲池 正幸
  • 産業医科大学雑誌 34(3), 259-264, 2012-09-01
  • 偶発性低体温症は,寒冷環境に暴露され深部体温が低下した状態であり,体温が低くなるほど死亡率が高いとされている.今回我々は,当初意識障害および高度低体温により救急搬送され,後に軽微な外力により頸髄損傷を合併していたことが判明した症例を経験したので報告する.症例は70歳代女性.意識障害および高度低体温により当院救急外来に搬送された.来院時直腸温26.2℃と高度低体温であったため,直ちに復温処置を行 …
  • NAID 110009495738
  • 偶発性低体温症 (特集 スポーツ医学と救急医学) -- (環境障害に伴う病態への対応)
  • 宮崎 大,中野 実
  • 救急医学 36(9), 1089-1091, 2012-09-00
  • NAID 40019436787

関連リンク

低体温症hypothermiaとは深部体温(直腸温,膀胱温,食道温,肺動脈温など)が35 以下に低下した状態をさす。事故や不慮の事態に起因する低体温を,低体温麻酔のように意図的に低体温とした場合と区別するために,偶発性低体温症 ...
偶発性低体温。偶発性低体温とはどんな障害か 深部の体温が36 未満を低体温と呼び、軽度低体温(34〜36 )、中等度低体温(30〜34 )、高度低体温(〜30 )に分類されます。体温低下に伴い、意識障害、血圧低下、 goo ...

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低体温」

  [★]

hypothermia,low body temperature , low temperature


概念

  • 深部体温が35℃以下に低下した場合をいう。

分類

原因

  • 1. 治療上、故意の低体温 → 神経的予後改善、脳神経手術など
  • 2. 偶発性低体温
  • 1-1. 一次性偶発性低体温:基礎疾患がない人が寒冷に暴露
  • 1-2. 二次性偶発性低体温:重篤な基礎疾患に合併して起こる低体温 → 重篤

重症度

SQ.497
  • 軽度 :32-35℃
  • 中等度:28-32℃
  • 重度 :28℃未満

リスクファクター

HIM.135

症状

(HIM.136)

  中枢神経系 心臓血管系 呼吸器 腎臓&内分泌 神経筋肉
軽度
35-32.2℃
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression)
・健忘
・感情鈍麻
・判断の誤り
・不適応な行動
・頻脈の後に次第に徐脈
・心周期の延長
・血管収縮
・心拍出量の増加
・血圧の上昇
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少
・酸素消費量の減少
・気管支漏
・気管支攣縮
・利尿
・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う)
・戦慄による代謝の増加
・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少
・increased preshivering muscle tone, then fatiguing
中等度
32.2-28.0℃
・EEGの異常
・意識レベルの進行的な低下(progressive depression)
・瞳孔散大
・逆説的脱衣(paradoxical undressing)
・幻視
・脈拍数と心拍出量の進行性の減少
・心房や心室の不整脈の増加
・低体温を示唆するECG(J波)
・低換気
・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する
・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失
・腎血流量50%増加
・腎自己調整能は保たれる
・インスリン作用の低下
・反射低下
・戦慄による熱産生の減少
・固縮
重度
<28℃
・脳血管の自己調節能の喪失
・脳血流量の減少
・昏睡
・眼反射(ocular reflex)の喪失
・EEGの進行的な低下(decrease)
・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少
・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia)
・心室細動の最大リスク
・心停止
・肺鬱血と肺水腫
・酸素消費量75%減少
・無呼吸
・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少
・極度の乏尿
・(体温の?)変温性
・不動
・神経伝導速度の低下
・末梢の反射消失
・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失

ICU.615

重症度 体温 臨床症状
軽度 32-35℃ 錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈
中等度 28-31.8℃ 嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少
重度 <28℃ 睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿
重篤 <25℃ 呼吸停止、心停止

心電図

ECGP.187

治療

  • 復温
  • 軽度低体温 :表面加温法(適切な室内温度、衣服の除去、毛布)
  • 中等度低体温:表面加温法(電気毛布、温水ブランケット、赤外線ヒーター、ウォームマット)
  • 高度低体温 :中心加温法による急速加温 → 以前は末梢血管が拡張、代謝の急激な変動により冷たい血液が心臓に流れ込み心室細動を誘発するリスクがあったため緩徐加温としていたが、それでも死亡率は高かった。このため急速加温する事になっている。

参考

  • 1.
まとまっている。
[display]http://handbook.muh.ie/trauma/Environmental/hypothermia.html


体温」

  [★]

body temperature
発熱



  • 口腔温:36.8±0.4 ℃
  • 部位:直腸(口腔温度より0.4℃高い) > 口腔 > 腋窩
  • 時間:夕方(18時)>朝(6時) 差は0.5℃

臨床関連

  • 体温の異常
  • 病態の診断基準
  • SIRSの診断基準:37℃より±1℃より大きいまたは小さいこと。すなわち、>38℃ or <36℃



偶発性」

  [★]

accidentalepisodicfacultativeepisodically
間欠的偶然偶発的通性突発性任意挿話的随意




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