乳癌

出典: meddic

brest cancer (M), breast carcinoma
乳がん
carcinoma mammae
乳房男性乳癌


リスクファクター

エストロゲンの暴露の期間と正の相関
  • 高リスク:早い初潮、遅い閉経、出産・授乳の経験がない、初産が遅い、閉経後の肥満
  • 低リスク:初産が早い、複数の出産を経ている

組織型

乳癌
 非浸潤癌(10%)
  非浸潤性乳管癌
  非浸潤性小葉癌
 浸潤癌(90%)
  通常型(浸潤性乳管癌)(大多数を占める)
   乳頭線管癌:腺腔形成を伴い乳頭状増殖 or 面皰癌
   充実腺管癌:充実性の髄様/小腺管様構造を呈す
   硬癌(前乳癌の25-30%を占める):浸潤性発育、間質の著明な増殖。リンパ行性転移多い。予後比較的不良。
  特殊型
   粘液癌
   髄様癌:間質にリンパ球浸潤を伴う。予後は比較的良好
   浸潤性小葉癌:両側性の頻度が高い。
   腺様嚢胞癌
   扁平上皮癌
   紡錘細胞癌
   アポクリン癌
   骨・軟骨化生を伴う癌
   管状癌
   分泌癌
   浸潤性微小乳頭癌
   器質産生癌
   その他
 Paget病:乳管癌の上皮内進展により乳頭に湿疹~びらんが認められる。表皮の基底層に明るい胞体の大型Paget細胞を認める。予後良好


検査

  • マンモグラフィ:濃淡不均一な腫瘤陰影。辺縁の放射状棘状影
  • 超音波エコー検査:不整腫瘤
[show details]

治療

  • 外科手術


  • 遠隔転移例の治療:ホルモン療法、化学療法、放射線療法など。


術式

  • 乳房温存手術
  • 腫瘤摘出術
  • 乳房円状部分切除術
  • 乳房扇状部分切除術
  • 胸筋温存乳房切除術
  • 胸筋合併乳房切除術


進展の特徴

  • 進行が比較的遅い。stage Iなら5年生存率90%以上
  • 微小転移しやすい

進展形式

  • 直接浸潤
  • 血行性転移
  • リンパ行性転移

転移

  • 肺(33%)、骨(骨転移)(26%)、皮膚・胸壁(19%)、肝臓(8%)、脳(3%)

ガイドライン

  • 1. 乳癌 癌診療ガイドライン - 日本癌治療学会
[display]http://jsco-cpg.jp/item/16/index.html

参考

  • 1. 乳がんができやすい部位 乳癌の好発部位
[display]http://www.bms.co.jp/nyugan/info/02_03_01.html




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/24 14:23:24」(JST)

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和文文献

  • 乳癌縮小手術導入と高齢化からみた当院の過去17年における乳癌治療の変化
  • 大野 毅 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(3), 123-128, 2011-12-25
  • … 【目的】当院での過去17年間にわたる乳房温存療法とセンチネルリンパ節生検(SLNB)の導入に代表される乳癌術式の変化と発症年齢の変化について明らかにする。 … 【対象と方法】1993年1月から2010年12月までの当院で施行された原発性乳癌758例を対象とした。 … 本検討により当院での乳癌手術の主流がまさに大きな変化を遂げたことが明らかとなった。 …
  • NAID 110008728626
  • 顔面神経麻痺を契機に発見された乳癌転移症例
  • 上塚 学,松代 直樹,佐藤 崇
  • Facial nerve research 30, 157-159, 2011-12-20
  • NAID 10027668064
  • 側頭骨転移にて顔面神経麻痺を呈した進行性乳癌の一例
  • 北村 貴裕,猪原 秀典,松代 直樹
  • Facial nerve research 30, 150-153, 2011-12-20
  • NAID 10027668047
  • 両側の聾および顔面神経麻痺を呈した乳癌による髄膜癌腫例
  • 櫟原 崇宏,萩森 伸一,森 京子,金沢 敦子,河田 了
  • Facial nerve research 30, 143-145, 2011-12-20
  • NAID 10027668016

関連リンク

【乳がん無料相談-鈴木医院】 乳がん(乳癌)を克服する治療法、初期症状や転移した 時の症状、自己検診、手術、ステージ別生存率、余命、放射線療法、抗がん剤治療、 ホルモン療法と併用可能な治療法。
乳癌(にゅうがん、英: Breast cancer)は、乳房組織に発生する癌腫である。世界中で よく見られる癌で、西側諸国では女性のおよそ10%が一生涯の間に乳癌罹患する機会 を有する。それゆえ、早期発見と効果的な治療法を達成すべく膨大な労力が費やされて ...

関連画像

許多 讀者 來 傳真 希望 我 來 點圖可放大瀏覽参照画 像乳癌與腎衰竭案例女性第一号杀手 “乳癌”病理7乳癌の診断


★リンクテーブル★
国試過去問108G061」「106H029」「108I051」「102G052」「107D048」「106I059」「108I041」「105I036」「097A016」「105D007」「107I030」「104H018」「095A021」「105H010」「108B013」「096G101」「105G002」「101B061」「078B045」「086A025
リンク元腫瘍マーカー」「生活習慣病」「100Cases 58」「転移性肺癌」「KL-6
拡張検索ヒト乳癌細胞」「中間期乳癌
関連記事

108G061」

  [★]

  • 次の文を読み、 61~ 63の問いに答えよ。
  • 68歳の女性。発熱食欲不振とを主訴に来院した。
  • 現病歴: 3週前から微熱と右季肋部の違和感を自覚していた。 2日前から食欲もなくなってきた。 15年前に乳癌で右乳房切除術を受けており、再発が心配で精密検査を希望して受診した。
  • 既往歴: 53歳時に乳癌で右乳房切除術。 60歳時に胆石症で開腹胆嚢摘出術。
  • 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴:姉が乳癌。
  • 現症:意識は清明。身長 150 cm、体重 49 kg。体温 37.6℃。脈拍 88/分、整。血圧 130/84 mmHg。呼吸数 16/分。頸部リンパ節を触知しない。右前胸部と右上腹部とに手術痕を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 423万、 Hb 11.9 g/dl、Ht 40%、白血球 9,600、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.5 g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、総ビリルビン0.9 mg/dl、AST 31 IU/l、ALT 36 IU/l、LD 230 IU/l(基準 176~353)、 ALP 372 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 28 IU/l(基準 8~50)、アミラーゼ 95 IU/l(基準 37~160)、 CK 42 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 12 mg/dl、クレアチニン 0.6 mg/dl、血糖 98 mg/dl、総コレステロール 246 mg/dl、トリグリセリド 190 mg/dl、Na 131 mEq/l、K 4.4mEq/l、Cl 97 mEq/l、CEA 2.2 ng/ml(基準 5以下 )、 CA15-3 15 U/ml(基準 30以下 )。 CRP 10 mg/dl。腹部超音波検査で肝に占拠性病変を認めたため胸腹部 CTを施行した。腹部単純 CT(別冊 No.8A)と腹部造影 CT(別冊 No.8B)とを別に示す。
  • この患者の右胸腹部の診察所見として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108G060]←[国試_108]→[108G062

106H029」

  [★]

  • 61歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。 3年前に乳癌に対し右乳房温存乳腺部分切除術を受けて以来、抗癌化学療法ホルモン療法とを続けている。 1週前から息苦しさを自覚し、徐々に増悪してきたため受診した。体温36.8℃。脈拍108/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸数24/分。 SpO2 90%(room air)。右胸部で呼吸音が減弱している。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球 410万、 Hb 11.8g/dL、 Ht 38%、白血球 7,200、血小板 21万。免疫学所見: CRP 0.3mg/dL。CEA 9.2ng/mL(基準5以下)。マスクで酸素投与を開始したところ、 SpO2は95%になった。胸部エックス線写真(別冊No. 3)を別に示す。
  • 現時点の対応として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106H028]←[国試_106]→[106H030

108I051」

  [★]

  • a 「血圧が上がります」
  • b 「乳癌のリスクは下がります」
  • c 「骨粗鬆症による骨折のリスクは上がります」
  • d 「エストロゲンの貼付薬では効果がありません」
  • e 「肩こりや頭痛より発汗とのぼせによく効きます」


[正答]


※国試ナビ4※ 108I050]←[国試_108]→[108I052

102G052」

  [★]

  • 59歳の女性。傾眠背部痛とを主訴に来院した。5年前に左乳癌の摘出術を受けている。身長150cm、体重51kg。血圧150/88mmHg。貧血と黄疸とを認めない。表在リンパ節の腫脹は認めない。血液生化学所見:尿素窒素30.0mg/dl、クレアチニン1.6mg/dl、尿酸 6.0mg/dl、Na 140mEq/l、K 3.6mEq/l、Cl 102mEq/l。腹部超音波検査で腎に異常を認めない。
  • 血液生化学検査で必要な項目はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102G051]←[国試_102]→[102G053

107D048」

  [★]

  • 22歳の女性。右乳房のしこりを主訴に来院した。右乳房に長径約2cmの卵形の腫瘤を触知する。腫瘤は表面平滑、弾性硬および可動性良好で圧痛を認めない。乳頭からの分泌物を認めない。乳房超音波像(別冊No.23)を別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107D047]←[国試_107]→[107D049

106I059」

  [★]

  • 50歳の女性。人間ドックマンモグラフィで異常を指摘されたため来院した。両側の乳房に腫瘤を触知しない。両側の腋窩リンパ節を触知しない。持参したマンモグラフィの病変部(別冊No. 14)を別に示す。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106I058]←[国試_106]→[106I060

108I041」

  [★]

  • 58歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。 2年前に乳癌で左乳房切除術を受けている。呼吸困難は 3週前から徐々に進行してきている。収縮期の心エコー図 (別冊No.10A、B、C)を別に示す。
  • この患者に認められる可能性が低いのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108I040]←[国試_108]→[108I042

105I036」

  [★]

  • 乳癌患者の胸部造影CT(別冊No. 2)を別に示す。
  • この画像上で癌の直接浸潤が認められるのはどれか。 2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I035]←[国試_105]→[105I037

097A016」

  [★]

  • 43歳の女性。左乳頭からの血性分泌を主訴に来院した。左乳房に腫瘤は触知しない。圧乳房エックス線単純写真で腫瘤像と微細石灰化像とを認めない。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097A015]←[国試_097]→[097A017

105D007」

  [★]

  • 乳房超音波写真(別冊No.1)を別に示す。
  • 最も考えられる疾患はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105D006]←[国試_105]→[105D008

107I030」

  [★]

  • 乳癌の治療薬として適切でないのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107I029]←[国試_107]→[107I031

104H018」

  [★]

  • 疾患と危険因子の組み合わせで正しいのはどれか
[正答]


※国試ナビ4※ 104H017]←[国試_104]→[104H019

095A021」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095A020]←[国試_095]→[095A022

105H010」

  [★]

  • 乳癌に最も特異的な乳房の症候はどれか。
  • a 乳房圧痛
  • b 月経前硬結
  • c 乳汁様乳頭分泌
  • d 乳房の皮膚のひきつれ
  • e 乳房の大きさの左右差


[正答]


※国試ナビ4※ 105H009]←[国試_105]→[105H011

108B013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108B012]←[国試_108]→[108B014

096G101」

  [★]

  • 乳房エックス線単純撮影で微細粒状石灰化像がみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096G100]←[国試_096]→[096G102

105G002」

  [★]

  • 一般住民において最も若い年齢でがん検診を受けるべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G001]←[国試_105]→[105G003

101B061」

  [★]

  • 予後が最も悪いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101B060]←[国試_101]→[101B062

078B045」

  [★]

  • 治療薬として誤っている組み合わせはどれか?

086A025」

  [★]

  • 放射線障害で両方とも確定的影響と考えられているのはどれか

腫瘍マーカー」

  [★]

tumor marker
生物学的腫瘍マーカー biological tumor marker癌マーカー cancer marker、悪性腫瘍特異物質 tumor-specific antigen




肺癌の腫瘍マーカー

  陽性率(疾患があるときに陽性となる確率, 感度)  
肺癌         備考
扁平上皮癌 腺癌 小細胞癌 その他の疾患  
CYFRA21-1 57.5%* 70-80%/73.1%* 30-40% 30-40% 良性疾患:10-15%  
SCC       子宮頸癌、食道癌、皮膚癌  
CEA 40-50%   50-60%      
SLX 70%*   0.4   肝硬変  
NSE 10-30%     70-90%    
proGRP       70-90%/65.1%*   NSEより上昇率が高く、特異性に優れる
KL-6       肺腺癌、膵癌、乳癌で40-50%。間質性肺炎の補助診断  
             
無印:標準呼吸器病学 第1版 p.327。* 臨床検査学第32版 p.634

臨床応用されている腫瘍マーカー (LAB.630)

肝癌関連 AFP, AFP-L3%, PIVKA-II
膵癌ならびにその他の消化器癌 CEA, CA19-9, Dupan-2, CA50, Span-1
肺癌 CEA, sialyl Lex-i (SLX), SCC, SYFRA21-1, NSE, ProGRP
婦人科悪性腫痩
 子宮癌:SCC, CA125
 卵巣癌:CA125, AFP, CEA, CA19-9, GAT
 乳癌 :CA15-3, BCA225, CEA, NCC-ST-439
尿器科悪性腫壕
 前立腺痛:PSA(γ-Sm), PAP
 膀胱癌 :BTA, NMP22
 神経内分泌腫療 NSE
 広範な腫瘍に反応するマーカー
  TPA, BFP, IAP

主な腫瘍マーカー CBT QB vol2 p.297

AFP 肝細胞癌肝芽腫、卵黄脳腫瘍
CEA 消化器系の癌、肺癌乳癌(腺癌の頻度が高く、臓器特異性は低い)
CA19-9 胆道系の癌、膵癌
CA125 卵巣癌
CA15-3 乳癌、卵巣癌
PIVKA-II 肝細胞癌
PSA 前立腺癌

組織型別に有用な腫瘍マーカー(NEWエッセンシャル産科学・婦人科学 第3版 p.236)

上皮性腫瘍
 漿液性腺癌: CA125 *1
 粘液性腺癌: CA19-9 *2, CA72-4, CEA
胚細胞腫瘍
 卵黄嚢腫瘍: AFP *3
 絨毛癌: hCG
 未分化胚細胞腫: LDH *4
 悪性転化を伴う成熟嚢胞性奇形腫(扁平上皮癌) : SCC
性索間質性腫瘍(ホルモン)
 顆粒膜細胞腫,莢膜細胞腫:工ストロゲン
 Sertoli-間質性腫瘍, Leydig細胞腫(門細胞腫) :テストステロン
*1 上皮性腫瘍中で最も有用.類内膜腺癌,明細胞腺癌でも陽性を示す.子宮内膜症,炎症,妊娠初期も軽度-中等度上昇
*2 成熟嚢胞性奇形腫で陽性を示すことがある
*3 胎芽性癌,混合性腔細胞腫療でも陽性を示す
*4 非特異的
also see →「生殖系チュートリアル症例2_プレゼン.ppt」

産婦人科において重要視される腫瘍マーカー

  • 子宮頚部扁平上皮癌から精製された蛋白質
  • 早期癌でも比較的高い陽性率を示し、経過観察にも有用である。
  • 一般に扁平上皮の存在する部位に広範な重症疾患存在すれば血中のSCCは上昇しうる
  • 皮膚表面、唾液中に大量に存在し、採血時に複数回穿刺する事などによるコンタミネーションの可能性があります。

腫瘍マーカー 臓器別

OLM.372改変

(略)


生活習慣病」

  [★]

lifestyle-related disease


  • 古くは成人病

生活習慣病などのリスクファクター (サブノート.155 改変)

疾患 危険因子 防御因子
悪性腫瘍 胃癌 塩辛い食品、喫煙、くん製製品、ニトロソアミン土壌、腸上皮化生Helicobacter pyroli ビタミンC、野菜、果実
食道癌 喫煙飲酒、熱い飲食物 野菜、果実
結腸癌 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症)  
肝癌 HBVキャリア・HCVキャリア、アフラトキシン住血吸虫飲酒  
肺癌 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染石綿(扁平上皮癌悪性中皮腫) 野菜、果実
膵癌 高脂肪食喫煙  
口腔癌 喫煙(口唇・舌-パイプ)、ビンロウ樹の実(口腔)、飲酒  
咽頭癌 EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒  
喉頭癌 喫煙男性アルコール  
乳癌 高年初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 母乳授乳
子宮頚癌 初交年齢若い、早婚、多産、性交回数が多い(売春)、貧困、不潔]、HSV-2HPV流産、人工妊娠中絶回数が多い  
子宮体癌 肥満糖尿病ピルエストロゲン常用、未婚、妊娠回数少ない、乳癌後のタモキシフエン内服  
膀胱癌 喫煙鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫サッカリン防腐剤  
皮膚癌 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病)  
白血病 放射線ベンゼン、地域集積性(ATL)、ダウン症(小児白血病)  
骨腫瘍 電離放射線  
甲状腺癌 ヨード欠乏または過剰  
バーキットリンパ腫 EBウイルス  
循環器疾患 脳出血 高血圧、重筋肉・夜勤労働、蛋白摂取不足、低アルブミン血症食塩、家族歴、初老期の男、過度の習慣性飲酒、ストレス寒冷  
脳梗塞 高血圧運動不足糖尿病肥満食塩喫煙家族歴加齢高脂血症 有酸素運動
虚血性心疾患 高血圧高脂血症喫煙HDLコレステロール低値、糖尿病肥満、過度の飲酒、運動不足年齢ストレス 適度の飲酒
高血圧疾患 寒冷食塩肥満飲酒カリウム(野菜、果物)の摂取不足、ストレス 減量
2型糖尿病 家族歴肥満脂肪の過剰摂取運動不足喫煙、薬剤(降圧薬etc.)  
肝硬変 HCVHBV、飲酒(多量)  

100Cases 58」

  [★]

63歳 女性
主訴口渇頻尿
来院のきっかけ:(GPから)多尿精査のために泌尿器科医に紹介された。
症状
 (主訴にまつわる症状)
 ・多尿:(発症時期)4週間前。(発症様式)突然。(頻度)一晩に5回排尿
 (主訴以外の症状)
 ・全身倦怠感:3ヶ月間体中調子悪い。
背部痛
 ・体重減少:3ヶ月前から3kg体重減少
 ・頭痛悪心:朝に悪心持続する前頭部頭痛。(増悪因子)臥床咳嗽
既往症:8年前、乳癌のために乳房切断術放射線照射をうけた。
職業歴:市に公務員に勤めていたが、現在退職している。
嗜好歴:喫煙歴無し。飲酒は10 units/week
服薬歴:なし
身体所見 examination
全身:やせている。筋肉萎縮(muscles are wasted)。
循環器系脈拍 72 /分、血圧 120/84 mmHg頚静脈怒張なし。I, II音に亢進減弱無く、過剰心音雑音を認めない。
四肢浮腫なし
呼吸器系腹部神経系に異常所見なし。
眼:眼底乳頭浮腫を認める。
検査所見 investigations
高値Ca(軽度高値)、アルカリホスファターゼ
尿検査蛋白(-)、血尿(-)
frequency n.頻尿
pass urine 排尿する
servant n. 公務員
mastectomy 乳房切断術
乳癌が脳に転移し、視床下部浸潤圧迫尿崩症を来している。頭痛悪心頭蓋内圧によるもので、眼底の乳頭浮腫はこれを指示している。また、朝の頭痛頭蓋内圧亢進症に特徴的らしい。また、咳や体位により増悪するのも頭蓋内圧亢進によるものということを支持している。背部痛があるので、胸椎から腰椎骨転移しており、骨破壊によりCa, AlP上昇を来していると理解される。
尿崩症尿比重血液検査
頭蓋内圧亢進症:頭部MRI。利尿剤によって頭痛が軽快するか検査
骨転移胸部or腰部MRI。ガリウムシンチグラフィーで全身転移巣を精査

転移性肺癌」

  [★]

metastatic lung cancer
転移性肺腫瘍 metastatic lung tumor ← 転移する癌は悪性なのでは?


転移性肺腫瘍の頻度(剖検例 SPU.334)

  • 全悪性腫瘍の30-50%
  • 乳癌:40-50%
  • 肺癌:30-50%
  • 肝癌:20-40%
  • 大腸癌:30-40%
  • 胃癌:20-40%

肺転移の頻度(内科診断学第2版 p.755)

肺転移する場所(内科診断学第2版 p.755)

孤立結節型     大腸癌 腎癌                  
多発結節型 多くの悪性腫瘍 頭頚部腫瘍
(扁平上皮癌)
                     
塊状型     大腸癌 腎癌 絨毛上皮癌 肉腫              
粟状型             甲状腺癌 前立腺癌 肺癌        
リンパ管状型                 肺癌 胃癌 乳癌 膵癌  
肺門・縦隔リンパ節腫大型   頭頚部癌         甲状腺癌     胃癌 乳癌   食道癌
胸水貯留型                 肺癌 胃癌 乳癌 膵癌  


KL-6」

  [★]

シアル化糖鎖抗原KL-6 sialylated carbohydrate antigen KL-6
糖鎖抗原

概念

  • II型肺胞上皮細胞で産生されるシアル化糖鎖抗原(シアル化糖蛋白抗原)
  • 上皮経細胞に発現する膜貫通型糖タンパクであるMUC-1上に存在する抗原。 (LAB.635)
  • 間質性肺炎などの肺胞障害時に上昇する。 ⇔ 線維化を伴わない細菌性肺炎では上昇しない。しかしレジオネラ肺炎肺結核ニューモシスティス肺炎では上昇する。
  • 疾患の活動性と相関が認められる。 → 間質性肺炎の経過をモニターするのに用いられる。

メカニズム

  • 間質性肺炎では肺胞の障害によりII型肺胞上皮細胞が過形成となり、肺胞被覆液中のKL-6濃度が上昇し、さらに肺胞血管透過性の亢進することでKL-6の血中濃度が上昇する。(LAB.635)

判別

高値

  • 肺腺癌、膵癌、乳癌で40-50%の陽性率。間質性肺炎の補助診断。 (LAB.635)

参考

  • 1. wikipedia ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%8C%96%E7%B3%96%E9%8E%96%E6%8A%97%E5%8E%9FKL-6
  • 2. SRL
[display]http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL2594.htm
  • 3. 三菱メディエンス
[display]http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=01&m_class=06&s_class=0011



ヒト乳癌細胞」

  [★]

human mammary carcinoma
ヒト乳癌


中間期乳癌」

  [★]

interval breast cancer


癌」

  [★]

cancer
悪性腫瘍


種類

  • 癌腫(carcinoma):上皮性
  • 肉腫(sarcoma):間葉系
  • carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
  • sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫

Neoplasm Causes Effect
Small cell lung carcinoma ACTH or ACTH-like peptide Cushing’s syndrome
Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms ADH SIADH
Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone) PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1 Hypercalcemia
Renal cell carcinoma, hemangioblastoma Erythropoietin Polycythemia
Thymoma, small cell lung carcinoma Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
Leukemias and lymphomas Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy) Gout, urate nephropathy
  • 最新癌統計
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
●2005年の死亡数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は4位
女性 結腸 肝臓 乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位
 
●2001年の罹患数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 結腸 肝臓 前立腺 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
女性 乳房*1 結腸 子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 結腸 乳房*1 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
*1上皮内がんを含む。


癌の素因となる遺伝子

HIM.494
Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
Syndrome Gene Chromosome Inheritance Tumors
ataxia telangiectasia ATM  11q22-q23 AR breast cancer
autoimmune lymphoproliferative syndrome FAS 10q24 AD lymphomas
FASL 1q23  
Bloom syndrome BLM  15q26.1 AR cancer of all types
Cowden syndrome PTEN  10q23 AD breast, thyroid
familial adenomatous polyposis APC  5q21 AD intestinal adenoma, colorectal cancer
familial melanoma p16INK4  9p21 AD melanoma, pancreatic cancer
familial Wilms tumor WT1  11p13 AD pediatric kidney cancer
hereditary breast/ovarian cancer BRCA1 17q21 AD breast, ovarian, colon, prostate
BRCA2 13q12.3  
hereditary diffuse gastric cancer CDH1  16q22 AD stomach cancers
hereditary multiple exostoses EXT1 8q24 AD exostoses, chondrosarcoma
EXT2 11p11-12  
hereditary prostate cancer HPC1  1q24-25 AD prostate carcinoma
hereditary retinoblastoma RB1  13q14.2 AD retinoblastoma, osteosarcoma
hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC) MSH2 2p16 AD colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
MLH1 3p21.3  
MSH6 2p16  
PMS2 7p22  
hereditary papillary renal carcinoma MET  7q31 AD papillary renal tumor
juvenile polyposis SMAD4  18q21 AD gastrointestinal, pancreatic cancers
Li-Fraumeni TP53  17p13.1 AD sarcoma, breast cancer
multiple endocrine neoplasia type 1 MEN1  11q13 AD parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
multiple endocrine neoplasia type 2a RET  10q11.2 AD medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
neurofibromatosis type 1 NF1  17q11.2 AD neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
neurofibromatosis type 2 NF2  22q12.2 AD vestibular schwannoma, meningioma, spine
nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome) PTCH  9q22.3 AD basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
tuberous sclerosis TSC1 9q34 AD angiofibroma, renal angiomyolipoma
TSC2 16p13.3  
von Hippel–Lindau VHL  3p25-26 AD kidney, cerebellum, pheochromocytoma
癌遺伝子癌抑制遺伝子

癌の危険因子

生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
疾患 危険因子 防御因子
悪性腫瘍 胃癌 塩辛い食品、喫煙、くん製製品、ニトロソアミン土壌、腸上皮化生Helicobacter pyroli ビタミンC、野菜、果実
食道癌 喫煙飲酒、熱い飲食物 野菜、果実
結腸癌 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症)  
肝癌 HBVキャリア・HCVキャリア、アフラトキシン住血吸虫飲酒  
肺癌 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染、職業的暴露(石綿(扁平上皮癌悪性中皮腫)、クロム) 野菜、果実
膵癌 高脂肪食喫煙  
口腔癌 喫煙(口唇・舌-パイプ)、ビンロウ樹の実(口腔)、飲酒  
咽頭癌 EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒  
喉頭癌 喫煙男性アルコール  
乳癌 高年初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 母乳授乳
子宮頚癌 初交年齢若い、早婚、多産、性交回数が多い(売春)、貧困、不潔]、HSV-2HPV流産、人工妊娠中絶回数が多い  
子宮体癌 肥満糖尿病ピルエストロゲン常用、未婚、妊娠回数少ない、乳癌後のタモキシフエン内服  
膀胱癌 喫煙鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫サッカリン防腐剤  
皮膚癌 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病)  
白血病 放射線ベンゼン、地域集積性(ATL)、ダウン症(小児白血病)  
骨腫瘍 電離放射線  
甲状腺癌 ヨード欠乏または過剰  





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