乳幼児突然死症候群

出典: meddic

sudden infant death syndrome, SIDS
乳児突然死症候群乳児突然死乳幼児突然死クリブ・デス クリブデス crib deathコット・デス cot deathベビーベッド死

概念

  • 1歳未満の乳児に起こり、それまで異常が認められなかった乳児が睡眠中に突然死亡するものであり、それまでの既往歴や思慕状況や剖検によっても死因が特定できないものをいう。

疫学

  • 日本より海外で多い
  • 0歳における死因の第3位を占める。
  • 平成21年:5.7%
(1位:先天奇形,変形及び染色体異常 。2位:周産期に特異的な呼吸障害等)


危険因子

SPE.130,417 QB. O-28
  • 男児、月齢(2-4ヶ月。好発6ヶ月未満。1歳を過ぎると稀?)、うつぶせ寝、人工栄養児、喫煙(妊娠中の母親、家族内喫煙)、寒い季節や気候、未熟児(低出生体重児)、子宮内での低酸素血症、暖めすぎや厚着による高音環境、柔らかい寝具の使用

その他

  • 昼間より夜間に好発する。

参考

  • 1. 子ども・子育て>母子保健関係 - 乳幼児突然死症候群(SIDS)をなくすために
[display]http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html
  • 2. 乳幼児突然死症候群(SIDS)について 
[display]http://www.s-kubota.net/main/sids1.htm

国試




UpToDate Contents

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和文文献

  • マウスモデルを用いた乳幼児突然死症候群の原因解析のアプローチ
  • 疾患別・臨床事例の全診療行為 カルテ・レセプトの原風景(カルテ151)無呼吸発作,乳幼児突然死症候群(SIDS)【小児科】 それでもタバコを吸いますか
  • I.S,武田 匡弘
  • 月刊保険診療 = Journal of health insurance &medical practice 68(8), 84-86, 2013-08
  • NAID 40019785312
  • 日本小児循環器学会推薦総説 遺伝性不整脈の進歩
  • 住友 直方
  • 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 117(7), 1079-1092, 2013-07
  • NAID 40019755783
  • 脂肪酸代謝異常症 (特集 実地臨床に役立つ先天代謝異常症の知識) -- (専門医に確定診断を依頼するポイント)

関連リンク

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乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、それまで元気な乳幼児が、主として睡眠中に突然死亡状態で発見され、原則として1歳未満の乳児に起こる。日本での発症頻度はおおよそ出生4,000人に1人と推定され、生後2 ...
SIDSとは SIDS(乳幼児突然死症候群)とは? それまで元気で、ミルクの飲みもよく、すくすく育っていた赤ちゃんが、ある日突然死亡する。これが乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome-SIDS)という病気です。 かつて多く ...

関連画像


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★リンクテーブル★
国試過去問103G005」「107B021」「098G067」「108I017
リンク元死因」「うつぶせ寝」「SIDS」「cot death」「crib death
拡張検索ニアミス乳幼児突然死症候群」「未然型乳幼児突然死症候群
関連記事症候群」「突然死」「幼児」「突然」「

103G005」

  [★]

  • 乳幼児突然死症候群 SIDSについて正しいのはどれか。
  • a. 生後1か月以内に好発する。
  • b. 夜間よりも昼間に起こりやすい。
  • c. 上気道閉塞によって起こる。
  • d. 剖検を行わずに診断できる。
  • e. 「うつ伏せ寝をやめよう」キャンペーンによって減少した。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G004]←[国試_103]→[103G006

107B021」

  [★]

  • 乳幼児突然死症候群について正しいのはどれか。
  • a 男児よりも女児に多い。
  • b 生後9~18か月に好発する。
  • c うつぶせ寝は予防法の一つである。
  • d 親の喫煙はリスクファクターである。
  • e 剖検で死亡原因が同定できることが多い。


[正答]


※国試ナビ4※ 107B020]←[国試_107]→[107B022

098G067」

  [★]

  • 乳幼児突然死症候群について正しいのはどれか。
  • a. 乳幼児突然死はすべて含まれる。
  • b. 外因死した場合も含まれる。
  • c. 開発途上国で多発している。
  • d. 仰向け寝によって減少する。
  • e. 死因となり得る病歴がある。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G066]←[国試_098]→[098G068

108I017」

  [★]

  • 受動喫煙によって発症リスクが増加する小児の疾患はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108I016]←[国試_108]→[108I018

死因」

  [★]

cause of death

分類

疫学

参考6
平成22年
死因順位 総数 死亡数 死亡率
(人口十万対)
割合(%)
1 悪性新生物 353499 279.7 29.5
2 心 疾 患 189360 149.8 15.8
3 脳血管疾患 123461 97.7 10.3
4 肺   炎 118888 94.1 9.9
5 老   衰 45342 35.9 3.8
6 不慮の事故 40732 32.2 3.4
7 自   殺 29554 23.4 2.5
8 腎 不 全 23725 18.8 2
9 慢性閉塞性肺疾患 16293 12.9 1.4
10 肝 疾 患 16216 12.8 1.4
[show details]

新生児・幼小児の死因

参考3,4 SPE.45
  1位 2位 3位
0歳 先天奇形等 周産期の障害 乳幼児突然死症候群
1~4歳 不慮の事故 先天奇形等 悪性新生物
5~9歳 不慮の事故 悪性新生物 先天奇形等
10~14歳 不慮の事故 悪性新生物 自殺
15~19歳 不慮の事故 自殺 悪性新生物

年齢別死因

参考6 平成22年(2010年)人口動態調査
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
総数 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 老衰 不慮の事故 自殺 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 肝疾患
0歳 先天奇形,変形及び染色体異常 周産期に特異的な呼吸障害等 乳幼児突然死症候群 不慮の事故 胎児及び新生児の出血性障害等 心疾患 妊娠期間等に関連する障害 周産期に特異的な感染症 敗血症 肺炎
1-4歳 先天奇形,変形及び染色体異常 不慮の事故 悪性新生物 肺炎 心疾患 腸管感染症 敗血症 他殺 その他の新生物 周産期に発生した病態
5-9歳 不慮の事故 悪性新生物 心疾患
先天奇形,変形及び染色体異常
  その他の新生物 肺炎 他殺 敗血症 脳血管疾患 腸管感染症
10-14歳 不慮の事故 悪性新生物 自殺 心疾患 先天奇形,変形及び染色体異常 その他の新生物 脳血管疾患 肺炎 他殺 敗血症
15-19歳 自殺 不慮の事故 悪性新生物 心疾患 先天奇形,変形及び染色体異常 脳血管疾患 肺炎 その他の新生物 他殺 敗血症
20-24歳 自殺 不慮の事故 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 先天奇形,変形及び染色体異常 肺炎 その他の新生物 他殺 腎不全
25-29歳 自殺 不慮の事故 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 先天奇形,変形及び染色体異常 その他の新生物 肝疾患 糖尿病
30-34歳 自殺 悪性新生物 不慮の事故 心疾患 脳血管疾患 肝疾患 肺炎 その他の新生物 先天奇形,変形及び染色体異常 大動脈瘤及び解離
35-39歳 自殺 悪性新生物 心疾患 不慮の事故 脳血管疾患 肝疾患 肺炎 その他の新生物 糖尿病 大動脈瘤及び解離
40-44歳 悪性新生物 自殺 心疾患 脳血管疾患 不慮の事故 肝疾患 肺炎 糖尿病 その他の新生物 大動脈瘤及び解離
45-49歳 悪性新生物 自殺 心疾患 脳血管疾患 不慮の事故 肝疾患 肺炎 糖尿病 大動脈瘤及び解離 その他の新生物
50-54歳 悪性新生物 心疾患 自殺 脳血管疾患 不慮の事故 肝疾患 肺炎 糖尿病 大動脈瘤及び解離 ウイルス肝炎
55-59歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 自殺 不慮の事故 肝疾患 肺炎 糖尿病 大動脈瘤及び解離 ウイルス肝炎
60-64歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 自殺 不慮の事故 肝疾患 肺炎 糖尿病 大動脈瘤及び解離 腎不全
65-69歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 自殺 肝疾患 糖尿病 大動脈瘤及び解離 腎不全
70-74歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 肝疾患 自殺 糖尿病 腎不全 大動脈瘤及び解離
75-79歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 大動脈瘤及び解離 糖尿病 肝疾患
80-84歳 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 老衰 大動脈瘤及び解離 糖尿病
85-89歳 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 大動脈瘤及び解離 糖尿病
90-94歳 心疾患 肺炎 悪性新生物 脳血管疾患 老衰 腎不全 不慮の事故 慢性閉塞性肺疾患 血管性等の認知症 大動脈瘤及び解離
95-99歳 心疾患 肺炎 老衰 脳血管疾患 悪性新生物 腎不全 不慮の事故 血管性等の認知症 高血圧性疾患 慢性閉塞性肺疾患
100歳~ 老衰 心疾患 肺炎 脳血管疾患 悪性新生物 腎不全 血管性等の認知症 不慮の事故 高血圧性疾患 慢性閉塞性肺疾患
再65歳~ 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 大動脈瘤及び解離 糖尿病
75歳~ 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 大動脈瘤及び解離 糖尿病
80歳~ 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰 不慮の事故 腎不全 慢性閉塞性肺疾患 大動脈瘤及び解離 糖尿病

死亡診断書上の分類

参考5
  • 不慮の外因死
  • (2)交通事故:運転者、同乗者、歩行者のいずれかを問わず、交通機関(自動車、自転車、鉄道、船、航空機等)の関与による死亡
  • (3)転倒・転落:同一平面上での転倒又は階段・ステップ・建物等からの転落による死亡
  • (4)溺水:溺水による死亡をいい、海洋、河川、池、プール、浴槽等の場所は問わない。ただし、水上交通機関の事故によるものは「交通事故」に分類する
  • (5)煙、火災及び火焔による傷害:火災による死亡(火傷、熱傷、一酸化炭素中毒、窒息等すべて)及び火焔による火傷での死亡
  • (6)窒息:頚部や胸部の圧迫、気道閉塞、気道内異物等による窒息死
  • (7)中毒:薬物又はその他の有害物質への接触、吸入、服用、注射等による死亡
  • (8)その他:異常な温度環境への曝露(熱射病、凍死)、潜函病、感電、機械による事故、落下物による事故、落雷、地震等による死亡
  • その他及び不詳の外因死
  • (9)自殺:死亡者自身の故意の行為に基づく死亡で、手段、方法を問わない
  • (10)他殺:他人の加害による死亡で手段、方法を問わない
  • (11)その他及び不詳の外因死:刑の執行、戦争行為による死亡及び外因死であることは明確であるが不慮の外因死か否かの判別がつかない場合
  • c. (12)不詳の死:病死及び自然死か外因死か不詳の場合

参考

  • 1. 「日本の統計2009」
  • 3. 1~4歳の死因
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/03/dl/s0304-7g_0003.pdf
  • 4. 第Ⅸ章 【 小児の事故 】 (最新乳幼児保健指針 2001年3月 日本小児医事出版社発行より抜粋、統計値は2005年6月修正) 国立成育医療センター研究所成育政策科学研究部 加藤忠明
http://www.nch.go.jp/policy/syoseki/jiko.htm
  • 5. 平成23年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル
[display]http://www.mhlw.go.jp/toukei/manual
  • 6. 人口動態調査 > 平成22年人口動態統計 > 確定数 > 上巻 > 死亡 > 年次 - 政府統計の総合窓口 GL08020102
[display]http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001082327&disp=Other&requestSender=dsearch
  • 5-17 性・年齢別にみた死因順位
[display]http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000005032814&releaseCount=3
  • 5-16 性・年齢別にみた死因簡単分類別死亡率(人口10万対)
[display]http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000005009661&releaseCount=1


うつぶせ寝」

  [★]

lying facedown
乳幼児突然死症候群 SIDS


SIDS」

  [★] 乳幼児突然死症候群 sudden infant death syndrome

cot death」

  [★] 乳幼児突然死症候群コット・デス

crib death」

  [★] 乳幼児突然死症候群クリブ・デス

ニアミス乳幼児突然死症候群」

  [★]

near miss SIDS
乳幼児突然死症候群


未然型乳幼児突然死症候群」

  [★]

abortive SIDS
乳幼児突然死症候群


症候群」

  [★]

syndrome, symptom-complex
症状群
[[]]
  • 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患


内分泌

先天的代謝異常

高プロラクチン血症

分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。

性腺機能低下

嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長

性早熟

思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。

脳神経外科・神経内科

  • Wallenberg症候群 ワレンベルグ症候群:椎骨動脈、後下小脳動脈の血栓塞栓症などで生じる。頚部より下位で温度覚の障害が健側に出現するのに対し、頚部より上位では障害側に温度覚の障害が出現する。



突然死」

  [★]

sudden death
内因性急死急死急性死頓死
サドンデス症候群



定義

  • 突然の思いがけない自然死(SLE.76)
  • 発症から死亡までが24時間以内の死(WHOの定義)
  • 外因による急死は突然死ではない → 急死 = 突然死(内因性急死) + 外因性急死

統計 (サブノート p.219)

  • 成人:1. 心疾患, 2. 脳血管疾患
  • 4歳以下の小児:1. 乳幼児突然死症候群(過半数), 2. 呼吸器疾患


幼児」

  [★]

infant, early childhood
乳児乳児期幼児期乳幼児期乳幼児

定義

  • 満1歳から小学校就学に達するまでの小児


突然」

  [★]

突発性急激不意

群」

  [★]

group
グループ集団分類群れグループ化




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