下肢静脈瘤

出典: meddic

varicose vein of lower extremity
末梢静脈疾患一次性静脈瘤 primary varicose vein

疫学

  • 中高年の女性に多い。

分類

徴候

  • 立位で大腿下部から下腿に多数の怒張・屈曲した静脈瘤を触知する
  • 慢性化した例では皮膚の色素沈脈、難治性潰瘍が認められる。

症状

身体診察

  • 下肢の静脈弁における不全の有無と部位を特定するための検査。

検査

  • 造影CT
  • 超音波エコー

治療

  • 生活指導
  • 就寝時下肢挙上
  • 内科的治療:
  • 弾性ストッキング、包帯。
  • 血栓摘除術、血栓溶解術:発症7日以内
  • 手術療法:一次性のものが適応。
  • 静脈瘤抜去術
  • stripping法



国試


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/08/13 08:13:32」(JST)

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和文文献

  • 静脈性潰瘍の診断と治療 (第1土曜特集 創傷治療の最前線) -- (下肢難治性潰瘍--糖尿病性病変,重症下肢虚血・静脈うっ滞性潰瘍)
  • 下肢静脈瘤として紹介された血管平滑筋腫の1治験例
  • 黒瀬 公啓,藤村 博信
  • 静脈学 21(3), 277-280, 2010-08-25
  • NAID 10026624025

関連リンク

東京大学医学部出身のドクター陣が、NPO法人の立場から、下肢静脈瘤の専門医療機関を 紹介しています。

関連画像

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★リンクテーブル★
先読み末梢静脈疾患
国試過去問108H038」「103D053」「100B077
リンク元試験」「テスト」「一次性静脈瘤」「ペルテステスト」「二次性静脈瘤
関連記事下肢」「静脈」「静脈瘤

末梢静脈疾患」

  [★]

peripheral vein disease
静脈瘤静脈血栓症

治療

  • 生活療法:長時間の立位を避ける。弾性ストッキングの着用。就寝時、下肢挙上
  • 硬化療法:静脈瘤内へ硬化剤を注入。内膜障害を起こさせ瘤の内腔を閉鎖。
  • ストリッピング手術:ワイヤに血管を結びつけて引き抜く手術



108H038」

  [★]

  • 次の文を読み、 37、 38の問いに答えよ。
  • 69歳の女性。発熱を主訴に来院した。
  • 現病歴: 2週前から 38℃台の発熱が出現し、非ステロイド性抗炎症薬を内服し、解熱と発熱とを繰り返していた。その後、徐々に食欲が減退し、最近 1週間は発熱時は 39℃を超えるようになった。かかりつけ医で胸部エックス線撮影と尿検査とを行い、異常を指摘されなかった。受診前日に 2回軟便があった。咽頭痛、咳、痰および排尿痛はない。
  • 既往歴:高血圧症で治療中。
  • 生活歴:海外渡航歴とペット飼育歴とはない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。体温 38.4℃。脈拍 96/分、整。血圧 160/66 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心尖部に III /VIの汎〈全〉収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。脊椎棘突起の叩打痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を認めない。経胸壁心エコー検査では僧帽弁の逆流と僧帽弁の疣贅とを認めた。
  • この患者に認められる可能性のある身体所見はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108H037]←[国試_108]→[108I001

103D053」

  [★]

  • 44歳の女性。両下腿の静脈怒張と色素沈着とを主訴に来院した。7年前、第2子出産後から下肢の静脈怒張に気付いていた。2年前から色素沈着を伴うようになり疲れやすくなった。実家が美容院を経営し、週に3日手伝っている。身長150cm、体重62kg。脈拍72/分、整。血圧122/74mmHg。両下腿の表在静脈の拡張と蛇行とを認め、茶褐色の色素沈着と硬結とを認める。仰臥位で下肢を挙上すると表在静脈は虚脱する。虚脱させた状態で大腿上部を圧迫し、起立させても静脈の拡張はない。
  • 対応として誤っているのはどれか。 
[正答]


※国試ナビ4※ 103D052]←[国試_103]→[103D054

100B077」

  [★]

  • 慢性アルコール性障害でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B076]←[国試_100]→[100B078

試験」

  [★]

examinationtesttestingassessmenttrialexamexamine
アセスメント計測検査検定試み査定試行調べる診断治験調査テスト判定評価検討影響評価実験デザイン研究デザインデータ品質対応群スコアリング法

循環器

  • トレンデレンブルグ試験 Trendelenburg試験トレンデレンブルグテスト:大伏在静脈弁不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。仰臥位で下肢を挙上させて表在静脈を虚脱させて大腿上部を圧迫し、そのまま起立させたときに下肢の静脈が拡張すれば、陽性であり大伏在静脈弁不全を示唆。
  • ペルテス試験 Perthes試験 → ペルテステスト:下腿穿通枝不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。立位で大腿中央部を駆血帯で圧迫し、1分あるいは5分間歩行あるいは屈伸などの下肢の運動をさせて下肢静脈瘤の変化を観察し、当該肢の静脈血流に関与する静脈弁の機能、交通枝の状況などを判定。
  • ヴァルサルヴァ試験 Valsalva試験:行きこらえをさせる方法。胸腔内圧が上昇して静脈還流量が減少する。また、左心室の大きさが減少する。HOCMでは駆出路が閉塞しやすくなり、胸骨左縁下部の雑音が増強する。

消化吸収試験

  • 脂肪
  • 蛋白
  • ビタミンB12

肝臓異物排泄能

カルシウム

ビタミン

  • ビタミンB12欠乏

血液

  • ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
  • ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため


産婦人科

内分泌

  • 絶食試験 絶食負荷試験:(処置)48時間絶食、(観察)低血糖、高インスリン血症:インスリノーマでは48時間の絶食で低血糖、高インスリン血症を生じる
  • 水制限試験
  • 水負荷試験 = 水試験:(処置)水投与、(検査)尿浸透圧、尿量、血中ADH、
  • 過塩素酸塩放出試験:(投与)123I過塩素酸塩、(検査)甲状腺シンチによる甲状腺の123I摂取率:橋本病先天性甲状腺機能低下症。甲状腺のヨードの有機化障害の有無を検査する甲状腺核医学検査法。過塩素酸塩は甲状腺から有機化されていないヨードを追い出すので(サイログロブリンに取り込まれていないヨード)、本試験は有機化障害をきたす疾患の検査となる。

視床下部-下垂体-糖質コルチコイド

高血圧

  • 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。

膵臓

膵外分泌機能

  • BT-PABA試験, PABA排泄試験, PFD試験
  • セクレチン試験:(投与)セクレチン、(検査)十二指腸液:分泌量、総アミラーゼ量、最高重炭酸塩濃度を測定。最高重炭酸塩濃度を含む2項目以上の低下で慢性膵炎が確定診断される。
  • 消化吸収試験
  • 便中エラスターゼ1定量、便中キモトリプシン定量

腎臓

ガストリノーマ

感染症



テスト」

  [★]

徴候

循環器内科

  • Trendelenburg test トレンデレンブルグテスト:大伏在静脈弁不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。仰臥位で下肢を挙上させて表在静脈を虚脱させて大腿上部を圧迫し、そのまま起立させたときに下肢の静脈が拡張すれば、陽性であり大伏在静脈弁不全を示唆。
  • Schwartz test シュワルツテスト:表在静脈の弁不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。
  • Perthes test ペルテステスト:下腿穿通枝不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。立位で大腿中央部を駆血帯で圧迫し、1分あるいは5分間歩行あるいは屈伸などの下肢の運動をさせて下肢静脈瘤の変化を観察し、当該肢の静脈血流に関与する静脈弁の機能、交通枝の状況などを判定。

整形外科


  • Romberg test:下半身からの深部感覚が侵されるときに発現。開眼での閉脚起立が可能、閉眼直後の方向不定の転倒
= Finkelstein test フィンケルシュタインテスト


  • アキレス腱断裂
  • 腱板断裂
  • 棘上筋テスト
  • 外旋筋力テスト
  • lift-offテスト
  • belly pressテスト
  • 股関節脱臼
  • 十字靭帯損傷

神経内科

産婦人科


一次性静脈瘤」

  [★]

primary varicose vein
下肢静脈瘤


原因:
 静脈弁の機能不全。
誘因:
 肥満、妊娠、立位作業
身体診察
 ペルテステスト陽性。正常であれば、伸展運動やつま先立ち運動をさせて下腿筋ポンプ機能を作用させ、表在静脈から深部静脈へ血液を駆出することができる。穿通枝の静脈弁の機能不全があれば、深部静脈に静脈血を戻せず、下肢静脈瘤が消退せず、むしろ増悪する。
 トレンデレンブルグテスト陽性。大伏在静脈、小伏在静脈、あるいは交通枝・穿通枝の静脈弁不全による。
 下肢の腫脹はまれ、色素沈着は時々認められ、潰瘍形成はまれにある。
 表在静脈の拡張はあるが、深部静脈の閉塞や逆流はない。
治療:
 生活療法:下肢挙上、立位の回避、弾性ストッキング、包帯の着用。
 外科治療が適応。皮膚病変を伴う伏在型では高位結紮術、ストリッピング、穿通枝結紮。必要に応じてレーザー治療や硬化療法も組み合わせられる。深部静脈弁不全では弁形成や弁移植も考慮される(SSUR.431)


ペルテステスト」

  [★]

Perthes' test, Perthes test
ペルテス試験PerthesテストPerthes検査Perthes試験
下肢静脈瘤静脈瘤
[show details]
  • 立位で大腿中央部を駆血帯で圧迫し、1分あるいは5分間歩行あるいは屈伸などの下肢の運動をさせて下肢静脈瘤の変化を観察し、当該肢の静脈血流に関与する静脈弁の機能、交通枝の状況などを判定する検査法。
  • 正常であれば、伸展運動やつま先立ち運動をさせて下腿筋ポンプ機能を作用させ、表在静脈から深部静脈へ血液を駆出することができる(SSUR.430)。穿通枝の静脈弁の機能不全があれば、深部静脈に静脈血を戻せず、下肢静脈瘤が消退せず、むしろ増悪する。
  • 怒張があれば深部静脈、交通枝における弁の不全が示唆される。



二次性静脈瘤」

  [★]

secondary varicose vein
下肢静脈瘤


原因:
 深部静脈血栓による。
誘因:
 手術、臥床、慢性疾患
身体診察
 ペルテステスト陽性。深部静脈血栓により、深部静脈を介した静脈血の還流が妨げられるため。
 下肢の腫脹(浮腫)は著明、色素沈着は高度で、潰瘍形成は時々認められる。
 表在静脈の拡張はあるが、深部静脈の閉塞と逆流が認められる。


↑一次性静脈瘤との身体所見の違いは、静脈血を流すことができるcapacityの差と考えればよいのだろうか?


下肢」

  [★]

leg
lower extremity, lower limb, inferior limb
下肢の筋






静脈」

  [★]

vein (Z)
vena


  • 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。



静脈瘤」

  [★]

varix, varicosity varicose vein






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