三酸化ヒ素

出典: meddic

arsenic trioxide
トリセノックス
亜ヒ酸三酸化二砒素


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三酸化ヒ素による治療が、急性前骨髄球性白血病患者に対する初期の治療法として有効… ... 三酸化ヒ素の投与群と非投与群の間に差が見られたのは、3年後の無事象生存率と全生存率。無事象生存率は、三酸化ヒ素投与群が ...
三酸化二ヒ素(さんさんかにヒそ)、または三酸化ヒ素は化学式 As 2 O 3 で表されるヒ素の酸化物である。 人工的に生産されるが、天然においても方砒素華(砒霜、砒華とも)として少量産出する。方砒素華は、自然砒、鶏冠石 ...

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添付文書

薬効分類名

  • 再発・難治性急性前骨髄球性白血病治療剤

販売名

トリセノックス注10mg

組成

  • 本剤は1管(10mL)中三酸化ヒ素10mgを含有する。
  • 添加物として水酸化ナトリウム12mg及びpH調節剤を含有する。

禁忌

  • ヒ素に対して過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「重要な基本的注意」及び「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

効能または効果

  • 再発又は難治性の急性前骨髄球性白血病
  • 染色体検査〔t(15 ; 17)転座〕又は遺伝子検査(PML-RARα遺伝子)により急性前骨髄球性白血病と診断された患者に使用すること。本剤により完全寛解を得た後に再発した急性前骨髄球性白血病に対して、本剤の有効性・安全性は確立していない。
  • 通常、三酸化ヒ素として、0.15mg/kgを5%ブドウ糖液あるいは生理食塩液に混合して100〜250mLとし、1〜2時間かけて投与する。

寛解導入療法

  • 骨髄寛解が得られるまで1日1回静脈内投与する。合計の投与回数は60回を超えないこと。

寛解後療法

  • 寛解が得られた場合には、寛解導入終了後3〜6週間後に開始する。5週間の間に1日1回、計25回静脈内投与する。
  • 投与にあたっては5%ブドウ糖液あるいは生理食塩液に混合して使用し、他の薬剤又は輸液と混合しないこと。
  • 本剤投与時に、急性の血管収縮・拡張に伴う症状(低血圧、めまい、頭部ふらふら感、潮紅、頭痛等)が認められた場合には4時間まで投与時間を延長することができる。
  • 寛解後療法の用法・用量を複数回繰り返し(本剤の25回を超える投与)実施した場合の有効性・安全性は確立していない(投与経験が極めて少ない)。

慎重投与

  • QT延長の既往歴のある患者、低カリウム血症又は低マグネシウム血症、心疾患(不整脈、虚血性心疾患等)のある患者
    [QT延長の危険性が増大する。]
  • QT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者
    (「相互作用」の項参照)
  • 心疾患(心筋梗塞、心筋障害等)又はその既往歴のある患者
    [症状が悪化するおそれがある。]
  • 肝障害のある患者
    [代謝機能の低下により、本剤の体内濃度が上昇する可能性がある。]
  • 腎障害のある患者
    [排泄機能の低下により、本剤の体内濃度が上昇する可能性がある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
  • 小児等(「小児等への投与」の項参照)

重大な副作用

心電図QT延長

  • 本剤はQT延長、完全房室ブロック等の不整脈を引き起こすことがあり、QT延長は致命的となりうるtorsade de pointes(TdP)タイプの心室性不整脈を引き起こすことがあるので、投与中は12誘導心電図を最低週2回実施し、異常所見が認められた場合には適切な処置を行うこと。また、症状によっては休薬あるいは投与中止も考慮に入れること。(「重要な基本的注意」の項参照)米国においてアムホテリシンBを併用していた1例で、本剤による寛解導入療法中にTdPが発症したとの報告がある。

APL分化症候群

  • 本剤はAPL分化症候群(APL differentiation syndrome)と呼ばれるレチノイン酸症候群と類似した副作用が発現し、致死的な転帰をたどることがあるので、十分な経過観察を行うこと。このような症状があらわれた場合には休薬し、副腎皮質ホルモン剤のパルス療法等の適切な処置を行うこと。

白血球増加症

  • 本剤により高度の白血球増加症が引き起こされることがあるので、観察を十分に行い、末梢白血球数が30,000/mm3を超えた場合には、休薬し、経過観察や白血球数に応じた化学療法剤の使用等の適切な処置を行うこと。なお、化学療法剤の使用にあたっては、危険性を伴うので、十分注意すること(本剤と化学療法剤の併用についての有効性と安全性は確立されていない)。

汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少

  • 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 本剤の作用メカニズムは完全には解明されていない。三酸化ヒ素はin vitroでヒト前骨髄球性白血病細胞NB4の形態学的変化、アポトーシスに特徴的なDNA断片化を引き起こす10)。また、三酸化ヒ素は融合蛋白PML-RARαの分解を引き起こす11)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • 三酸化ヒ素

慣用名

  • 亜ヒ酸

化学名

  • Arsenic Trioxide

分子式

  • As2O3

分子量

  • 197.84

性状

  • 本品は白色の粉末で、においはない。本品は水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。


★リンクテーブル★
先読み亜ヒ酸
リンク元鼻中隔穿孔」「三酸化二砒素
関連記事ヒ素」「酸化

亜ヒ酸」

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[[]]
arsenite
[[]]
arsenite


鼻中隔穿孔」

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nasal septum perforation
鼻中隔

概念

  • 鼻中隔軟骨部に穿孔をきたしたもの。

病因

  • 先天性
  • 後天性:



三酸化二砒素」

  [★]

arsenic trioxide
亜ヒ酸三酸化ヒ素


ヒ素」

  [★]

arsenic As
砒素
arsenate
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臨床関連


酸化」

  [★]

oxidation





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