三尖弁狭窄症

出典: meddic

tricuspid stenosis, TS, tricuspid valve stenosis
三尖弁狭窄相対的三尖弁狭窄雑音


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和文文献

  • ペースメーカーリードの弁下部癒着による三尖弁狭窄症の1例
  • 平 カヤノ,鈴木 明日美,藤野 彰久,渡辺 達也,荻生 徳寛,芦川 紘一
  • Journal of cardiology 47(6), 301-306, 2006-06-15
  • NAID 10019253882
  • 三尖弁狭窄症, 左室肥大の診断を機に確定診断されたカルチノイド症候群の一例(第86回日本循環器学会中国地方会)
  • 冨永 晃一,榎野 新,本藤 達也,松田 圭司,圖師 尚美,丸橋 達也
  • Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 69(Supplement_III), 917, 2005-10-20
  • NAID 110004050867

関連リンク

三尖弁閉鎖症は右房と右室の間にある「三尖弁」が先天的に閉鎖している病気です。 大動脈の位置関係や心室中隔欠損症の有無、肺動脈狭窄や閉鎖の違いなどによって いくつかの型にわかれますが、通常、右室は小さく、左心室は正常の大きさがあるため、 ...

関連画像

猫の大動脈狭窄症東京慈恵医科大学附属病院 合併する他の弁膜症状に 右 三尖弁 勉強会(三尖弁狭窄症症候群 三尖弁狭窄症 三尖弁


★リンクテーブル★
リンク元心雑音」「I音」「拡張期ランブル」「クスマウル徴候」「a波
関連記事三尖弁」「三尖弁狭窄」「」「狭窄」「狭窄症

心雑音」

  [★]

heart murmur, cardiac murmur
拡張期雑音過剰心音レヴァイン分類

収縮期雑音 systolic murmur

拡張期雑音 diastolic murmur

continuous murmur

  • 連続的な圧較差の存在を示唆する
  • A. continuous:動脈管開存症 PDA:肺動脈弁領域。動脈管を流れる血流と雑音が比例するので、S2に向かって大きくなり、S1に向かって小さくなる。
  • B. to-and-fro: AS + AR, PS+ PR :S1~(収縮期:AS,PSによる駆出性雑音。ダイアモンド型)~S2, S2~(拡張期:MR,PRによる逆流性雑音。decrescendo)~S1 S1に向かって小さくなるので、連続音とは区別できるはず。

手技見えp.116

  • 僧帽弁開放音(OS):MS
  • 収縮中期クリック:MVP
  • 拡張期ランブル + 前収縮期雑音:MS
  • 拡張期灌水様雑音/拡張期逆流性雑音:AR、PR
  • 収縮期逆流性雑音:心尖部:MR

体位との関係

  胸壁に近づく部位  
左側臥位 心尖部 僧帽弁雑音(MR, MS)、僧帽弁開放音(OS)、III音IV音
座位前屈位 大動脈弁領域 大動脈弁閉鎖不全症(AR)
肘膝位 (心膜>-<心臓) 心膜摩擦音

呼吸との関係

右心系:三尖弁の雑音

  • 吸気時増強、呼気時減弱
吸うとき強く、吐くとき弱く
吸うと胸腔内圧が陰圧になり、静脈還流量が増加する

左心系:僧帽弁、大動脈弁の雑音

  • 吸気時減弱、呼気時増強
吸うとき弱く、吐くとき強く
胸腔内圧が上昇すると、肺から心臓に向かう血流が増加する(ホントニか?)ので、左心系の雑音が増強するのだ???????????

手技との関連

疾患別

MS

  • 概念:拡張期ランブル
  • 時相:拡張中期(open snap)に続いて。
  • 最強点:心尖部
  • 放散:
  • 体位:左側臥位
  • 音程:低音

MR

  • 概念:収縮期逆流性雑音
  • 最強点:心尖部
  • 放散:左腋窩
  • 体位:左側臥位
  • 呼吸:呼気
  • 音程:高音

AS

  • 概念:収縮期駆出性雑音
  • 最強点:2LSB
  • 放散:右鎖骨下動脈、右頚動脈
  • 体位:座位
  • 呼吸:呼気

AR

  • 概念:拡張期灌水様雑音
  • 時相:拡張期
  • 特徴:呼気で増強
  • 最強点:3LSB
  • 放散:
  • 体位:座位前屈位
  • 音程:高音

MVP

  • 概念:収縮期逆流性雑音
  • 時相:収縮期中期。クリック音の後から。
  • 音程:高音  ←  圧較差が大きいため

ASD

  • 概念:駆出期駆出性雑音
  • 最強点:2LSB
  • 放散:
  • 体位:

VSD

病態特異的な心雑音

  三尖弁閉鎖不全症 大動脈弁閉鎖不全症 大動脈弁狭窄症 僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁狭窄症
TR AR AS MR MS
心音

I音減弱

I音減弱

I音亢進

心雑音
過剰心音 
その他徴候
 




I音」

  [★]

first heart sound
S1
心音


  • 心室収縮期の開始
  • 僧帽弁、三尖弁の閉鎖音
  • 高音 → 膜型で聴診
  • II音より低く持続が長い。

I音の亢進

メカニズム PHD.33

  • 拡張終期に心房が収縮して血液が心室に流れ込む。(心室への血液の流出が進むと僧帽弁や三尖弁は)ふらふらと弁尖同士が寄り沿う(心室の血液のせい?)。心室が収縮すると弁尖同士はびたっと寄り添い閉鎖する。
  • PR intervalが短いと、心室の収縮の前に弁尖同士はお互い離れており(受動的に寄り添っていないので)、心室収縮時の弁尖の移動距離は長い。このため大きいS1が聴取される。
  • 僧帽弁狭窄症や三尖弁狭窄症では、心室が収縮するときでも心室と心房の圧較差は大きく、房室弁の弁尖は性状の場合に比べお互い離れているから、S1が大きくなる。
  • 心拍数が高いとき、拡張期が短く、また弁尖がお互いよりそう時間が短い。このため、弁尖同士は離れておりS1が大きくなる

I音の減弱

メカニズム PHD.33

  • 僧帽弁閉鎖不全症ではお互いの弁尖が接触する面積が小さくなっており、I音の減弱に繋がっている。
  • 重度の僧帽弁狭窄症では、弁がほぼ固定されてS1が減弱する
  • 心室のコンプライアンスが低下する病態で、拡張末期の心室と心房の圧較差が大きくなるので通常より早く弁尖同士が寄り添う。心室が収縮する頃には健常人より弁尖同士が近くなっており、S1が減弱する。

巨大なI音

  • 完全房室ブロックの時、心房と心室の収縮が同時に収縮すると大きなI音として聞こえる。


拡張期ランブル」

  [★]

diastolic rumble
心室充満雑音
拡張期雑音
僧帽弁狭窄症 MS三尖弁狭窄症 TS大動脈弁閉鎖不全症 AR


  • 拡張中期に房室血流によって生じる雑音。
  • 僧帽弁狭窄症三尖弁狭窄症で聴取される。
  • 2. Austin-Flint雑音オースチン・フリント雑音大動脈弁閉鎖不全症でも、拡張期の大動脈弁における逆流により、僧帽弁前尖の開放が制限されて相対的に僧帽弁狭窄を来し、拡張期ランブルとして聴取されうる。
  • 4. 三尖弁狭窄症


クスマウル徴候」

  [★]

Kussmaul sign, Kussmaul's sign
クスマウル Kussmaul
頚静脈怒張
  • 吸気時に観察される頚静脈拡張。中心静脈圧、右心房圧の高度の上昇による ← 健康な状態では吸気時には心房に血液が流れ込んで頚静脈は虚脱するはずなのに

原因疾患


  収縮性心膜炎 心タンポナーデ
奇脈 + +++
クスマウル徴候 +++ -


a波」

  [★]

a wave
頚静脈圧
  • 頚静脈圧図などでみられる。
  • 心房収縮による波。
  • 心房収縮期でみられる。

心カテーテル検査

  • 拘束型心筋症:左室圧におけるa波が増大し、LVEDPが上昇。

臨床関連

  • a波増高


三尖弁」

  [★]

tricuspid valve (Z), TV
valva tricuspidalis
右房室弁 right atrioventricular valve valva atrioventricularis dextra
房室弁



臨床関連


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


三尖弁狭窄」

  [★]

tricuspid stenosistricuspid valve stenosisTS
三尖弁狭窄症三尖弁


症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態


狭窄」

  [★]

stenosis, stricture, constriction, narrowing



狭窄症」

  [★]

stenosisstenosesstenotic
狭窄




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