ロタウイルス

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rotavirus
ウイルス


特徴

ウイルス学

感染症


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/06 12:08:08」(JST)

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和文文献

  • 先生にきく からだのしくみ 冬の下痢に気をつけよう : ノロウイルス・ロタウイルス
  • ロタウイルスワクチン (第1土曜特集 小児用ワクチンUpdate) -- (予防接種各論)

関連リンク

10~100個くらいのロタウイルスが口から入ることで感染します。ロタウイルスは、ロタウイルスによる胃腸炎の患者の便に大量に含まれています。患者の便を処理した後、たとえ十分に手洗いをしても、手や爪に数億個ものウイルスが ...
ロタウィルスによる非常に感染力の強い病気で、免疫のない小児では6ヶ月~2歳くらいまでに必ずと言っていいほど経験する病気。 水のような多量の下痢便がで、便の色も白っぽくなることから、白色便性下痢とも言われる。

関連画像

red colored ones are fragments of ロタウイルス電子顕微鏡写真ドクトルかっちゃん ・ 笑顔で ロタウイルス(画像をクリック 本ホームページに関わる著作権 ロタウイルス

添付文書

薬効分類名

  • ウイルスワクチン類

販売名

ロタリックス内用液

組成

製法の概要

  • 本剤は、G1P[8]に属するヒトロタウイルス(89-12株)のクローンである弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)をアフリカミドリザル腎臓由来のVero細胞で培養増殖させ、得たウイルス液を精製し、添加剤を加えた内用液剤である。
    本剤は、製造工程でブタの膵臓由来成分(トリプシン)及びウシの乳由来成分(無水乳糖)を使用している。また、製造工程の極めて初期の段階(Vero細胞のセルバンク作製時)において、仔ウシの血液由来成分(血清)、ウシとブタの骨抽出成分(アミノ酸類)及びウシの乳由来成分(ラクトアルブミン加水分解物)を使用している。

組成

  • 本剤は、1.5mL中に下記の成分・分量を含有する。

有効成分

  • 弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株) 6.0log10 CCID50以上

安定剤

  • 精製白糖 1.073g

緩衝剤

  • アジピン酸 100.75mg

緩衝剤

  • 水酸化ナトリウム 54.76mg

希釈剤

  • ダルベッコ変法イーグル培地 2.033mg

禁忌

(予防接種を受けることが適当でない者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の接種後に本剤又は本剤の成分によって過敏症を呈したことがある者
  • 腸重積症の発症を高める可能性のある未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室等)を有する者
  • 腸重積の既往のある者
  • 重症複合型免疫不全(SCID)を有する者
  • 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者


効能または効果

  • ロタウイルスによる胃腸炎の予防
  • 本剤はロタウイルスG1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[8]に対する予防効果が示唆されている。
  • 他のウイルスに起因する胃腸炎を予防することはできない。
  • 乳児に通常、4週間以上の間隔をおいて2回経口接種し、接種量は毎回1.5mLとする。

接種対象者・接種時期

  • 生後6週から初回接種を開始し、少なくとも4週間の間隔をおいて2回目の接種を完了する。遅くとも生後24週までには接種を完了させること。また、早期産児においても同様に接種することができる。

接種方法

  • 本剤は経口接種だけに限り、絶対に注射してはならない。
  • 接種直後にワクチンの大半を吐き出した場合は、改めて本剤1.5mLを接種させることができる。

他のワクチン製剤との接種間隔

  • 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。

慎重投与

(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
  • 過去にけいれんの既往がある者
  • 免疫機能に異常がある疾患を有する者及びそのおそれがある者、免疫抑制をきたす治療を受けている者、近親者に先天性免疫不全症の者がいる者[「重要な基本的注意」及び「臨床成績」の項参照]
  • 胃腸障害(重度又は慢性の胃腸疾患、感染原因を問わない感染性胃腸炎等)を有する乳児における本剤の有効性及び安全性は確立していないので、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。


★リンクテーブル★
国試過去問103H034」「101E002」「107D057」「098H070」「098G061」「100B069」「080A067」「088B038」「088B037」「087B093
リンク元ノロウイルス感染症」「乳児嘔吐下痢症」「ロタウイルス属」「ロタテック」「乳幼児下痢症
拡張検索ロタウイルス性腸炎」「ロタウイルス感染症」「ロタウイルスワクチン」「ロタウイルス性胃腸炎
関連記事ウイルス」「タウ

103H034」

  [★]

  • 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
  • 1歳1か月の男児。嘔吐と発熱とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 2日前の夕方から嘔吐が出現した。昨日、発熱し、嘔吐が頻回になったため近医を受診した。制吐薬を処方されたが服用できず、白色下痢も加わった。水分も摂取できなくなった。
  • 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 意識は清明だがぐったりしている。身長72 cm、体重10.3 kg(1週前の1歳児健康診査では11.0 kg)。体温 39.2 ℃。呼吸数 26/分。脈拍 140/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:比重 1.025、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体3+。血液所見:赤血球 450万、Hb 12.3 g/dl、Ht 40 %、白血球 14,900(桿状核好中球 11%、分葉核好中球 62%、単球 3%、リンパ球 24%)、血小板 49万。血液生化学所見:血糖 88 mg/dl、総蛋白 6.6 g/dl、尿素窒素 15 mg/dl、クレアチニン 0.4 mg/dl、尿酸 6.9 mg/dl、総ビリルビン0.4 mg/dl、AST 66 IU/l、ALT 31 IU/l、LD 630 IU/l(基準260~530)、Na 133 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 90 mEq/l。CRP 1.3 mg/dl。
  • 原因はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103H033]←[国試_103]→[103H035

101E002」

  [★]

  • 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
  • 34歳の男性。急速に強くなった腹痛のため搬入された。
  • 現病歴: 昨日、夕食を午後8時に摂取した。午後11時ころに臍部を中心とした腹痛があり、最初は普通便、続いて水様便が始まり、夜間にも3回排便があった。妻もその頃から下痢を認めていた。今朝は朝食を摂取せず出社した。出社後、腹痛が周期性となり、血液の混じった粘液便を2回認めた。痛みのためうずくまっていたため、同僚が救急隊を要請した。
  • 既往歴: 特記すべきことはない。
  • 生活歴: 飲酒はビール1本を週に1回。喫煙はない。最近1年の海外渡航歴はない。
  • 現症: 意識は清明。顔貌は苦悶様。身長165cm、体重64kg。体温38.3℃。脈拍96/分、整。血圧106/80mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
  • この患者で有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101E001]←[国試_101]→[101E003

107D057」

  [★]

  • 9歳の男児。発熱腹痛および下痢を主訴に来院した。夏休みに少年野球の合宿に参加していた。合宿から帰宅した翌日の昼から38℃台の発熱、強い腹痛および頻回の水様下痢があり、血便が認められることもあったという。診察の結果、入院が必要と判断された。さらに患児以外の6名の少年が同様の症状を訴え入院となった。症状を有する全員が前日の昼に合宿打ち上げのバーベキューパーティーで鶏肉を食べたという。入院時の血液所見:赤血球425万、Hb 13.5g/dl、Ht 42%、白血球13,200(桿状核好中球8%、分葉核好中球66%、単球3%、リンパ球23%)、血小板24万。CRP 9.3mg/dl。腹部は平坦、軟で、腸雑音は軽度亢進している。臍周囲に圧痛を認める。入院2日目に腹痛と血便とは消失し、体温も37℃台と解熱傾向にある。
  • 原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107D056]←[国試_107]→[107D058

098H070」

  [★]

  • 疾患と病原体の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098H069]←[国試_098]→[098H071

098G061」

  [★]

  • ウイルスと腫瘍の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G060]←[国試_098]→[098G062

100B069」

  [★]

  • 発疹がみられる小児のウイルス感染症はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B068]←[国試_100]→[100B070

080A067」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

088B038」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

088B037」

  [★]

  • 間違っている組み合わせは?

087B093」

  [★]

  • 陶器に多発する小児のウイルス感染症の原因は
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

ノロウイルス感染症」

  [★]

ノロウイルスノーウォークウイルス

病原体

疫学

  • 乳幼児期の急性胃炎の原因 (SMB.449)
  • 学童期以降成人のウイルス性胃腸炎、ウイルス性食中毒の原因ウイルス
  • 10月-4月
日本では生ガキを喫食するため

顕性

  • Approximately 50% of persons challenged with Norwalk virus become ill and acquire short-term immunity against the infecting strain.(HIM.1206)

潜伏期

  • 24-48時間

感染経路

  • 糞口感染
  • 嘔吐物が乾燥し、エアロゾルとなって経口的に感染しうる
  • 呼吸器を介して感染しない
  • 小腸の上皮細胞で増殖

症状

  • 突然の嘔吐、下痢、腹痛
  • 脱水により重症化することはまれ
  • 発熱は38℃をこれることはまれ

HIM.1205

  • 平均24時間(12-72時間)の潜伏期を経て、胃腸炎を突然発症。経過は12-60時間。
  • 消化器症状:悪心・嘔吐、腹部疝痛、下痢
  • 嘔吐は子供に多い
  • 下痢は成人に多い
  • 全身症状:頭痛、発熱、悪寒、筋痛
  • 症状の重症度:ロタウイルス>ノロウイルス>サポウイルス

経過

  • 1-3日で回復
  • 回復後3-7日間は糞便中にウイルスを排出し続ける

治療

  • 特異的治療法なし

検査

  • 便:軟便~水様便、×血便、粘液便、白血球なし (HIM.1205)
  • 血液:血球数異常なし、時に白血球増多+相対的リンパ球減少 (HIM.1205)

予防

  • ワクチン無し

予後

  • 死亡は稀。死亡する場合、脱水による(老衰している老人など)。(HIM.1205)


乳児嘔吐下痢症」

  [★]

infantile diarrhe aand vomiting
脱水

概念

  • 乳児期に見られる嘔吐、下痢を来す疾患の総称

病因

  • ウイルス性
  • 細菌性
  • 非感染性


ロタウイルス属」

  [★]

  • レオウイルス科に属する
  • ロタウイルス属のうち、ヒトに感染する代表的なウイルスはロタウイルスである。
  • ロタウイルス属のウイルス学的な記載は →ロタウイルス


ロタテック」

  [★]

ワクチン類ロタウイルス
弱毒生ロタウイルス株(WI79-9株、SC2-9株、WI78-8株、BrB-9株、WI79-4株)の生ワクチン。5価ワクチン。


乳幼児下痢症」

  [★]

infantile diarrhea
急性消化不良症 acute dyspepsia
ロタウイルス
  • ロタウイルス:冬期に多い →冬期乳児下痢症


ロタウイルス性腸炎」

  [★]

rotavirus enteritis
ロタウイルス性胃腸炎仮性小児コレラ白痢
乳幼児下痢症ロタウイルス


ロタウイルス感染症」

  [★]

rotavirus infections, rotavirus infection
乳幼児下痢症ロタウイルス

国試


ロタウイルスワクチン」

  [★]

rotavirus vaccines, rotavirus vaccine
ロタテックロタリックス
ロタウイルス


ロタウイルス性胃腸炎」

  [★]

rotavirus enteritis
ロタウイルス性腸炎


ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。





タウ」

  [★]

tau
タウ蛋白質




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