ロイコトリエン

出典: meddic

leukotriene, LT
アラキドン酸5-リポキシゲナーゼ



合成


白血球遊走
気管支平滑筋収縮、細動脈収縮、血管透過性亢進

構造

  • 二重結合を複数持つ不飽和脂肪酸。トリエン構造

種類

ロイコトリエンA4 ロイコトリエンB4とロイコトリエンC4の前駆物質
ロイコトリエンB4 chemotaxis
ロイコトリエンC4 気管支収縮、血管拡張、血管透過性亢進、ロイコトリエンD4の前駆物質
ロイコトリエンD4 気管支収縮、血管拡張、血管透過性亢進、ロイコトリエンE4の前駆物質
ロイコトリエンE4 気管支収縮、血管拡張、血管透過性亢進


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/14 16:44:43」(JST)

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和文文献

  • アレルギー疾患の治療薬(2)小児科領域 ロイコトリエン受容体拮抗薬
  • 高増 哲也
  • アレルギー・免疫 20(2), 292-297, 2013-02-00
  • NAID 40019561392
  • Premium Edition 症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで アレルギー性鼻炎 : くしゃみ・鼻漏型は抗ヒスタミン薬 鼻閉型は抗ロイコトリエン薬を選択
  • 湯田 厚司
  • 日経ドラッグインフォメーションpremium (183), PE13-16, 2013-01-00
  • NAID 40019556077
  • ロイコトリエン療法の現状と未来 (特集 アレルギー疾患治療の最前線)
  • 好酸球性副鼻腔炎の病態と治療 (特集 最新の鼻・副鼻腔疾患診療)
  • 岡野 光博
  • 日本医師会雑誌 141(10), 2191-2194, 2013-01-00
  • NAID 40019550420

関連リンク

ロイコトリエンは細胞内で 5-リポキシゲナーゼによってアラキドン酸から合成される。 リポキシゲナーゼの触媒作用は、アラキドン酸骨格の特定の位置に酸素残基を挿入する 際に必要となる。リポキシゲナーゼ経路は、肥満細胞や好酸球、好中球、単球、好塩基 球 ...
ロイコトリエンとは、ヒスタミンと同様にアレルギー反応により体内で生成される化学物質 です。ロイコトリエンは気管支の周りの筋肉を収縮させる化学物質を誘引することで、 気管支喘息の発作を発症させます。また、鼻粘膜の炎症、腫れを引きこし、鼻づまりの ...

関連画像

ロイコトリエンロイコトリエンの画像-p1_13-S アラキドン酸からは、血小板で イメージ 1アレルギー性鼻炎が起こるし 肥満細胞から遊離した ロイコトリエン


★リンクテーブル★
リンク元糖質コルチコイド」「リポ多糖」「アラキドン酸」「テルフェナジン」「オキサトミド
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関連記事トリ」「ロイコ

糖質コルチコイド」

  [★]

glucocorticoid (Z), glucocorticoids
グルココルチコイド
副腎皮質副腎皮質ホルモン
  • 以下、内的に合成される糖質コルチコイドについて述べる

種類

分類

性状

  • ステロイド

産生組織

標的組織

生理作用

1. エネルギー代謝

糖新生においてグルコースの前駆体となるアミノ酸を肝臓に供給すべく動員する作用 (SP.894)

a. 糖代謝作用

糖新生の亢進
血糖上昇
肝細胞以外のグルコースの取り込みを抑制 (SP.894) ← 末梢でインスリンの作用に拮抗
グルコース-6-ホスファターゼの活性亢進 (SP.894)
グリコーゲンの合成亢進
血糖値の上昇に伴い、肝臓などでグルコースからグリコーゲンが作られる (SP.894)

b. タンパク質代謝作用

肝臓での糖新生の基質を末梢から供給する作用
肝細胞以外でのアミノ酸取り込み阻害 (SP.894)
特定のアミノ酸合成を阻害 (SP.894)
生理的範囲:(肝臓)同化作用が起こる、(肝臓以外)異化作用が起こる
ステロイド大量投与時:ほとんど異化作用が起こる→副作用につながる

c. 脂質代謝作用

  • 脂肪細胞に対して、インスリンの拮抗作用を持つが、一方で糖質コルチコイドにより血糖値が上昇する
  • 脂肪分解↑→血糖値↑ …(1)
脂肪細胞に対してグルコースの取り込みを抑制し、中性脂肪の生合成を抑制し、さらに大量の遊離脂肪酸とグリセロールを放出させる。肝臓でグリセロールからグルコースが合成される。 (SP.894)
  • 血糖値↑→脂肪合成↑ …(2)
血糖値の上昇によりインスリンが分泌され、脂肪細胞で脂肪の合成が促進される (SP.894)
  • (1)、(2)のいずれの反応が起こるかは体の部位によって異なり、脂肪分布の変化が生じる。
中心性肥満、満月様顔貌、バッファローハンプ

2. 電解質代謝作用

糖質コルチコイドの電解質コルチコイド様作用。
Na+再吸収↑、K+排泄↑
コルチゾールの電解質作用はアルドステロンの約1/400
コルチゾールの量    はアルドステロンの約 200倍
ゆえに、電解質コルチコイドの1/2の作用力を持つ

3. 水代謝作用

GFR↑、ADHに拮抗、細胞内への水移動の抑制→水利尿作用を有する。  尿崩症 + 副腎不全 → 多尿がいくらか改善されると考えて良いと思われる。仮面尿崩症

4. 骨・軟骨に対する作用

  • a. ビタミンDと拮抗して腸管からのCa吸収阻害 (SP.894)
  • b. 腎尿細管におけるCa再吸収阻害 (SP.894)
  • c. 骨芽細胞の分化・増殖を抑制 (SP.894)
糖質コルチコイドの大量投与→軟骨↓骨成長↓(活性型ビタミンD3に拮抗・尿細管Ca再吸収↓→PTH↑、骨芽細胞の分化抑制、タンパク質の異化作用↑)→骨粗鬆症、骨壊死 or 骨端線閉鎖を促進(←?要調査)
b.の機序で尿に排泄されるカルシウムが増加  →  高カルシウム尿症 → 尿路結石

5. 抗炎症作用

  • 胸腺やリンパ組織を萎縮させる → 炎症反応や免疫反応を抑制
リンパ球数の減少、白血球の遊走抑制、抗体産生低下、ヒスタミン放出抑制(局所の毛細血管拡張抑制) (SP.894)
末梢好中球数は増加する(YN.F-78) → 白血球増多症

SPC.330

  • a) 核内受容体を介してlipocortinを発現させ、これがphospholipase A2を阻害する。これにより、アラキドン酸の産生が抑制され、炎症を促進するロイコトリエンの産生も抑制される。
  • b) 末梢血Tリンパ球、単球、好酸球、好塩基球:骨髄からの放出減少と再分配(?)のため末梢血中では減少する。
  • c) 末梢血好中球:炎症部位への集合が抑制され(血管外への遊走が抑制される(GOO.1600))、末梢血中では増加する。
  • d) Bリンパ球はヘルパーT細胞が抑制されるために抗体産生能が減少する。
  • e) リンパ球などの細胞表面の立体構造を換えて抗体や補体の結合を抑制する。
  • f) 毛細血管(毛細管)の収縮により、血管の透過性は低下する。

6. 循環器

  • カテコールアミン・アンジオテンシンIIによる血管収縮作用の許容作用 → 糖質コルチコイドなしではその作用を十分に及ぼし得ない
欠乏症では血管のカテコールアミン・アンジオテンシンIIに対する感受性低下

7. 中枢神経系

  • 認知機能や情動を修飾 (SP.895)

8. 成長発達

  • 胎児期の消化酵素・リン脂質(肺胞表面の張力に関与)の合成に関与 (SP.895)
  • 小児期で骨や熱強訴域に直接作用して身長の伸びを抑制する (SP.895)

作用機序

免疫抑制(GOO. 657,674,1600)

糖質コルチコイドはリポコルチンを産生→リポコルチンはホスホリパーゼA2の活性を修飾→アラキドン酸産生↓

分泌調節

  • 1. 概日リズム
  • 2. フィードバック制御
    • 糖質コルチコイドがACTHCRHを抑制
  • 3. ストレス反応

臨床関連


  • 合成ステロイドホルモン

副作用

副腎皮質ホルモン剤
Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
COMPOUND ANTIINFLAMMATORY POTENCY Na+-RETAINING POTENCY DURATION OF ACTION* EQUIVALENT DOSE, MG
cortisol 1 1 S 20
cortisone 0.8 0.8 S 25
fludrocortisone 10 125 I
prednisone 4 0.8 I 5
prednisolone 4 0.8 I 5
6α-methylprednisolone 5 0.5 I 4
triamcinolone 5 0 I 4
betamethasone 25 0 L 0.75
dexamethasone 25 0 L 0.75


-グルココルチコイド
-グルココルチコイド
-glucocorticoid


リポ多糖」

  [★]

lipopolysaccharide, LPS
リポ多糖類リポポリサッカライド
  • エンドトキシン endotoxinである
主にマクロファージを刺激して多彩な生理作用を表す

LPSの生物活性 (SMB.115-117)

  • 1. B細胞マイトジェン活性:B細胞の分裂を誘導
  • DNA合成の促進
  • 2. ポリクローナルB細胞活性化:B細胞を刺激し、抗原非特異的に抗体産生細胞へと分化誘導。IgMクラスの抗体を産生させる。
  • 3. マクロファージの活性化:サイトカイン(IL-1、TNF-α、IFN、コロニー刺激因子(CSF)など)、フリーラジカルを放出させる。
  • 4. 補体の古典的経路、別経路を活性化
  • 5. アラキドン酸代謝経路の刺激:ロイコトリエン、プロスタグランジンの産生亢進
  • 6. 白血球との結合:生体ではLPS投与後1時間目に顆粒球減少(白血球凝集や末梢血管への貯留による)。2-4時間後、急激に白血球増加(骨髄の顆粒球の放出や顆粒球産

生の増加による)

  • 7. 血小板の活性化と破壊:セロトニン、核酸、血小板因子3などを放出。LPSにより破壊されやすい
  • 8. NK細胞やNKT細胞によるIFN-γの産生亢進

リポ多糖の受容体

リポ多糖受容体=CD14

リポ多糖のクリアランス(SMB.117)

  • 血流に入ったLPSは、LPS結合タンパク質(LBP)や遊離CD14と結合し、ついで血清タンパク質(特に高比重リポタンパク質(HDL)と結合し、速やかに主に肝臓に取り込まれる。肝臓、脾臓などのマクロファージ系の貪食細胞がLPSを捕獲し、比較的長い時間かかって分解するらしい。

リポ多糖の臨床的意義 (SMB.117-118)

エンドトキシンショック

  • 1. マクロファージ、単球、好中球、NK細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞などに作用し、TNFIFNIL-1IL-6IL-8などのサイトカインを誘導
  • 2. 1.のサイトカインは、標的細胞に作用し、血小板活性化因子(PAF)、ロイコトリエンプロスタグランジン活性酸素NO、プロテアーゼなどを放出させる。
  • 3. 発熱、悪寒、白血球減少、DIC、出血、低血圧、頻脈、アシドーシス、多臓器障害、多臓器不全をもたらす。

抗生物質誘発内毒素遊離

  • 内毒素は菌が増殖するときに、外膜より遊離。
  • ある種の抗生物質は菌を殺す際、大量の内毒素の遊離を招く

検査



アラキドン酸」

  [★]

arachidonic acid, arachidonate
5,8,11,14-エイコサテトラエン酸 5,8,11,14-eicosatetraenoic acid5,8,11,14-イコサテトラエン酸 5,8,11,14-icosatetraenoic acid
脂肪酸必須脂肪酸
ホスホリパーゼA2の作用でアラキドン酸として遊離

機能

ロイコトリエンプロスタグランジンの前駆体
prostanoidcyclooxygenase pathway
leukotrienelipoxygenase pathway
epoxide:cytochrome P-450 epoxygenase pathway

代謝



テルフェナジン」

  [★]

terfenadine
トリルダン, Seldane
抗ヒスタミン薬


  • 第二世代ヒスタミン薬
  • 抗アレルギー薬
  • 抗ヒスタミン薬
  • ピペリジン系
  • ヒスタミンH1受容体拮抗作用
  • 化学伝達物質遊離抑制作用
  • ロイコトリエン拮抗作用
  • 販売停止

副作用

  • QT延長、心房性不整脈(torsades de pointes)を起こし、心停止を起こしうる
  • テルフェナジンはプロドラッグであり、99.5%がすぐ代謝されフェキソフェナジンとなる
  • 代謝が滞るとテルフェナジンは電位依存性Kチャネルを抑制するので危険。
  • テルフェナジン代謝酵素はCYP3A4で代謝されるので、これを阻害する薬物(CYP3A4と親和性の高い薬物)との併用は危険
  • 服用に注意を要するのはQT延長をおこしやすい人


オキサトミド」

  [★]

oxatomide
アデコックアトピクトアレトンイワトミドオキサトーワオキサトミドオキロットガーランドスパクリットセキタールセルテクトセルトミドセルマレンデルトーマトーラスタンヒシレタンペペシンメクテクト
  • アレルギー性抗ヒスタミン薬

作用機序

薬理作用

動態

適応

注意

禁忌

  • 妊婦

副作用

  • 眠気、倦怠感、口渇

参考

  • ガーランド錠30mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4490005F1476_1_03/4490005F1476_1_03?view=body


ロイコトリエン受容体拮抗薬」

  [★]

leukotriene receptor antagonist, LTRA
ロイコトリエン拮抗薬ロイコトリエン受容体遮断薬抗SRS-A剤
[show details]



ロイコトリエンC4」

  [★]

leukotriene C4, LTC4
ロイコトリエン


ロイコトリエンD」

  [★]

leukotriene D
ロイコトリエンD4


ロイコトリエンA4」

  [★]

LTA4
ロイコトリエン


ロイコトリエンD4」

  [★]

LTD4
ロイコトリエン


トリ」

  [★]

birdavian
鳥類


ロイコ」

  [★]

leukoleuco




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