レセルピン

出典: meddic

reserpine
reserpinum
アポプロンレセルピエムベハイドRA配合
降圧薬
  • 抗高血圧薬
  • 末梢性交感神経抑制薬

作用機序

薬理作用 (SPC.251)



Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/19 20:29:40」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 院試で学ぶ有機化学の基礎 重要化合物,最新研究にリンク(1)ウッドワードのレセルピン合成
  • 高血圧 レセルピン (特集 あの疾患・治療はどうなった?) -- (あの治療の現在の位置づけは?)
  • 青木 英彦,照井 克俊,遠藤 重厚
  • 治療 92(12), 2687-2692, 2010-12-00
  • NAID 40017381299
  • 難治性蕁麻疹とレセルピン治療 (特集 最近のトピックス2009) -- (皮膚疾患治療のポイント)
  • 岡本 祐之,上津 直子
  • 臨床皮膚科 63(5), 78-81, 2009-04-00
  • NAID 40016631953

関連リンク

レセルピン(英: reserpine)とはアドレナリン作動性ニューロン遮断薬の一つ。 シナプス小胞へのカテコールアミンやセロトニンの取り込みを抑制し、その結果、これら がシナプス小胞内において枯渇することによって作用する。 ...

関連画像

 等 レ セル ピン reserpineレセルピンレセルピン - Reserpineレセルピンレセルピンレセルピン』の画像を検索  (レセルピン)の構造式 レセルピン、アジマリンの製造

添付文書

薬効分類名

  • 高血圧症治療剤
  • 精神神経疾患治療剤

販売名

アポプロン注0.3mg

組成

  • 1アンプル中に次の成分を含有

有効成分

  • レセルピン(日局) 0.3mg/1mL(0.03W/V%)

添加物

  • DL-メチオニン 3mg、プロピレングリコール 70mg、リン酸

効能または効果

  • ○高血圧性緊急症(子癇、高血圧性脳症、脳出血発作など)
  • 降圧の目的には、レセルピンとして、通常成人1回0.1?0.5mgを1日1?2回皮下又は筋肉内注射する。重症又は速効を期待する場合は1回0.5?2.5mgを注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

  • ○フェノチアジン系薬物の使用困難な統合失調症
  • 鎮静の目的には、レセルピンとして、通常成人1回0.3?2.5mgを1日1?2回皮下又は筋肉内注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

慎重投与

  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
  • 消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎の既往歴のある患者[症状が再発するおそれがある。]
  • てんかん等の痙攣性疾患及びその既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させるおそれがある。]
  • 腎不全のある患者[血圧低下に対する順応性が不良になる。]
  • 気管支喘息又はアレルギー性疾患の既往歴のある患者[過敏症を増強させることがある。]

重大な副作用

うつ状態

頻度不明注1)

  • うつ状態があらわれることがあり、自殺に至るような重篤な場合があるので、患者の状態に十分注意し、悲観気分、早朝覚醒、食欲不振、陰萎又は抑制(思考、行動)等の抑うつ症状があらわれた場合には投与を中止すること。

なお、この抑うつ症状は投与中止後も数か月間続くことがある。

薬効薬理

  • レセルピンは、R. serpentinaから単離されたラウオルフィア・アルカロイドである。

降圧作用2)

  • レセルピンは、シナプス小胞へのカテコールアミンの取り込みを阻害し、シナプス小胞のノルアドレナリンを枯渇させる。その結果、交感神経終末でカテコールアミンが減少し、アドレナリン作動性シナプスでの興奮伝達が遅発的ならびに持続的に遮断され降圧作用を示す。

静穏作用、体温低下作用、条件回避反応抑制作用3, 4)

  • レセルピンは、中枢神経系のセロトニン及びカテコールアミンを遊離・放出させ、枯渇させるとともに、これらアミン類の貯蔵部位への再取り込みを抑制することにより静穏作用、体温低下作用、条件回避反応抑制作用を示す。これらの作用の発現は遅く、長時間にわたって持続する。


有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • レセルピン(Reserpine)

化学名

  • Methyl(3S , 16S , 17R , 18R , 20R )-11, 17-dimethoxy-18-(3, 4, 5-trimethoxybenzoyloxy)yohimban-16-carboxylate

分子式

  • C33H40N2O9

分子量

  • 608.68

性状

  • 白色?淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。酢酸(100)又はクロロホルムに溶けやすく、アセトニトリルに溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって変化する。


★リンクテーブル★
国試過去問103A013」「084A052
リンク元降圧薬」「うつ病」「高プロラクチン血症」「パーキンソン症候群」「reserpine
拡張検索レセルピン中毒
関連記事セルピン」「セル

103A013」

  [★]

  • 正しいのはどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103A012]←[国試_103]→[103A014

084A052」

  [★]

  • 乳汁漏出をきたすのは。3つ
[正答]

降圧薬」

  [★]

hypotensor, depressor, hypotensive drugs hypotensive agent hypotensive drug
降圧剤血圧降下薬高血圧症治療薬抗高血圧薬 antihypertensive antihypertensive drug, antihypertensive drugs
[show details]

降圧薬

  • (作用部位で分類)
  • 近位尿細管:アセタゾラミド:炭酸脱水酵素を阻害
  • 太いヘンレループ上行脚:フロセミド:Na+-K+-2Cl-共輸送体(NKCC)を阻害
  • 遠位尿細管前半部:チアジド系利尿薬:Na+とCl-の共輸送体を阻害
  • 遠位尿細管後半部と集合管:
スピラノラクトン:アルドステロン受容体に競合的に結合
トリアムチレン:Na+流入を抑制
  • (薬剤で分類)
  • チアジド系薬 thiazide diuretic
  • ヒドロクロロチアジド
  • トリクロルメチアジド
  • ループ利尿薬
  • フロセミド furosemide
  • K保持性利尿薬-抗アルドステロン薬
  • スピロノラクトン spironolactone
  • K保持性利尿薬-尿細管直接作用薬
  • トリアムテレン triamterene
  • 交感神経抑制薬
  • 受容体遮断薬
  • β遮断薬  プロプラノールなど
  • αβ遮断薬 
  • カルベジロール(α1遮断により末梢血管を拡張。β遮断により陽性変力作用を抑制)
  • アムスラロールなど
  • α遮断薬
  • プラゾシン
  • 中枢性交感神経抑制薬(α2受容体刺激薬)
  • クロニジンなど
  • 末梢性交感神経抑制薬 
  • カルシウム拮抗薬
強力な降圧効果を示す
細胞内へのCa流入を抑制することにより血管平滑筋を弛緩させ末梢血管抵抗を下げる
脳、心臓、腎臓への血流を保つ
膜電位依存性Caチャネルに作用して血管平滑筋を弛緩させる
副作用:ジルチアゼムの副作用:洞性徐脈、洞性ブロック
  • ニフェジピン: 血管への親和性が高い→抗高血圧薬として優れる
副作用:反射性交感神経緊張、顔面紅潮、浮腫(静脈拡張より動脈拡張の度合いが大きいため)、便秘
  • 血管拡張薬
  • ACE阻害薬
臓器障害の改善、進展予防 beyond blood pressure
RA系の抑制
アンジオテンシノゲン→(レニン)→アンジオテンシンI→(アンジオテンシン転換酵素)→アンジオテンシンII-(アンジオテンシン受容体遮断薬)-|アンジオテンシン受容体1
ACE阻害薬の腎機能保護
ACE阻害薬:輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 拡張 → 糸球体内圧↓
Ca拮抗薬 :輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 なし → 糸球体内圧↑
副作用
ACEはブラジキニンを分解するキニナーゼIIと同一の酵素である。ACE阻害薬はこの酵素を阻害するが、ブラジキニンは血管拡張、決勝滲出決勝進出、発痛作用に関わっている。このため咳を誘発することがある。
禁忌
妊婦。ブラジキニンは胎児の動脈管閉鎖に関わっている。このた、母胎にACE阻害剤を加え、ブラジキニンが増えると胎児の動脈管が閉鎖してしまう。(血管浮腫?)
  • 1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AT1受容体拮抗薬)


降圧薬の積極的な適応と禁忌

降圧薬 積極的な適応 禁忌
高齢者 糖尿病 狭心症 心不全 脳血管障害 左室肥大 腎障害 心筋梗塞 頻脈 脂質代謝異常 前立腺肥大
Ca拮抗薬               心ブロック(ジルチアゼム)
ACE阻害薬         妊娠、高カリウム血症両側腎動脈狭窄
A-II受容体拮抗薬        
利尿薬                   痛風高尿酸血症
β遮断薬             ○(後)     喘息、心ブロック、末梢循環不良
α遮断薬                 起立性低血圧

  • 合併症を有する高齢者高血圧に対する第一選択薬と併用薬
合併症 Ca拮抗薬 ACE阻害薬 利尿薬 β遮断薬 α遮断薬
脳血管障害慢性期    
虚血性心疾患    
心不全  
腎障害    
糖尿病
高脂血症
痛風(高尿酸血症) ×    
慢性閉塞性肺疾患     ×  
閉塞性動脈硬化症 ×  
骨粗鬆症        
前立腺肥大        

○:第一選択 空欄:適応可 △:注意が必要 ×:禁忌

妊婦への降圧薬 (妊娠中毒症)

理由はACE参照

使用できる降圧薬

α2作動薬
  • 胎児がしっかりしているのなら
  • Ca拮抗薬
β遮断薬
α遮断薬

参考

  • 1. 高血圧治療ガイドライン
[display]http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/kouketuatu.html



うつ病」

  [★] 鬱病

depression
抗うつ薬抑うつ症メランコリー melancholia

分類

  • 一次
  • 大うつ病性障害(単極性障害)
  • 双極性障害
  • 気分変調性障害
  • 気分循環性障害
  • 特別な気分障害
  • 産後うつ病
  • 季節性気分障害
  • 二次
  • 薬物の使用による

疫学

  • 世界的に有病率が高い(十ヵ国を対象とした研究では生涯有病率は平均8-12%、日本では3%、米国では17%であった(参考2))  097G008(うつ病は世界的に主要な健康問題になっている。)

病因

  • 脳のノルエピネフリン神経、セロトニン神経の働きに異常
  • レセルピンと鬱病の関係
  • レセルピン
  • 血圧低下作用が臨床応用されていた
  • 1931年に鎮静作用を示すことが明らかにされていた。
  • ノルエピネフリン神経におけるシナプス小胞への取り込みを阻害することによって
血圧↓→脳内モノアミン枯渇→うつ病発症→使われなくなる

評価

鬱の診断基準

also see DSM-IV
  • 1. 抑うつ気分
  • 気分の落ち込みや何をしても癒されない気分や空虚感など
  • 2. 興味、喜びの喪失
  • 感情が麻痺した状態

診断

鑑別診断

KPS.973 ← あまり整理されていない印象
  • 抑うつ気分を伴う適応障害
  • 気分変調性障害
  • 失調感情障害
  • 統合失調症
  • 大うつ病性障害
  • 双極I型障害
  • 境界性人格障害
  • 低カリウム血症
  • 短期精神病性障害
  • 気分循環性障害
  • 抗高血圧性毒性
  • ステロイド精神病性障害
  • 甲状腺機能低下症
  • 脳腫瘍
  • 全身不全麻痺
  • アンフェタミン使用障害
  • コカイン使用障害
  • 膵癌
  • 肝炎
  • ウイルス感染後症候群
  • アルツハイマー型認知症
  • 血管性認知症
  • 晩発性アルツハイマー型認知症
  • 早発性アルツハイマー型認知症
  • 肝硬変
  • 動脈硬化症
  • 伝染性単核球症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 潜在性悪性腫瘍
  • エイズ
  • シゾイド人格障害/統合失調質人格障害
  • 失調型人格障害/統合失調型人格障害
IMD.1077 PSY.284
  • 二次性:
  • 脳器質性疾患
  • 脳血管障害:脳梗塞、脳出血など:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する
  • 脳変性疾患:パーキンソン病アルツハイマー病:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する

症状

昏迷、不安焦燥、精神活動抑制、微小思考
  • 気分の憂うつだったり、寂しくなったりという抑うつ気分
  • 将来に希望を持てなくて悲観的になり、考ええばかりおそってくる抑うつ気分
  • 意欲、興味、関心の低下をきたす
  • 朝に抑うつ気分がひどい
  • 症状がひどいと自殺を試みる

治療

方針

  • 1. うつ病であることを説明
  • 2. 休息
  • 3. 治癒の見通しを明らかにする
  • 4. 重要決定は延期させる
  • 5. 自殺しない約束

modality

  • 薬物療法
効果の発現は服用開開始から1-2週間後で即効性はない。鬱症状が改善した後も4ヶ月継続すべき。(PSY.288)
軽症~中等症:SSRI, SNRI
重症:三環系抗うつ薬
  • 精神療法
  • 身体療法
  • 電気痙攣療法 electroconvulsive therapy ECT:薬物療法に反応しない薬物治療抵抗性うつ病が適応。自殺の危険が迫っている例、身体疾患もしくは副作用により薬物療法に耐えられない例も適応。修正型電気痙攣療法もある。
  • 高照度光療法:季節性感情障害 SADが適応。

薬物療法

  • MAOとうつ病
  • MAO inhibitorは脳モノアミン神経伝達物質の量を増やす
  • MAO inhibitor
  • モノアミン神経伝達物質が蓄積される
  • パーキンソン病やうつ病の病状をよくする

参考

  • 1. [charged] うつ病の疫学、病因、および神経生物学 - uptodate [1]



高プロラクチン血症」

  [★]

hyperprolactinemia
プロラクチン

病因

高プロラクチン血症をきたす病態

IMD.933
  • 視床下部下垂体茎障害
  • 異所性PRL産生腫瘍
  • PRLの産生を促進する薬物
  • 機能性高PRL血漿
  • 分娩と無関係

分類

日中正常で、夜間のみ高プロラクチン血症を呈するもの
  • 潜在性高プロラクチン血症

病態生理

SP.890
1. → (乳腺)乳汁漏出、男性でも乳房肥大
2. → GnRHの産生・放出を抑制 → 性腺機能低下 → 性腺ホルモン分泌低下 → 性欲低下、(女性)排卵・月経周期の異常、(男性)精子産生の異常

症状

HIM.2205
  • 男性:性欲減退、不妊、失明(視神経の圧迫があれば)。ゴナドトロピンの抑制により、テストステロンの低下、インポテンス、精子減少をきたす。長期間ゴナドトロピンの低下が持続すれば、骨減少症、筋肉量の減少、ヒゲの成長速度減少がみられる。
  • 女性:無月経、乳汁漏出(80%の症例)、不妊。

検査

  • ゴナドトロピン低値(FSH, LSH抑制)

治療

薬物療法

国試



パーキンソン症候群」

  [★]

parkinsonian syndrome
Parkinson症候群
パーキンソニズム parkinsonism
[show details]

分類

特発性 パーキンソン病
続発性 感染性 脳炎後パーキンソン症候群
梅毒性パーキンソン症候群
中毒性 一酸化炭素中毒
マンガン中毒
薬物中毒(抗精神病薬(ベンズアミド系(スルピリド)、フェノチアジン系(クロルプロマジン)、ブチロフェノン系(ハロペリドール))、降圧薬(レセルピンαメチルドパ))
血管性 動脈硬化症による
脳梗塞による
関連疾患 線条体黒質変性症
オリーブ橋小脳萎縮症
シャイ・ドレーガー症候群
進行性核上性麻痺
レビー小体型認知症
ウイルソン病
クロイツフェルト・ヤコブ病
正常圧水頭症

中枢神経変性疾患 - パーキンソンニズムを主徴とする疾患




reserpine」

  [★] レセルピン

WordNet   license wordnet

「antihypertensive consisting of an alkaloid extracted from the plant Rauwolfia serpentina (trade names Raudixin or Rau-Sed or Sandril or Serpasil)」
Raudixin, Rau-Sed, Sandril, Serpasil


レセルピン中毒」

  [★]

reserpine poisoning


セルピン」

  [★]

serpin


  • セリンプロテアーゼ阻害因子の一群


セル」

  [★]

cell
細胞




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡