レジオネラ肺炎

出典: meddic

Legionella pneumonia
在郷軍人病
レジオネラ属

概念

治療


UpToDate Contents

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和文文献

  • レジオネラ肺炎におけるIL-17の役割
  • 君塚 善文,木村 聡一郎,石井 誠 [他]
  • 呼吸器内科 21(4), 354-358, 2012-04
  • NAID 40019304624
  • 症例 興味ある所見を呈したレジオネラ肺炎の1例 (胸部の最新画像情報2012)
  • 杉浦 公彦,森 有紀,小勝負 知明 [他]
  • 臨床放射線 57(1), 177-179, 2012-01
  • NAID 40019184024

関連リンク

A4:レジオネラ肺炎には軽症で感冒タイプのポンティアク熱と呼ばれるものと、重症の レジオネラ肺炎を起こすものの2種類があります。前者は頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛、 下痢などの症状を呈しますが5日以内に自然治癒するのに対し、後者では高熱、悪寒、 ...
レジオネラ (Legionella) は、レジオネラ属に属する真正細菌の総称であり、グラム陰性 の桿菌。レジオネラ肺炎(在郷軍人病)等多くのレジオネラ症を引き起こす種を含む。 少なくとも46の種と、70の血清型が知られている。通性細胞内寄生性菌である。

関連画像

o0658059411640999984.jpg評価 -- 1(最低) 2 3 4 5(最高 レジオネラ症は死亡者が発生 図6:レジオネラ肺炎:細胞内  レジオネラによる大葉性肺炎レジオネラ肺炎 legionella pneumonia


★リンクテーブル★
国試過去問097A014」「098I017」「107D018」「105E032
リンク元細菌」「KL-6」「レジオネラ属」「レジオネラ症」「劇症型肺炎
関連記事肺炎」「」「レジオネラ

097A014」

  [★]

  • 72歳の男性。発熱、咳および呼吸困難を主訴に来院し、当日入院した。
  • 来院12日前に温泉に行き、来院3日前から38℃台の発熱があり、呼吸困難、咳、淡い血痰および全身倦怠感を認めた。生来健康で、喫煙歴は20歳から1日20本。意識は清明。脈拍104/分、整。血圧110/70mmHg。
  • 血液所見:赤血球410万、Hb11.5g/dl、Ht43%、白血球14,200。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.43、PaO2 56Torr、PaCO2 33Torr。
  • 入院後、セフェム系抗菌薬による治療を開始したが症状が改善せず、精神症状も認められるようになった。このため入院4日目に人工呼吸器を装着し、エリスロマイシンの投与を始めた。入院7日目には肺野陰影の著明な改善を認めた。
  • 入院時の胸部エックス線写真と入院4日目のポータブル胸部エックス線写真とを以下に示す。
  • 考えられる疾患はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 097A013]←[国試_097]→[097A015

098I017」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 098I016]←[国試_098]→[098I018

107D018」

  [★]

  • 病歴疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107D017]←[国試_107]→[107D019

105E032」

  [★]



[正答]


※国試ナビ4※ 105E031]←[国試_105]→[105E033

細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



KL-6」

  [★]

シアル化糖鎖抗原KL-6 sialylated carbohydrate antigen KL-6
糖鎖抗原

概念

  • II型肺胞上皮細胞で産生されるシアル化糖鎖抗原(シアル化糖蛋白抗原)
  • 上皮経細胞に発現する膜貫通型糖タンパクであるMUC-1上に存在する抗原。 (LAB.635)
  • 間質性肺炎などの肺胞障害時に上昇する。 ⇔ 線維化を伴わない細菌性肺炎では上昇しない。しかしレジオネラ肺炎肺結核ニューモシスティス肺炎では上昇する。
  • 疾患の活動性と相関が認められる。 → 間質性肺炎の経過をモニターするのに用いられる。

メカニズム

  • 間質性肺炎では肺胞の障害によりII型肺胞上皮細胞が過形成となり、肺胞被覆液中のKL-6濃度が上昇し、さらに肺胞血管透過性の亢進することでKL-6の血中濃度が上昇する。(LAB.635)

判別

高値

  • 肺腺癌、膵癌、乳癌で40-50%の陽性率。間質性肺炎の補助診断。 (LAB.635)

参考

  • 1. wikipedia ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%8C%96%E7%B3%96%E9%8E%96%E6%8A%97%E5%8E%9FKL-6
  • 2. SRL
[display]http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL2594.htm
  • 3. 三菱メディエンス
[display]http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=01&m_class=06&s_class=0011



レジオネラ属」

  [★]

Legionella
Legionellaレジオネラ
レジオネラ科 Legionellaceaeグラム陰性桿菌

特徴

レジオネラ症の代表的菌種 レジオネラ属菌

培養

レジオネラ属による感染症

治療


レジオネラ症」

  [★]

Legionnaires' disease Legionnaires disease, legionellosis
在郷軍人病レジオネラ病Legionnaires病レジオネラ感染症
レジオネラ属


分類

概念

  • 好気性、細胞内増殖を特徴とする特定のレジオネラ属による感染症

病原体

病型

  • 発熱、頭痛、筋肉痛。インフルエンザ様症状。軽症。潜伏期:1-2日?
  • 重症。潜伏期:3-10日?

治療

  • 一般的にレジオネラ肺炎の軽症例はまれで、急速に重症化することが多いため、基本的には入院のうえ、早期に適切な抗菌薬の十分量を経静脈的投与で治療を開始。重症例に対しては2-3剤併用とする。
  • 細胞内に移行しづらいβラクタム系やアミノグリコシド系は無効。
  • 細胞内移行が良好な抗菌薬を選択:マクロライド系/ケトライド系、フルオロキノロン系/ニューロキノロン系、テトラサイクリン、リファンピシン、

合併症


劇症型肺炎」

  [★]

fulminant pneumonia
劇症肺炎
ウォーターハウス・フリーデリクセン症候群



肺炎」

  [★]

pneumonia pneumonitis

疫学

  • 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
  • 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
  • 死亡者の95%以上が高齢者である。
年代と病原体
乳児 RSウイルス インフルエンザウイルス 肺炎球菌 インフルエンザ菌  
小児 RSウイルス インフルエンザウイルス 肺炎球菌 クラミジア・ニューモニエ マイコプラズマ・ニューモニエ
青年期 肺炎球菌 インフルエンザ菌 マイコプラズマ・ニューモニエ    
成人 肺炎球菌 インフルエンザ菌      
高齢者 肺炎球菌 インフルエンザ菌 レジオネラ・ニューモニエ インフルエンザウイルス  

日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)

ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
  年齢階級 総数 15~ 25~ 35~ 45~ 55~ 65~ 75~ 85~ 90~
19 29 39 49 59 69 79 89  
受療率 外来 6 3 4 3 3 6 7 14 21 21
入院 19 2 3 2 3 7 21 86 309 489
死亡率 男性 76.4 0.5 0.5 1.5 4.6 15.2 69.2 339 2087 4317
女性 62.7 0.3 0.5 0.9 1.9 5.6 22.4 144 934 2291
総数 69.4 0.4 0.5 1.2 3.2 10.3 44.6 249 1291 2787

分類

発症の場

  • 市中肺炎:上気道のウイルス感染後に多い。

原因

病理

  • 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
  • 間質性肺炎は、肺の実質や間質に炎症が存在

ガイドライン

  • 1. 成人市中肺炎診療ガイドライン




炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症

レジオネラ」

  [★]

Legionella




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