-rimonabant
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/21 13:23:51」(JST)
リモナバン(Rimonabant。リモナバントとも。販売名Acomplia®(アコンプリア))は、脳内に存在するカンナビノイド受容体を阻害し、食欲を減退させることを目的とした医薬品。食餌療法とともに本薬を1年間継続的に服用することで、約50%の確率で体重が5%、約27%の確率で体重が10%減少することが報告されている[1]。一方プラセボ群は体重減少5%で19.7%、減少10%で7.8%の確率であった。詳細は引用文献を参照のこと。
リモナバンは約10%の確率でうつ、約1%の確率で自殺企図を発現することがAcomplia製造販売元のサノフィ・アベンティス社による市販後調査により明らかとなっている[2]。
情動面での副作用の結果、欧州では2008年10月23日より一時発売停止中であり、2008年11月8日付で世界で進行していた治験は取りやめになった、既発売のメキシコなど14カ国を除き、FDAが2007年6月不支持を表明した米国や日本での医薬品としての承認は望めない事になった。
うつ病患者あるいは抗うつ薬を服用している人への投与は禁忌となっている。また、ケトコナゾール、イトラコナゾールなどの抗真菌薬、テリスロマイシンやクラリスロマイシンなどの抗菌薬といった肝臓のCYP3A4阻害薬との併用はリモナバンの効果を増幅するので、注意を要する。さらに、本薬は母乳中へ移行することが動物実験で示されており、授乳期の母親への投与は禁忌である。
Slimona(スリモナ)など。
なお、ここで言われるジェネリック薬とは、同一の有効成分を含むという意味である。日本国内で通常意味する後発医薬品(特許切れ)とは異なることに注意されたい。
この項目は、薬学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:薬学/Portal:医学と医療)。 |
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
.