リピオドール

出典: meddic

lipiodol
ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル

  • 商品名である。



  • 肝癌のTACE療法に利用されている
油性造影剤(イオダイズドオイル:リピオドール)が腫瘍内に蓄積する事実がわかり、リピオドールと抗癌剤の混合液(リピオドールエマルジョン)注入(以下リピオドリゼーション)後塞栓物質を注入する化学塞栓療法(transcatheter arterial chemoembolization; TACE)が施行されるようになってきた(肝癌ガイドラインより)
  • 肝腫瘍に長期集積する性質がある。


和文文献

  • 多発性肝転移に対し,Degradable starch microspheres(DSM)とリピオドールによる肝動脈化学塞栓療法を施行後,オクトレオチド酢酸塩を継続投与した回腸原発神経内分泌腫瘍肝転移の一例
  • 大野 高嗣,瀬川 誠,橋本 真一,内田 耕一,寺井 崇二,山﨑 隆弘,星井 嘉信,坂井田 功
  • 山口医学 60(6), 255-261, 2011-12-31
  • 症例は50歳代女性.健診の腹部超音波検査で多発肝腫瘤を指摘され当院を受診.ダブルバルーン小腸内視鏡で回腸に多発する腫瘤性病変を認め,生検により,回腸原発神経内分泌腫瘍の多発肝転移と診断された.肝転移病巣に対し,微小デンプン球(degradable starch microspheres:DSM)とリピオドールを用いた肝動脈化学塞栓療法を施行し,良好な腫瘍縮小効果を認めた.さらに,術後に持続性ソマト …
  • NAID 120003958779
  • 通常の経動脈的アプローチ不能の多発肝細胞癌症例に対し経皮経肝的アプローチにて選択的リピオドール併用肝動脈化学療法を施行した1例
  • 木田 直也,高島 英隆,西川 剛史,冨樫 弘一,田中 新司,森川 淳一郎,石本 武史,宮澤 一博,向所 賢一,安居 幸一郎
  • 肝臓 52(10), 687-694, 2011-10-25
  • NAID 10029822536
  • 小西賞受賞者 肝細胞癌に対する新たな肝動脈カテーテル療法の有用性
  • 山? 隆弘
  • 山口医学 60(5), 173-178, 2011-10
  • 肝動脈塞栓療法(TACE)は,肝細胞癌の代表的な治療法のひとつであり,有用性については認知されている.一方,手技上TACE不可能な症例には肝動脈化学療法(Lip-TAI)が汎用されるが,局所コントロールが不良との指摘もある.われわれは,新たな肝動脈カテーテル療法(Lip+DSM-TAI)を考案したので,その有用性について紹介する.Transcatheter arterial chemoemboli …
  • NAID 40019055352

関連リンク

A:動脈を塞ぐ際には、まずリピオドールという油性造影剤と抗がん剤を混ぜたものを カテーテルから注入します。リピオドールは液体(油)ですから、肝細胞がんの内部まで 入っていきます。そこで、一緒に混ぜた抗がん剤がゆっくり放出され、肝細胞がんに作用 し ...
リピオドール480注10mL,ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル注射液.

関連画像

リピオドール480注イメージ 4治療前、治療後のCT画像リピオドール480注10mL

添付文書

薬効分類名

  • リンパ系・子宮卵管造影剤

販売名

  • リピオドール480注10mL

組成

  • 本剤は1アンプル中,ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル10mLにヨウ素量として4.8g(38w/w%)を含有する.

内容量(mL)

  • 10

ヨード含有量(mg/mL)

  • 480

1アンプル中のヨード含有量(g)

  • 4.8

禁忌

  • ヨード過敏症の既往歴のある患者
    [ヨード過敏症発症の確率が極めて高い]
  • 重篤な甲状腺疾患のある患者
    [本剤はヨード剤なので甲状腺に影響するおそれがある]
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある患者(子宮卵管撮影)
    [妊娠中の投与に関する安全性が確立していない]

効能または効果

  • リンパ系撮影,子宮卵管撮影

リンパ系撮影

  • 本剤を皮膚直下の末梢リンパ管内に注入する.用量はヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステルとして,通常,上腕片側5?6mL,下肢片側10mLである.注入速度は毎分0.3?0.5mL程度が望ましい.

子宮卵管撮影

  • 用時医師が定める.ただしヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステルとして,通常5?8mLを200mmHg以下の圧で注入することを原則とし,症状により適宜増減する.

慎重投与

  • 本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
    [ヨード過敏症発症の確率が高い]
  • 甲状腺疾患のある患者
    [本剤はヨード剤なので甲状腺に影響するおそれがある]

重大な副作用

ショック

  • ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

呼吸器

  • 肺炎,肺塞栓があらわれることがある(リンパ系撮影).

その他

  • 脳塞栓(0.1%未満)があらわれることがある(リンパ系撮影).

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル(ethyl ester of iodinated poppy-seed oil fatty acid)

性状

  • 淡黄色?黄褐色澄明の粘性の油液.

溶解性

  • 本品はエタノール(95),ジエチルエーテル又はクロロホルムと混和する.本品は水に溶けない.
    本品は空気又は光によって徐々に暗褐色となる.
    [比重]d20201.270?1.292
    [粘度]27?54mm2/S(20℃)


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iodine addition product of ethyl ester of fatty acid obtained from poppy seed oil
スマンクスミリプラリピオドール




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