メシル酸サキナビル

出典: meddic

サキナビル

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添付文書

薬効分類名

  • HIVプロテアーゼ阻害剤

販売名

インビラーゼカプセル200mg

組成

成分(1カプセル中) 有効成分・含有量

  • サキナビルメシル酸塩 228.7mg(サキナビルとして200mg)

成分(1カプセル中) 添加物

  • 内容物:無水乳糖、結晶セルロース、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム
    カプセル:ゼラチン、黒酸化鉄、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酸化チタン、食用青色2号、ラウリル硫酸ナトリウム

禁忌

  • 本剤又はリトナビル製剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重度の肝機能障害のある患者[B型・C型肝炎又は肝硬変等の肝疾患のある患者で、本剤投与中に門脈圧の上昇や肝疾患が悪化し、中には重篤な転帰をたどったとの報告がある。]
  • QT延長のある患者(先天性QT延長症候群等)[QT延長や心室性不整脈を起こすおそれがある。]
  • 低カリウム血症又は低マグネシウム血症のある患者[QT延長や心室性不整脈を起こすおそれがある。]
  • ペースメーカーを装着していない完全房室ブロックの患者
  • 次の薬剤を投与中の患者:アミオダロン、フレカイニド、プロパフェノン、ベプリジル、キニジン、トラゾドン、ピモジド、エルゴタミン製剤、シンバスタチン、ミダゾラム、トリアゾラム、リファンピシン、バルデナフィル、アゼルニジピン含有製剤(「相互作用」の項参照)

効能または効果

  • HIV感染症
  • 通常、成人には、サキナビルとして1回1,000mgを1日2回、リトナビルとして1回100mgを1日2回、同時に、食後2時間以内に経口投与する。
    投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用すること。
  • リトナビル及び他の抗HIV薬との併用に際しては、併用薬剤の用法・用量、使用上の注意等を必ず確認すること。

慎重投与

  • 血友病患者及び著しい出血傾向を有する患者[本剤投与により、突発性の皮下血腫や出血性関節症等の出血事象の増加が血友病患者で報告されている。]
  • 中等度の肝機能障害のある患者[本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。]
  • 重度の腎機能障害のある患者(【薬物動態】の項参照)
  • 重度の徐脈等の不整脈、心疾患(虚血性心疾患、心筋症等)のある患者[QT延長や心室性不整脈を起こすおそれがある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重大な副作用

  • 次のような副作用があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

自殺企図、錯乱

  • (以上頻度不明 a)
    自殺企図、錯乱などがあらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察すること。

痙攣、協調運動障害

  • (以上頻度不明 a)
    痙攣、協調運動障害があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

膵炎(0.3%)、腸管閉塞、腹水

  • (以上頻度不明 a)
    死亡にいたる膵炎や腸管閉塞、腹水などがあらわれることがあるので、定期的なアミラーゼ検査を行うなど、観察を十分に行うこと。

重度の肝機能障害(頻度不明a))、肝炎(0.3%)、黄疸、門脈圧亢進(以上頻度不明a)

  • 重度の肝機能障害、肝炎、黄疸、門脈圧亢進があらわれることがあるので、定期的な肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。

高血糖(1.9%)、糖尿病(1.3%)

  • 糖尿病、高血糖があらわれ、その中には重篤な症例やケトアシドーシスを伴っていた症例の報告がある。このような症状があらわれた場合には、インスリンや血糖降下剤の投与等適切な処置を行うこと。

汎血球減少症(0.3%)、溶血性貧血(頻度不明a))、白血球減少症(1.3%)、好中球減少症(0.3%)、血小板減少症(2.2%)

  • 汎血球減少症、溶血性貧血、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

出血

  • (以上頻度不明 a)
    死亡にいたる頭蓋内出血や、出血性関節症、筋肉内出血、胃腸出血、硝子体出血、腹膜出血、耳下腺出血等の出血があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

血栓性静脈炎、末梢血管収縮

  • (以上頻度不明 a)
    血栓性静脈炎、末梢血管収縮があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

急性骨髄性白血病

  • (頻度不明 a)
    急性骨髄性白血病があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)

  • (頻度不明 a)
    皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

腎結石症

  • (頻度不明 a)
    腎結石症があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

無力症、多発性関節炎

  • (以上頻度不明 a)
    無力症、多発性関節炎があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。

薬効薬理

作用機序6)

  • HIVプロテアーゼは、HIVに感染した細胞においてウイルスの前駆体ポリ蛋白質を切断し、ウイルス酵素及び構造蛋白質を生じさせる。この過程を経てウイルスは成熟し感染性を示すようになる。サキナビルはHIV-1及びHIV-2プロテアーゼの活性を阻害するペプチド様合成基質アナログであり、HIVプロテアーゼによる前駆体ポリ蛋白質の切断を阻害することで感染性をもつウイルスの産生を阻害する。サキナビルの阻害作用はHIVプロテアーゼに選択的であり、ヒトのプロテアーゼ(レニン、カテプシンD、エラスターゼ、コラゲナーゼ等)活性には阻害作用を示さない。

抗ウイルス作用7)

  • ヒトリンパ芽球系細胞株及び単球系細胞株、末梢血リンパ球におけるサキナビルのin vitro抗ウイルス作用を検討した。サキナビルは各種HIV-1株(GB8、RF、MN 等)あるいはHIV-2ROD株を急性感染させた細胞においてHIVの増殖を阻害し、IC50値(50%阻害濃度)は1〜30nMの範囲であった。また、HIV-1LAV株を慢性感染させたヒト前単球系細胞株(U1)において、サキナビルは100nM以上の濃度でウイルス粒子の成熟化を阻害した。更にHIV-1GB8株を感染させたヒトTリンパ芽球系細胞株(CEM)の培養系において、サキナビルと核酸系逆転写酵素阻害剤ジドブジン(AZT)あるいはザルシタビン(ddC)との2剤ないし3剤の併用投与は相乗的な増殖阻害効果を示した。

薬剤耐性8-11)

  • in vitroで作成したサキナビル耐性HIV分離株のプロテアーゼには、48番目及び90番目のアミノ酸部位に置換突然変異が認められた(48番目はグリシンからバリンヘの置換:G48V、90番目はロイシンからメチオニンヘ置換:L90M)。ヒトにおいても、サキナビル投与患者由来のHIV分離株のプロテアーゼで同様の突然変異が認められた。
    サキナビル単独、サキナビル/AZT(ジドブジン)併用又はサキナビル/AZT/ddC(ザルシタビン)併用による臨床試験におけるHIVプロテアーゼの突然変異(G48VとL90M)の発現率は、臨床第I/II相試験(16〜74週間投与)では36%(31/85例)、また、臨床第III相試験では、20〜29週間投与での発現率は20%(16/81例)、40〜72週間投与での発現率は32%(24/75例)であった。このG48VとL90Mの突然変異は、サキナビルに対する感受性をわずかに低下させる(この変異によるIC50値の上昇は、概ね10倍以下であった)。
    リトナビルやインジナビルに耐性を示す患者26例を含むサキナビル未治療患者32例におけるサキナビル/リトナビル(1,000/100mg 1日2回投与)/エファビレンツ/核酸系逆転写酵素阻害剤との併用投与試験において、32例中19例がベースライン時点でサキナビルに感受性があった。24週目の時点で、投与開始時にサキナビルに感受性があった患者の58%、サキナビルに対する感受性が低下していた患者(IC50値の上昇は10倍以上であった)の25%でHIV-RNA量が50copies/mL以下となった。

交差耐性10,12-15)

  • HIVプロテアーゼ阻害剤間における交差耐性については、サキナビルを核酸系逆転写酵素阻害剤と併用、又は併用せずに20〜147週間投与した患者から分離したサキナビル耐性HIV株の18%が他のHIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル、リトナビル、ネルフィナビル、アンプレナビル)に対する幅広い交差耐性を示し、55%が他のプロテアーゼ阻害剤の少なくとも1種類に対して耐性を示した。
    一方、リトナビル、ネルフィナビル、アンプレナビルのいずれかに顕著な耐性を示す分離HIV株は、サキナビルに対しては耐性を示さなかった。
    核酸系逆転写酵素阻害剤との交差耐性に関しては、AZT耐性HIV分離株がサキナビルに感受性をもつことがin vitroで示されている。

有効成分に関する理化学的知見

分子式

  • C38H50N6O5・CH3SO3H

分子量

  • 766.95

性状

  • 白色の粉末

旋光度

  • [α]20436:−66.8°〜−69.6°(水分を補正したもの0.25g、メタノール、50mL)


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