メサンギウム増殖性糸球体腎炎

出典: meddic

mesangioproliferative glomerulonephritis, mesangial proliferative glomerulonephritis
メサンギウム性糸球体腎炎 mesangiopathic glomerulonephritis
メサンギウム
  • 病理的な疾患概念
  • IgA腎症がほとんどで、非IgA腎症/炎としてIgM腎症などがある。(YN.E-46)



UpToDate Contents

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和文文献

  • ダルべポエチンの積極的使用により輸血量の軽減が得られた骨髄異形成症候群合併透析患者の1例
  • 鈴木 康紀,酒井 謙,大谷 隆俊,服部 吉成,田中 仁英,大橋 靖,河村 毅,水入 苑生,相川 厚
  • 日本透析医学会雑誌 43(12), 993-997, 2010
  • … 症例は34歳,男性.非IgAメサンギウム増殖性糸球体腎炎による末期腎不全のため,2006年3月(31歳)に当院で腹膜透析(PD)を導入した.既往歴として1990年(15歳)より貧血を指摘されていたが原因不明であった.透析導入後も高度の貧血が遷延し,頻回の赤血球輸血を必要としたため,精査目的で2006年8月に再入院した.骨髄所見に基づき骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)と診断,病型は不応性貧血(refractory …
  • NAID 130000431843
  • メサンギウム増殖性糸球体腎炎, 管内増殖性糸球体腎炎, 半月体形成性糸球体腎炎
  • 堀野 太郎,寺田 典生
  • 日本内科学会雑誌 98(5), 1036-1041, 2009-05-10
  • NAID 10024934681

関連リンク

慢性腎炎の病像(IgA腎症を除く) ブックマーク: 1) 微小変化型ネフロ-ゼ症候群 2) 巣状糸球体硬化症 3) メサンギウム増殖性腎炎(IgA腎症以外) 4) 膜性腎症 5) 膜性増殖性糸球体腎炎 6) 半月体形成性腎炎(急速進行性腎炎)
メサンギウムのメサ (mesa) はテーブル上の台地のような語源をもっており、アンジウム (angium) は脈管などの意味を含んでいます。つまり、メサンギウムは「血管周囲の平らな場所」のような意味合いを持ちます。腎臓の“糸球体”と ...
メサンギウム増殖性糸球体腎炎の症状、原因、診断・治療方法についてご紹介します。腎臓内科・外科に関連するメサンギウム増殖性糸球体腎炎の治療なら病院・クリニック検索のホスピタにお任せ下さい。メサンギウム増殖性糸球体 ...

関連画像

管内増殖性糸球体腎炎ミクロ像 膜性増殖性糸球体腎炎 ★ (3)膜性増殖性糸球体腎炎 糸球体で、末梢メサンギウム膜性増殖性糸球体腎炎(1型)1)糸球体の変化


★リンクテーブル★
リンク元IgA腎症」「ループス腎炎」「慢性糸球体腎炎」「mesangiopathic glomerulonephritis」「mesangioproliferative glomerulonephritis
関連記事糸球体」「糸球体腎炎」「メサンギウム」「増殖性」「増殖

IgA腎症」

  [★]

IgA nephropathy, immunoglobulin A nephrophathy
IgAメサンギウム腎症 IgA mesangial nephropathy免疫グロブリンA腎症 イムノグロブリンA腎症 immunoglobulin A nephropathyIgA腎炎 IgA nephritisIgA糸球体腎炎 IgA glomerulonephritisBerger's disease、バージャー病 ベルガー病 ベルジェ病 Berger's disease Berger disease Berger病 Berger nephropathy
一次性糸球体疾患
[show details]
  • first aid step1 2006 p.385(Glomerular pathology)

定義

→ 同様の症状を示す、紫斑病性腎炎(Henoch-Schonlein purpura)、肝硬変、肺疾患とは区別する!!

疫学

  • 日本-原発性糸球体腎炎の50-70% (約40%とする文献もある)。フランス-原発性糸球体腎炎の約20%
  • 発症年齢:小児から成人まで認められる。20歳代に好発。男性が若干多い(男女比 3-6:1)
  • 若年の新規透析患者の原因(約40%)として重要である。 → 透析導入原疾患の第2位
  • 慢性糸球体腎炎のなかで最多(約半数)

病因

  • 免疫複合体型腎炎
  • IgAを含む免疫複合体が糸球体に沈着し → 補体を活性化 → 腎炎
  • 抗原:細菌、ウイルス、食物蛋白など
  • begin as an episode of gross hematuria that occurs within 1 or 2 days of a nonspecific upper respiratory tract infection

病態

抗原と結合したIgAからなる免疫複合体が糸球体内皮下メサンギウム領域に蓄積し腎炎像がみられる。(PRE.245)  →  炎症により部分的に糸球体が破綻し血尿をきたす?
糸球体腎炎症状が主であって、蛋白尿は軽度。ネフローゼに至ることは稀

病理

  • メサンギウム増殖性糸球体腎炎の像が見られる。
  • 光学顕微鏡:メサンギウム増殖
  • 蛍光顕微鏡:IgAが顆粒状にメサンギウムに沈着。C3, IgG, IgMの沈着が見られることがある
[show details]

メサンギウムにIgAが沈着する疾患

検査

  • 免疫血清学的検査
  • IgA:高値
  • 血清補体価:正常
  • 尿検査:
蛋白尿は血尿に比べ軽度  ←  ネフローゼ優位ではない?

診断

  • 腎生検が確定診断のための唯一の検査

鑑別診断

治療

参考2
  • 1. ACE阻害薬、アンジオテンシン受容体阻害薬
  • 2. 糖質コルチコイド
  • 3. 免疫抑制薬
SPE.596
  • 組織障害が軽い例:抗血小板薬、柴苓湯、ACE阻害薬、ARB
  • 組織障害が強い例:副腎皮質ステロイド、抗凝固薬、抗血小板薬、免疫抑制薬の組み合わせ。

予後

  • 著明な蛋白尿や腎機能低下をきたさない患者は完全に寛解するかもしれないが、ほとんどの患者ではゆっくり着実に進行する。
  • 蛋白尿の持続 ± 高血圧 ± 血清Crの上昇 を下している患者は20年の経過で20-30%が末期腎不全に陥り、そのほかの20%は腎機能が低下する。
  • 予後不良の腎組織像は、(稀)半月体の形成、糸球体の瘢痕化、尿細管質の萎縮、および間質の線維化である。

予後予測因子

YN.E-43
  • 血圧>160/95 mmHg、血清Cr>1.5 mg/dL、Ccr<50、尿蛋白>2g/日

予後不良因子

  • 蛋白尿の持続、高血圧、高血清Cr、血清蛋白低値、高度な腎組織障害

参考

  • 1.IgA腎症診療指針-第2版-
[display]http://www.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/free/kousei/pdf/44_7.pdf
  • 2. [charged] Treatment and prognosis of IgA nephropathy - uptodate [1]

国試


[show details]



ループス腎炎」

  [★]

lupus nephritis LN
ループス糸球体腎炎 lupus glomerulonephritis, LGN
全身性エリテマトーデス

概念

  • 全身性工リテマトーデスは、自己免疫反応の結果生じる免疫復合体が全身の血管に沈着して種々の病像を呈する疾患
  • この免疫複合体が腎臓に沈着、あるいは局所で産生されることにより惹起される腎炎。免疫複合体型腎炎

疫学

  • SLEの60-80%にループス腎炎が合併し、その約半数がネフローゼ症候群に移行する。
  • SLE全体の予後を決定するのは、中枢神経系の病変、肺病変(肺出血など)、重症の溶血貧血/血小板減少症、全身性血管炎、ないしループス腎炎。

病理

  • 糸球体:免疫グロブリン(IgA,IgM,IgG)とC1qを含む補体系成分の沈着をみとめる。
  • 尿細管基底膜、小動脈や毛細血管壁内にも免疫複合体を認めることがある。

組織分類

I型 :正常糸球体 normal
II型 :メサンギウム増殖性糸球体腎炎 mesangial alterations
III型:巣状分節状糸球体腎炎 focal GN
IV型 :びまん性増殖性糸球体腎炎 diffuse proliferative GN
V型 :びまん性膜性糸球体腎炎 diffuse membranous GN
VI型 :硬化性糸球体腎炎 advanced sclerosing GN

治療

  • 1. 副腎皮質ステロイド(特にパルス療法)
  • 2. 副腎皮質ステロイドと免疫抑制薬の併用療法
  • 3. 血漿交換療法
  • 4. 抗凝固療法、血液透析

国試


慢性糸球体腎炎」

  [★]

chronic glomerulonephritis CGN
慢性腎炎 chronic nephritis, 慢性腎炎症候群 chronic nephritic syndrome、慢性糸球体腎炎症候群 chronic glomerulonephritic syndrome

概念

  • 蛋白尿・血尿が1年以上持続する病態
  • 透析導入原疾患の第2位をしめる。

疫学

参考1
  • 慢性糸球体腎炎が減少し続ける理由:学校検尿・健康健診・人間ドックによる早期発見治療。治療の進歩、生活環境の清潔化、RAA系の抑制薬の登場、腎炎に関する知識の普及

原疾患

  • IgA腎症 → 約半数を占める
  • 非IgA型腎炎
  • 膜性増殖性腎炎II型
  • 硬化性糸球体腎炎

診断基準


参考

  • 1. CKD診察ガイド2009
[display]http://www.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/kaiin/free/primers/pdf/CKDguide2009.pdf



mesangiopathic glomerulonephritis」

  [★] メサンギウム増殖性糸球体腎炎メサンギウム性糸球体腎炎


mesangioproliferative glomerulonephritis」

  [★]

メサンギウム増殖性糸球体腎炎


糸球体」

  [★]

glomerulus (Z)
ボウマン嚢腎小体腎臓輸出細動脈#調節

概念

  • 1個の腎臓に100万個存在。
  • 房状の毛細血管からなる
  • 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である

糸球体の微細構造 (SP.785)

  • 血管内皮細胞
  • 基底膜
  • 上皮細胞間隙

詳細には

  • 糸球体内皮細胞 endothelium
  • 基底膜 basement membrane, glomerular basement membrane
  • 糸球体上皮細胞 visceral epithelium, podocyte
  • ボウマン嚢の壁側板 parietal epithelium

血流の調節 (HIM.1742)

  • 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
  • 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
  • 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
  • loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
  • アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
  • NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
  • 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole

臨床関連

  • 糸球体疾患







糸球体腎炎」

  [★]

glomerulonephritis
腎炎
糸球体病変

症状

臨床的分類


メモ

081201
E:\データセンター\学習\細々とした勉強ファイル\糸球体腎炎_など.xls



メサンギウム」

  [★]

mesangium
糸球体間質、血管間膜
糖尿病

概念

臨床関連

メサンギウムにIgAが沈着する疾患


増殖性」

  [★]

productiveproliferativeproliferatingmultiplicativeproductively
生産的


増殖」

  [★]

proliferation, growth
繁殖
過形成肥大






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