ミアンセリン

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mianserin
塩酸ミアンセリン mianserin hydrochloride


  • 四環系抗うつ薬


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/26 06:47:05」(JST)

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和文文献

  • 高齢のせん妄患者に対する薬物療法 (特集 高齢者せん妄の診断と治療)
  • 堀 広子,中村 純
  • 老年精神医学雑誌 17(6), 638-643, 2006-06
  • NAID 40007314906
  • A-12 ジストニアに対するミアンセリンの効果(第13回杏林医学会総会)
  • 川井 祥子,中島 亭,古賀 良彦
  • 杏林医学会雑誌 36(1), 88-89, 2005-03-30
  • NAID 110002702829

関連リンク

うつ病・うつ状態の者に通常、成人にはミアンセリン塩酸塩として1日30mgを初期用量 として、1日60mgまで増量し、分割経口投与、あるいは夕食後または就寝前1日1回経口 投与する。なお年齢や症状に応じて適宜増減する。 ...

関連画像

 錠10mg ミアンセリン塩酸塩 ミアンセリン(商品名ミアンセリン - Mianserin 錠10mg ミアンセリン塩酸塩 錠10mg ミアンセリン塩酸塩ミアンセリン(テトラミド®錠

添付文書

薬効分類名

  • 四環系抗うつ剤

販売名

テトラミド錠10mg

組成

  • テトラミド錠10mg:1錠中にミアンセリン塩酸塩10mgを含有

添加物

  • バレイショデンプン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、メチルセルロース、リン酸水素カルシウム水和物、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタンを含有

効能または効果

  • うつ病・うつ状態
  • 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。
  • ミアンセリン塩酸塩として、通常成人1日30mgを初期用量とし、1日60mgまで増量し、分割経口投与する。
    また、上記用量は1日1回夕食後あるいは就寝前に投与できる。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。


慎重投与

  • 緑内障、排尿困難又は眼内圧亢進等のある患者[本剤は抗コリン作用を若干有するため、これらに影響を与える可能性がある。]
  • 心疾患の患者[本剤は心機能抑制作用を若干有するため、症状に影響を与える可能性がある。]
  • 肝・腎障害のある患者[代謝・排泄障害により副作用があらわれることがある。]
  • てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある。]
  • 躁うつ病患者[躁転、自殺企図があらわれることがある。]
  • 脳の器質障害又は統合失調症の素因のある患者[精神症状を増悪させることがある。]
  • 衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状を増悪させることがある。]
  • 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。]
  • コントロール不良な糖尿病患者[耐糖能の低下がみられることがある。]
  • 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児(「小児等への投与」の項参照)
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重大な副作用

Syndrome Malin(悪性症候群)

頻度不明

  • 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、直ちに投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
    なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。

無顆粒球症

頻度不明

  • 無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等)があらわれることがあるので、定期的に血液検査を行うことが望ましい。異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸

頻度不明

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、総ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

痙攣

頻度不明

  • 痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • ミアンセリン塩酸塩のうつ病・うつ状態に対する作用機序は、脳内におけるノルアドレナリンのturnoverを亢進し、また、シナプス前α-アドレナリン受容体を阻害することにより神経シナプス間隙へのノルアドレナリン放出を促進し、受容体への刺激を増進することによるものと考えられている。

レセルピンに対する作用

  • マウスでの眼瞼下垂、低体温4)、ネコでの外側膝条体における橋?膝条体?後頭野(PGO)スパイク発生5)等を指標とした実験で、レセルピンに対する著明な拮抗作用は認められていない。

カテコールアミンのturnover亢進作用

  • ラットでのカテコールアミン合成阻害剤を用いた実験6)及び放射性同位元素で標識したカテコールアミン前駆物質を用いた実験7,8)で、ノルアドレナリンのturnoverを亢進することが示唆されている。

カテコールアミン放出の促進作用9)

  • 3H-ノルアドレナリンを取込ませたラット大脳皮質切片での電気刺激によるノルアドレナリン放出に対し、促進作用が認められている。また、この促進作用はシナプス前α-アドレナリン受容体阻害によることが示唆されている。

カテコールアミン取込みに対する作用

  • in vivoでのラットの脳についての取込み実験6,9)並びにin vitroでのウサギ脳切片10)及びラット脳細胞のシナプトソームを用いた実験11)などで、カテコールアミン取込みに対し作用を示さないか、あるいは弱い抑制作用しか示さないことが認められている。

その他の薬理作用

抗セロトニン作用

  • マウス、ラット、ウサギでの行動観察6,12?14)、体温測定14)及び脊髄ラットの後肢伸展反射12)を指標とした実験などで、トリプタミン、5HTP等に対する拮抗作用を示し、抗セロトニン作用を有することが認められている。

抗コリン作用

  • マウスの行動観察13)でピロカルピン、トレモリン等に対し極めて弱い拮抗作用しか示さない。
    また、ウサギでの脳波覚醒反応を指標とした実験15)で、フィゾスチグミンに対し拮抗しないなど抗コリン作用は弱いことが認められている。


有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ミアンセリン塩酸塩(Mianserin Hydrochloride)

化学名

  • 1,2,3,4,10,14b-Hexahydro-2-methyldibenzo[c,f]pyrazino[1,2-a]azepine monohydrochloride

分子式

  • C18H20N2・HCl

分子量

  • 300.83

性状

  • 白色?帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。メタノールにやや溶けやすく、水又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、アセトン、酢酸(100)又は無水酢酸に溶けにくく、トルエンにほとんど溶けない。

分配係数

  • 0.7(pH1.2、水?オクタノール系)
    2.8(pH6.8、水?オクタノール系)

融点

  • 約265℃(分解)


★リンクテーブル★
先読みmianserin hydrochloride
リンク元抗うつ薬
関連記事リン」「セリン」「アンセリン

mianserin hydrochloride」

  [★]

mianserin


抗うつ薬」

  [★]

antidepressant, antidepressants
薬理学、そううつ病、精神疾患

作用機序

三環系抗うつ薬 tricyclic antidepressant

  • 2つの説がある。
  • 1. (急性作用)シナプス前膜におけるノルアドレナリン、セロトニンの再取り込み↓→シナプス間隙における薬剤濃度↑
  • 2. (慢性作用)(2週間後)シナプス後膜における受容体の数↓
  • 慢性作用はシナプス間隙のノルアドレナリン、セロトニン濃度が上昇した結果、シナプス後膜の受容体が減少したために出現すると考えられる。

抗うつ薬

  • 三環系
  • 四環系
ミルナシプラン milnacipran
  • 非定型抗うつ薬 atypical agent




リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3






セリン」

  [★]

serine, Ser, S
2-アミノ-3-ヒドロキシプロピオン酸 2-amino-3-hydroxypropionic acid
アミノ酸


  • 極性。無電荷。
  • ヒドロキシル基(hydroxyl group)を有する。
  • アラニンの側鎖にヒドロキシル基が付いた形をしている。
  • 側鎖:
-CH2-OH
  • Kinaseの標的となり、リン酸イオンが結合する。
-CH2-O-H2PO3



アンセリン」

  [★]

anserine
テトラミド

抗酸化作用をもつジペプチド




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