- 英
- formamide
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/09/20 01:23:22」(JST)
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ホルムアミド |
|
IUPAC名 |
メタンアミド |
別名 |
カルバムアルデヒド |
分子式 |
HCONH2 |
分子量 |
45.04 |
CAS登録番号 |
[75-12-7] |
密度と相 |
1.133 g/cm3, |
融点 |
2-3 °C |
沸点 |
210 °C |
SMILES |
C(=O)N |
ホルムアミド(Formamide)はギ酸から誘導されるアミドである。水と任意の割合で混ざり合う透明な液体で、アンモニア臭がする。サルファ薬の製造やビタミンの合成に使われ、紙や繊維の柔軟剤としても使われる。水に不溶の様々なイオン性化合物を溶かし、溶媒として用いられる。
製造
古典的には、ギ酸とアンモニアを反応させてギ酸アンモニウムを作り、これを熱して脱水することによりホルムアミドを合成する。
- HCOOH + NH3 → HCOONH4
- HCOONH4 → HCONH2 + H2O
現代ではギ酸メチルとアンモニアを反応させる方法で工業的に合成されている。
- HCOOCH3 + NH3 → HCONH2 + CH3OH
利用
ホルムアミドは組織や器官の抗凍結剤にも含まれている。
また、ゲル電気泳動の際にRNAを脱イオン化し、安定化させるためにも使われている。
また別の用法としては、焼結の際のひび割れを防止するためゾル-ゲル溶液に加えられる。
関連項目
Japanese Journal
- 産業医学関連物質 尿中N-メチルホルムアミド (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・2)その数値をどう読むか) -- (生化学的検査(2))
- 低pH条件でのN, N-ジメチルホルムアミドの生物学的処理における窒素除去特性
- 神本 祐樹,對馬 孝治,木曽 祥秋,山田 俊郎,JUNG YOUNG-JUN
- 日本水処理生物学会誌 = Journal [of] Japan Biological Society of Water and Waste 45(4), 177-184, 2009-12-15
- NAID 10026415928
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★リンクテーブル★
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- 英
- DNA-formamidopyrimidine glycosylase
- 関
- ホルムアミドピリミジンDNAグリコシラーゼ
[★]
- 英
- formamidopyrimidine-DNA glycosylase
- 関
- DNAホルムアミドピリミジングリコシラーゼ
[★]
- 英
- -2-thiazolylformamide
[★]
- 英
- dimethylformamide、DMF
- 関
- N,N-ジメチルホルムアミド