ペメトレキセドナトリウム水和物

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和文文献

  • ペメトレキセドナトリウム水和物 (医薬品・医療機器等安全性情報(No.274)重要な副作用等に関する情報)
  • 警告欄に見る必須検査とタイミング(21)注射用ペメトレキセドナトリウム水和物
  • 中村 敏明,政田 幹夫
  • 医薬ジャ-ナル 46(9), 214-222, 2010-09
  • NAID 40017285874

関連リンク

ペメトレキセドナトリウム水和物は白色〜微黄色または黄緑色の凍結乾燥された結晶性 の粉末であり、化学式は C20H19N5Na2O6・7H2O、分子量は597.49 g/molである。 これを溶解して点滴静注で使用する。2004年2月5日米国食品医薬品局により悪性 ...

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添付文書

薬効分類名

  • 代謝拮抗性抗悪性腫瘍剤

販売名

アリムタ注射用100mg

組成

成分・含量
(1バイアル中):

  • ペメトレキセドナトリウム水和物151.7mg
    (ペメトレキセドとして108.5mg)

成分・含量
(1バイアル中)
添加物:

  • D−マンニトール    106.4mg
    pH調節剤           適量

禁忌

  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
  • 高度な骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増悪し、致命的となることがある。]
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。]

効能または効果

  • 悪性胸膜中皮腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
  • 術後補助化学療法における本剤の有効性及び安全性は確立していない。
  • 悪性胸膜中皮腫においては、がん化学療法既治療例における本剤の有効性及び安全性は確立していない。
  • 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌においては、扁平上皮癌等の組織型ごとの結果及び化学療法既治療例での結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、患者の選択を行うこと。[「臨床成績」の項参照]

悪性胸膜中皮腫

  • シスプラチンとの併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

  • 通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
  • 本剤による重篤な副作用の発現を軽減するため、以下のように葉酸及びビタミンB12を投与すること。
  • 葉酸:本剤初回投与の7日以上前から葉酸として1日1回0.5mgを連日経口投与する。なお、本剤の投与を中止又は終了する場合には、本剤最終投与日から22日目まで可能な限り葉酸を投与する。
  • ビタミンB12:本剤初回投与の少なくとも7日前に、ビタミンB12として1回1mgを筋肉内投与する。その後、本剤投与期間中及び投与中止後22日目まで9週ごと(3コースごと)に1回投与する。
  • シスプラチン以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。なお、シスプラチンは本剤投与30分後に75mg/m2(体表面積)を投与し、投与に際しては、シスプラチンの添付文書に従い腎毒性軽減のための処置等を行うこと。
  • 悪性胸膜中皮腫に対して、本剤を単剤で使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。
  • 欧米の添付文書中には、次表の減量基準の記載がある。
    減量に関する推奨事項−次回のコース開始時の用量調節は、前回の投与コースでの最低血球数又は最大非血液毒性に基づき決定すること。回復に十分な時間をかけるために投与を延期してもよい。回復時には、表1、2、3のガイドラインに従い再投与を行うこと。これらは本剤を単剤又はシスプラチンとの併用で使用する際いずれにも適用する。

表1)本剤(単剤又は併用)及びシスプラチンの用量調節−血液毒性

最低好中球数<500/mm3及び最低血小板数≧50,000/mm3

  • 本剤及びシスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の75%

最低好中球数に関わらず最低血小板数<50,000/mm3

  • 本剤及びシスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の75%

最低好中球数に関わらず出血を伴う最低血小板数<50,000/mm3

  • 本剤及びシスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の50%
  • 患者にグレード3以上の非血液毒性が発現した場合には、投与開始前の値以下に回復するまで本剤の投与を控えること。投与再開は表2のガイドラインに従うこと。

表2)本剤(単剤又は併用)及びシスプラチンの用量調節−非血液毒性注1)、注2)

粘膜炎を除くグレード3又は4の毒性

  • 本剤の用量(mg/m2):前回の用量の75%,シスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の75%

入院を要する下痢(グレードは問わない)又はグレード3若しくは4の下痢

  • 本剤の用量(mg/m2):前回の用量の75%,シスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の75%

グレード3又は4の粘膜炎

  • 本剤の用量(mg/m2):前回の用量の50%,シスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の100%
  • 注1)米国国立癌研究所共通毒性規準(CTC)
  • 注2)神経毒性を除く
  • 神経毒性の発現時に推奨される本剤とシスプラチンの用量調節を表3に示す。グレード3又は4の神経毒性が認められた場合には投与を中止すること。

表3)本剤(単剤又は併用)及びシスプラチンの用量調節−神経毒性

CTCグレード:0〜1

  • 本剤の用量(mg/m2):前回の用量の100%,シスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の100%

CTCグレード:2

  • 本剤の用量(mg/m2):前回の用量の100%,シスプラチンの用量(mg/m2):前回の用量の50%
  • 2回の減量後にグレード3若しくは4の血液毒性あるいは非血液毒性が認められた場合又はグレード3若しくは4の神経毒性が観察された場合は直ちに本剤の投与を中止すること。

(注射液の調製法)

  • 本剤1バイアルに日局生理食塩液を、アリムタ注射用100mgの場合4.2mL、アリムタ注射用500mgの場合20mLを注入して十分に溶解する。溶解後のペメトレキセド濃度は25mg/mL(実測値)である。投与量に応じて必要量の溶解液を抜き取り、日局生理食塩液に混和して100mLとして用いる。

慎重投与

  • 骨髄抑制のある患者[「重要な基本的注意」の項参照]
  • 間質性肺炎、肺線維症、又はこれらの疾患の既往歴のある患者[「重要な基本的注意」の項参照]
  • 胸水又は腹水が認められる患者[「重要な基本的注意」の項参照]
  • 腎障害のある患者[本剤は主として腎より排泄される。腎障害の程度に応じて本剤の血中濃度の増加が認められている。クレアチニン・クリアランスが45mL/min未満の患者については十分なデータがない。]
  • 肝障害のある患者[安全性についての十分なデータがない。]
  • 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]

重大な副作用

  • 骨髄抑制:白血球減少(71.6%)、好中球減少(64.4%)、ヘモグロビン減少(54.2%)、リンパ球減少(51.1%)、血小板減少(46.2%)、貧血、発熱性好中球減少、汎血球減少症があらわれることがあるので、末梢血液の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬等適切な処置を行うこと。注)
  • 感染症:敗血症、肺炎等の重篤な感染症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。注)
  • 間質性肺炎(3.6%):間質性肺炎があらわれることがあるので、胸部X線検査等を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。注)
  • ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、喘鳴、血圧低下、発疹、発赤、そう痒感等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。注)
  • 重度の下痢(1.3%):重度の下痢があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬等適切な処置を行うこと。注)
  • 脱水(1.3%):脱水があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬、補液、電解質投与等適切な処置を行うこと。注)
  • 腎不全:クレアチニン上昇(7.1%)、腎不全、クレアチニン・クリアランス低下があらわれることがあるので、頻回に臨床検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬等適切な処置を行うこと。注)
  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。注)
  • 注)非小細胞肺癌を対象とする国内臨床試験において認められた副作用については発現頻度を記載した。

薬効薬理

抗腫瘍効果

In vitro試験

  • 本剤はヒト中皮腫細胞に対して抗腫瘍活性を示し10)、更にシスプラチンとの併用で抗腫瘍効果の増強がみられた。また、各種ヒト由来非小細胞肺癌株(細気管支肺胞上皮癌、腺癌、大細胞肺癌、扁平上皮癌)に対しても濃度に依存して腫瘍増殖抑制作用を示した11)

In vivo試験

  • 本剤は、腹側皮下にヒト由来非小細胞肺癌(H2122腺癌)を移植した異所移植ヌードマウスの腫瘍増殖を有意に抑制した。また、同細胞株を左肺に移植した同所移植ヌードラットにおいて延命作用を示した11)

作用機序

  • ペメトレキセドは、複数の葉酸代謝酵素を同時に阻害することによりDNA合成を阻害して抗腫瘍効果を発揮する。本剤は細胞内に取り込まれた後にポリグルタミン酸化を受け12),13)、チミジル酸シンターゼ(TS)、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)、グリシンアミドリボヌクレオチドホルミルトランスフェラーゼ(GARFT)などを阻害する14)

有効成分に関する理化学的知見

一般名:

  • ペメトレキセドナトリウム水和物(JAN)
    Pemetrexed Sodium Hydrate

化学名:

  • Disodium N-{4-[2-(2-amino-4-oxo-4,7-dihydro-1H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-5-yl)ethyl]benzoyl}-L-glutamate heptahydrate

分子式:

  • C20H19N5Na2O6・7H2O

分子量:

  • 597.48
  • 白色の粉末又は塊である。
    水に溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。


★リンクテーブル★
関連記事ナトリウム」「トリウム」「水和物」「トリ

ナトリウム」

  [★]

sodium, natrium, Na
Na+



血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)

  • 136-145 mEq/l

尿中のナトリウム

  • <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
  • >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)

Na排泄率

  • ≦1% (臨床検査法提要第32版)

尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測

経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下

食品中の食塩量

  • ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
  • 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、

臨床関連


トリウム」

  [★]

thoriumTh
トロトラスト、232Th

概念

参考1
  • 原子番号:90
  • 元素記号:Th
  • アクチノイド元素の一つ
  • 銀白色の金属。
  • 安定同位体は存在しない。
  • 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。

同位体

参考1
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
228Th trace 1.9116 y α 5.52 224Ra
229Th syn 7340 y α 5.168 225Ra
230Th trace 75380 y α 4.77 226Ra
231Th trace 25.5 h β 0.39 231Pa
232Th 100 % 1.405 × 1010 y α 4.083 228Ra
234Th trace 24.1 d β 0.27 234Pa

参考

  • 1. wikipedia ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0


水和物」

  [★]

hydrate
水和水分補給


トリ」

  [★]

birdavian
鳥類




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