ペニシリンG

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penicillin G, PCG
ベンジルペニシリン benzylpenicillin
注射用ペニシリンGカリウム
ペニシリンG肺炎球菌


特徴

構造

肺炎球菌

  PCGMIC値(μg/ml)
ペニシリン感受性肺炎球菌 PSSP ≦0.06
ペニシリン中等度耐性肺炎球菌 PISP 0.12-1.0
ペニシリン耐性肺炎球菌 PRSP ≧2.0

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和文文献

  • 拡張した気管支内に菌塊を形成し,炎症性ポリープを伴った気管支内放線菌症の1例
  • 鈴木 恵理子,棚橋 雅幸,森山 悟,羽田 裕司,吉井 直子,丹羽 宏
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 31(3), 159-164, 2009-05-25
  • … った.硬性鏡下に中葉支の腫瘍を摘出し気管支炎症性ポリープと診断した.さらにその末梢に黄白色,球形の組織を認めたため摘出した.病理組織検査で球形の組織は菌塊であり,気管支内放線菌症と診断した.ペニシリンG大量投与後,アモキシシリン内服を6か月間施行し,胸部CTで右中葉の陰影は消失し気管支鏡検査で右中葉支は開存している.結論.気管支炎症性ポリープを硬性鏡下に切除することによりその末梢に存在した菌 …
  • NAID 110007227054
  • 32) MRSA敗血症治癒後,感染性心内膜炎を生じ,ペニシリンG投与で改善した1例(第114回日本循環器学会北陸地方会)
  • 三田村 康仁,小林 大祐,音羽 勘一,池田 孝之
  • Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 72(Supplement_II), 884, 2008-04-20
  • NAID 110006913769

関連リンク

発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年に ベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単 ... フレミングの「ペニシリンの発見」と フローリー等の「ペニシリンの再発見」とそれに続くペニシリンGの実用化は感染症の 臨床治療を ...

関連画像

Сурет:Penicillin-G.pngPenicillin G SodiumPenicillin GPenicillin G-24000000 Injectable VialFile:Penicillin-G 3D.pngPenicillin G Injectable - 100 cc.

添付文書

薬効分類名

  • ペニシリン系抗生物質製剤

販売名

注射用ペニシリンGカリウム20万単位

組成

  • 注射用ペニシリンGカリウム20万単位は、1バイアル中に下記の成分を含有する。

有効成分

  • ベンジルペニシリンカリウム 20万単位

禁忌

  • 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者

効能または効果

適応菌種

  • ベンジルペニシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、炭疽菌、放線菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、回帰熱ボレリア、ワイル病レプトスピラ、鼠咬症スピリルム

適応症

  • 敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、乳腺炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、淋菌感染症、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱、炭疽、ジフテリア(抗毒素併用)、鼠咬症、破傷風(抗毒素併用)、ガス壊疽(抗毒素併用)、放線菌症、回帰熱、ワイル病
  • ベンジルペニシリンとして、通常成人1回30〜60万単位を1日2〜4回筋肉内注射する。敗血症、感染性心内膜炎、化膿性髄膜炎については、一般に通常用量より大量を使用する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

注射液の調製法

  • 溶解には通常、日局生理食塩液又は日局注射用水を使用する。
  • 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
  • 高度の腎障害のある患者には、投与間隔をあけて使用すること。(「慎重投与」の項参照)

慎重投与

  • セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
  • 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
  • 高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続する。]

重大な副作用

  • ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 溶血性貧血、無顆粒球症(頻度不明)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 急性腎不全等の重篤な腎障害(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 出血性膀胱炎(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等の膀胱炎症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

in vitro抗菌作用3〜5)

  • ベンジルペニシリンは、グラム陽性菌及びグラム陰性球菌にすぐれた抗菌作用を示した。

有効成分に関する理化学的知見

性 状

  • ベンジルペニシリンカリウムは白色の結晶又は結晶性の粉末である。
    本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。

一般名

  • ベンジルペニシリンカリウム
    Benzylpenicillin Potassium

略 号

  • PCG

化学名

  • Monopotassium(2S,5R,6R)-3,3-dimethyl-7-oxo-6-[(phenylacetyl)amino]-4-thia-1-azabicyclo[3.2.0]heptane-2-carboxylate

分子式

  • C16H17KN2O4S

分子量

  • 372.48

分配係数

  • (log10 1-オクタノール層/水層、20±5℃)


★リンクテーブル★
先読みbenzylpenicillin
国試過去問104D050」「105A042」「096I036」「101G057
リンク元かぜ症候群」「猩紅熱」「主としてグラム陽性菌に作用するもの」「ベンジルペニシリン」「ペニシリンV
拡張検索ペニシリンG耐性黄色ブドウ球菌」「水溶性ペニシリンG」「ペニシリンGカリウム
関連記事リン」「g」「G」「ペニシリン」「Gd

benzylpenicillin」

  [★]

ベンジルペニシリン

benzathine benzylpenicillinbenzylpenicillin benzathine hydratebenzylpenicillin potassiumpenicillin G
Penicillin G


104D050」

  [★]

  • 58歳の女性。血痰とを主訴に来院した。2年前から咳と痕とが出るようになった。1か月前から咳が強くなり、3日前から血痰が出たため受診した。13歳時に副鼻腔炎で両側を手術した。体温37.2℃。両側の前胸下部に弱いfine cracklesを聴取する。血液所見:赤血球 420万、Hb 11.8g/dl、Ht 40 %、白血球 6,800、血小板 18万。血液生化学所見に異常を認めない。CRP O.8mg/dl。喀痰の抗酸菌塗抹検査が3回連続で陽性となったが、同時に行った結核菌PCR検査は陰性だった。胸部エックス線写真(別冊No.18A)と胸部単純CT(別冊No.18B)とを別に示す。止血剤の投与で血痰は消失したが、咳は増強し、1か月後の画像は増悪していた。抗菌薬を3剤用いて治療を開始することとした。
  • リファンピシンエタンブトールに加えて選択するのはどれか。




[正答]


※国試ナビ4※ 104D049]←[国試_104]→[104D051

105A042」

  [★]

  • 78歳の男性。血痰を主訴に来院した。 5か月前から咳嗽喀痰とを自覚していたが、そのままにしていた。本日急に血痰を認めたため受診した。 20年前に肺結核の既往がある。意識は清明。身長165cm、体重52kg。体温37.3℃。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧110/70mmHg。呼吸音は右上肺野で弱く、coarse cracklesを聴取する。喘鳴を認めない。血液所見:白血球 11,000(桿状核好中球7%、分葉核好中球59%、好酸球1%、単球10%、リンパ球23%)。 CRP 1.8mg/dl。胸部エックス線写真(別冊No.14A)と胸部単純CT(別冊No.14B)とを別に示す。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105A041]←[国試_105]→[105A043

096I036」

  [★]

  • 日齢10の新生児。発熱、嘔吐および哺乳力低下を主訴に来院した。昨夕、発熱がありグズグズ泣くことが多く哺乳力が低下した。抱き上げても泣き止まなかった。夜半から嘔吐が4、5回出現し元気がなくなってきた。体温39.1℃。大泉門0.5×0.5cmであり緊張が強い。四肢冷感があり、運動に乏しい。Moro反射は弱いが、両側指趾の把握反射は陽性である。脳脊髄液検査:細胞数1,380/mm3(基準30以下)で95%以上は多核球、糖10mg/dl(基準20~60)。
  • この患児の薬物治療で適切でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096I035]←[国試_096]→[096I037

101G057」

  [★]

  • 45歳の男性。開口障害を主訴に来院した。10日前に農道をバイクで走行中、転倒した。右下腿に5cm程度の圧挫創を認め救急病院で縫合処置を受けた。抗菌薬を処方され、その後は自宅で加療していた。一昨日から舌がもつれ、開口障害と嚥下障害とが出現した。意識は清明。顔貌はやや苦悶様。右下腿の創汚染がみられる。
  • 処置として適切でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101G056]←[国試_101]→[101G058

かぜ症候群」

  [★]

cold syndrome, common cold syndrome
上気道症候群 upper airway syndrome急性上気道炎 acute upper respiratory tract infection


概念

  • 上気道粘膜の急性カタル性炎症(急性カタル性上気道炎)の総称
  • 急性鼻炎や咽頭炎を呈し、全身症状は軽微。
  • 予後良好、2-5日で軽快し予後は良好。

病因

  • ウイルス:ほとんど
  • 特殊な細菌&細菌
  • 環境要因:個体条件(アレルギー、免疫不全、脱水、疲労、飲酒など)、物理化学的刺激(乾燥、寒冷)

疫学

  • 多くの人が1年に1回以上罹患。冬期に多い。
  • 小児において罹患回数が多い → 成人になると記憶T細胞、記憶B細胞が増加するため、なんとなくウイルスに対して抵抗性が付与される、はず。

病理

  • ウイルスの場合、上気道粘膜に付着して、粘膜上皮を冒す。上気道線毛円柱上皮(呼吸上皮)に付着し、上皮細胞は変性・脱落・壊死する。上皮を失った部位から細菌が侵入しやすくなる。

病型

症状

  • 鼻かぜ:鼻汁、鼻閉などの鼻症状が主体
  • のどかぜ:咽頭痛、嗄声など咽頭症状が主体
  • 気管支かぜ:咳、痰などの気管支症状が主体

共通の症状

  • まず、鼻炎症状が緩徐に発現し、鼻咽頭不快感・乾燥感、くしゃみ、鼻閉、水様鼻汁を呈する。

病原体に特異的な症状

診断

  • 臨床的診断
  • 検査はほとんどの場合行わないが、インフルエンザ、溶連菌などを鑑別する場合には迅速診断キットを使う。 → つかえる迅速診断キットがあればのはなし

検査

  • 血液検査:ウイルス感染の場合、WBCやCRPは動かないが、細菌感染があれば上昇する。
  • ウイルス分離は一般臨床では行われない。 → 高コストだし、培養している内に治癒する。
  • 血清抗体価測定ではペア血清で 4 倍以上の上昇で陽性とする。 → 高コストだし、ペア血清を取った時点で治癒する。
  • 細菌感染を疑ったら、喀痰検査(培養は時間がかかるので検鏡でしょう?)、血液検査(血算)のちに、培養して薬物感受性検査を行う(けど時間がどのくらいかかるのやら)

治療

  • 一般療法(安静、保温・保湿、栄養補給、脱水予防、入浴制限)
  • 対症療法:解熱・鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬、蛋白分解酵素製剤、含嗽薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン薬
  • 細菌感染が疑われるときのみ、抗生物質を使用する。予防的に使うのはいかがな最中
  • 溶連菌ペニシリンGアンピシリン:10-14day
  • その他の細菌感染:β-ラクタム薬、慢性呼吸器基礎疾患保有例はニューキノロン薬

予後

  • 良好。数日-1週間で軽快

予防

  • RSウイルス:適応が限られるが、ワクチンを使うことができる。


猩紅熱」

  [★]

scarlet fever, scarlatina
連鎖球菌属Streptococcus pyogenes


特徴

病原体

疫学

潜伏期間

  • 2-3日

感染経路

症状

  • 突然の発熱と咽頭痛
  • 発疹は発病後1-2日後に現れ、解熱につれて消退する。
  • 莓舌はおよそ第3病日に現れ、第9病日までに消える
  • 皮疹の消退と共に膜様落屑の出現


合併症

感染後合併症

経過

  • 解熱までの経過は3-4日
  • 色素沈着はない (有り:麻疹。無し:風疹)

検査

  • ASO上昇、ASK上昇、白血球増加、核左方移動
  • 迅速診断キット

診断

治療

  • ペニシリンGの内服

予防

主としてグラム陽性菌に作用するもの」

  [★]

商品


ベンジルペニシリン」

  [★]

benzylpenicillinpenicillin Gbenzathine benzylpenicillinbenzylpenicillin potassiumbenzylpenicillin benzathine hydrate
benzylpenicillinum
バイシリンバイシリンGピシバニールペニシリンGカリウム
ペニシリンG penicillin G PCGベンジルペニシリンカリウムベンジルペニシリンベンザチンベンジルペニシリンベンザチン水和物
ペニシリン
主としてグラム陽性菌に作用するもの



ペニシリンV」

  [★]

penicillin V PCV
フェノキシメチルペニシリン phenoxymethylpenicillin
Veetids


  • first aid step1 2006 p.166(作用スペクトル)

抗菌スペクトル

  • 殺菌的に作用

動態

  • 経口投与 ← ペニシリンGは経静脈投与

適応

  • gram-positive cocci, gram-positive rods, gram-negative cocci, and spirochetes(first aid step1 2006 p.166)

副作用

  • hypersensitivity, hemolytic anemia


ペニシリンG耐性黄色ブドウ球菌」

  [★]

penicillin G-resistant Staphylococcus aureus
黄色ブドウ球菌


水溶性ペニシリンG」

  [★]

water-soluble penicillin G


ペニシリンGカリウム」

  [★] ベンジルペニシリン


リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3





g」

  [★] グラム

gram

WordNet   license wordnet

「a unit of force equal to the force exerted by gravity; used to indicate the force to which a body is subjected when it is accelerated」
gee, g-force


G」

  [★]

WordNet   license wordnet

「the 7th letter of the Roman alphabet」
g


ペニシリン」

  [★]

penicillin PC
抗菌薬



Gd」

  [★]

ガドリニウム造影MRI




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