フルコナゾール

出典: meddic

fluconazole
FLCZ
ジフルカンニコアゾリンビスカルツフラノスフルカードフルカジールフルコナゾンフルタンゾールミコシスト
抗真菌薬


  • アゾール系


添付文書

  • ジフルカンカプセル50mg/ジフルカンカプセル100mg

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  • ジフルカン静注液50mg/ジフルカン静注液100mg/ジフルカン...

[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6290401A1099_2_01/6290401A1099_2_01?view=body


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和文文献

  • 小児の化学療法および造血幹細胞移植での好中球減少期間におけるミカファンギンとホスフルコナゾールによる侵襲性真菌感染症予防の無作為割り付け試験成績
  • 澤田 明久,坂田 尚己,樋口 万緑,竹下 泰史,石原 卓,坂田 顕文,興梠 雅彦,近藤 統,小山 真穂,平野 慎也,安井 昌博,井上 雅美,吉岡 章,河 敬世
  • 臨床血液 50(12), 1692-1699, 2009-12-30
  • NAID 10026331788
  • 大腿四頭筋への播種を来した続発性肺クリプトコッカス症の1例
  • 岡本 真一郎,田中 麗苗,一安 秀範,後藤 英介,濱本 淳二,藤井 一彦,税田 直樹,興梠 博次
  • 日本内科学会雑誌 98(12), 3143-3145, 2009-12-10
  • NAID 10026329915
  • 真菌感染における non-albicans Candida 属の臨床的病原性
  • 明見 能成
  • 日本医真菌学会雑誌 = Japanese journal of medical mycology 50(4), 225-228, 2009-10-30
  • 近年non-albicans Candida 属のカンジダ血症に占める割合が増加している.当院においても1996年から2007年の間に経験したカンジダ血症58例のうち36例はnon-albicans Candida 属による症例であった.non-albicans カンジダ血症のリスクファクターとして抗真菌剤投与の既往を検討した結果,non-albicans 症例では36例全例とも,C. albic …
  • NAID 10026094554

関連リンク

一時期、フルコナゾールを不感症治療薬として広告を行っていた個人輸入代行業者が存在 した時期がある。1999年、製造元のファイザーより31軒の個人輸入業者へ警告書を送付 した。ファイザーの説明では、そのような効果はないとのことである。2006年現在、 ...
ジフルカンとは?フルコナゾールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)

関連画像

 (フルコナゾール)100mgフルコナゾールカプセル フルコナゾールカプセル(ジフ  (フルコナゾール)150mgフルコナゾールカプセル(ジフ フルコナゾールカプセル(ジフ フルコナゾールカプセル50mg フルコナゾールカプセル50mg

添付文書

薬効分類名

  • 深在性真菌症治療剤

販売名

フルコナゾール静注液100mg「サワイ」

効能または効果

  • カンジダ属による下記感染症
    真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎
  • 通常、成人にはフルコナゾールとして50?100mgを1日1回静脈内に投与する。
  • クリプトコッカス属による下記感染症
    真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎
  • 通常、成人にはフルコナゾールとして50?200mgを1日1回静脈内に投与する。
  • なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。

慎重投与

  • 薬物過敏症の既往歴のある患者
  • 腎障害のある患者(血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。)
  • 肝障害のある患者〔肝障害を悪化させることがある。〕
  • 心疾患又は電解質異常のある患者〔心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがある(「重大な副作用」の項参照)。〕

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(血管浮腫、顔面浮腫、そう痒等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN):皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 血液障害:無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少、白血球減少、貧血等の重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 急性腎不全:急性腎不全等の重篤な腎障害が報告されているので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 肝障害:黄疸、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、肝壊死、肝不全等の肝障害が報告されており、これらの症例のうち死亡に至った例も報告されている。これらの発症と1日投与量、治療期間、患者の性別・年齢との関連性は明らかではない。本剤による肝障害は通常、投与中止により回復している。投与にあたっては、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 意識障害:錯乱、見当識障害等の意識障害があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
  • 痙攣:痙攣等の神経障害があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
  • 高カリウム血症:高カリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。
  • 心室頻拍、QT延長、不整脈:心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがあるので、定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 間質性肺炎:間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  • 偽膜性大腸炎:偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎(初期症状:発熱、腹痛、頻回の下痢)があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • フルコナゾールはトリアゾール系抗真菌剤で、カンジダ属及びクリプトコッカス属に対し抗真菌作用が認められている。その作用機序は、選択的に真菌のチトクロームP450に作用し、真菌の細胞膜構成成分であるエルゴステロールの生合成を阻害することによるとされている。
  • 各種臓器、組織への移行性が良好であり、1日1回投与による治療が可能となっている。
  • マウス実験的カンジダ症(Candida albicans)感染モデルにおいて、治療効果を検討したところ、本剤投与群は無治療群に比して用量依存的に有意な生存率の上昇を示した。1)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • フルコナゾール(Fluconazole)

略号

  • FLCZ

化学名

  • 2,4-Difluoro-α,α-bis(1H-1,2,4-triazol-1-ylmethyl)benzyl alcohol

分子式

  • C13H12F2N6O

分子量

  • 306.27

融点

  • 137?141℃

性状

  • フルコナゾールは白色?微黄白色の結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味は苦い。メタノール、酢酸(100)又はエタノール(95)に溶けやすく、無水酢酸にやや溶けやすく、水に溶けにくい。希塩酸に溶ける。


★リンクテーブル★
リンク元真菌」「クリプトコッカス症」「トリアゾール系抗真菌薬」「その他の化学療法剤」「エキノキャンディン系
拡張検索ホスフルコナゾール

真菌」

  [★]

fungus, (pl.)fungi
かび菌類 Mycota
微生物学真菌症抗真菌薬


細菌、真菌、藻類、原虫

  • いずれも単細胞生物
  • 細菌は核を持たないが、それ以外は核を持つ
  • 細胞壁の多糖:細菌はペプチドグリカンなど。真菌はβグルカン、キチン。藻類はセルロース。原虫は細胞壁を持たない
  • 栄養獲得様式:藻類は光合成独立栄養生性。

大きさ

  • 数μm。観察に油浸レンズは不要

細胞膜

細胞壁

線維状多糖

  • 細胞壁の骨格となる
  • キチンとβ-グルカンからなる。
  • 特殊な多糖にキトサンがある

キチン

β-グルカン

  • グルコースのホモ重合体
  • β(1→3)結合、β(1→6)結合
  • 酵母では細胞壁成分にβ-1,3-グルカンが多い

キトサン

糖タンパク質

形態による分類

Coccidioides immitis
Histoplasma capsulatum
Sporothrix schenckii
Candida albicans

菌糸の構造

接合菌などの下等真菌にのみ見られる

菌糸の機能

生殖方式による分類

有性生殖と無性生殖

  • 有性生殖と無性生殖を行う
  • 無性生殖のみ行う

有性胞子形成

無性胞子形成

培養

  • グルコース1-4%, ペプトン1%

種類

真菌の染色法(SMB.358)

  • 細胞壁の多糖を染色:コットンブルー(cotton blue)、グラム染色(全ての真菌はグラム陽性)
  • 真菌細胞壁多糖を特異的に染色:PAS染色、Grocottメテナミン銀染色、ファンギフローラY

参考

  • 真菌の写真 - Fungal Images

病原体としての真菌

分類群 菌名 病名 出芽分裂 菌体 菌糸 胞子 発芽管 寄生性 感染経路 病原体の特徴 病型 検査 治療
不完全菌 Candida albicans カンジダ症     仮性菌糸 厚膜胞子 形成   常在菌→各所 日和見感染症      
担子菌 Filobasidiella neoformans クリプトコッカス症 出芽 厚い莢膜       通性細胞内寄生体 鳩の乾燥糞→空気感染→肺(通性細胞内寄生体) 日和見感染菌 肺クリプトコッカス症
中枢神経クリプトコッカス症、
皮膚クリプトコッカス症
全身性クリプトコッカス症
墨汁染色 ( アムホテリシンB or フルコナゾール )
  ± フルシトシン
不完全菌 Trichosporon asahii トリコスポロン症     仮性菌糸 分節分生子              
子嚢菌 Aspergillus fumigatus/
'Aspergillus flavus
アスペルギルス症   糸状菌
不完全菌
有隔菌糸       土壌や朽ちた植物、空気中の浮遊胞子        
  Mucor/'Rhizopus/
Absidia/Rhizomucor
ムコール症     無隔菌糸     血管に親和性 土壌や朽ちた植物、空気中の浮遊胞子
 → 浮遊胞子の吸入
  鼻眼脳型ムコール症
侵襲性肺ムコール症
全身播種型ムコール症
β-D-グルカン陰性。
喀痰、血培陰性
アムホテリシンB
子嚢菌 Pneumocystis jirovecii
('Pneumocystis carini)
ニューモシスチス・カリニ感染症                      
子嚢菌 Histoplasma capsulatum ヒストプラスマ症 二形性真菌
 37℃酵母型発育
 25℃菌糸形成
          空気感染。肺に一次病変を作り様々な臓器に播種 AIDS患者に好発      
不完全菌 Coccidioides immitis コクシジオイデス症 二形性真菌     内生胞子              
不完全菌 Sporothrix schenckii スポロトリクス症 二形性真菌                    


クリプトコッカス症」

  [★]

cryptococcosis
クリプトコックス症ブッセ-ブシュケ病 Busse-Buschke disease
クリプトコッカス属真菌

特徴

病原体

疫学

病型

潜伏期間

感染経路

  • 空気感染

症状

合併症

経過

治療

検査

  • 髄液や血清中の莢膜多糖抗原(glucuronoxylomannan)を検出する血清診断は感度・特異度ともにすぐれる。




トリアゾール系抗真菌薬」

  [★]

antifungal of triazole derivative
抗真菌薬真菌


  • 抗真菌薬
  • アゾール系
  • トリアゾール系

作用機序

C-14脱メチル化反応抑制

トリアゾール系抗真菌薬

適応

  • 深在性真菌症 全身性真菌症


その他の化学療法剤」

  [★]

商品


エキノキャンディン系」

  [★]

echinocandin


ホスフルコナゾール」

  [★]

fosfluconazole
プロジフ
抗真菌薬




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