ヒトTリンパ球向性ウイルス

出典: meddic

ヒトT細胞白血病ウイルス

Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/06/10 12:27:57」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • リンパ系腫瘍とウイルス (特集 リンパ系腫瘍--診断と治療の進歩) -- (病因・病態--最新の知見)
  • 塚崎 邦弘
  • 日本内科学会雑誌 100(7), 1781-1786, 2011-07-10
  • NAID 40018932172
  • ATLLに対する幹細胞移植療法 (特集 ヒトT細胞白血病ウイルス)

関連リンク

ヒトTリンパ好性ウイルス(ヒトティーリンパこうせいウイルス、Human T-lymphotropic Virus、HTLV)は、レトロウイルスの一種。HTLV-I, II, III, IVがある。 HTLV-I: 成人T細胞 白血病(ATL)の原因ウイルスとして知られる; HTLV-II: HTLV-III: HTLV-IV: ...
ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス、英: Human Immunodeficiency Virus、HIV)は、人の免疫細胞に感染して免疫細胞を破壊し、最終的に後天性免疫不全 症候群(AIDS)を発症させるウイルス。 本稿では、主にHIVに関して記述。HIV感染症 ...

関連画像

抗ウイルス剤抗ウイルス剤抗ウイルス剤抗ウイルス剤


★リンクテーブル★
リンク元性感染症」「成人T細胞白血病」「HTLV-1関連脊髄症」「レトロウイルス科」「ヒトT細胞白血病ウイルス
拡張検索ヒトTリンパ球向性ウイルス2」「ヒトTリンパ球向性ウイルス感染症」「ヒトTリンパ球向性ウイルスI型関連脊髄症」「ヒトTリンパ球向性ウイルス1型」「ヒトTリンパ球向性ウイルス1
関連記事ウイルス」「リン」「T」「Ted」「リンパ球向性

性感染症」

  [★]

sexually transmitted disease, STD, STI
性行為感染症
性病

定義

  • 性行為を介して、ヒトからヒトへ病原微生物が直接伝播する感染症の総称
  • 性行為は性交のみに限らず、また異性間の場合も同性間の場合も含まれ,性器以外の性交に類似した行為も該当する。

疫学

♂:淋菌性尿道炎 > クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ ♀:クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ > 淋菌性尿道炎

性感染症

病原体 感染症 原因ウイルス
ウイルス 性器ヘルペス 単純ヘルペスウイルス
尖圭コンジローマ子宮頚癌 ヒト乳頭腫ウイルス
B型肝炎 B型肝炎ウイルス
C型肝炎 C型肝炎ウイルス
エイズ ヒト免疫不全ウイルス
成人T細胞白血病 ヒトTリンパ球向性ウイルス
サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス
伝染性軟属腫 伝染性軟属腫ウイルス
伝染性単核症 EBウイルス
細菌 梅毒 梅毒トレポネーマ
性器クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス
淋病 淋菌
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ
鼠径部肉芽腫 肉芽腫カリマトバクテリウム
赤痢 赤痢菌
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマチスマイコプラズマウレアプラズマ
真菌 口腔カンジダ症 カンジダ
非淋菌性尿道炎 カンジダ
寄生虫、
原虫
いろいろ トリコモナス
非淋菌性尿道炎 腟トリコモナス
アメーバ赤痢 赤痢アメーバ
毛ジラミ症 Phthirus pubis
疥癬 疥癬虫
白癬 Trichophyton rubrum, Trichophyton mentagrophytes
ランブル鞭毛虫下痢症 ランブル鞭毛虫

治療薬

QB.Q-265
淋疾 淋菌 ペニシリン、セフェム(セフトリアキソン)
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマティスなど テトラサイクリンマクロライド
外陰ヘルペス 単純ヘルペス アシクロビル
梅毒 梅毒スピロヘータ ペニシリン
鼡径リンパ肉芽腫症 クラミジア・トラコマティス テトラサイクリンマクロライド
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ マクロライドテトラサイクリン
疥癬 疥癬虫 安息香酸ベンジル
伝染性単核球症 EBウイルス  

URL

  • 性感染症
http://sks.oriaca.net/
  • STDの現状と取り扱い
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5109-203.pdf




成人T細胞白血病」

  [★]

adult T cell leukemia, adult T-cell leukemia ATL
成人T細胞白血病リンパ腫 adult T-cell leukemia/lymphoma ATLL
ヒトTリンパ球向性ウイルス

特徴

  • CD4陽性Tリンパ球に感染して白血病/リンパ腫を起こす  →  成熟したT細胞に感染し、それが腫瘍性に増殖
(CD2+, CD3+, CD4+, CD25+, HLA-DR+, CD8-)

病型

  • 急性型、慢性型、くすぶり型、リンパ腫型
  急性型 リンパ腫型 慢性型 くすぶり型
典型的な症状 腫瘍随伴症状(腫瘍熱、高カルシウム血症(意識障害・脱水・腎機能障害)
(50%で認められる))が初発症状であることが多い。
臓器浸潤による症状(消化管浸潤(下痢・腹痛)、肝臓浸潤(黄疸)、
肺浸潤(呼吸困難)、中枢神経浸潤(脳神経症状))
リンパ節腫大は全例で認められる。
腫瘍熱、高カルシウム血症を初発症状とする場合もある。
末梢血中の形態的異常細胞は1%以下
多くの場合、自覚症状を欠き、健康診断などで偶然診断される。
日和見感染症や腫瘍の浸潤に伴う皮膚症状(皮疹、皮膚腫瘤)、
肺病変(労作時息切れ、咳嗽)が診断の発端となる場合もある。
リンパ球増多を伴わないため、血液検査では診断に至らない。
無症候キャリアーと同様、多くの患者では症状を欠く。
PS>1 67.6% 45.4% 27.2% 22.7%
感染性併発症 26.9% 10.9% 35.5% 35.6%
皮膚病変 40.2% 25% 46.1% 48.9%
肺病変 20.2% 10.9% 15.1% 15.6%
肝腫大 35.9% 16% 13.8% 0%
脾腫大 29.9% 15.4% 11.2% 0%
4個以上の腫大リンパ節 80.7% 62.2% 54% 6.7%
高カルシウム血症 50.3% 16.7% 0% 0%
貧血(Hb<10g/dl) 10.1% 4.5% 4% 0%
血小板減少(10万/ul) 19.4% 4.5% 2% 6.7%

疫学

  • 日本に約120万人の感染者
  • 男性に多い。
  • 1000-2000人に1。50歳以上で発症(平均58歳)。

病原体

  • ヒトTリンパ球向性ウイルス HTLV-1

潜伏期間

感染経路

  • 母乳感染 ← 哺乳の停止・人工乳による感染防止
  • 輸血
  • 性交

病理

参考1
  • 末梢血、骨髄:花弁状、脳回転状に分葉した異型細胞 → ATL細胞:CD4陽性、CD8陰性
[show details]
  • リンパ節
  • その他:(皮膚)皮膚T細胞リンパ腫のように表皮向性をもち、ポートリエ微小膿瘍を伴って皮膚に浸潤することがある。このばあい、緩徐進行型の経過をたどる
  • 免疫表現型
  • 遺伝子:決まった核型異常や遺伝子異常はない。

病態

  • ATL細胞はPTHrP、IL-1α、TNF-βを産生 → 高カルシウム血症、全身症状?(発熱、全身倦怠感など)
  • 正常T細胞の減少 → 易感染性

症状

  • 初発症状は皮膚症状、リンパ節腫脹、肝脾腫、高カルシウム血症など。貧血や出血症状の頻度は少ない。
  • 皮膚症状
  • リンパ節腫脹
  • 肝脾腫
  • 高カルシウム血症:ATL細胞の産生する副甲状腺ホルモン関連蛋白質(PTHrP)により破骨細胞の活性化が起こるため。

検査

  • 血液塗沫
  • 花弁状の腫瘍細胞

合併症

  • HTLV-1 associated myelopath(HAM) = tropical spastic paraparesis(TSP) →まとめて「HAM/TSP」と呼ばれることがある。

検査

治療

  • 慢性(進行型を除く)・くすぶり型
  • 経過観察
  • 急性・リンパ腫型・慢性進行型

予後

  • 急性型とリンパ腫型は予後不良
  • LDH、血清Ca濃度が予後と関連(PMID 16122659)

参考

  • 1. [charged] Clinical manifestations, pathologic features, and diagnosis of adult T cell leukemia-lymphoma - uptodate [1]

国試







HTLV-1関連脊髄症」

  [★]

HTLV-1-associated myelopathy HTLV-1 associated myelopaty, HTLV-I-associated myelopathy HTLV-I associated myelopathyhuman T-lymphotropic virus type I-associated myelopathy, HAM
HTLV-I脊髄症ヒトTリンパ好性ウイルスI型関連脊髄症HTLV-I型関連ミエロパシーヒトTリンパ球向性ウイルスI型関連脊髄症
熱帯性痙性不全対麻痺症 TSP tropical spastic paraparesisHAM/TSPヒトTリンパ球向性ウイルス
[show details]

概念

  • HTLV-1感染者で見られる慢性の脊髄炎

疫学

  • 世界の患者数は3000人、日本は約1400人である。
  • 男女比=1:2~2.5
  • 年齢:11~80歳(平均41.2歳)/6-78歳(発症は平均で40歳代後半~50歳代前半)(IMD)
  • HTLV-Iキャリアの1300人中1人の割合で発症。

潜伏期

  • 感染経路により異なり、母子感染では発症まで数十年、輸血では半年~数年かかる。

病態

  • 主に胸髄を障害する。障害部位では萎縮・白質変性が認められる。特に側索の錐体路で顕著である(錐体路症状を来す)。同部位では脊髄髄膜は肥厚し、慢性脊髄炎の所見が認められる。

症候

  • 歩行障害(100%)、排尿障害(93%)、感覚障害(56%)。初発症状はこのいずれでもあり売る
  • 歩行障害は痙性対麻痺をきたす。
  • 脊髄髄膜は肥厚し、慢性脊髄炎の所見を認める。

治療


レトロウイルス科」

  [★]

Retroviridae

特徴 (SMB.483)

  • 逆転写酵素を持つ
  • エンベロープ有り
  • サイズ100nm
  • ゲノム100kb
  • 一本鎖RNA(+)
ウイルス 疾患
α-レトロウイルス属    
β-レトロウイルス属    
γ-レトロウイルス属    
δ-レトロウイルス属 ヒトTリンパ球向性ウイルス1, 2 成人T細胞白血病(ATL)
ε-レトロウイルス属    
レンチウイルス属 ヒト免疫不全ウイルス1, 2 後天性免疫不全症候群(AIDS)
スプーマウイルス属    

逆転写酵素 (SMB.483)

  • 逆転写酵素はプラス鎖RNAを鋳型にしてマイナス鎖DNAを合成する。次に(この逆転写酵素が持つ?)RNaseH活性により


ヒトT細胞白血病ウイルス」

  [★]

human T-lymphotropic virus, human T-cell leukemia virus, human T cell leukemia virus, HTLV
ヒトTリンパ球好性ウイルス ヒトTリンパ好性ウイルス human T-lymphotropic virusヒトTリンパ球向性ウイルス
[show details]

ウイルス学

種類

成人T細胞白血病(ATL)やHTLV-I関連脊髄症(HTLV-I-associated myelopathy;HAM)の原因

感染症

  • 1. 白血病/リンパ腫
  • 2. 自己免疫病



ヒトTリンパ球向性ウイルス2」

  [★]

human T-lymphotropic virus 2
ヒトT細胞白血病ウイルスII型ヒトT細胞白血病ウイルス2型ヒトTリンパ好性ウイルス2型ヒトTリンパ球好性ウイルス2型ヒトTリンパ球向性ウイルス2型


ヒトTリンパ球向性ウイルス感染症」

  [★]

HTLV infection
ヒトT細胞白血病ウイルス感染症ヒトT細胞白血病ウイルス感染HTLV感染HTLV感染症


ヒトTリンパ球向性ウイルスI型関連脊髄症」

  [★]

human T-lymphotropic virus type I-associated myelopathy
HTLV-I関連脊髄症ヒトTリンパ好性ウイルスI型関連脊髄症


ヒトTリンパ球向性ウイルス1型」

  [★] ヒトT細胞白血病ウイルス1型, HTLV-1


ヒトTリンパ球向性ウイルス1」

  [★] ヒトT細胞白血病ウイルス1型


ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。





リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3






T」

  [★]


WordNet   license wordnet

「the 20th letter of the Roman alphabet」
t

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「tritiumの化学記号」


Ted」

  [★]

WordNet   license wordnet

「a tough youth of 1950''s and 1960''s wearing Edwardian style clothes」
Teddy boy


リンパ球向性」

  [★]

lymphotropic
リンパ向性リンパ指向性リンパ好性リンパ球好性




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡