ヒトパピローマウイルス

出典: meddic

human papilloma virus, HPV
ヒト乳頭腫ウイルス
ウイルス、Human papillomavirus infection

ウイルス学

感染症

種類



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/24 10:47:51」(JST)

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和文文献

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)DNA検査--Hybrid Capture法,PCR法の特徴 (子宮頸癌の予防と検査) -- (検査手技・判定の実際)
  • 小児科領域における研究と治療の進歩(10)小児の予防接種
  • 鈴木 葉子
  • 東京女子医科大学雑誌 81(5), 345-348, 2011-10-25
  • わが国の予防接種制度は欧米に比べて遅れているとの指摘があるが、近年徐々に進んできた。最近使用可能となったヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、およびヒトパピローマウイルスワクチンを中心に、現在のワクチンスケジュールについて解説する。, ヒブワクチンはHaemophilus influenzae type b (Hib)に対するワクチンであり、細菌性髄膜炎を主とする重症感染症を予防する目的で使用される。5 …
  • NAID 110008672486
  • ヒトパピローマウイルスワクチンによる子宮頸がん予防 (特集 ワクチン--最新動向と展望) -- (話題の既成ワクチンの最新動向と展望)
  • 林 由梨,満下 淳地,根津 幸穂 [他]
  • 日本臨床 69(9), 1594-1598, 2011-09
  • NAID 40018954117

関連リンク

ヒトパピローマウイルスの電子顕微鏡写真. ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)はパピローマウイルス科に属するウイルスの一つ。ヒト乳頭腫 ウイルス(ヒトにゅうとうしゅウイルス)とも言われる。パピローマまたは乳頭腫と呼ばれる いぼを形成 ...
ヒトパピローマウイルス(HPV)の型は、2007年現在、約300種類発見されており、最終 的には350種類程度になるとされています。「未知の型」はまだ発見・報告されていない 型ですが子宮頚癌(子宮頚がん)、異形成を引き起こす要因の高リスク型ヒトパピローマ ...

関連画像

図:ヒトパピローマウイルス ヒトパピローマウイルスHPV ヒトパピローマウイルスヒトパピローマウイルス(HPV ヒトパピローマウイルス(HPV)ヒトパピローマウイルスの画像 ヒトパピローマウイルス ヒトパピローマウイルス


★リンクテーブル★
国試過去問106I051」「107I045」「106I043」「108D034」「104E004」「107D014」「102I008」「104B035」「085B077
リンク元子宮頚癌」「母子感染」「頭頚部癌」「喉頭ポリープ」「表皮肥厚
拡張検索ヒトパピローマウイルスワクチン」「ヒトパピローマウイルス16型」「ヒトパピローマウイルス感染症」「ヒトパピローマウイルス16
関連記事ウイルス」「パピローマ」「ヒト

106I051」

  [★]

  • 32歳の女性。不正性器出血を主訴に来院した。 6か月前から、性交後の出血と月経時以外の出血とがあった。初経13歳。月経周期は28日型、整。身長165cm、体重54kg。体温37.2℃。内診所見上、分泌物は血性で少量であり、子宮は前傾前屈で正常大である。両側付属器とDouglas窩とに異常を認めない。血液所見:赤血球305万、 Hb10.7g/dL、 Ht29%、白血球8,800、血小板24万。酢酸加工後のコルポスコピィの写真(別冊No. 10)を別に示す。
  • 次に行う検査として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106I050]←[国試_106]→[106I052

107I045」

  [★]

  • 33歳の男性。発熱と顔面の皮疹とを主訴に来院した。幼少期からアトピー性皮膚炎があり、治療を受けていた。2日前から38℃台の発熱、顔面の紅斑、びらん及び小水疱が出現している。顔面の写真(別冊No.8A)と水疱内容のTzanck試験のMay-Giemsa染色標本(別冊No.8B)とを別に示す。
  • 原因として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107I044]←[国試_107]→[107I046

106I043」

  [★]

  • 26歳の女性。子宮頚がん検診のために来院したところ、外陰部皮膚病変を認めた。病変は淡赤色で鶏冠状の小結節であり、会陰から肛門周囲の皮膚まで広がっている。痒みと痛みとを訴えていない。
  • この疾患の原因として考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I042]←[国試_106]→[106I044

108D034」

  [★]

  • 2歳の男児。早朝から発熱を認め、四肢に皮疹が出現したため母親に連れられて来院した。口腔内に疼痛はあるが、全身状態は良好である。来院時の手の写真 (別冊No. 17)を別に示す。
  • 原因ウイルスはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108D033]←[国試_108]→[108D035

104E004」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 104E003]←[国試_104]→[104E005

107D014」

  [★]

  • 胎児期の感染が感音難聴の原因となるのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107D013]←[国試_107]→[107D015

102I008」

  [★]

  • 女性の骨盤内炎症性疾患<PID>の原因となるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I007]←[国試_102]→[102I009

104B035」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 104B034]←[国試_104]→[104B036

085B077」

  [★]

  • 母児感染に起因する疾患について正しい組み合わせはどれか?

子宮頚癌」

  [★]

cervical cancer, cancer of the cervix, cancer of the uterine cervix, uterine cervical cancer, endocervical carcinoma
carcinoma colli uteri
子宮頸癌
子宮頚部子宮腫瘍


概念

  • 子宮頚部に発生した癌

疫学

  • 95%扁平上皮癌、5%腺癌。腺癌の割合は年々増えてきている。
  • 腺癌は若年者で多く、高分化型腺癌である。原因は不明
  • 子宮頚癌:子宮体癌=90:10 ← とにかく子宮頚癌が多い
  • 50歳前後

病因

  • 子宮頚癌の99%にヒトパピローマウイルス(HPV)が認められ、HPVの関与が大きい。
HPV遺伝子型の16,18型で7割を占める。他のハイリスク型は31,33,35,45,52,58である。
  • 感染者の90%が治癒するが、10%は持続感染する。
  • 持続感染者の一部が5-10年を経て異形成から子宮頚癌に進展する。

病理

扁平上皮癌

腺癌

  • 腺上皮類似の細胞より構成され、腺管形成傾向を示す。表層では乳頭状に、深部では腺管形成を示して増殖する。粘液を産生している細胞が認められる。
  • 腺癌は手術で根治治療できない場合、放射線や化学療法が奏効しづらく予後不良である。

リスクファクター

  • 発展途上国在住、活発な性行動、低所得階級、多産婦、喫煙、ピル、ステロイド、HIV、眼瞼親身受診、他のSTD

症状

  • 初期:上皮内癌(臨床進行期では0期)および微小浸潤癌(Ia期)のほとんどが無症状(⇔子宮体癌では不正出血) ← 検診が重要となる 
  • 浸潤癌:不正性器出血、接触出血あるいは帯下など
  • 周辺臓器浸潤:骨盤痛、血尿、下血

検査

細胞診

  • スクリーニング検査として行われる
ベセスダシステム 推定病変 用語説明 日母分類
NILM 非腫瘍性病変, 炎症 陰性 I/II
ASC-US 軽度扁平上皮内病変(LSIL)疑い 意義不明異型扁平上皮 II/IIIa
ASC-H 高度扁平上皮内病変(HSIL)疑い 高度病変を除外できない異型扁平上皮 III/IIIb
LSIL HPV感染, 軽度異形成 軽度扁平上皮内病変 IIIa
HSIL 中等度異形成, 高度異形成, 上皮内癌 高度扁平上皮内病変 IIIa, IIIb, IV
SCC 扁平上皮癌(微小浸潤含む) 扁平上皮癌 V
AGC 腺異形成, 腺系病変疑い 異型腺細胞 III
AIS 上皮内腺癌 上皮内腺癌 IV
adenocarcinoma 腺癌 腺癌 V
other その他のがん その他の悪性腫瘍 V

HPV検査

  • スクリーニング検査押して行われる
  • 癌または前癌病変の発見率95%。細胞診と組み合わせると発見率は100%。

コルポ診

  • コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を用いて子宮頚部粘膜表面を拡大し、観察。
  • 3-5%の酢酸を子宮頚部に接触させ、それによる変化も所見とする。

画像検査

  • MRI
  • T2:淡い高信号(中~高信号)。子宮頚部間質は低信号。このコントラスト差を利用して浸潤の程度を把握する。水平断ではstromal ring(子宮内腔を取り囲む低信号)の消失がみられる
  • T1Gd造影:腫瘍は低信号となる。周囲組織浸潤を見積もるために使用される


臨床進行期

  • 治療前に決定される

出典不明

子宮頸癌 0期(上皮内癌) 上皮内癌 ・円錐切除(挙児希望)
・円錐切除or単純子宮全摘術(挙児希望なし)
I期
子宮頚部に限局
Ia期
微小浸潤癌
Ia1期 (微小浸潤癌)
病理組織
間質浸潤
深さ3mm以内
幅7mmを超えない
・円錐切除(挙児希望)
単純子宮全摘術(挙児希望なし)
Ia2期 (微小浸潤癌)
病理組織
間質浸潤
深さ3-5mm以内
幅7mmを超えない
・(準)広汎子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清術
広汎子宮全摘術
Ib期 Ib1期 4cm以下 広汎子宮全摘術
Ib2期 4cmを超える 広汎子宮全摘術
・放射線療法
・同時科学放射線療法
II期
頸部を超えて進展かつ
骨盤壁or膣壁下1/3に達しない
IIa期 膣壁浸潤のみ 広汎子宮全摘術
・放射線療法
・同時科学放射線療法
IIb期 子宮傍組織浸潤のみ 広汎子宮全摘術
・放射線療法
・同時科学放射線療法
III期
骨盤壁に達するor
膣壁浸潤下1/3
IIIa期 膣壁浸潤下1/3 ・放射線療法
・同時科学放射線療法
IIIb期 骨盤壁に達する ・放射線療法
・同時科学放射線療法
IV期
膀胱,直腸の粘膜へ浸潤or
小骨盤を超えて進展
IVa期 膀胱,直腸の粘膜へ浸潤 ・放射線療法
・同時科学放射線療法
IVb期 小骨盤を超えて進展 ・放射線療法
・化学療法

妊娠と治療

  • 0期(CIN), Ia期:分娩まで経過観察し、分娩後治療(円錐切除もしくは単純子宮全摘術)
  • Ib期:原則的に広汎子宮全摘出術  ←  妊娠継続は母体へのリスクが大きすぎるため(周辺臓器浸潤、転移など?)。

診断

  • 診察+検査で診断する。
  • 視診、内診、直腸診、細胞診、コルポスコピー、組織診、尿路系検査、単純X線撮影、超音波検査、CT、MRI、腫瘍マーカー、リンパ管造影、ガリウムシンチグラム。
  • 新臨床進行期分類(日産婦1997, FIGO 1994)(参考4)により治療前に病期を決定する。決定の根拠とできる診察&検査は以下の通りである。触診、視診、コルポスコピー、診査切除、頸管内掻爬、子宮鏡、膀胱鏡、直腸鏡、排泄性尿路造影、肺及び骨のX線検査。なお、子宮頸部円錐切除術は臨床検査とみなす。

治療

手術療法

化学療法

放射線療法

  • 適応:(1)腫瘍切除後に顕微鏡的に癌の残存が疑われる、(2)リンパ節転移あり、(3)骨盤近くまで浸潤、(4)脈管内浸潤有り、(5)膣摘出不十分 (NGY.223)
QB Q-288
  • 外部照射:(Ib1?~II)広汎子宮全摘術後に膣断端陰性
  • 外部照射+腔内照射(遠隔操作式後装填法 RALS):(Ib1?~II)広汎子宮全摘術後に膣断端陰性、あるいはIII,IV期
ガイドライン2
進行期 外部照射(Gy) 腔内照射(Gy/
回,A点線量)
全骨盤 中央遮蔽
0 45~50 '29/5
0 45~50 '29/5
20 30 '23/4
小~中 20~30 20~30 '23/4
30~40 20~25 '15/3~20/4
ⅣA 30~50 10~20 '15/3~20/4
総照射線量は進行期によって変わる。ガイドライン2によれば、外部照射は45-70Gyまでありうる。施設ごとに放射線治療のプロトコールは異なる。例えば、参考7を参照すると、外部照射は最大54Gyである。

合併症

ガイドライン2
  • 急性期:悪心(放射線宿酔)、下痢、膀胱炎、皮膚炎(特に下方へ延長した照射野を設定した場合の会陰部)、白血球減少症
  • 晩発性(grade3以上の頻度):直腸炎(出血)(5?10%)、膀胱炎(出血)(5%以下)、小腸障害(腸閉塞)(5%以下)皮下組織繊維化・浮腫(下腹部)、腟粘膜の癒着・潰瘍、膀胱腟瘻、直腸腟瘻、骨折、下肢浮腫

予後

参考3
病期 症例数 5年相対生存率
I期 1137 92.1%
II期 447 69.8%
III期 428 48.9%
IV期 151 17.2%

ガイドライン

  • 1. 子宮頸癌治療ガイドライン2007年版:
[display]http://www.jsgo.gr.jp/guideline/keigan.html
  • 2. 放射線治療計画ガイドライン・2008 - 日本放射線専門医会・医会,日本放射線腫瘍学会,日本医学放射線学会編集
[display]http://www.kkr-smc.com/rad/guideline/2008

参考

  • 1. 癌ブロジェクト
[display]http://www.gan-pro.com/public/cancer/cervical.html
  • 3. がん情報サービス
[display]http://ganjoho.jp/public/cancer/data/cervix_uteri.html
  • 4. 臨床進行期分類(日産婦1997年、FIGO1994年)
http://plaza.umin.ac.jp/~jsog-go/CC/CC_youkou_main9.htm
  • 5. ベセスダシステム
http://www.kawasaki-m.ac.jp/pathology2/pdf/Bethesda-moriya.pdf
  • 6. [charged] Invasive cervical adenocarcinoma - uptodate [1]
  • 7. 子宮頸癌の進行期別線量配分
[display]http://web.sapmed.ac.jp/radiol/uterus.html

国試

  • 105E059:治療。放射線治療を行う際、貧血を改善しないと効果が低下するから輸血すべし、らしい。
  • 102I041:コルポスコピー所見で高度の白色上皮を呈する子宮頚部癌上皮内腫瘍(CIN)。細胞診ではクラスIIIb


母子感染」

  [★]

mother-to-child transmission MTCT
垂直感染, vertical disease transmission, vertical transmission周産期感染症


母子感染において重要なウイルス

資料より(http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-541.pdf)

RV風疹ウイルス先天性風疹症候群
CMVサイトメガロウイルス巨細胞封入体症
HSV単純ヘルペスウイルス新生児ヘルペス
VZV水痘・帯状疱疹ウイルス先天性水痘帯状疱疹症候群
B19V:パルボウイルス非免疫性胎児水腫
HPVヒトパピローマウイルス:咽頭乳頭症

その他

HBV :B型肝炎ウイルス感染症
HCV :C型肝炎ウイルス感染症
HIV :ヒト免疫不全ウイルス感染
HTLV:ヒトT細胞白血病ウイルス感染症

TORCHS症候群

  • 古典的な母子感染
TO:トキソプラズマ
R :風疹ウイルス
C :サイトメガロウイルス
H :ヘルペスウイルス(単純ヘルペス水痘・帯状疱疹ウイルス
S :梅毒

母子感染の経路

資料2

1. 胎内感染

1. 母体が感染した場合,あるいは持続感染した微生物が再活性化した場合に,母体血を介し胎盤から臍帯を通じ児に感染
2. 胎盤に感染した微生物が増殖し児に感染
3. 子宮頸部や腟から上行性に羊膜や羊水を介し感染

2. 分娩時感染

1. 産道感染:
1. 子宮頸部,腟,外陰部などに感染している微生物が分娩時に産道内で児の粘膜などから感染
2. 産道内の母体血中の微生物が児の粘膜などから感染
2. placental leakage : B 型肝炎ウイルスやHIV の胎内感染率が切迫早産既往群に多いことから推定された.母体血の新生児血中への混入量を胎盤性アルカリフォスファターゼを指標として測定した場合,予定帝切群で0.8ml/kg(新生児体重)、経腟分娩群で1.2ml/kg と有意差があるという報告もある

3. 経母乳感染

母乳中の微生物や感染リンパ球が経口的に児に感染。
サイトメガロウイルスは経母乳感染をするが、成熟児はこの感染により自然免疫を得て,成人してから初感染することは防げる。
1,500g 未満の極低出生体重児では経母乳感染により,肝炎などを発症する可能性がある。

母子感染症

G10M.168
  胎内感染 分娩時感染 母乳時感染
経胎盤感染 上行性感染 経胎盤感染 産道感染 母乳感染
ウイルス 風疹ウイルス × × × ×
サイトメガロウイルス × ×
ヒトパルボウイルスB19 × × × ×
水痘・帯状疱疹ウイルス × × ×
単純ヘルペスウイルス × ×
B型肝炎ウイルス × ×
C型肝炎ウイルス × ×
成人T細胞白血病ウイルス1型 × × ×
ヒト免疫不全ウイルス
細菌 梅毒トレポネーマ × × ×
淋菌 × × × ×
B群連鎖球菌 × × × ×
真菌 カンジダ・アルビカンス × × × ×
原虫 トキソプラズマ × × × ×
クラミジア クラミジア・トラコマチス × × × ×
G10M.182改変
病原体 疾患 感染経路 問題となる感染時期 母体 胎児
ウイルス 風疹ウイルス 先天性風疹症候群 経胎盤感染 妊娠12週未満。18週未満は軽微 初感染妊婦  
サイトメガロウイルス 巨細胞封入体症 経胎盤感染 妊娠前半 初感染妊婦。感冒様症状 小頭症、脳内石灰化、精神遅滞、網脈絡膜炎、感音性難聴、貧血、黄疸、出血斑、低体重児、肝脾腫
ヒトパルボウイルスB19   経胎盤感染 妊娠20週未満 伝染性紅斑 非免疫性胎児水腫、胎児死亡
水痘・帯状疱疹ウイルス 先天性水痘症候群 産道感染 妊娠20週未満 初感染妊婦 精神遅滞、網脈絡膜炎、皮膚瘢痕、四肢低形成、低出生体重児
単純ヘルペスウイルス 新生児ヘルペス 産道感染   中枢神経:小頭症、眼:脈絡網膜炎角結膜炎、皮膚:水疱疹
B型肝炎ウイルス   産道感染   無症候キャリアー化
C型肝炎ウイルス   産道感染    
成人T細胞白血病ウイルス1型   母乳感染    
ヒト免疫不全ウイルス HIV感染症 産道感染 HIV感染症 HIV感染症
細菌 梅毒トレポネーマ 先天梅毒 経胎盤感染 妊娠14週以降 梅毒 水頭症、難聴、老人様顔貌、鼻炎、粘膜斑(梅毒性天疱瘡)、黄疸、貧血、点状出血、パロー仮性麻痺、肝脾腫、骨軟骨炎
晩発性梅毒ハッチンソン三徴
淋菌 淋疾 産道感染 産科合併症(流産・早産、前期破水、絨毛膜羊膜炎、子宮内膜炎) 化膿性結膜炎(膿漏眼)
B群連鎖球菌 B群連鎖球菌感染症 産道感染 常在菌 髄膜炎
真菌 カンジダ・アルビカンス   産道感染 常在菌。カンジダ膣炎 口腔内カンジダ症
原虫 トキソプラズマ 先天性トキソプラズマ症 経胎盤感染 妊娠中後期 初感染妊婦。無症状 脳室拡大、小頭症、脳内石灰化、髄膜炎、精神遅滞、脳性麻痺、けいれん、網脈絡膜炎、黄疸、発疹、貧血、リンパ節腫脹、肝脾腫、低出生体重児
クラミジア クラミジア・トラコマチス   産道感染 無症状。早産・流産 新生児結膜炎、新生児肺炎

感染時期と胎児影響

  • 妊娠初期:早産、先天性胎児奇形:風疹ウイルス、水痘ウイルス、麻疹ウイルス、HHV-6、パルボウイルスB19
  • 妊娠中期~末期:新生児ウイルス感染:単純ヘルペスウイルス、水痘ウイルス、サイトメガロウイルス、梅毒トレポネーマ(妊娠13週までは胎児感染しにくい)

資料

  • 1. 各種感染症の母子感染予防
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-416.pdf
  • 2. 母子感染の経路と主な病原微生物
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-535.pdf


頭頚部癌」

  [★]

head and neck cancer, cancer of the head and neck
頭頸部癌

発生部位

管腔臓器

SOTO.354
部位 悪性腫瘍
咽頭 咽頭癌
  上咽頭   上咽頭癌
中咽頭 中咽頭癌
下咽頭 下咽頭癌
喉頭 喉頭癌
口腔 口腔癌
副鼻腔 副鼻腔癌:耳鼻咽喉科悪性腫瘍の12%を占める。好発年齢は60-80。男女比=3:2

頚部組織

組織型

頭頚部扁平上皮癌

参考4
  • リスクファクター:喫煙、アルコール、人種差、ヒトパピローマウイルス HPV、ビンロウジ(betel nut)、放射線照射、ビタミン欠乏、 歯周病(periodontal disease)、職業的な暴露

ガイドライン

  • 1. 頭頚部癌治療ガイドライン
http://jsco-cpg.jp/guideline/15.html

参考

  • 1. US
[display]http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/treatment/laryngeal/HealthProfessional
  • 2.
[display]http://ganjoho.jp/professional/med_info/cancer/head_neck.html
  • 3.
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0059/0059_ContentsTop.html
  • 4. [charged] Overview of head and neck cancer - uptodate [2]


喉頭ポリープ」

  [★]

laryngeal polyp
声帯ポリープ vocal cord polyp ← 国試ではこちらが使われるが、耳鼻喉頭科学では喉頭ポリープが使われている。意味は同じ、らしい。
喉頭

概念

  • 声帯縁に好発する広基性/有茎性の浮腫性腫瘤。(SOTO.538)
  • 表面平滑で、周囲の粘膜と比して色調差が認められる。(SOTO.538)
  • 声帯の前方1/3に好発。一側性が多いが、両側性もありうる。

病因

  • 声の乱用(声を使う職業など)、喫煙、局所の急性炎症

病態生理

  • 循環障害に基づく血管の破綻と考えられている。

鑑別疾患

  • 喉頭乳頭腫:外観上不整形。上皮性良性腫瘍。ヒトパピローマウイルス6,11型が原因と考えられている。
  • 声門癌:生検で判断するしかない

症状

  • 嗄声、異物感、咳嗽

治療

  • 保存的治療:(軽度病変)発声指導(沈黙療法)
  • 手術療法 :(高度病変、明らかな腫瘤形成)顕微鏡下手術

再発予防

  • 発声指導



表皮肥厚」

  [★]

acanthosis
アカントーシス表皮過形成 epidermal hyperplasia棘細胞症棘細胞層肥厚


定義

  • 表皮が肥厚した状態
  • とくに有棘層が肥厚

形態と疾患 (NDE.28-29)

  • 1. 平坦型:表皮全体が軽度肥厚
  • 3. 乳頭型/乳頭腫型:表皮が上方に突出
  • 4. 偽癌型/偽癌性増殖型:有棘細胞癌に類似した下方への不規則な突出
  • 5. 不規則型(扁平上皮癌)、


ヒトパピローマウイルスワクチン」

  [★]

human papillomavirus vaccine
HPVワクチン
ガーダシルサーバリックス
パピローマウイルスワクチン子宮頚癌尖圭コンジロームヒトパピローマウイルス

概念

  • ヒトパピローマウイルス(HPV) 6/11/16/18型に対する免疫を付与するワクチン。

使用方法

添付文書(ガーダシル水性懸濁筋注)より引用

9歳以上の女性に、1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射する。通常、2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に同様の用法で接種する

参考

  • 1. ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関するファクトシート(平成22年7月7日版)
[display]http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000bx23-att/2r9852000000byb3.pdf



ヒトパピローマウイルス16型」

  [★]

human papillomavirus type 16, human papillomavirus 16
HPV16型ヒトパピローマウイルス16


ヒトパピローマウイルス感染症」

  [★]

human papillomavirus infection
ヒト乳頭腫ウイルス感染症
パピローマウイルス


ヒトパピローマウイルス16」

  [★] ヒトパピローマウイルス16型


ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。




パピローマ」

  [★]

papilloma
乳頭腫乳頭腫症扁平上皮性乳頭腫

ヒト」

  [★]

human, Homo sapiens




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