ヒスタグロビン

出典: meddic

人免疫グロブリン、ヒスタミン二塩酸塩(ヒスタミン)


UpToDate Contents

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和文文献

  • ヒスタグロビンの作用機序に関する研究(VIII) : 骨髄における好酸球の分化・成熟に対する抑制作用
  • 吉井 春夫,山崎 有理子
  • アレルギー 52(8・9), 881, 2003-09-30
  • NAID 110002404522
  • 145 ヒスタグロビン(HG)療法が有効であったコリン性蕁麻疹の1例
  • 渡邉 直人,山口 文平,福田 健
  • アレルギー 51(2・3), 279, 2002-03-01
  • NAID 110002428117

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注射 イラスト かわいい 無料 注)当院ではヒスタグロビンと 花粉症対策 ~ ヒスタグロビン ヒスタミン(ヒスタグロビン 医療用医薬品/医療機器 製品 ヒスタグロビンと

添付文書

薬効分類名

  • 好酸球浸潤抑制
    アレルギー疾患治療剤(注射剤・乾燥・バイアル)

販売名

ヒスタグロビン皮下注用

組成

成分・含量(1バイアル中)

  • 人免疫グロブリン 12mg
    ヒスタミン二塩酸塩 0.15μg

添加物

  • チオ硫酸ナトリウム水和物 32mg

添付溶解用液

  • 注射用水 1.5mL
  • 成分の人免疫グロブリンは、ヒト血液由来成分である。
    (原料血液採血国:日本、採血方法:献血)
    また、本剤は製造工程でブタの腸粘膜由来成分(ヘパリン)を使用している。

禁忌

本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者

激しい喘息発作時の患者

  • 〔症状を増悪させることがある。〕

月経直前及び期間中の患者

  • 〔一時的に症状を増悪させるおそれがある。〕

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

  • 〔妊婦、産婦、授乳婦等への投与の項参照〕

著しく衰弱している患者

  • 〔発作を誘発するおそれがある。〕

効能または効果

  • アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、アレルギー性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、じんま疹、慢性湿疹)
  • 本剤1バイアルを注射用水1.5mLに溶解し、皮下に注射する。
    通常1回1バイアルを成人では週1〜2回、小児では週1回の間隔で3回又は6回注射し1クールとする。
    十分な効果のあらわれない場合には更に1クールの注射を行う。この場合、成人に対しては1回投与量を最高3バイアルまで増量することができる。
    また、いったんあらわれた効果を維持するためには3〜4ヶ月ごとに1回の注射を反復する。
  • 気管支喘息
  • 本剤1バイアルを注射用水1.5mLに溶解し、皮下に注射する。
    通常1回1バイアルを成人では週1〜2回、小児では週1回の間隔で6回注射し1クールとする。
    十分な効果のあらわれない場合には更に1クールの注射を行う。この場合、成人に対しては1回投与量を最高3バイアルまで増量することができる。
    また、いったんあらわれた効果を維持するためには3〜4ヶ月ごとに1回の注射を反復する。

慎重投与

特に過敏性の強い患者
(初回量を適宜減量する等の注意を行い漸次増量する。)

  • 〔発作を誘発するおそれがある。〕

副腎皮質ステロイド剤常用患者
(本剤の投与量を適宜減量する。)

  • 〔発作を増悪誘発するおそれがある。〕

IgA欠損症の患者

  • 〔抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。〕

肝障害の既往歴のある患者

  • 〔肝機能異常を来したとの報告がある。〕

溶血性・失血性貧血の患者

  • 〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。〕

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者

  • 〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。〕

重大な副作用

ショック

(頻度不明※)

  • ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、チアノーゼ、呼吸困難等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

好酸球浸潤抑制作用11,12)

  • 感作マウスに本剤を週2回、3週間皮下投与したところ、アレルゲン誘発によるT細胞依存性好酸球浸潤を50〜150mg/kg/dayの範囲で用量依存的に抑制した。本剤150mg/kg/day投与時にみられる抑制作用はシクロスポリン100mg/kg/day投与時と同程度であった。なお、配合成分であるヒスタミンやγ-グロブリンの単独投与(150mg/kg/day相当量)では何ら抑制作用は認められなかった。

ヒスタミン遊離抑制作用13〜15)

  • 本剤はin vitroでラット肥満細胞の脱顆粒及びヒスタミン遊離を、またヒト白血球からのヒスタミン遊離を抑制した。

ヒスタミン防御力の付与16,17)

  • 本剤を反復投与することにより、アレルギー疾患患者に欠如しているヒスタミン防御力を獲得させ、ヒスタミンに対する耐性を高めることが示唆された。


★リンクテーブル★
先読みヒスタミン」「人免疫グロブリン
リンク元免疫グロブリン」「グロブリン」「その他の生物学的製剤」「非特異的刺激療法薬合剤
関連記事タグ」「グロビン」「ビン

ヒスタミン」

  [★]

histamine

概念

  • ヒスチジンから生合成される。
  • ヒスチジンを脱炭酸する酵素は、ヒスチジンデカルボキシラーゼ(補酵素はピリドキサル5'-リン酸(PLP))
  • この反応は肥満細胞で起こる。

作用、受容体

一般的作動薬 受容体 G protein subunit 作用
ヒスタミン H1 Gq 鼻、器官粘膜分泌、細気管支収縮、かゆみ、痛み
H2 Gs 胃酸分泌
  N-C                            N-C
 ||  \                            ||  \
 ||      C-CH2-CH(NH3+)-COO- → ||      C-CH2-CH-NH3+
 ||    /                           ||    /
   C-N                             C-N
     H                              H




人免疫グロブリン」

  [★]

human immunoglobulinhuman normal immunoglobulin
ヒト免疫グロブリン


免疫グロブリン」

  [★]

immunoglobulin, Ig
抗体
HBグロブリンヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニン-IサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHはぶ抗毒素ヒスタグロビンベニロン-IヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビンまむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
免疫T細胞受容体リンパ球抗原受容体
IgMIgDIgGIgAIgE

構造

  • H鎖とL鎖からなり、Igドメインをそれぞれ4つ(IgMIgEは5つ)、2つもつ。

胎児の免疫グロブリン

  • 胎児は母胎より免疫グロブリンをもらうが、生後六ヶ月で消失する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)
  • 自分で抗体を作る能力は3-6歳で完成する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)

免疫グロブリンの特性 (IMM.161)

抗体 IgG1 IgG2 IgG3 IgG4 IgM IgA1 IgA2 IgD IgE
重鎖 γ1 γ2 γ3 γ4 μ α1 α2 δ ε
分子量 146 146 165 146 970 160 160 184 188
補体活性化(古典的経路) ++ + +++ - ++++ - - - -
補体活性化(代替経路) - - - - - + - - -
胎盤通過 +++ + ++ ± - - - - -
食細胞FcRへの結合 + - + ± - + + - +
肥満細胞好塩基球への結合 - - - - - - - - +++
staphylococcal Protein Aとの反応性 + + ± + - - - - -

免疫グロブリンの遺伝子再構成 (IMM.144)

多様性の獲得機構

  • 多数のV遺伝子
  • VJとJDV遺伝子の組み換え
  • 組み換え時の不正確性(塩基欠損、付加、N塩基)(CDR3)
  • 体細胞突然変異(CDR1,CDR2)
  • H鎖とL鎖の組み合わせ

シグナル伝達

基準値

小児基準値研究班(編):日本人小児の臨床検査基準値。日本公衆衛生協会、1997
SPE.704
  IgG IgA IgM
1ヶ月 400 ~ 1030 ー ~ 24 21 ~ 96
6ヶ月 290 ~ 950 8 ~ 50 46 ~ 176
1歳 460 ~ 1220 470 ~ 1210 16 ~ 128 14 ~ 98 57 ~ 260 81 ~ 314
3歳 530 ~ 1340 540 ~ 1340 25 ~ 174 22 ~ 150 63 ~ 279 86 ~ 332
6歳 630 ~ 1490 650 ~ 1530 45 ~ 258 38 ~ 238 72 ~ 305 92 ~ 353
12歳 750 ~ 1660 790 ~ 1740 71 ~ 352 63 ~ 373 72 ~ 306 100 ~ 380
成人 680 ~ 1620 84 ~ 438 380 ~ 1620

臨床関連

免疫グロブリンの量的変化による疾患




グロブリン」

  [★]

globulin (Z)
ヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニンサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHヒスタグロビンベニロンヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビン乾燥HBグロブリン乾燥はぶ抗毒素乾燥まむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
アルブミンフィブリノーゲン
  • 肝臓で産生される

機能 (PT.234)

  • α1-グロブリン
    • 組織分解産物や脂質を運搬
  • α2-グロブリン
    • ビタミンやホルモンを運搬
    • α2-グロブリンの一種であるハプトグロビンは溶血により生じたヘモグロビンを捕捉し、尿細管の閉塞を防ぐ
  • βグロブリン
  • γグロブリン


その他の生物学的製剤」

  [★]

商品


非特異的刺激療法薬合剤」

  [★]

combined drug for nonspecific stimulation therapy
パスパートブロンカスマ・ベルナヒスタグロビンシオゾール


タグ」

  [★]

標識目印タグをつける

グロビン」

  [★]

globin
グロビン蛋白質 globin protein


ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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