バビンスキー反射

出典: meddic

Babinski's reflex (SP), Babinski reflex
バビンスキー徴候 Babinski sign、足指背屈型足底反射 dorsiflexor type of plantar reflexバビンスキー現象伸展性足底反射 extensor plantar reflex extensor plantar response
反射運動麻痺、錐体路徴候


概念

  • 乳幼児や錐体路障害を来した成人で見られ、足裏外側をなぞった際に起こる足指を反らしながら開く反射(足底刺激に対して母指が背屈する(PT.123))である。健常な人では母指が底屈する。乳幼児の場合、抑制系ニューロンの未発達により生じ、成人では上位運動ニューロンの障害により生じる。生後から見られおよそ1歳(8ヶ月~2歳)(G10M.339)で消失する。

国試



-バビンスキー徴候


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/03 18:52:26」(JST)

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和文文献

  • Babinski 徴候と著明な中枢運動神経伝導遅延を伴った抗GM1抗体陽性ギラン・バレー症候群の一例
  • 冨田 稔,両角 佐織,川頭 祐一,飯島 正博,小池 春樹,渡辺 宏久,服部 直樹,平山 正昭,祖父江 元
  • 末梢神経 = Peripheral nerve 19(2), 516-518, 2008-12-01
  • NAID 10025625944
  • ミトフシン2(MFN2)遺伝子異常による Charcot-Marie-Tooth 病2A型の1例
  • 川並 透,阿部 暁子,鹿間 幸弘,片桐 忠,栗田 啓司,早坂 清,加藤 丈夫
  • 末梢神経 = Peripheral nerve 19(2), 382-383, 2008-12-01
  • NAID 10025625649
  • ヒステリー雑感(第39回日本心身医学会総会)
  • 保崎 秀夫
  • 心身医学 39(2), 111-117, 1999-02-01
  • ヒステリーという病名は, 用語の不適切さと概念のあいまいさによって, 用語集から姿を消す運命にある.ここではシャルコー当時のヒステリーの状況と, 当時のパピンスキーなどのピチアチスムの立場からの反論などを中心に, 第二次大戦後われわれが体験した典型的症例を示しながら考えてみたい.今やヒステリーは形を変えて心身医字領域の中に, また人格障害の中にちりばめられてしまったが, 名前は消えても今後の活発な …
  • NAID 110001122185

関連リンク

バビンスキー反射(英: Babinski reflex)は、脊髄を反射弓とする脊髄反射の1つだが、 正常時には現れない病的反射である。錐体路障害を示唆するものとして信頼度が高い。 バビンスキー反射の変法としてチャドック反射、オッペンハイム反射、ゴードン反射、 ...
足底伸筋反射。 足の裏の外縁を踵からつま先に向かってこすると、親指が反り(背屈し) 他の4趾が開く(開扇現象)反射。 通常は抑制されており、現れることはありません。 バビンスキー反射が見られる場合は、脊髄と脳を結ぶ神経伝導路(錐体路)に障害が生じ ...

関連画像

maxresdefault.jpgバビンスキー反射.pngバビンスキー反射実験バビンスキー反射バビンスキー反射maxresdefault.jpgバビンスキー反射 ♪

コメント

投稿日:2010-11-02

ばび~ん


★リンクテーブル★
先読み運動麻痺
国試過去問101D009
リンク元原始反射」「表在反射」「足底反射」「ゴードン反射」「オッペンハイム反射
関連記事反射」「キー」「ビン

運動麻痺」

  [★]

motor paralysis
麻痺

運動麻痺の鑑別

2007年度後期解剖学授業プリント、SP.369、2007年度前期生理学授業プリント-大脳皮質T8-

  上位運動ニューロンの障害 下位運動ニューロンの障害
筋力低下
筋萎縮 ×
線維束性攣縮 ×
腱反射
筋緊張
  痙性麻痺 弛緩性麻痺
  • 「上位運動ニューロンの損傷の諸症状は、下位運動ニューロンに対する抑制性の入力が無くなるから」ということで説明できる?
  • 「下位運動ニューロンにおける筋萎縮は下位運動ニューロンによる自発的発火が減少するから」ということで説明できる?

IMD.659

YN.J47

101D009」

  [★]

  • 73歳の男性。歩行障害のため搬入された。半年前に大腸癌と胸椎への転移とを指摘され、大腸の手術を受けた。最近は背部痛があるが、鎮痛薬を服用して元気にしていた。2週前から両側下肢に力が入らず、今朝から歩行できなくなった。
  • 身体診察で注意するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D008]←[国試_101]→[101D010

原始反射」

  [★]

primitive reflex
反射


  • 新生児期にみられ、中枢神経系の発達と共にやがて消失する反射
  • 中枢神経系の発達の指標となる
  • 原始反射の欠如は中枢神経系の障害を示す。
  • 左右非対称性な原始反射は末梢性運動神経障害を示す。
  • 原始反射消失の遅延は中枢性の運動神経の発達障害を意味する。

原始反射 (出典不明)

中枢 消失時期 反射  
脊髄 ~生後3ヶ月   magnet reflex  
歩行反射 stepping reflex  
把握反射 grasping reflex  
非対称性緊張性頚部反射 asymmetrical tonic neck reflex 背臥位にした新生児の頭を一方に向けると、顔の向いた方の上下肢は伸展し、後頭側の上下肢は屈曲する
脊髄-橋 ~生後6ヶ月 モロー反射 Moro reflex 頭を持ち上げて急に落とす動作をした時に両上肢を開き、側方から正中方向に抱きつくような動き
口唇探索反射 rooting reflex  
緊張性頚反射 tonic neck reflex 腹位水平抱きまたは座位で頚を背屈すると上肢が伸展、背筋が緊張し、頚を前屈すると上肢が屈曲し、体幹のトーヌスが減弱する
中脳 生後6ヶ月~5歳 立ち直り反射 righting reflex  
頚立ち直り反射    
体幹立ち直り反射    
視性立ち直り反射    
大脳皮質
中脳
生後8ヶ月~終生 パラシュート反射   水平位にして、突然頭を下げると腕が伸びて身体を支えようとすること。

反射の消長

反射 出現 消失
モロー反射 Moro reflex 生来 3~4
口唇探索反射 rooting reflex 生来 4~7
吸啜反射 sucking reflex 生来 4~7
手指把握反射 palmar grasp reflex 生来 6
足底反射 plantar grasp reflex 生来 10
バビンスキー反射 Babinski reflex 生来 24
緊張性頚反射 tonic neck reflex 2 6
Landau反射 Landau reflex 3 24
パラシュート反射   9 一生



表在反射」

  [★]

superficial reflexes
皮膚反射
  • 皮膚あるいは粘膜受容器を刺激することにより生ずる反射性筋収縮であり、多シナプス反射である。
  • 錐体路徴候の一つあり、錐体路が傷害されると表在反射が消失する

分類

  • 粘膜刺激によるもの
  • 皮膚刺激によるもの
  • 睾挙筋反射:L1,2。大腿内面を軽くこすると同側の睾丸が挙上する。
  • 手掌反射
  • 肩甲反射
  • 肩甲間反射
  • 腹壁表在反射/腹皮反射
  • 腹壁皮膚反射/腹壁反射:上部(T6-T9)、中部(T9-T11)、下部(T11-L1)で腹壁の外側より正中に向かってこすると、正中線が刺激側に移動する。
  • 殿部反射
  • 足底反射:(バビンスキー反射)L5-S2。
  • 肛門表在反射
  • 肛門反射:S4,5。肛門又はその周囲の痛覚刺激、あるいは肛門に指を挿入すると肛門八ツ役筋の収縮が見られる。



足底反射」

  [★]

plantar reflex (M), sole reflex
屈曲性足底反射伸展性足底反射手掌把握反射

関与する神経

  • 第4,5腰神経、第1,第2仙骨神経根

検査方法

  • 足底の外側部を踵→母趾の底までなぞる

消失時期

  • 独歩開始前(9ヶ月) (SPE.15)

臨床関連

  • バビンスキー反射


ゴードン反射」

  [★]

Gordon reflex
Gordon反射ゴードン現象 Gordon phenomenon
錐体路障害バビンスキー反射
  • ふくらはぎを把持して母趾が背屈する場合に錐体路障害をありとする反射。




オッペンハイム反射」

  [★]

Oppenheim reflex
Oppenheim反射オッペンハイム徴候 Oppenheim sign
シェーファー反射バビンスキー反射



反射」

  [★]

reflex
反射の一覧

反射中枢の存在レベルによる分類

構成要素からの分類

cf.原始反射

原始反射

  • 生命維持のためにする反射
  • 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。

原始反射の例

  • 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
  • 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
  • モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
  • バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。

参考(読んでおく)

[反射]






キー」

  [★]

key
重要手がかり


ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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