- 英
- nucleosome
- 同
- νボディ ν-body
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/08 15:51:40」(JST)
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H2A、
H2B、
H3及び
H4のコアヒストンからなるヌクレオソームコアの粒子の結晶構造とDNA。らせん軸の上部方向から見たもの。
ヌクレオソーム(ぬくれおそーむ;nucleosome)は、すべての真核生物に共通するクロマチンの基本的構成単位である。 ヌクレオソームは、4種のコアヒストン(H2A、H2B、H3、H4)から構成されるヒストン8量体に146 bpの2重鎖DNAが巻き付いた構造をとる。2つのヌクレオソームをつなぐ部分のDNAはリンカーDNAと呼ばれる。この構造を電子顕微鏡で観察すると、DNA鎖上にビーズが並んでいるように見える。
アダ・オリンズ、ドナルド・オリンズ夫妻、ロジャー・コーンバーグらによって1974年に提唱されたヌクレオソーム説は、その後の遺伝子発現研究の基盤をつくった[1][2]。古細菌もヒストン様のタンパク質をもち、ヌクレオソーム様の構造が観察されているが、その解析は進んでいない。
関連項目
引用文献
- ^ Olins AL, Olins DE (1974). “Spheroid chromatin units (v bodies)”. Science 183: 330-332. PMID 4128918.
- ^ Kornberg RD (1974). “Chromatin structure: a repeating unit of histones and DNA”. Science 184: 868-871. PMID 4825889.
参考図書
- B. Alberts他 著(中村桂子他 翻訳) 『細胞の分子生物学 第5版』 ニュートンプレス、2010年。
- B. Alberts他 著(中村桂子・松原謙一 監訳) 『Essential 細胞生物学 第3版』 南江堂、2011年。
- 平岡泰・原口徳子 編 『染色体と細胞核のダイナミクス』 化学同人、2013年。
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Japanese Journal
- 3P120 蛍光標識ヌクレオソームを用いたクロマチン再構成複合体の機能解析(04. 核酸結合蛋白質,ポスター,第52回日本生物物理学会年会(2014年度))
- 3P118 クロマトソームの粗視化シミュレーション : H1結合に伴うヌクレオソーム構造のコンパクト化のダイナミクス(04. 核酸結合蛋白質,ポスター,第52回日本生物物理学会年会(2014年度))
- 3P009 固体NNR を用いたヌクレオソームにおけるヒストンH2A、H4 の構造解析(01A. 蛋白質:構造,ポスター,第52回日本生物物理学会年会(2014年度))
Related Links
- ヌクレオソームとは一体何なのでしょうか?調べていたのですがクロマチンやヒストンなど難しい言葉ばかり出てきてよく分かりません。どなたか教えていただけないでしょうか。
- 図2: ヌクレオソームとリンカーの概略図 ヌクレオソームが周期的に形成され,それぞれのヌクレオソームはヒストンに巻き付かないリ ンカー領域によって分断されている.黄色い丸がヒストン,赤い線がDNA を表している.
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- 関
- ヌクレオソーム、ジヌクレオソーム
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- 関
- ヌクレオソーム、・リヌクレオソーム
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