- 英
- [[]]
- 関
- [[]]
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/09 16:25:40」(JST)
[Wiki ja表示]
トリプトファン合成酵素(Tryptophan synthase)は、トリプトファンの生合成の最終段階を触媒する酵素で、植物や細菌は持つが動物は持たない。トリプトファンシンターゼ、トリプトファンシンテターゼともいい、EC番号はEC 4.2.1.20である。
大腸菌から単離された酵素はα2β2の四量体である。αサブユニットはβ二量体から分離することができ、β二量体は4Mの尿素による処理で分離される。サブユニットの結合はピリドキサルリン酸(PLP)とセリンの存在によって促進される。αサブユニットの分子量は2万9500、βサブユニットの分子量は4万5000であり、PLP結合部位を1つ持つ。
それぞれのサブユニットが、図のように反応のそれぞれの段階を触媒する。インドール-3-グリセロリン酸はαサブユニットによってインドールとグリセルアルデヒド-3-リン酸に変換され、β二量体がインドールとセリンを結合してトリプトファンを作る。α2β2の四量体は、それぞれが単独の時よりも30-100倍も活性が高く、また反応中にインドールが単離されることはない。
長大語
Methionylglutaminylarginyl...で始まりserineで終わる、267アミノ酸からなるトリプシン合成酵素が、かつて1913文字の最長の英単語として18世紀のギネス・ワールド・レコーズに登録されたことがある。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- トリプトファンシンターゼによるL-トリプトファン合成に対する溶融インドールの逐次添加効果
- 瀬戸 孝俊,今成 真
- 日本化学会誌 : 化学と工業化学 = Journal of the Chemical Society of Japan : chemistry and industrial chemistry 1999(9), 609-614, 1999-09-10
- NAID 10004689455
- トウモロコシの5一メチルトリプトファン耐性突然変異体(MR1)におけるアソスラニルシンセターゼとトリプトファンシンターゼの特性調査
- Kang Kwon Kyoo,Kameya Toshiaki
- Breeding science 45(3), 321-325, 1995-09-01
- 高等植物のトリプトファン合成は,アソスラニルシンセターゼのトリプトファンによるフィードバック阻害によってコントロールされているが,5一メチルトリプトファン(5MT)耐性の培養細胞では,この酵素はトリプトファンによる阻害が受けにくいことが知られている.しかしながら,これらの細胞から再生個体を得ることが困難であること,また,耐性の突然変異個体が育成されなかったこともあり,トリプトファン合成酵素について …
- NAID 110001818645
Related Links
- トリプトファン合成酵素. トリプトファン合成酵素(Tryptophan synthase)は、 トリプトファンの生合成の最終段階を触媒する酵素で、植物や細菌は持つが動物は持た ない。トリプトファンシンターゼ、トリプトファンシンテターゼともいい、EC番号はEC 4.2. 1.20である。 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
トリプトファン合成酵素、トリプトファンシンターゼ
[★]
- 英
- tryptophan synthase
- 関
- トリプトファンシンターゼ
[★]
- 英
- synthase
- 関
- 合成酵素、付加酵素
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類
[★]
- 英
- fan
- 関
- 送風機