出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/05 06:04:10」(JST)
「テスラ」のその他の用法については「テスラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
テスラ tesla |
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記号 | T |
系 | 国際単位系 (SI) |
種類 | 組立単位 |
量 | 磁束密度 |
組立 | Wb/m2 |
定義 | 磁束の方向に垂直な面の1m2につき1Wbの磁束密度 |
語源 | ニコラ・テスラ |
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テスラ(tesla、記号: T)は、磁束密度の単位である。
その名称はニコラ・テスラにちなむ。1960年の国際単位系(SI)導入の際、それまでのCGS単位系に基づくガウスをSIに基づくものに置き換えるために定められた。
1テスラは、「磁束の方向に垂直な面の1平方メートルにつき1ウェーバの磁束密度」(計量単位令による)と定義される[1]。すなわちウェーバ毎平方メートル(Wb/m2)に等しい。他の単位では以下のように表現できる。
T = Wb · m-2 = V · s · m-2 = N · A -1 · m-1 = kg · C-1 · s-1 = kg · A-1 · s-2[2]
CGS単位系のガウス(G)はマクスウェル毎平方センチメートル(Mx/cm2)と定義され、1m2 = 104cm2、1Wb = 108Mxであるので、1T = 104G となる。すなわち、10G = 1mT(ミリテスラ)である。
地磁気に用いられるガンマ(γ)は、10-9テスラ = 1ナノテスラ(nT)に等しい。
名称 | 記号 | 次元 | 組立 | 物理量 |
---|---|---|---|---|
アンペア(SI基本単位) | A | I | A | 電流 |
クーロン | C | TI | A·s | 電荷・電気量 |
ボルト | V | L2T−3MI−1 | J/C = kg·m2·s−3·A−1 | 電圧・電位 |
オーム | Ω | L2T−3MI−2 | V/A = kg·m2·s−3·A−2 | 電気抵抗・インピーダンス・リアクタンス |
オーム・メートル | Ω·m | L3T−3MI−2 | kg·m3·s−3·A−2 | 電気抵抗率 |
ワット | W | L2T−3M | V·A = kg·m2·s−3 | 電力・放射束 |
ファラド | F | L−2T4M−1I2 | C/V = kg−1·m−2·A2·s4 | 静電容量 |
ファラド毎メートル | F/m | L−3T4I2M−1 | kg−1·m−3·A2·s4 | 誘電率 |
逆ファラド(ダラフ) | F−1 | L2T−4MI−2 | kg1·m2·A−2·s−4 | エラスタンス |
ボルト毎メートル | V/m | LT−3MI−1 | kg·m·s−3·A−1 | 電場(電界)の強さ |
クーロン毎平方メートル | C/m2 | L−2TI | C/m2= m−2·A·s | 電束密度 |
ジーメンス | S | L−2T3M−1I2 | Ω−1 = kg−1·m−2·s3·A2 | コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンス |
ジーメンス毎メートル | S/m | L−3T3M−1I2 | kg−1·m−3·s3·A2 | 電気伝導率(電気伝導度・導電率) |
ウェーバ | Wb | L2T−2MI−1 | V·s = kg·m2·s−2·A−1 | 磁束 |
テスラ | T | T−2MI−1 | Wb/m2 = kg·s−2·A−1 | 磁束密度 |
アンペア回数 | A | I | A | 起磁力 |
アンペア毎メートル | A/m | L−1I | m−1·A | 磁場(磁界)の強さ |
アンペア毎ウェーバ | A/Wb | L−2T2M−1I2 | kg−1·m−2·s2·A2 | 磁気抵抗(リラクタンス) |
ヘンリー | H | L2T−2MI−2 | Wb/A = V·s/A = kg·m2·s−2·A−2 | インダクタンス・パーミアンス(英語版) |
ヘンリー毎メートル | H/m | LT−2MI−2 | kg·m·s−2·A−2 | 透磁率 |
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