チクロピジン

出典: meddic

ticlopidine
塩酸チクロピジン ticlopidine hydrochloride
ジルペンダーソーパーソロゾリンチクピロンニチステートパチュナパナピジンパナルジンパラクロジンビーチロンピエテネールヒシミドンファルロジンマイトジン
その他の血液・体液用薬


  • 抗血栓薬
  • 血小板中のcAMP濃度を上昇させる薬物

作用機序

  • 血小板膜にあるACを持続的に活性化→細胞内cAMP↑→細胞内Ca増加抑制→血小板活性化抑制 (SPC.293)


UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 硬膜外ブロック後に生じた腰椎硬膜外血腫の1例
  • 田中 智史,松原 祐二,深谷 直樹 [他]
  • 臨床整形外科 47(2), 191-195, 2012-02
  • NAID 40019203693
  • ICU・CCUにおける治療指針 : 病態にあった迅速・的確な診療のために(第22回)抗血小板薬(第2回)チクロピジン・クロピドグレル
  • 村崎 かがり
  • ICUとCCU : 集中治療医学 35(10), 811-813, 2011-10
  • NAID 40019082142

関連リンク

チクロピジン(Ticlopidine)は、ADPがP2Y1へに結合するのを阻害することにより、ADP によるアデニル酸シクラーゼ活性の抑制を阻害し、cAMP濃度を高め、血小板内のCa2 +濃度を減少させ、血小板の二次凝集を抑制する。また、cAMP濃度が上昇すること ...
パナルジンとは?チクロピジンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)

関連画像

チクロピジン塩酸塩錠100mg チクロピジン塩酸塩錠100mg「NP チクロピジン ticlopidine ピジン 塩酸 塩 チクピロン 錠 血流の ずり応力 により、vWF チクロピジン塩酸塩錠100mg チクロピジン塩酸塩細粒10 チクロピジン塩酸塩錠100mg

添付文書

薬効分類名

  • 抗血小板剤

販売名

ヒシミドン錠100mg

組成

有効成分(1錠中)

  • 日本薬局方 チクロピジン塩酸塩 100mg

添加物

  • 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、クエン酸水和物、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、カルナウバロウ

禁忌

  • 出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[止血が困難になることが予想される。]
  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害が更に悪化するおそれがある。]
  • 白血球減少症の患者[本剤の副作用として白血球減少症が報告されているので、より重篤な症状になるおそれがある。]
  • チクロピジンによる白血球減少症の既往歴のある患者[再投与により白血球減少症を起こすおそれがある。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • ○血管手術及び血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療並びに血流障害の改善
  • ○慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善
  • ○虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞)に伴う血栓・塞栓の治療
  • ○クモ膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善
  • ○血管手術及び血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療並びに血流障害の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日200〜300mg(2〜3錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。
  • ○慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感などの阻血性諸症状の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日300〜600mg(3〜6錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。
  • ○虚血性脳血管障害に伴う血栓・塞栓の治療には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日200〜300mg(2〜3錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。なお、1日200mg(2錠)の場合には1回に経口投与することもできる。
  • ○クモ膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日300mg(3錠)を3回に分けて食後に経口投与する。
  • なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 投与開始後2カ月間は、原則として1回2週間分を処方すること。[本剤による重大な副作用を回避するため、患者を来院させ、定期的な血液検査を実施する必要がある。](「警告」の項参照)
  • 手術の場合には、出血を増強するおそれがあるので、10〜14日前に投与を中止すること。ただし、血小板機能の抑制作用が求められる場合を除く。

慎重投与

  • 月経期間中の患者[月経血が増加するおそれがある。]
  • 出血傾向並びにその素因のある患者[出血を増強するおそれがある。]
  • 肝障害の既往歴のある患者[肝障害を起こすおそれがある。]
  • 白血球減少症の既往歴のある患者[白血球減少症を起こすおそれがある。]
  • 高血圧の患者[出血を起こすおそれがある。]
  • 手術を予定している患者(「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項参照)
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重大な副作用

血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、動揺する精神・神経症状、発熱、腎機能障害)(頻度不明)

  • TTPがあらわれることがある(特に投与開始後2カ月以内)ので、観察を十分に行い、TTPの初期症状である倦怠感、食欲不振、紫斑等の出血症状、意識障害等の精神・神経症状等が出現した場合には、直ちに投与を中止し、血液検査(網赤血球、破砕赤血球の同定を含む)を実施し、必要に応じ血漿交換等の適切な処置を行うこと。

無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、倦怠感等)(頻度不明)

  • 無顆粒球症があらわれることがある(特に投与開始後2カ月以内)ので、観察を十分に行い、初期症状が認められた場合には、直ちに投与を中止し、血液検査(血球算定等)及び適切な処置を行うこと。

重篤な肝障害(劇症肝炎、胆汁うっ滞型肝障害があらわれることがある)(初期症状:悪心、嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒感、眼球黄染、皮膚の黄染、褐色尿等)(頻度不明)

  • 著しいAST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビン、総コレステロールの上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある(特に投与開始後2カ月以内)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、肝機能検査を実施し、必要に応じ適切な処置を行うこと。

下記の重大な副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(頻度不明)

再生不良性貧血を含む汎血球減少症

赤芽球癆

血小板減少症

出血(脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、意識障害、片麻痺等)、消化管出血等の重篤な出血)

中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅皮症、多形滲出性紅斑

消化性潰瘍

急性腎不全

間質性肺炎

SLE様症状(発熱、関節痛、胸部痛、胸水貯留、抗核抗体陽性等)

薬効薬理

  • 血小板のアデニレートシクラーゼ活性を増強して血小板内c-AMP産生をたかめ、血小板凝集能・放出能を抑制する。血小板機能亢進のある患者へ経口投与するとADP、コラーゲンあるいはアドレナリン誘導等による血小板凝集及び血小板粘着能を抑制するが、この血小板凝集能の低下は、投与24時間後には発現し、作用は継続投与で減弱せず維持、中止後はリバウンド(凝集亢進現象)を示さず、投与前の状態まで漸次回復する。血小板に対するin vitroの作用は弱く、体内で代謝され血小板に持続的に作用する。生体の持つ重要な抗血栓機構である血管壁のプロスタグランジンI2(プロスタサイクリン)生成には影響を与えず、トロンボキサンA2産生・放出抑制、β-トロンボグロブリン放出抑制作用を示す。3)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • チクロピジン塩酸塩(Ticlopidine Hydrochloride)

別名

  • 塩酸チクロピジン

化学名

  • 5-(2-Chlorobenzyl)-4,5,6,7-tetrahydrothieno[3,2-c]pyridine monohydrochloride

分子式

  • C14H14ClNS・HCl

分子量

  • 300.25

性状

  • ・白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。
    ・酢酸(100)に溶けやすく、水又はメタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。


★リンクテーブル★
先読みticlopidine hydrochloride
リンク元閉塞性動脈硬化症」「抗血小板薬」「P2受容体

ticlopidine hydrochloride」

  [★]

ticlopidine


閉塞性動脈硬化症」

  [★]

arteriosclerosis obliterans, ASO
慢性動脈閉塞症ルリッシュ症候群 Leriche症候群

定義

診断基準

糖尿病大血管障害研究会
  • 確診:
  • (1)または(2)
  • (3)+Minor criteria1つ以上
  • 疑診:Minor criteria2つ以上

Major Criteria

  • 血管造影にて閉塞が著明である
  • API=0.8以下:(API=Ankle pressure index)
  • 虚血による間欠性跛行 or 安静時痛

Minor Criteria

  • 動脈拍動の減弱・欠損
  • 壊疽・潰瘍の存在または既往
  • 四肢動脈の著しい石灰化

検査

  • 血管造影:虫食い像、先細り閉塞、動脈硬化、石灰化

分類

治療

  • 生活療法:動脈硬化リスクを下げる生活指導
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙
  • 運動療法:歩行など。血管の側副路の発達などにより歩行距離の延長
  • 薬物療法
  • PTA:カテーテルにより血栓溶解(ウロキナーゼ)、血栓吸引、ステント留置術など
  • バイパス術:適応は急性閉塞。大動脈-腸骨動脈・大腿動脈などPTAの困難例
  • 外科手術:広範囲の潰瘍・壊死性病変、感染を伴う例では肢切断。
  • 細胞移植治療:ASO による慢性重症の虚血で、PTA やバイパス術が適応できない場合には、自己骨髄細胞移植治療が試みられる。
  ASO L-SCS
発生部位 腓腹部 大腿後面、下腿外側
症状変動 あまりない 変動有り
改善 急速で速やかに改善
たったままで治る
時間がかかる
座位(前屈)で軽減
頻度

治療

  • 生活指導:禁煙
  • 運動療法
  • 薬物療法:抗血小板薬、血管拡張薬
  • カテーテル治療:経皮的血管形成術
  • 外科療法:血管バイパス手術

参考

  • 1.
http://mymed.jp/di/zh8.html
  • 2. wiki ja
  • [display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%89%E5%A1%9E%E6%80%A7%E5%8B%95%E8%84%88%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87

ガイドライン

  • 1. 末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_shigematsu_h.pdf
  • 2. INTER-SOCIETY CONSENSUS FOR THE MANAGEMENT OF PERIPHERAL ARTERIAL DISEASE (TASC II)
http://www.tasc-2-pad.org/upload/SSRubriqueProduit/Fichier2/597.pdf



抗血小板薬」

  [★]

antiplatelet agentantiplatelet drugplatelet antagonist
血小板凝集阻害薬血小板凝集阻害剤血小板凝集抑制薬血小板抑制薬抗血小板剤
血小板凝集抑制薬


シクロオキシゲナーゼ阻害薬

ホスホジエステラーゼ阻害薬

  • ジピリダモール
  • シロスタゾール(プレタール):セロトニン放出を抑制、トロンボキサンA2による血小板凝集を抑制、cAMPホスホジエステラーゼ活性を阻害(PDE3)

ADP受容体阻害薬

  • チクロピジン(パナルジン):(副作用)肝障害、白血球減少、血小板減少
  • クロピドグレル(プラビックス):チクロピジンに比べて副作用の発現減少

ガイドライン

  • 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_hori_h.pdf



P2受容体」

  [★]

P2 receptor
プリン受容体

種類

  • P2X1~P2X7:イオンチャネル連結型受容体:シナプス伝達:P2X3(痛み)、P2X4(神経痛)
  • P2Y1,P2Y2,P2Y4,P2Y6,P2Y11~P2Y12:イオンチャネル連結型受容体:シナプス伝達の修飾:チクロピジンはP2Y12(痛み)を遮断して血小板凝集抑制




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