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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/06/11 21:26:20」(JST)
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ストロボスコープ(英: Stroboscope)は、一瞬だけ点灯する光源を一定間隔で繰り返し発光させる装置、およびそれを利用して、高速回転していたり複雑な動きをしているものをわかりやすく可視化するシステムである。光源にはエレクトロニックフラッシュ[1]や、近年では高輝度発光ダイオードなども用いられている。対象物の移動や変化がコマ送りのように見えるため、物体の移動や変化を可視化したり、長時間露光撮影によってあたかも多重露出のような写真が撮影できる。また、回転などの周期運動をする対象物に用いると、ストロボ効果によって見掛け上の運動速度を変化させて観察できる。
目次
- 1 記録方法
- 2 用途
- 3 歴史
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
記録方法
動かないものはストロボスコープの光を複数回浴びるため露出過多となって白く飛びがちであり、特に背景がそうなると肝心の対象物がはっきり写らないため、背景を充分に黒く、または遠くするなどの対策が必要である。フラッシュメーター(複数回の発光にも対応できる露出計)を使えば、被写体上の複数点で露光量を調べることができるため、撮影前に適正露出を確認できる。
用途
産業用途では、エンジンやモーターなど高速で回転するものの回転数の計測や、移動するものの速度の計測などがある。理科教育でも広く使われており、実習や演習、教材の観察、教科書や参考資料等に掲載される写真等にも多い。
日用品ではレコードプレーヤーの回転速度の校正用のパターンにこれを利用したものがある。ターンテーブルのサイドにパターンが付けられており、家庭用交流電源(日本では60Hzか50Hz)を半波整流して点滅するランプ等で照らし、そのパターンがストロボ効果によって静止して見えるとき、そのターンテーブルは規定の速度で回転している、というものである。
歴史
先祖として、光源の発光ではなく、スリットのあいた回転体を回転させ(構造上、任意の速度で良い。その速度に合わせたアニメーションになる)、そのスリットを介して対象物を観察する、といったメカニズムがある。円筒を利用したゾートロープや、円盤を利用したフェナキストスコープ、鏡など光学的部品を利用した一種の幻燈のような効果を得るプラキシノスコープなどがある。
スチル写真の撮影用のエレクトロニクスフラッシュをストロボとも呼ぶが、これは元々はストロボスコープに由来する(注のように、以前は写真撮影用は、使い捨てのものが一般的だった。多数並べることで使い捨て式のフラッシュランプ等でもストロボ撮影は不可能ではないが、あまり一般的ではない[2])。
脚注
- ^ 写真用のいわゆるストロボで近年使われているのはもっぱら電気式のエレクトロニックフラッシュだが、以前はマグネシウムを燃やすなど使い捨てのものも多かった。
- ^ なお、レンズ付きフィルムのストロボの流用がアマチュア工作には手頃だが、商品の特性に最適化してあるため、一般のフラッシュ製品と比較すると寿命が極端に短い場合があり、工夫が必要なことがある。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、ストロボスコープに関連するカテゴリがあります。 |
- 菅原研究所
- ストロボ効果
- ハロルド・ユージン・エジャートン
外部リンク
- 菅原研究所
- 日進電子工業
- 日本電産シンポ
- マシンテックス - ドイツBBE社製品を取り扱う。
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- 1. 小児における嗄声:評価hoarseness in children evaluation [show details]
…evaluation of hoarseness. During phonation, the vocal folds vibrate more than 100 times per second. The stroboscope sends out bright flashes of light that are timed to the frequency of vocal fold vibration, a process…
Japanese Journal
- わが国の運動視研究 : 1930-40年代を中心に行なわれた主な実験と使われた自作機器について (特集 心理学の古典的実験機器に関するデータベース作成とその活用)
- 田村 悦代,福田 宏之,岡田 信也,渋谷 正人,飯田 政弘
- 日本気管食道科学会会報 64(4), 276-280, 2013
- 声門閉鎖不全疾患に対する音声改善療法として,声帯内自家脂肪注入術は,広く普及してきた。声帯内注入術を複数回施行されたが音声が改善せず,更なる注入術施行を目的に来院した症例について検討した。ストロボスコープによる発声時の粘膜波動や喉頭CTより声帯内に過量で不適切な部位へ脂肪組織が注入されたと判断し,注入脂肪除去術を施行した結果,音声が改善したので報告する。自家脂肪は安全な注入材料ではあるが過量に注入 …
- NAID 130004915914
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- ストロボスコープなどがお買得価格で購入できるモノタロウは取扱商品1900万点、3,500円以上のご注文で送料無料になる通販サイトです。 ご利用中のブラウザ(Internet Explorer バージョン8)は 2020/9/1 以降はご利用いただけなくなります。
- LEDストロボスコープ testo477 レンタル. 非接触でエンジン、ファン、印刷機などの回転速度や反復運動を計測. LEDストロボスコープ testo477は1秒間に数回から数千回の一定間隔で点滅する光を連続照射する装置で、回転運動や反復運動をしている物体の動きや ...
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