- 英
- dydrogesterone
UpToDate Contents
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Japanese Journal
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- P3-13 ホルモン補充療法でエストロゲンに併用するジドロゲステロンが脂質および血管内皮機能に与える影響(Group99 更年期・老年期2,一般演題,第62回日本産科婦人科学会学術講演会)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デュファストン錠5mg
組成
有効成分
添加物
- 乳糖水和物,トウモロコシデンプン,ポリビニルアルコール(部分けん化物),タルク,ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 重篤な肝障害・肝疾患を有する患者[本剤は肝臓にて代謝されるため,肝機能障害が悪化するおそれがある.]
効能または効果
- 切迫流早産,習慣性流早産,無月経,月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経困難症,機能性子宮出血,黄体機能不全による不妊症,子宮内膜症
- ジドロゲステロンとして,通常成人1日5〜15mg(1〜3錠)を1〜3回に分割経口投与する.子宮内膜症には1日5〜20mg(1〜4錠)を経口投与する.
慎重投与
- 心疾患・腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者[黄体ホルモンは電解質代謝に影響を及ぼし,ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある.]
- 肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある.]
- ポルフィリン症の患者[症状が悪化するおそれがある.]
薬効薬理
- ジドロゲステロンは,経口で天然progesteroneの持つ自然な黄体ホルモン作用を示すレトロ・プロゲステロン製剤である.
エストロゲン,アンドロゲン等のホルモン作用は認められず,排卵抑制作用や基礎体温上昇作用のない合成黄体ホルモン剤である.
子宮内膜に対する作用
- ジドロゲステロンは子宮内膜に対して,天然プロゲステロンとほとんど同様の分泌期像をつくる4, 5, 6).このため着床障害を起こすことなく,実際に本剤投与中でも妊娠例が認められている5, 6, 7).
排卵に対する作用
- 基礎体温の観察4),投与中の妊娠成立5, 7, 8),開腹手術による新生黄体の確認7)等により,排卵の抑制は認められていない.また,無排卵性周期の患者に投与し,排卵の誘発を認め,本剤に排卵誘発作用のあることが認められている6).
したがって,ジドロゲステロンは妊娠の可能性を保ちつつ,治療を行うことができる.
基礎体温に及ぼす作用
- ジドロゲステロン投与中の患者の基礎体温の観察により上昇作用のないことが認められている4, 5).このため,一相性の患者で,投与中に基礎体温の上昇が起これば,排卵したものと推定でき,ジドロゲステロンによる治療中でも基礎体温の観察により診断が可能である.
男性化作用
- 妊娠ラットにジドロゲステロンを投与し,雌胎児及び新生児の肛門性器間距離を調べた結果,男性化作用は認められていない8).
また,胎児男性化指数9),副性器重量4)の成績でもジドロゲステロン使用による男性化作用は認められていない.
尿中プレグナンジオールの排泄4, 5)
- ジドロゲステロンは主にC20ケト基のみが還元された型で排泄され,生体内のプレグナンジオール排泄測定値に影響を与えないので,投与中でも生理的なプロゲステロンのみの測定が可能で,このため,治療中プレグナンジオールの測定により黄体機能が観察できる.
間脳・下垂体・性腺に対する作用4, 5)
- 動物実験や臨床例において,ACTHや他のゴナドトロピンの分泌抑制作用は認められていない.
その他のホルモン作用
- エストロゲン作用4, 5),コルチコイド作用4, 10)等は認められていない.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ジドロゲステロン
Dydrogesterone(JAN)
化学名
- 9β, 10α-Pregna-4, 6-diene-3, 20-dione
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはない.
クロロホルムに溶けやすく,アセトニトリルにやや溶けやすく,メタノール又はエタノール(95)にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.
融点