出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/09/06 13:18:59」(JST)
シクロヘキサノール | |
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IUPAC名
シクロヘキサノール |
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別称
ヘキサリン
シクロヘキシルアルコール |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 108-93-0 |
KEGG | C00854 |
SMILES
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特性 | |
化学式 | C6H12O |
モル質量 | 100.16 |
外観 | 無色液体 |
密度 | 0.941, 液体 (25 °C) |
融点 |
23–25 |
沸点 |
161 |
酸解離定数 pKa | 16 (水中) |
出典 | |
ICSC | |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
シクロヘキサノール (cyclohexanol) は二級アルコールで、シクロヘキサン環をヒドロキシ基で置換した分子構造をもつ。分子式は C6H12O、示性式で表せば C6H11OH である。
シクロヘキサノールは特徴的な芳香を有する無色の液体である。25°Cで融解し、161°Cで沸騰する。エタノール、酢酸エチル、および芳香性炭化水素化合物などに対し高い溶解性を示す。水に対する溶解性は3.60 g/100mL。引火点はおよそ 68 ℃ で発火点は290°C。密度は0.941g/cm3であり、水より低密度である。融点が25°Cであるため、室温では多くの場合ネバネバした液体状となっている。
プラスチックやラッカーを生産する際の溶媒として利用されているほか、ガスクロマトグラフィーの基準物質にも利用されている。化学合成の中間生成物でもある。ドイツでは1980年代までは蒸気圧式温度計用の揮発液体として利用されていた。
シクロヘキサノールは人体に有害な物質である。また、弱い水質汚染物質でもあり、ドイツ水質危害クラスリストでは "WGK 1" に指定されている。
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