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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/09 18:48:45」(JST)
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サリチルアルコール |
|
|
別称
サリゲニン
2-ヒドロキシベンジルアルコール
サリシルアルコール
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
90-01-7 |
特性 |
化学式 |
C7H8O2 |
モル質量 |
124.14 g mol−1 |
外観 |
無色固体 |
密度 |
1.16g/cm3, 固体[1] |
融点 |
83-87℃
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
サリチルアルコール (Salicyl alcohol) またはサリゲニン (Saligenine) は、フェノール配糖体のサリシンのアグリコンで、1860年にサリシンの加水分解によって得られた有機化合物である。サリチルアルコールを酸化するとサリチル酸が得られる。
存在
サリシンの形でヤナギ科植物の樹皮に含まれる。
これらの植物を食べるハムシの一部には、サリチルアルコールオキシダーゼ (SAO) という酵素を持つものがいる。この虫の幼虫は、β-グルコシダーゼを用いて餌中のサリシンをサリチルアルコールとした後、SAOによって揮発性のサリチルアルデヒドを生産し、抗菌・防御物質として用いている[2]。
合成
フェノールとジクロロメタンに水酸化ナトリウムの水溶液を作用させるとサリチルアルコールが得られる[1]。
関連項目
- 配糖体
- サリチル酸
- アスピリン
- サリチルアルデヒド
参考文献
- ^ a b Merck Index 14th ed., 8325.
- ^ Roy Kirsch, Heiko Vogel, Alexander Muck, Kathrin Reichwald, Jacques M. Pasteels, and Wilhelm Boland (2011). “Host plant shifts affect a major defense enzyme in Chrysomela lapponica”. PNAS 108 (12): 4897-4901. doi:10.1073/pnas.1013846108.
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- クチナシの固定化培養細胞によるサリチルアルコールの配糖化
Related Links
- サリチルアルコール (Salicyl alcohol) またはサリゲニン (Saligenine) は、フェノール配 糖体のサリシンのアグリコンで、1860年にサリシンの加水分解によって得られた有機 化合物である。サリチルアルコールを酸化するとサリチル酸が得られる。
- サリチルアルコールとは?goo Wikipedia (ウィキペディア) 。出典:Wikipedia( ウィキペディア)フリー百科事典。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- saligenin
- 同
- サリチルアルコール salicyl alcohol
[★]
サリチルアルコール
[★]
- 英
- alcohol
- 関
- エタノール
アルコールによる酩酊の分類
-
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- 0.5 mg/ml 以上で酒気帯び → 道路交通法(0.5 mg/ml以上で運転能力の低下、1.5 mg/ml以下では著しい低下。1.5-2.0 mg/mlがもっとも危険。これ以上では運転できない)
- 血中アルコール濃度と酩酊の状態
- 0.0-0.5 mg/ml::殆ど無症状か、わずかな熱覚、味覚や嗅覚の低下
- 0.5-1.0 mg/ml:弱度酩酊:顔面紅潮、抑制からの解放、陽気、多幸感、不安や緊張の緩和、反応時間の延長など
- 1.0-1.5 mg/ml:軽度酩酊:多弁、大胆、感覚の軽度麻痺、気分爽快、多弁など
- 1.5-2.5 mg/ml:中程度酩酊:眠気に襲われる、言語不明瞭、平衡感覚が鈍麻し、千鳥足になる、理解・判断力鈍麻など
- 2.5-3.5 mg/ml:強度酩酊:歩行困難、顔面蒼白、悪心、嘔吐、感覚麻痺、精神運動性興奮、言語不明瞭、諸反射の消失など
- 3.5-4.5 mg/ml:重度酩酊、泥酔:意識消失、筋力消失、呼吸困難、体温低下、昏睡状態
- 4.5- mg/ml:呼吸麻痺、心機能不全などで死亡する。
アルコールの慢性症状
- アルコール中毒の患者において、脳神経でchromatosisが見られるが、ニューロンの脱落は末期まで見られない。小脳では虫部のニューロンが優先的に脱落する。大脳辺縁系の乳頭体に強い病変が見られる → ウェルニッケ・コルサコフ症候群と関連
- 振戦譫妄
- アルコール幻覚症
- コルサコフ症候群
- アルコール痴呆
- アルコールてんかん
アルコールによる非精神症状
アルコールによる疾患
- 身体疾患:アルコール性肝疾患(脂肪肝)、膵炎(急性膵炎、慢性膵炎)、大腿骨頭壊死症、末梢神経障害
- 精神疾患:急性アルコール中毒、慢性アルコール中毒、アルコール依存症、アルコール精神病
- (国試)100B077、095B075
アルコールの摂取と疾患
- ホジキンリンパ腫:掻痒症を呈する患者もいるが、そのばあい飲酒をすると当該部位に痛みが出現する(APT.83)
- 急性膵炎:増悪
アルコールの胎児への影響
- SUB.260
アルコールの摂取量
- 21世紀における国民健康づくり運動の目標値では節度ある適度な飲酒とは1日平均純アルコールで20g程度としている。 → ビール(5%) 400ml、日本酒(15%) 133.3ml
- 脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血の発症予防には過度の飲酒(1週間に150g以上)を避けることが推奨されている。
アルコールの単位
- アルコール摂取量の基準とされるお酒の1単位とは、純アルコールに換算して20g。