- 英
- salicin
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サリシン |
|
IUPAC名 |
(2R,3S,4S,5R,6S)-2-(ヒドロキシメチル)-6-[2-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]オキサン-3,4,5-トリオール |
別名 |
D-(−)-サリシン、サリコシド、2-(ヒドロキシメチル)フェニル-β-D-グルコピラノシド |
分子式 |
C13H18O7 |
分子量 |
286.281 |
CAS登録番号 |
[138-52-3] |
形状 |
無色固体 |
融点 |
197-200 °C |
比旋光度 [α]D |
−45.6° (c = 0.6 in EtOH)[1] |
サリシン (Salicin) は、D-グルコースを含むアルコール性のβ-グリコシドである。サリチルアルコールをアグリコンとする。サリシンはすべてのヤナギの樹皮で産生する抗炎症性のグリコシドである[2]。
サリシンは、アスピリンと化学的に大きな関係を持っており、人体においては鎮痛剤としてとてもよく似た効果を与える。服用するとサリチル酸に分解されるが、服用時にはキニーネのような苦味を感じる[3]。
脚注
- ^ Merck Index 14th ed., 8324.
- ^ Uchytil, RJ (1991). Salix drummondiana. Fire Effects Information System,. Online. U.S. Department of Agriculture, Forest Service, Rocky Mountain Research Station, Fire Sciences Laboratory (Producer). Retrieved on 2006-07-19.
- ^ Daniells, S (09/10/2006). Symrise explores cheaper alternatives in bitter-maskers (HTML). www.foodnavigator.com. Retrieved on 2007-12-13.
関連項目
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Japanese Journal
- 椎茸菌体の低温倍数化処理による微結晶セルロース分解力の増強
- サテライトシンポジウム『第1回国際アサリシンポジウム-資源増殖と管理-』参加記
- 日本水産學會誌 = Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries 75(3), 477-478, 2009-05-15
- NAID 10024975299
- 第1回国際アサリシンポジウム : 資源増殖と管理(<特集>第5回世界水産学会議-1)
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- 植物性毒素