コレシストキニン

出典: meddic

cholecystokinin, CCK
コレシストキニン・パンクレオザイミン cholecystokinin pancreozymin CCK-PZ
パンクレオザイミン pancreozymin
消化管ホルモン胆嚢収縮物質
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まとめ

  • 小腸内タンパク質分解産物、酸、脂肪酸、アルコールが刺激となって、小腸のI細胞から分泌され、消化酵素に富む膵液を分泌させる。またオッディ括約筋を弛緩させ、胆嚢を収縮させて胆汁の分泌を促す。

分泌部位と細胞


作用

  • ↓:胃排出(First Aid step 1 p.269)
  • ↑:胃酸分泌(CBT QB vol2 p.295)

胆嚢

  • ↑:胆嚢を収縮 (SP.706)
  • ↑:胆嚢外分泌腺増加

胆膵管

  • ↑:膵液分泌(First Aid step 1 p.269)
  • ↑:外分泌腺増加


調節 (First Aid step 1 p.269)

  • 脂肪酸、アミノ酸


臨床関連

  • 胆石症
  • 脂肪摂取→CCK↑→胆汁↑→いたいっ


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/13 19:30:13」(JST)

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和文文献

  • 長鎖脂肪酸はG蛋白共役性受容体GPR40を直接刺激してコレシストキニン(CCK)分泌を促進する
  • 千葉 勉,Liou Alice P.,Lu Xinping [他]
  • Review of gastroenterology & clinical gastroenterology and hepatology 6(2), 3-7, 2011-08
  • NAID 40018948591
  • エネルギー代謝と調節機構 摂食調節機構概論 消化管と視床下部との摂食シグナルのクロストーク (メタボリックシンドローム(第2版)--基礎・臨床の最新知見) -- (成因と病態生理)
  • 椎屋 智美,上野 浩晶,中里 雅光
  • 日本臨床 69(-) (992), 115-120, 2011-01
  • NAID 40018269620
  • コレシストキニン・パンクレオザイミン(CCK-PZ) (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・4)その数値をどう読むか) -- (内分泌学的検査 膵・消化管関係)
  • 坂口 浩樹,岩田 康博,小林 絢三 [他]
  • 日本臨床 68(-) (982), 544-546, 2010-07
  • NAID 40017200805

関連リンク

コレシストキニン・パンクレオザイミン (CCK・PZ) は、消化管ホルモンの一つで、 十二指腸や空腸のI細胞から分泌される。 33個のアミノ酸からなるペプチド (CCK-33) で、小腸のI細胞で作られる。十二指腸内のペプチド、アミノ酸、脂肪酸によって分泌が 促進され ...
栄養・生化学辞典 コレシストキニンの用語解説 - コレシストキニン-パンクレオザイミン, パンクレオザイミン,CCKともいう.小腸,脳などに発現しているペプチドホルモンで, 胆嚢を収縮させ胆汁の分泌を促し,膵液の分泌を促し,食欲を抑制する機能がある....

関連画像

 コレシストキニン(摂食抑制コレシストキニンの画像 p1_10400px-Control-of-stomach-acid-sec.pngコレシストキニンの画像 p1_8図2.頸静脈注入によるCCKの採食


★リンクテーブル★
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関連記事キニン」「シスト

100G042」

  [★]

  • 消化管ホルモンと作用の組合せで正しいのはどれか
[正答]


※国試ナビ4※ 100G041]←[国試_100]→[100G043

098G036」

  [★]

  • 正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G035]←[国試_098]→[098G037

099D044」

  [★]

  • 胆嚢について誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099D043]←[国試_099]→[099D045

103E002」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 103E001]←[国試_103]→[103E003

消化管ホルモン」

  [★]

gastrointestinal hormone
胃腸ホルモン gut hormone
  • SP.680-


資料によって書いてあることがバラバラ

種類

名称 分泌粘膜部位 主な作用 分泌刺激 分泌細胞
十二指腸 小腸
  幽門部 上部  
ガストリン         塩酸・ペプシン分泌↑
膵酵素分泌↑
タンパク質、アルコール、カフェイン G細胞
コレシストキニン         膵液分泌(酵素多)↑ 小腸内タンパク質分解産物、酸、脂肪酸、アルコール I細胞
セクレチン       膵液分泌(HCO3-多)↑
胃酸分泌↓
小腸内ペプチド、酸、アルコール S細胞
胃酸分泌抑制ポリペプチド
胃抑制ペプチド GIP
        インスリン分泌↓ 小腸内の糖質、酸、機械的刺激 K細胞
胃運動・分泌↓
ソマトスタチン 消化管運動↓ ガストリン、セクレチン、コレシストキニン D細胞
ガストリン、セクレチン、胃酸分泌↓
モチリン         胃腸運動↑ 十二指腸内アルカリ性内容物 MO細胞

胃腸内分泌細胞と消化管ホルモン (HIS.332)

細胞 産生ホルモン ホルモンの作用 局在 分泌果粒の
大きさ(nm)
小腸 大腸
A細胞   グルカゴン エンテログルカゴン 肝細胞でのグリコーゲン分解を促進し、血糖値を上昇   250
D細胞   ソマトスタチン 近くの内分泌細胞のホルモン分泌を抑制 350
EC細胞 腸クロム親和性細胞 セロトニンサブスタンスP 蠕動運動を促進 300
ECL細胞 腸クロム親和性細胞様細胞 ヒスタミン 塩酸分泌を促進.     450
G細胞 ガストリン産生細胞 ガストリン 塩酸分泌、胃の運動(特に幽門部の収縮と幽門括約筋の弛緩による胃内容の排出を調整)、および胃体部の幹細胞の増殖   300
GL細胞 グリセンチン産生細胞 グリセンチン 肝細胞でのグリコーゲン分解を促進し、血糖値を上昇 400
I細胞   コレシストキニン 膵臓の消化酵素分泌と胆嚢の収縮を促進     250
K細胞   胃抑制ペプチド GIP 塩酸分泌を抑制     350
MO細胞 モチリン産生細胞 モチリン 腸の蠕動を促進      
N細胞 ニューロテンシン産生細胞 ニユーロテンシン 回腸ヘの血流を増加させ、小腸と大腸の蠕動運動を抑制     300
PP細胞 膵ポリペプチド産生細胞 膵ポリペプチド 不明   180
S細胞   セクレチン 膵臓からの重炭酸含有液の分泌を促進     200
VIP細胞 血管作動性腸ペプチド産生細胞 血管作動性腸ペプチド 小腸と大腸の蠕動運動を促進し、消化管による水とイオンの排出を促進  

ソマトスタチン」

  [★]

somatostatin (Z)
膵ソマトスタチン pancreatic somatostatin、成長ホルモン分泌抑制因子 growth hormone release inhibiting hormone(GH-RIH)、somatotropin release inhibiting factor(SRIF)
消化管ホルモン
  • 成長ホルモンに拮抗する作用を有する
  • 成長に必要な栄養の消化吸収を抑制

分類

  • 消化管ホルモン?・中枢神経系のホルモン(様々なところで発現しており、多くの生理活性により神経の調節を行っている(参考1))?

性状

  • ペプチド
  • 環状構造を取っており、ジスルフィド結合によりこの構造が保たれている。
  • 二つの型があり、共通のpreprohormonが転写後プロセッシングを受けてsomatostatin-14(14 a.a.)とsomatostatin-28(28 a.a.)ができる。somatostatin-14はsomatostatin-28のC末の配列と同一である。

産生組織

  • 消化器
  • 視床

参考1

  • 神経系:大脳皮質、視床下部、脳幹、脊髄の皮質に豊富。心臓、甲状腺、皮膚、眼、胸腺の神経に局在している。
  • 消化器系:消化管と膵臓に豊富。そこで傍分泌あるいは内分泌のような形でD細胞により、そして腸神経によって産生されている。

標的組織

受容体

  • G蛋白共役型受容体(5つのサブタイプがある。どのサブタイプもGiαサブユニットを介する)

作用

First Aid step 1 p.269

総じて、消化活動を止めさせる方向に作用
(下垂体で?)

参考1より

  • ソマトスタチンにより抑制されるホルモン  (↓ホルモンとは思えない物もまじっていいる気が)

分泌の調整

分泌亢進

分泌抑制

  • 迷走神経刺激

臨床関連

参考

  • 1.[charged]Physiology of somatostatin and its analogues - uptodate [1]



セクレチン」

  [★]

secretin
セクレパン
消化管ホルモンセクレチン誘発試験
  • SP.696-(膵液), 747-(消化管ホルモン)
  • WIL. chapter38

分類

性状

  • ポリペプチド
グルカゴンGLP, VIPに似た27残基のアミノ酸

産生組織

標的組織

  • 膵臓の腺房中心細胞と導管末端部細胞に作用

受容体

作用

食道

膵臓

(胆汁の分泌に関して?)セクレチンコレシストキニンに拮抗する作用がある (SP.706)
十二指腸管腔をアルカリ性にすることで十二指腸の酵素が機能できるようにする。

胃と十二指腸の粘液細胞

  • HCO3-分泌亢進 (First Aid step 1 2006 p.268)

肝?胆?

  • 胆汁の産生促進(CBT QB vol2 p.295)

分泌の調整

  • 分泌促進:十二指腸や上部空腸粘膜に蛋白質消化物や酸が触れたとき (SP.748)
  • 分泌抑制:ソマトスタチン

分子機構

生合成

血清中セクレチンの意義

高値

  • 十二指腸潰瘍、(肝硬変、慢性腎不全)
  • 防御因子として
「慢性膵炎の存在下でセクレチンレベルが上昇する」(QB.A-293)に関して教科書レベルでの記載はない。病態生理的には理解できるが。

低値

  • (悪性貧血、無酸症、膵癌、celiac病)

臨床関連



膵臓」

  [★]

pancreas (Z)
  • 図:N.288-295

体表解剖

  • 左前方からみると、前腋窩線が前縁となり第9-11肋骨に見える (2007年度後期授業プリント)
  • 前面より見ると第6-8肋骨に位置するように見える? (M.157 N.278)

発生

  • 腹側膵芽:肝芽、胆嚢の近位に連なる。将来の主膵管、膵管胆管合流部、膵頭となる。十二指腸のまわりを背側から回り込んで後方から背側膵芽と融合する
  • 背側膵芽:将来の膵体部、膵尾部、副膵管となる。


組織

内分泌

外分泌

HIS.353

機能

  • 1. 内分泌
  • ランゲルハンス島のα、β、δ細胞からそれぞれ、インスリン、グルカゴン、ソマトスタチンが分泌される。
  • 2. 外分泌
  • 膵液分泌



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

検査

超音波エコー

  • 加齢につれて脂肪置換により、高エコーとなる。(SRA.507-509)
  • 急性膵炎、腫瘤形成型膵炎では膵臓は肥大し、エコーレベルが低下。(SRA.507-509)
  • 膵腫瘍:一般的に低エコー(SRA.507-509)
  • 漿液性嚢胞腺腫:多数の小さな嚢胞とその間の間質からなるために、嚢胞性腫瘍でありながら肝臓の血管腫と同様に高エコーを呈する。(SRA.507-509)

臨床関連





胆嚢」

  [★]

gallbladder (Z)
vesica fellea
  • 図:N.290

解剖

  • 胆嚢径:長径8cm x 短径4cm以下
  • 胆嚢壁:3mm以下

胆管

血管

動脈

  • 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
  • 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
  • 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る

静脈

壁構造

胆嚢の収縮

臨床関連

胆嚢の徴候

胆嚢壁の肥厚


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




セクレチン・コレシストキニン試験」

  [★]

secretin-cholecystokinin test
セクレチンコレシストキニン


コレシストキニンオクタペプチド」

  [★]

cholecystokinin octapeptide
シンカリドコレシストキニン-8

セクレチン-コレシストキニン試験」

  [★] セクレチン・コレシストキニン試験

キニン」

  [★]

kinin
キニン-カリクレイン系カリクレイン


  • produced by proteolytic cleavage of precursors;mediate vascular reaction, pain (BTH.53)


シスト」

  [★]

cyst
嚢腫嚢胞被覆体




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