ゲムシタビン

出典: meddic

gemcitabine GEM
塩酸ゲムシタビン gemcitabine hydrochloride
ジェムザール
抗悪性腫瘍薬


概念

  • 代謝拮抗性抗悪性腫瘍薬である。
  • ゲムシタビンはデオキシシチジンの糖鎖の2′位の水素をフッ素に置換したヌクレオシド誘導体で、DNA合成が主に行われているS期に特異的な作用を示す。細胞内に取り込まれ三リン酸体に代謝され、デオキシシチジン三リン酸と競合してDNA 鎖に取り込まれ、DNAの合成を阻害する。

適応

参考

  • ジェムザール注射用200mg/ジェムザール注射用1g
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4224403D1030_1_11/4224403D1030_1_11?view=body



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/20 14:20:28」(JST)

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和文文献

  • 抗がん剤ゲムシタビンの副作用に関連する : 塩基多型を判別するDNAチップキットの開発
  • 再発卵巣癌に対するリポソーム化ドキソルビシン+ゲムシタビン併用療法の第Ⅰ相臨床試験
  • 切除不能膵がんとFOLFIRINOX療法(2)膵がん一次化学療法としてのFOLFIRINOX療法の位置づけ : 適正使用と二次化学療法を視野に入れたレジメンの選択
  • 診断に難渋した手に発生した平滑筋肉腫の1例

関連リンク

塩酸ゲムシタビン(ジェムザール)は高い抗がん作用を持ちながら、副作用は軽いといわれ、現在、最も注目を集めている抗がん剤の一つです。非小細胞肺がんでは、シスプラチンなどプラチナ製剤との併用が標準治療の1つとなっているほか ...
本研究は、国立がんセンターとの共同研究である。 塩酸ゲムシタビン(以下、ゲムシタビン)は代謝拮抗剤に分類され、適用しうる抗がん剤が少なかった非小細胞肺癌細胞に用いられる有望な薬剤である。本薬は癌細胞内で三リン酸化物に ...
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関連画像

向 医薬品 ガイド ゲムシタビン ゲムシタビン点滴静注用1g ゲムシタビン 点滴静注用200mg ゲムシタビン点滴静注用 ゲムシタビン 「ファイザー」ゲムシタビン点滴静注用1g「NK ゲムシタビン

添付文書

薬効分類名

  • 代謝拮抗性抗悪性腫瘍剤

販売名

ゲムシタビン点滴静注用200mg「興和テバ」

組成

有効成分

  • ゲムシタビン塩酸塩

含量(1バイアル中)

  • 228mg(ゲムシタビンとして200mg)

添加物(1バイアル中)

  • D-マンニトール 200.0mg
    酢酸ナトリウム水和物 20.7mg
    塩酸 適量
    水酸化ナトリウム 適量

禁忌

  • 高度な骨髄抑制のある患者〔骨髄抑制が増悪し、致命的となることがある。〕
  • 胸部単純X線写真で明らかで、かつ臨床症状のある間質性肺炎又は肺線維症のある患者〔症状が増悪し、致命的となることがある。〕
  • 胸部への放射線療法を施行している患者〔外国の臨床試験で本剤と胸部への根治的放射線療法との併用により、重篤な食道炎、肺臓炎が発現し、死亡に至った例が報告されている。「相互作用」の項参照〕
  • 重症感染症を合併している患者〔感染症が増悪し、致命的となることがある。〕
  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔動物実験(マウス、ウサギ)で催奇形作用及び胎児致死作用が報告されている。〕

効能または効果

  • ,*非小細胞肺癌、膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、手術不能又は再発乳癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌

胆道癌の場合

  • 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

尿路上皮癌の場合

  • 本剤の術前・術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

手術不能又は再発乳癌の場合

  • 本剤の術前・術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
  • 本剤の投与を行う場合には、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の増悪若しくは再発例を対象とすること。

がん化学療法後に増悪した卵巣癌の場合

  • 本剤の投与を行う場合には、白金製剤を含む化学療法施行後の症例を対象とし、白金製剤に対する感受性を考慮して本剤以外の治療法を慎重に検討した上で、本剤の投与を開始すること。

,*非小細胞肺癌、膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌の場合

  • 通常、成人にはゲムシタビンとして1回1000mg/m2を30分かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、4週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

手術不能又は再発乳癌の場合

  • 通常、成人にはゲムシタビンとして1回1250mg/m2を30分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
  • 尿路上皮癌及び手術不能又は再発乳癌に本剤を使用する場合には、「臨床成績」の項の内容を十分に理解した上で投与方法を選択すること。

(注射液の調製法)

  • 本剤の200mgバイアルは5mL以上、1gバイアルは25mL以上の生理食塩液に溶解して用いること。

慎重投与

  • 骨髄抑制のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
  • 間質性肺炎又は肺線維症の既往歴又は合併症がある患者〔間質性肺炎等の重篤な肺毒性を起こすことがある。〕
  • 肝障害(肝転移、肝炎、肝硬変等)、アルコール依存症の既往又は合併のある患者〔肝機能の悪化を引き起こすことがある。〕
  • 腎障害のある患者〔腎機能が低下しているので、副作用があらわれやすくなることがある。〕
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
  • 心筋梗塞の既往のある患者〔心筋梗塞がみられることがある。〕

重大な副作用

骨髄抑制

頻度不明

  • 白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血、赤血球減少等があらわれることがあるので、血液学的検査を頻回に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬等適切な処置を行うこと。なお、高度な白血球減少に起因したと考えられる敗血症による死亡例が報告されている。

間質性肺炎

頻度不明

  • 間質性肺炎があらわれることがあるので、胸部X線検査等を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、間質性肺炎に起因したと考えられる死亡例が報告されている。

アナフィラキシー様症状

頻度不明

  • 呼吸困難等のアナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

心筋梗塞

頻度不明

  • 心筋梗塞がみられることがある。

うっ血性心不全

頻度不明

  • うっ血性心不全があらわれることがある。

肺水腫

頻度不明

  • 肺水腫があらわれることがある。

気管支痙攣

頻度不明

  • 気管支痙攣があらわれることがある。

成人呼吸促迫症候群(ARDS)

頻度不明

  • 成人呼吸促迫症候群(ARDS)があらわれることがある。

腎不全

頻度不明

  • 腎不全があらわれることがある。

溶血性尿毒症症候群

頻度不明

  • 溶血性尿毒症症候群があらわれることがあるので、血小板減少、ビリルビン上昇、クレアチニン上昇、BUN上昇、LDH上昇を伴う急速なヘモグロビン減少等の微小血管症性溶血性貧血の兆候が認められた場合には、投与を中止すること。腎不全は投与中止によっても不可逆的であり、透析療法が必要となることもある。

皮膚障害

頻度不明

  • 重篤な皮膚障害(紅斑、水疱、落屑等)があらわれることがある。

肝機能障害、黄疸

頻度不明

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等の重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

薬効薬理

  • ゲムシタビンはデオキシシチジンの糖鎖の2′位の水素をフッ素に置換したヌクレオシド誘導体で、DNA合成が主に行われているS期に特異的な作用を示す。細胞内に取り込まれ三リン酸体に代謝され、デオキシシチジン三リン酸と競合してDNA 鎖に取り込まれ、DNAの合成を阻害する1)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ゲムシタビン塩酸塩、Gemcitabine Hydrochloride(JAN)

化学名

  • (+)-2′-Deoxy-2′,2′-difluorocytidine monohydrochloride

分子式

  • C9H11F2N3O4・HCl

分子量

  • 299.66

性状

  • 白色〜微黄白色の粉末である。水にやや溶けやすく、メタノールに溶けにくく、エタノール(95)にほとんど溶けない。

融点

  • 約274℃(分解)


★リンクテーブル★
リンク元代謝拮抗剤」「GEM」「GC regimen」「GC療法」「gemcitabine hydrochloride
関連記事ビン

代謝拮抗剤」

  [★]

antimetabolite
代謝拮抗物質代謝拮抗薬抗代謝剤

商品


GEM」

  [★]


GC regimen」

  [★]

適応


GC療法」

  [★]


gemcitabine hydrochloride」

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