グラム陰性菌

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gram-negative bacterium, Gram negative bacterium
細菌グラム染色グラム陽性菌



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和文文献

  • 多剤耐性グラム陰性菌感染症 (第109回日本内科学会講演会) -- (シンポジウム 感染症 : 最近の動向と今後の課題)
  • 舘田 一博
  • 日本内科学会雑誌 101(9), 2591-2598, 2012-09-10
  • NAID 40019450857
  • 多剤耐性グラム陰性菌治療薬 (特集 新しい治療薬と呼吸器感染症診療の展開)

関連リンク

グラム陰性菌 (英: Gram-negative bacteria) とはグラム染色においてクリスタル バイオレットによる染色が脱色される細菌の総称。グラム陽性菌ではクリスタル バイオレットは脱色されない。グラム染色試験では対比染色として通常はサフラニン (en  :safranin) ...

関連画像

グラム陰性菌の画像 p1_33 顎診断: グラム陰性菌性毛包炎グラム陰性球菌抗原図1 グラム陰性菌の細胞壁 回答】

添付文書

薬効分類名

  • ウイルスワクチン類

販売名

サーバリックス

組成

製法の概要

  • 本剤はHPV-16型及び18型の組換えL1カプシドたん白質抗原を含有する。L1たん白質は、型別に組換えバキュロウイルス発現系を用い、無血清培地を使用して製造する。イラクサギンウワバ由来細胞内でL1をコードする組換えバキュロウイルスが増殖すると、細胞質中にL1たん白質が発現する。細胞を破壊してL1たん白質を遊離させ、一連のクロマトグラフィー及びろ過によって精製する。精製工程の最後に、L1たん白質は会合してウイルス様粒子(VLP)を形成する。次いで、精製された非感染性のVLPを水酸化アルミニウムに吸着させる。AS04アジュバント複合体はグラム陰性菌Salmonella minnesota R595株のリポ多糖の非毒性型誘導体である3-脱アシル化-4′-モノホスホリルリピッドA(MPL)と水酸化アルミニウムからなる。本剤は各HPV型の吸着VLPをAS04アジュバント複合体及び賦形剤と配合して調製する。また本剤は製造工程で、ウシの乳由来成分(カザミノ酸)を使用している。

組成

  • 本剤は、0.5mL中に下記の成分・分量を含有する。

有効成分

  • ヒトパピローマウイルス16型L1たん白質ウイルス様粒子 20μg
    ヒトパピローマウイルス18型L1たん白質ウイルス様粒子 20μg

添加物

  • 3-脱アシル化-4′-モノホスホリルリピッドA 50μg
    水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500μg
    塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸二水素ナトリウム(緩衝剤)、pH調節剤

禁忌

(予防接種を受けることが適当でない者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の成分に対して過敏症を呈したことがある者
  • 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者


効能または効果

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)16型及び18型感染に起因する子宮頸癌(扁平上皮細胞癌、腺癌)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)2及び3)の予防
  • HPV-16型及び18型以外の癌原性HPV感染に起因する子宮頸癌及びその前駆病変の予防効果は確認されていない。
  • 接種時に感染が成立しているHPVの排除及び既に生じているHPV関連の病変の進行予防効果は期待できない。
  • 本剤の接種は定期的な子宮頸癌検診の代わりとなるものではない。本剤接種に加え、子宮頸癌検診の受診やHPVへの曝露、性感染症に対し注意することが重要である。
  • 本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
  • 10歳以上の女性に、通常、1回0.5mLを0、1、6ヵ月後に3回、上腕の三角筋部に筋肉内接種する。
  • 本剤の接種上、やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合は、2回目の接種は1回目の接種から1〜2.5ヵ月の間で、3回目の接種は1回目の接種から5〜12ヵ月の間で調整すること。

他のワクチン製剤との接種間隔

  • 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。

慎重投与

(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)

  • 被接種者が以下に該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
  • 血小板減少症や凝固障害を有する者[本剤接種後に出血があらわれるおそれがある。]
  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者
  • 過去に痙攣の既往のある者
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への接種」の項参照]


重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

(頻度不明注1)

  • ショック又はアナフィラキシーを含むアレルギー反応、血管浮腫があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

(頻度不明注1)

  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。通常、接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、痙攣、運動障害、意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。

ギラン・バレー症候群

(頻度不明注1)

  • ギラン・バレー症候群があらわれることがあるので、四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 癌原性HPVは子宮頸癌(扁平上皮細胞癌及び腺癌)の発症に関連しており、HPV-16及びHPV-18がもっとも多い型で、世界的には次いでウイルスの型が近縁のHPV-45及びHPV-31が多い。HPV-16及びHPV-18が子宮頸癌の約70%、HPV-16,18,31及び45を合わせて子宮頸癌の78.5〜80.3%7),8)に関連している。
    子宮頸癌及びその前癌病変に進行する危険性は、HPVの持続的な感染により増加すると考えられている。
    本剤は、HPV-16型及びHPV-18型の主要カプシドL1たん白質で構成されるウイルス様粒子(VLP)を精製した非感染性の組換えワクチンである。本剤投与によりL1 VLPに対する液性免疫及び細胞性免疫を惹起され有効性を示すことが、動物モデルを用いた試験より示唆されている。
    本剤の作用メカニズムとしては、本剤により誘導された血清中抗HPV IgG抗体が子宮頸部粘膜に滲出し、子宮頸癌の主要原因である癌原性HPVの持続的な感染を予防していると考えられている。


★リンクテーブル★
リンク元細菌」「リポ多糖」「グラム染色」「セファロスポリン系抗菌薬」「ペニシリンG
拡張検索主としてグラム陰性菌に作用するもの」「嫌気性グラム陰性菌」「好気性グラム陰性菌
関連記事陰性」「」「ラム

細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



リポ多糖」

  [★]

lipopolysaccharide, LPS
リポ多糖類リポポリサッカライド
  • エンドトキシン endotoxinである
主にマクロファージを刺激して多彩な生理作用を表す
  • グラム陰性菌の細胞成分
  • O抗原多糖体-Rコア-リピドA

LPSの生物活性 (SMB.115-117)

  • 1. B細胞マイトジェン活性:B細胞の分裂を誘導
  • DNA合成の促進
  • 2. ポリクローナルB細胞活性化:B細胞を刺激し、抗原非特異的に抗体産生細胞へと分化誘導。IgMクラスの抗体を産生させる。
  • 3. マクロファージの活性化:サイトカイン(IL-1、TNF-α、IFN、コロニー刺激因子(CSF)など)、フリーラジカルを放出させる。
  • 4. 補体の古典的経路、別経路を活性化
  • 5. アラキドン酸代謝経路の刺激:ロイコトリエン、プロスタグランジンの産生亢進
  • 6. 白血球との結合:生体ではLPS投与後1時間目に顆粒球減少(白血球凝集や末梢血管への貯留による)。2-4時間後、急激に白血球増加(骨髄の顆粒球の放出や顆粒球産

生の増加による)

  • 7. 血小板の活性化と破壊:セロトニン、核酸、血小板因子3などを放出。LPSにより破壊されやすい
  • 8. NK細胞やNKT細胞によるIFN-γの産生亢進

リポ多糖の受容体

リポ多糖受容体=CD14

リポ多糖のクリアランス(SMB.117)

  • 血流に入ったLPSは、LPS結合タンパク質(LBP)や遊離CD14と結合し、ついで血清タンパク質(特に高比重リポタンパク質(HDL)と結合し、速やかに主に肝臓に取り込まれる。肝臓、脾臓などのマクロファージ系の貪食細胞がLPSを捕獲し、比較的長い時間かかって分解するらしい。

リポ多糖の臨床的意義 (SMB.117-118)

エンドトキシンショック

  • 1. マクロファージ、単球、好中球、NK細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞などに作用し、TNFIFNIL-1IL-6IL-8などのサイトカインを誘導
  • 2. 1.のサイトカインは、標的細胞に作用し、血小板活性化因子(PAF)、ロイコトリエンプロスタグランジン活性酸素NO、プロテアーゼなどを放出させる。
  • 3. 発熱、悪寒、白血球減少、DIC、出血、低血圧、頻脈、アシドーシス、多臓器障害、多臓器不全をもたらす。

抗生物質誘発内毒素遊離

  • 内毒素は菌が増殖するときに、外膜より遊離。
  • ある種の抗生物質は菌を殺す際、大量の内毒素の遊離を招く

検査



グラム染色」

  [★]

Gram stain
(国試)Gram染色
染色法


構成高分子 グラム陽性菌 グラム陰性菌
外膜 なし あり
ペリプラズム なし あり
蛋白質の分泌場所 細胞外 ペリプラズムないし細胞外
ペプチドグリカン 多重層 単層ないし薄層
タイコ酸 あり なし
リポ多糖 なし あり(外膜)
リポタンパク質 まれにしかない 多くの場合存在する
リン脂質 なし あり


方法

ハッカー変法

参考1
時間は試薬により変わる


グラム陽性と陰性の区別ができない菌

抗酸菌(結核菌らい菌)、放線菌スピロヘータマイコプラズマリケッチアクラミジアなど (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.4)

参考

  • 1.
[display]http://krawelts.exblog.jp/2887409

国試


セファロスポリン系抗菌薬」

  [★]

cephalosporin antibiotics, cephalosporin, cephalosporins
セフェム系抗菌薬?、セフェム系抗生物質cephem antibiotic? cephem antibiotics
抗菌薬βラクタム系抗菌薬 、第三世代抗生物質

特徴

  • 抗菌スペクトルが広い
グラム陽性菌グラム陰性菌

構造

副作用

  • 過敏症(ペニシリン系抗菌薬と同様であるが、頻度はペニシリン系に比べ低い)
  • (1)ジスルフィラム様作用、(2)ビタミンK依存性の凝固因子の産生低下(cefotetancefoperazoneに特徴的。共通点はN-methylthiotetrazole(NMTT) side chainを持つこと)。(PPC.612)

セフェム系抗菌薬

第三世代セフェム

セフォタキシム cefotaxime
セフトリアキソン ceftriaxone
セフジニル cefdinir
セフジトレンピボキシル cefditoren pivoxil
セフチブテン ceftibuten
セフポドキシムプロキセチル cefpodoxime proxetil
セフチゾキシム ceftizoxime
セフォペラゾン cefoperazone
セフタジジム ceftazidime




ペニシリンG」

  [★]

penicillin G, PCG
ベンジルペニシリン benzylpenicillin
注射用ペニシリンGカリウム
ペニシリンG肺炎球菌


特徴

構造

肺炎球菌

  PCGMIC値(μg/ml)
ペニシリン感受性肺炎球菌 PSSP ≦0.06
ペニシリン中等度耐性肺炎球菌 PISP 0.12-1.0
ペニシリン耐性肺炎球菌 PRSP ≧2.0


主としてグラム陰性菌に作用するもの」

  [★]

商品


嫌気性グラム陰性菌」

  [★]

gram-negative anaerobic bacteria
グラム陰性菌嫌気性菌


好気性グラム陰性菌」

  [★]

gram-negative aerobic bacteria
グラム陰性菌好気性菌


陰性」

  [★]

negativitynegativecryptic
潜在性ネガティブ隠れた否定的


菌」

  [★]

fungusfungimicrobial
菌類真菌真菌類微生物


ラム」

  [★]

rhm
照射線量率定数 exposure rate constant




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