キリップ分類

出典: meddic

Killip classification
Killip分類
心筋梗塞Forrester分類

概念

  • 急性心筋梗塞の初診時の心不全重症度と予後推定の指標となる。
  • 聴診所見で心機能障害の分類を行っている

心筋梗塞の重症度分類

class分類 所見 死亡率(%)
class 1 聴診上正常 心不全無し 8
class 2 全肺野の1/2未満でラ音聴取(下肺野で) 軽度~中等度心不全 30
class 3 全肺野の1/2以上でラ音聴取 44 肺水腫、重症心不全
class 4 心原性ショック 血圧≦90mmHg, 尿量減少 80-100



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Killip(キリップ)分類について解説します。 Killip(キリップ)分類とは 急性心筋梗塞における心機能障害の重症度分類をKillip(キリップ)分類といいます。 クラスⅠ~Ⅳに分類されます。(図) (『ナース専科マガジン』2014年11月号 ...
生活習慣病 心筋梗塞の重症度評価~重症度の判定に使うキリップ分類って? 冠疾患集中治療室(CCU)における急性心筋梗塞の死亡例では、死因の約70%程度がポンプ失調と心破裂(中核穿孔を含む)合併症によるものだと言われて ...
医療、看護、介護、福祉、リハビリ(理学療法 作業療法 言語聴覚療法)、栄養に関わることを主に掲載しています。 ... Killip 分類 急性心筋梗塞による心不全の重症度を胸部の理学所見からスコア化したものである。 下記を参照下さい。

関連画像

心不全の看護・合併症⑦ 分類 聴診 所見 に よる 分類 だ下記を参照下さい。


★リンクテーブル★
先読み心筋梗塞」「Forrester分類
リンク元心原性ショック
関連記事分類

心筋梗塞」

  [★]

myocardial infarct, MI (M), myocardial infarction
postmyocardial infarction心筋梗塞の心電図冠状動脈

定義

  • 冠循環障害による心筋壊死

原因

  • 血栓の塞栓(冠状動脈粥状硬化巣の破綻、心房細動、心内膜炎、弁膜症)
  • 血管炎、解離性動脈瘤、川崎病

リスクファクター

  • 高脂血症、肥満、糖尿病

分類

時間

筋層の梗塞の深さ

  • 貫壁性心筋梗塞
  • 非貫壁性心筋梗塞

梗塞部位による分類

重症度

STEMI患者における血圧と脈拍(HIM.1533)

  • ST上昇心筋梗塞(STEMI)を起こした患者の多くは、最初の1時間以内では正常な血圧と脈拍を示す。
  • 前壁梗塞を起こした患者の1/4は頻脈と高血圧
  • 下壁梗塞を起こした患者の1/2は徐脈と低血圧

急性心筋梗塞と房室ブロック (HIM.1420)

  • 前壁梗塞より下壁梗塞で2度以上の房室ブロックがよく起こる。下壁梗塞でのブロックの程度は、房室結節の中でより安定で狭い補充調律である傾向にある。これにたいし、前壁梗塞は房室結節複合の遠位、ヒス束、索枝(bundle branch)での房室ブロックと関連しており、広いQRS複合、不安定な補充律動、および高い死亡率を伴う悪い予後に終わる。

検査

心電図

QB CBR vol.3 p.201 I II III aVR aVL aVF V1 V2 V3 V4 V5 V6 冠動脈
前壁中隔 V1-4                 LAD
側壁 I,aVL,V5-6                 LCX
下壁 II,III,aVF                   RCA
後壁 V1(↑R)                        
aVRは正常心電図では幅広いQ波を呈する
 
PHD. 102 I II III aVR aVL aVF V1 V2 V3 V4 V5 V6 冠動脈
下壁 II,III,aVF                   RCA
前壁中隔 V1-V2                     LAD
前壁心尖 V3-V4                     LAD(distal)
前壁側壁 I,aVL,V5-6                 LCX
後壁 V1,V2(↑R)                     RCA
  • 心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.131も参考に

心電図の異常波形と時間経過

PHD.105
  hyper
acute
acute hours day 1-2 days later weeks later
  心筋虚血 心筋壊死      
ST   ST上昇 ST上昇 ST上昇 ST正常化 ST正常
T T波増高 T波増高 T波増高  陰性T T正常
R     ↓R振幅
Q     異常Q出始め 異常Q深くなる 異常Q

心電図の異常波形と時間経過 QB CBT vol3.237

  • 1. 発症直後よりT波の増高(超急性期T波)とSTの上昇が見られる
  • 2. 発症後1-数時間を経過すると貫壁性の心筋壊死が生じ、異常Q波が出現し始める
  • 3. 数日後よりSTは基線に戻り始め、T波の陰転が始まる。およそ1週間後にはSTは基線に戻り、陰性T波(冠性T波)が完成する。この時期になってもST上昇が持続する場合には心室瘤の形成が危惧される。
→also see心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.169-170


心エコー

  • 局所的壁運動低下、心膜液の出現

胸部単純X線

  • 心拡大、肺うっ血

血液検査

  • CK:上昇
  • CK-MB:上昇
  • AST:上昇
  • ALT:正常
  • LDH:上昇
  • 白血球:上昇
  • ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP):上昇
  • ミオグロビン:上昇
  • 心筋トロポニンT:上昇
  • 心筋トロポニンI:上昇


治療

ガイドライン

  • 1. 急性心筋梗塞(ST上昇型)の診療に関するガイドライン
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_takano_h.pdf

国試




Forrester分類」

  [★] フォレスター分類


心原性ショック」

  [★]

cardiogenic shock
心臓ショック
ショック

概念

  • 何らかの心機能の障害により心拍出量が低下し、臓器還流不全を来した(ショック)病態。

分類

原因疾患の型

  • 駆出不全型、駆出障害型 :急性心筋梗塞、重症心筋炎、急性弁不全
  • 充満不全型、心室充満障害:急性心タンポナーデ、緊張性気胸

出典不明

  • 左心不全性心原性ショック
  • 重症不整脈性心原性ショック
  • 右心負荷性心原性ショック

症状

  • 1. 低血圧:収縮期圧90mmHg以下。高血圧患者では発症前値より30mmHg以上の低下。
  • 2. 尿量の減少:時間尿20mL以下
  • 3. 不穏、意識レベルの低下
  • 4. 末梢循環不全に基づく皮膚の蒼白化、チアノーゼ、冷汗など ← 交感神経の緊張(末梢血管収縮)
→ 代謝性アシドーシス
  • 5. 肺うっ血:左室拡張末期圧の上昇により肺静脈圧が上昇する  ←  出血性ショックと違う点
  • 6. (心拍出量の低下の代償として)頻脈(>90回/分)

検査



分類」

  [★]

taxonomy, classification





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