キニン

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kinin
キニン-カリクレイン系カリクレイン


  • produced by proteolytic cleavage of precursors;mediate vascular reaction, pain (BTH.53)


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/13 02:34:49」(JST)

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和文文献

  • 比内鶏の発育形質関連QTL解明とその検証(第3報)コレシストキニンA受容体遺伝子の一塩基多型が比内鶏の発育形質に及ぼす影響
  • 力丸 宗弘,小松 恵,武田 尚人 [他]
  • 秋田県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Prefectural Livestock Experiment Station (29), 56-62, 2015-03
  • NAID 40020413721
  • アレルギー性鼻炎の臨床研究 : pathophysiology and immunology
  • 大久保 公裕
  • アレルギー 63(10), 1317-1324, 2014-12-01
  • … 鼻炎では鼻粘膜の神経原性炎症が生じている.その主役はサブスタンスP(SP)をはじめとする神経ペプチドであるが,分解酵素である中性エンドペプチデース(NEP)はその活性を低下させる.神経ペプチドはブラディキニン(BK)により神経より放出され, BKでの反応が増加する花粉飛散期では両者の血管への作用が増強すると考えられる.しかし,アレルギー性鼻炎の症状をSPやBKの受容体拮抗薬を用いても制御することは現段階では …
  • NAID 110009878618
  • 線形ブレンドスキニングにおける補助骨の姿勢最適化
  • 向井智彦
  • 研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) 2014-CVIM-194(1), 1-6, 2014-11-13
  • … 実時間アプリケーションにおける CG キャラクタの皮膚変形表現には,線形ブレンドスキニング法が広く利用されている.さらに,補助骨と呼ばれる冗長なリグを導入することで,スキンアニメーションの品質を改善するとともに,筋肉の隆起などの複雑な皮膚変形を表現する技法が実用化されている.しかし,補助骨のリギングにはデザイナーの熟練と試行錯誤が必要であり,膨大な作業コストが必要となっている. …
  • NAID 170000087549

関連リンク

コレシストキニン・パンクレオザイミン (CCK・PZ) は、消化管ホルモンの一つで、 十二指腸や空腸のI細胞から分泌される。 33個のアミノ酸からなるペプチド (CCK-33) で、小腸のI細胞で作られる。十二指腸内のペプチド、アミノ酸、脂肪酸によって分泌が 促進され ...
キニーネ(またはキニン、英: Quinine)は、キナ(機那)の樹皮に含まれる分子式C20H 24N2O2のアルカロイドである。 IUPAC名は(6-Methoxyquinolin-4-yl)[(2S,4S,5R)-5- vinyl-1-aza-bicyclo[2.2.2]oct-2-yl]-(R)-methanol。 1820年にキナの樹皮から単離、 ...

関連画像


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添付文書

薬効分類名

  • 鎮痛・抗炎症・解熱剤

販売名

コバロキニン錠60mg

組成

成分・含量

  • 1錠中、日局ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)含有

添加物

  • 乳糖水和物
    結晶セルロース
    低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
    ステアリン酸マグネシウム
    三二酸化鉄

禁忌

  • 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある。](ただし、「慎重投与」の項参照)
  • 重篤な血液の異常のある患者[血小板機能障害を起こし、悪化するおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[急性腎不全、ネフローゼ症候群等の副作用を発現することがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制により浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある。]
  • 本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息発作を誘発することがある。]
  • 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)


効能または効果

  • 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
    関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛
  • 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。
    頓用の場合は、1回60〜120mgを経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
    また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
  • 手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎
  • 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。
    頓用の場合は、1回60〜120mgを経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
    また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
  • 下記疾患の解熱・鎮痛
    急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
  • 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mgを頓用する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大180mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

慎重投与

  • 消化性潰瘍の既往歴のある患者[潰瘍を再発させることがある。]
  • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
  • 血液の異常又はその既往歴のある患者[溶血性貧血等の副作用がおこりやすくなる。]
  • 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させることがある。]
  • 腎障害又はその既往歴のある患者[浮腫、蛋白尿、血清クレアチニン上昇、高カリウム血症等の副作用がおこることがある。]
  • 心機能異常のある患者(「禁忌」の項参照)
  • 過敏症の既往歴のある患者
  • 気管支喘息の患者[病態を悪化させることがある。]
  • 潰瘍性大腸炎の患者[病態を悪化させることがある。]
  • クローン病の患者[病態を悪化させることがある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)


重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • *無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少(頻度不明):無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • *中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎(頻度不明):急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性腎不全に伴い高カリウム血症があらわれることがあるので、特に注意すること。
  • うっ血性心不全(頻度不明):うっ血性心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  • 消化管出血(頻度不明):重篤な消化性潰瘍又は小腸、大腸からの吐血、下血、血便等の消化管出血が出現し、それに伴うショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、これらの症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 消化管穿孔(頻度不明):消化管穿孔があらわれることがあるので、心窩部痛、腹痛等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 肝機能障害、黄疸(頻度不明):肝機能障害(黄疸、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇等)、劇症肝炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 喘息発作(頻度不明):喘息発作等の急性呼吸障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。
  • 無菌性髄膜炎(頻度不明):無菌性髄膜炎(発熱、頭痛、悪心・嘔吐、項部硬直、意識混濁等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。(特にSLE又はMCTDの患者に発現しやすい。)
  • *横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。


薬効薬理

  • *プロドラッグであり、活性代謝物のトランスOH体が酸性非ステロイド性抗炎症薬としての作用を示す。すなわち、プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を現す。構成型COX(COX-1)と誘導型COX(COX-2)に対する選択制はない。3)

有効成分に関する理化学的知見

  • 一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(Loxoprofen Sodium Hydrate)
    化学名:Monosodium 2-{4-[(2-oxocyclopentyl)methyl]phenyl}propanoate dihydrate
    分子式:C15H17NaO3・2H2O
    分子量:304.31
    性状:白色〜帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
    水又はメタノールに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
    水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
    1.0gを新たに煮沸して冷却した水20mLに溶かした液のpHは6.5〜8.5である。
    構造式:


★リンクテーブル★
先読みカリクレイン」「キニン-カリクレイン系
リンク元重症筋無力症」「心房性ナトリウム利尿ペプチド」「ブラジキニン」「オータコイド」「カリクレイン・キニン系
拡張検索セクレチン・コレシストキニン試験」「ニューロキニンA」「ブラジキニンB1受容体」「ブラジキニンB2レセプター」「コレシストキニン・パンクレオザイミン

カリクレイン」

  [★]

kallikrein
カリジノゲナーゼ kallidinogenaseキニノゲニン kininogenin
カリクレインカルナクリンサークレチンローザグッド



キニン-カリクレイン系」

  [★] カリクレイン・キニン系


重症筋無力症」

  [★]

my asthenia gravi
myasthenia gravis, MG
神経筋接合部
  • first aid step1 2006 p.189,201,294,414

概念

  • 自己免疫疾患 
  • 抗アセチルコリン受容体抗体による神経筋接合部伝達障害
  • アセチルコリン受容体に対する自己抗体が、アセチルコリンの結合を阻害し、アセチルコリン受容体の数を減少させ、あるいは補体系を介した細胞膜破壊を引き起こす。

病因

疫学

  • MGの有病率:1-7/10,000。女性20-30歳代最大に多い。男性50-60歳代に多い。男女比:3:2。(HIM.2672-)

遺伝形式

病変形成&病理

病態

  • 筋脱力、易疲労性と症状の変動(夕方、反復動作で悪化。朝、休息後、睡眠後に軽快)

症状

  • 筋脱力
  • 眼  :眼瞼下垂、複視
  • 舌  :舌筋の萎縮
  • 喉頭 :言語障害
  • 咽頭 :嚥下障害
  • 横隔膜:呼吸困難
  • 肋間筋:呼吸困難
  • 四肢 :歩行障害(近位筋優位・上肢優位の筋脱力)

HIM.2672-

  • 主要な症状は筋脱力と疲労性。筋肉の反復使用で悪化。急速や睡眠で改善。MGの経過は様々(個人差が大きいってことか)。発病から2,3年は緩解したり発症したりする。まれに完全に緩解する。全身疾患や未治療の感染症があると筋脱力が悪化したりmyasthenic crisisを起こしたりする。。
  • 筋脱力の分布は特徴的。頭部特に眼瞼や外眼筋にみられる。複視や眼瞼下垂が普通の最初の訴えである。
  • 表情筋の筋脱力で笑おうとしたときに"snarling"を生じる。咬筋の筋脱力は咀嚼を長い間したときに認められる。
  • Speech may have a nasal timbre caused by weakness of the palate or a dysarthric "mushy" quality due to tongue weakness. *Difficulty in swallowing may occur as a result of weakness of the palate, tongue, or pharynx, giving rise to nasal regurgitation or aspiration of liquids or food
  • Bulbar weaknessはMuSK antibody?positive MGのときにとくに著明となる。
  • 85%までの患者で筋脱力が全身性となる。3年以上、筋脱力が外眼筋に限局している場合、筋脱力が全身性になることはない。→ ocular MG
  • MGの筋脱力は近位部であり、非対称性である。深部腱反射は保たれる。筋脱力が呼吸筋におよび呼吸補助が必要になったら、その患者はin crisisと呼ばれる。

重症筋無力症と関連する疾患。(HIM.2672-)

  • MG患者の~75%が胸腺の異常を有している。
  • 40歳以上の患者で胸腺が肥大していたら胸腺腫が疑わしい。
  • 患者の3-8%が甲状腺機能亢進症を有しており、重症筋無力症の症状を悪化させる。
  • 甲状腺機能検査はMGを疑う患者すべてに行うべき。
  • どんな慢性感染症でもMGを悪化させる。
  • 呼吸機能検査はやる価値がある。MGでは頻繁にそして重度の呼吸機能低下をきたす。
  • 胸腺の疾患:胸腺腫、胸腺過形成
  • 他の自己免疫疾患:橋本病、グレーブス病、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、自己免疫性の皮膚疾患、他の家族性の自己免疫疾患
  • 重症筋無力症を悪化させる疾患:甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、潜在性の感染症、治療中の他の疾患
  • 治療に干渉する疾患:結核、糖尿病、消化性潰瘍、消化管出血、腎疾患、高血圧、ぜんそく、骨粗鬆症、肥満

診断

鑑別診断

(CASES)
上位and/or下位
運動ニューロン
motor neurone disease
運動ニューロン疾患
線維束性攣縮。進行例では筋力低下
muscular dystrophy
筋ジストロフィー
ある種の筋肉が選択的に筋力低下する。家族歴がある。
dystrophia myotonica
筋強直性ジストロフィー
咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋の筋萎縮、四肢遠位端の筋萎縮。顔貌が特徴的(前頭部脱毛、無表情、窪んだ頬)。家族歴ある。筋電図が診断に有用(急降下爆撃音)。
polymyositis
多発筋炎
普通は皮疹と関節痛が出現。CKが上昇。筋生検が診断に有用
myopathy
ミオパチー
甲状腺中毒性ミオパチー、甲状腺機能低下症によるミオパチー、クッシング症候群によるミオパチー、アルコール性のミオパチー
神経筋接合部 non-metastatic associations of malignancy
(paraneoplastic syndrome(傍腫瘍性症候群 = 腫瘍随伴症候群)のこと)
胸腺腫の症例の10%に重症筋無力症がみられる。ランバート・イートン筋無力症症候群は小細胞癌と関連がある。
     
(HIM.2674)
神経筋接合部 congenital myasthenia syndrome
先天性筋無力症症候群
 
神経筋接合部 drug-induced myasthenia
薬剤性筋無力症
重症筋無力症の誘発:ex. ペニシラミン(強皮症や関節リウマチの治療薬。筋力低下は軽度で拭くよう中断で改善)
重症筋無力症の悪化:ex. アミドグリコシド系抗菌薬、プロカインアミド
神経筋接合部 Lambert-Eaton myasthenic syndrome
ランバート・イートン筋無力症症候群
全身の筋肉が冒されるが、特に下肢の近位筋が冒される。MGと同じように~70%の患者で脳神経所見(眼瞼下垂、複視など)が認められる。MGと違うのは(1)反射が消失・減弱すること、(2)自律神経系の変化(口渇、勃起不全)を生じる、(3)神経刺激検査で漸増(waxing)が見られることである。病因は神経筋接合部のP/Q type calcium channelsに対する抗体の出現であり、85%の患者で見いだされる。治療はMGのように血漿交換や免疫抑制薬が使われる。3,4-DAPやpyridostigmineは症状に対する治療のために用いる。前者は運動神経の終末部でカルシウムチャネルをブロックし活動電位を延長させる。後者はアセチルコリンエステラーゼを阻害してシナプスにおける神経伝達物質の濃度を上げる。
精神疾患 neurasthenia
神経衰弱症
歴史的な用語。器質的な障害を伴わない筋無力症のような脱力を伴う症候群。患者は筋脱力や疲労を訴えてやってくる。筋肉の検査では器質的変化は認めないが"jerky release"あるいは"give-away weakness"が認められる。患者の主訴は反復動作による筋力低下よりむしろ疲労や感情鈍麻である。
内分泌疾患 hyperthyroidism
甲状腺機能亢進症
MGが疑われる患者にはthyroid function testをルーチンにやる。甲状腺機能異常は筋無力症の筋力低下を大きくすることがある。
神経筋接合部 botulism
ボツリヌス症
ボツリヌス毒素はシナプス前膜からの神経伝達物質の開口分泌を妨げる。症状はbulbar weakness (複視、構音障害、嚥下困難)。感覚障害はない。深部腱反射は初期には保たれている。進行すれば反射は見られなくなる。筋脱力は全身性。呼吸困難に陥ることがある。精神状態は正常。自律神経症状(麻痺性イレウス、便秘、urinary retention、瞳孔の散大、瞳孔の反応性低下、口渇)。確定診断は血清中の毒素の検出だけど、見つかることはまれ。神経伝導検査(nerve conduction studies):compound muscle action potentials (CMAPs)の低下。高頻度の刺激で振幅が増加。治療:intubation for airway protection、呼吸補助、aggressive inpatient supportive care(e.g., nutrition, DVT prophylaxis)。馬の抗毒素を検査結果が帰ってくる前に投与する(?)。
上位運動ニューロン intracranial mass lesions
頭蓋内占拠病変
複視はintracranial mass lesionが外眼筋の神経を圧迫することにより生じる。
progressive external ophthalmoplegia
進行性外眼筋麻痺
外眼筋の筋脱力を伴う。四肢の近位筋の筋力低下やそのほかの全身症状を伴うことがある。ミトコンドリアの異常を有する。

検査

HIM.2672-

  • 画像検査:胸部のCT, MRI → 胸腺腫のスクリーニング
  • 血清学的検査:全身性エリテマトーデスのスクリーニング検査、抗核抗体、リウマトイド因子、抗甲状腺抗体
  • 甲状腺機能検査
  • PPD skin test:結核の検査
  • 胸部X線検査:結核の検査
  • 空腹時血糖検査:耐糖能異常(糖質コルチコイドの副作用)
  • 肺機能検査:重症筋無力症の病態把握
  • 骨密度検査(老人):糖質コルチコイドの副作用

治療 IMD.1075

  • 薬物療法
  • 抗アセチルコリンエステラーゼ薬
  • 適応:眼症状のみ、高齢者
  • 糖質コルチコイド ← (CASES p.36によると第一選択らしいが)
  • 適応:症状が強く全身性で、血清抗AChR抗体高値、かつ胸腺腫
  • 免疫抑制薬
  • 適応:難治例
  • 手術療法
  • 胸腺摘除
  • 適応:症状が強く全身性で、血清抗AChR抗体高値、かつ胸腺腫。良い適応は診断後5年以内かつ胸腺腫が無い場合(CASES.36)。
  • 適応:難治例
  • 放射線療法
  • 適応:悪性胸腺腫か胸腺異所迷入例であって胸腺摘除後

HIM.2672-

  • 薬物療法:コリンエステラーゼ、グルココルチコイド、免疫抑制薬、免疫グロブリン製剤
  • 手術療法:胸腺摘出術
  • その他の治療:血漿交換

禁忌

医療禁忌マニュアル
  • ベンゾジアゼピン系薬などの筋弛緩作用を有する薬物の投与により呼吸不全の危険がある ex. ミダゾラム
  • アミドグリコシド系抗菌薬は神経接合部作用があり、重症化の恐れ
  • インターフェロンα:クリーゼを起こしたという報告があり、一旦起こると薬物を中止しても進行し重症化しうる。

予後

  • ほとんどの患者が適切な処置によりfull productive livesに復帰できる。(HIM.2672-)

国試

参考

  • 1. [charged] Treatment of myasthenia gravis - uptodate [1]



心房性ナトリウム利尿ペプチド」

  [★]

atrial natriuretic peptide, ANP (SP)
心房性Na利尿ペプチド心房性利尿ペプチド心房性ナトリウム利尿因子 atrial natriuretic factor ANF、心房性ナトリウム利尿ホルモン atrial natriuretic hormone ANH
カルペリチドナトリウム利尿ペプチド
[show details]

分類

性状

  • ペプチド
  • 28 a.a.

産生組織

  • 心房筋 (→心室で産生されるものはBNP

標的組織

  • 血管平滑筋
  • 腎臓
  • 糸球体
  • 直血管
  • 髄質集合管

受容体

作用

  • 血管平滑筋 → 弛緩
  • 腎臓 → Na排泄の上昇
  • GFRの増加、腎髄質血流の増加、尿細管のNa輸送の抑制
  • バソプレシン作用の抑制 (SP.793)

分泌の調整

  • 心房の伸展 ← 循環血液量の増加

分子機構

  • 受容体に結合した後、膜結合型のグアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMPがセカンドメッセンジャーとして機能

臨床関連



ブラジキニン」

  [★]

bradykinin BK
  • アレルギー、障害局所の腫脹、炎症反応に関与する

分類

性状

  • ポリペプチド
  • 9個のアミノ酸

産生

分解

作用

  • 血管平滑筋:弛緩→血管拡張→血圧↓
  • 内臓平滑筋:弛緩 収縮(QB2009.C-335)
  • 血漿滲出
  • 集合管:Na排泄↑
  • 発痛物質

産生の調節

  • 組織からの放出
  • 損傷組織から放出
  • 侵害刺激により組織に放出

分解の調節

アンジオテンシン転換酵素阻害薬(ACE阻害薬)によりブラジキニンの濃度が上昇する
→咳を誘発
ブラジキニン胎児動脈管閉鎖に関わっているので、母胎にACE阻害薬を投与すると胎児の動脈管が閉鎖する

分子機構

臨床関連

オータコイド」

  [★]

autacoid
局所ホルモン local hormone


定義

  • 局所で生成される調節物質
ホルモンでも神経伝達物質でもない
  • 特定の細胞から分泌され他の細胞に作用する物質。

特徴 (SPC. 89)

  • 生理的・病態時に出現する生体内活性物質
  • 極めて微量しか遊離しない
  • 強い薬理活性を有する
  • 作用範囲はホルモンと神経伝達物質の中間

オータコイドに分類される物質 (SPC.)



カリクレイン・キニン系」

  [★]

kallikrein-kinin system
キニン・カリクレイン系 kinin-kallikrein system
カリクレインキニン
[show details]



セクレチン・コレシストキニン試験」

  [★]

secretin-cholecystokinin test
セクレチンコレシストキニン


ニューロキニンA」

  [★]

neurokinin A
神経伝達物質
  • ペプチド性神経伝達物質


ブラジキニンB1受容体」

  [★]

bradykinin B1 receptor
ブラジキニンB1レセプター


ブラジキニンB2レセプター」

  [★]

bradykinin B2 receptor
ブラジキニンB2受容体


コレシストキニン・パンクレオザイミン」

  [★] コレシストキニン




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