カプトプリル

出典: meddic

cuptopril
アポプリールカトナプロンカトプロンカプシールカプトリルカプトルナコバプリルダウプリルCapoten
降圧薬アンジオテンシン変換酵素阻害薬血圧降下剤


分類

作用機序

  • 1. renin-angiotensin系抑制
アンジオテンシンIIの生成を抑制
末梢血管抵抗↓、アルドステロン分泌↓
  • 2. kallikrein-kinin系の亢進?
  • 3. prostaglandin系への作用?
  • 4. 血管壁でのrenin-angiotensin系の抑制?
  • 5. 末梢交感神経系の抑制?

適応

動態 (SPC.254)

  • 胃腸管から吸収され、約1時間で最高血中濃度
  • 半減期は0.66時間
  • 腎排泄

禁忌

  • 妊婦

臨床関連

  • カプトプリル負荷試験


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/08/06 00:37:02」(JST)

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UpToDate Contents

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和文文献

  • 【虚血性腎症を探る】  虚血性腎症の早期診断
  • 中川直樹,長谷部直幸
  • 血圧 18(3), 252-255, 2011-3
  • 雑誌掲載版虚血性腎症は早期発見・早期治療により可逆性を期待できる疾患である。スクリーニング検査は血漿レニン活性の測定である。片側性狭窄ではレニン高値になるが、両側性では正常から低値になる場合がある。超音波腎血流ドプラ検査は形態的、機能的診断法として大変有用である。各検査の長所・短所を理解したうえで、高リスク患者には非侵襲的なスクリーニング検査を進めていくことが重要である。
  • NAID 120003290078
  • 無治療の経過で腎クリーゼと心筋炎を併発した強皮症の1剖検例
  • 川西 邦夫,小池 美菜子,木村 和生,佐々木 裕子,高橋 正毅,松上 桂子,中川 典明,中野 雅行,武井 卓,新田 孝作
  • 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 43(10), 865-871, 2010-10-28
  • … 是正したが,乏尿であり,血液透析を継続した.顔貌,皮膚所見,抗Scl-70抗体陽性より,全身性強皮症と診断した.生理・画像検査上,心嚢液貯留,肺高血圧,間質性肺炎の所見を認めた.心保護目的にカプトプリル6.25mg/日を開始し,第9病日よりプレドニゾロン20mg/日の投与を開始した.徐々に血圧の変動が改善し,経口摂取も可能となっていたが,第16病日の早朝,突然心停止となり,蘇生するも循環動態は改善せず …
  • NAID 10027724990
  • 〈症例〉サブクリニカルクッシング症候群と原発性アルドステロン症を合併したと考えられた両側副腎腫瘍に選択的副腎静脈サンプリングが有用であった1症例
  • 中坊 麻利,甲斐 達也,前嶋 哲也,金政 健,筑後 孝章,野澤 昌弘
  • 近畿大学医学雑誌 34(3), 191-198, 2009-09
  • … 原発性アルドステロン症の疑いで当科に紹介された.画像所見上は両側副腎腫瘍が認められた.入院にて更に内分泌学的検査を行ったところ,尿中アルドステロンの上昇と血中DHEA-S の正常低値もあり,カプトプリル負荷試験では陽性基準を満たした.また,コルチゾールの簡易日内変動と1mg・8mg デキサメサゾン抑制試験を施行したところ,日内変動は消失しており1mg・8mg のデキサメサゾン抑制試験は陽性であったた …
  • NAID 120002188089

関連リンク

カプトプリルとは。効果、副作用、使用上の注意。アンジオテンシンは生理的昇圧物質で、全身の末梢の動脈を収縮させて血圧を上げるほか、ナトリウムを体内に蓄積させ、昇圧ホルモンを副腎(ふくじん)から分泌させるはたらきが ...
カプトリルとは?カプトプリルの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
カプトリル(カプトプリル)の作用機序:高血圧治療薬 高血圧であると、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を防ぐために血圧を下げることを考えます。この時、血圧を下げるための概念は単純であり、「血圧を上げる物質の働きを抑制 ...

関連画像

カプトプリル。カプトプリル錠25mg「トーワ カプトプリルRカプセル18.75「SW カプトリルの構造式卡托普利片(カプトプリル)カプトプリル 25 (カプトプリル) 25mgカプトプリル(カプトプリル

添付文書

薬効分類名

  • レニン・アンジオテンシン系降圧剤

販売名

コバプリル錠12.5

組成

  • コバプリル錠12.5は1錠中カプトプリル12.5mgを含有する。
    添加物として乳糖,トウモロコシデンプン,ヒドロキシプロピルセルロース,カルメロースカルシウム,ステアリン酸マグネシウムを含有します。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫等)

  • [高度の呼吸困難を伴う血管浮腫を発現するおそれがある。]

* デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の患者

  • [「相互作用」の項参照]

アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69(R))を用いた血液透析施行中の患者

  • [「相互作用」の項参照]

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

  • [「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]

効能または効果

  • 本態性高血圧症,腎性高血圧症,腎血管性高血圧症,悪性高血圧
  • 通常,成人に1日37.5?75mgを3回に分割経口投与する。年齢,症状により適宜増減する。
    なお,重症例においても1日最大投与量は150mgまでとする。
  • 重篤な腎障害のある患者では,血清クレアチニン値が3mg/dLを超える場合には,投与量を減らすか,又は投与間隔をのばすなど慎重に投与すること [過度の血圧低下及び血液障害が起こるおそれがある。]。(「慎重投与」の項参照)

慎重投与

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者

  • [「重要な基本的注意」の項参照]

高カリウム血症の患者

  • [「重要な基本的注意」の項参照]

重篤な腎障害のある患者

  • [〈用法用量に関連する使用上の注意〉の項参照]

造血障害のある患者

  • [好中球減少症,無顆粒球症等の副作用が発現することがある。]

全身性エリテマトーデス(SLE)などの免疫異常のある患者

  • [好中球減少症,無顆粒球症等の副作用が発現することがある。]

重篤な肝障害のある患者

  • [黄疸等の副作用が発現することがある。]

消化性潰瘍又はその既往歴のある患者

  • [副作用として消化器症状が発現することがある。]

脳血管障害のある患者

  • [過度の降圧が脳血流不全を惹起し,病態を悪化させることがある。]

光線過敏症の既往歴のある患者

  • [副作用として発疹等の皮膚症状が発現することがある。]

高齢者

  • [「高齢者への投与」の項参照]

重大な副作用

血管浮腫

(頻度不明)

  • 呼吸困難を伴う顔面,舌,声門,喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがある。このような場合には,気管の閉塞を起こしやすくなるので,直ちに投与を中止し,エピネフリンの皮下注射,気道確保など適切な処置を行うこと。また,腹痛を伴う腸管の血管浮腫があらわれることがあるので,異常が認められた場合には,直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。

汎血球減少,無顆粒球症

(頻度不明)

  • 汎血球減少,無顆粒球症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。

急性腎不全,ネフローゼ症候群

(頻度不明)

  • 急性腎不全,ネフローゼ症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。

高カリウム血症

(頻度不明)

  • 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに適切な処置を行うこと。

天疱瘡様症状

(頻度不明)

  • 天疱瘡様症状があらわれることがあるので,このような場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

狭心症,心筋梗塞,うっ血性心不全,心停止

(頻度不明)

  • 狭心症,心筋梗塞,うっ血性心不全,心停止があらわれたとの報告がある。

アナフィラキシー様反応

(頻度不明)

  • アナフィラキシー様反応があらわれたとの報告がある。

皮膚粘膜眼症候群,剥脱性皮膚炎

(頻度不明)

  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群),剥脱性皮膚炎があらわれたとの報告がある。

錯 乱

(頻度不明)

  • 錯乱があらわれたとの報告がある。

膵 炎

(頻度不明)

  • 膵炎があらわれたとの報告がある。

薬効薬理

カプトプリルは,アンジオテンシン変換酵素の作用を阻害し,アンジオテンシン‐IIの産生を抑制する。これにより血管収縮が抑制されると同時にアルドステロン分泌が低下し,ナトリウムの排泄が促進され,降圧効果を示すとされている。3)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • カプトプリル(Captopril)

化学名

  • (2S)-1-[(2S)-2-Methyl-3-sulfanylpropanoyl] pyrrolidine-2-carboxylic acid

分子式

  • C9H15NO3S

分子量

  • 217.29

融 点

  • 105?110℃

性 状

  • 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
    メタノールに極めて溶けやすく,エタノール(99.5)に溶けやすく,水にやや溶けやすい。


★リンクテーブル★
国試過去問089E045
リンク元降圧薬」「血圧降下剤」「100Cases 39」「慢性心不全」「アンジオテンシン変換酵素阻害薬
拡張検索カプトプリル試験」「カプトプリル・レノグラム」「カプトプリル投与試験」「カプトプリル負荷テスト

089E045」

  [★]

  • 38歳の男性。頭痛と心悸亢進とを訴え来院した。数年前から多汗がある。1年間で体重が3kg減少した。体温37.2℃。脈拍90/分、整。血圧170/98mg/Hg。赤血球468万、Hb 14.0 g/dl、白血球7,200、血小板22万。血清生化学所見:空腹時血糖 130mg/dl、Na 144mEq/l, K 4.1mEq/l, Cl 102 mEq/l。T3 160 ng/dl(正常80-220)、T4 10ug/dl(正常5-12)。尿中VMA 35mg/24hr(正常2-7)。この患者に対して手術を行うことになった。
  • 術中・術後の全身管理のために手元に用意しておく物はなに
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

降圧薬」

  [★]

hypotensor, depressor, hypotensive drugs hypotensive agent hypotensive drug
降圧剤血圧降下薬高血圧症治療薬抗高血圧薬 antihypertensive antihypertensive drug, antihypertensive drugs
[show details]

降圧薬

  • (作用部位で分類)
  • 近位尿細管:アセタゾラミド:炭酸脱水酵素を阻害
  • 太いヘンレループ上行脚:フロセミド:Na+-K+-2Cl-共輸送体(NKCC)を阻害
  • 遠位尿細管前半部:チアジド系利尿薬:Na+とCl-の共輸送体を阻害
  • 遠位尿細管後半部と集合管:
スピラノラクトン:アルドステロン受容体に競合的に結合
トリアムチレン:Na+流入を抑制
  • (薬剤で分類)
  • チアジド系薬 thiazide diuretic
  • ヒドロクロロチアジド
  • トリクロルメチアジド
  • ループ利尿薬
  • フロセミド furosemide
  • K保持性利尿薬-抗アルドステロン薬
  • スピロノラクトン spironolactone
  • K保持性利尿薬-尿細管直接作用薬
  • トリアムテレン triamterene
  • 交感神経抑制薬
  • 受容体遮断薬
  • β遮断薬  プロプラノールなど
  • αβ遮断薬 
  • カルベジロール(α1遮断により末梢血管を拡張。β遮断により陽性変力作用を抑制)
  • アムスラロールなど
  • α遮断薬
  • プラゾシン
  • 中枢性交感神経抑制薬(α2受容体刺激薬)
  • クロニジンなど
  • 末梢性交感神経抑制薬 
  • カルシウム拮抗薬
強力な降圧効果を示す
細胞内へのCa流入を抑制することにより血管平滑筋を弛緩させ末梢血管抵抗を下げる
脳、心臓、腎臓への血流を保つ
膜電位依存性Caチャネルに作用して血管平滑筋を弛緩させる
副作用:ジルチアゼムの副作用:洞性徐脈、洞性ブロック
  • ニフェジピン: 血管への親和性が高い→抗高血圧薬として優れる
副作用:反射性交感神経緊張、顔面紅潮、浮腫(静脈拡張より動脈拡張の度合いが大きいため)、便秘
  • 血管拡張薬
  • ACE阻害薬
臓器障害の改善、進展予防 beyond blood pressure
RA系の抑制
アンジオテンシノゲン→(レニン)→アンジオテンシンI→(アンジオテンシン転換酵素)→アンジオテンシンII-(アンジオテンシン受容体遮断薬)-|アンジオテンシン受容体1
ACE阻害薬の腎機能保護
ACE阻害薬:輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 拡張 → 糸球体内圧↓
Ca拮抗薬 :輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 なし → 糸球体内圧↑
  • カプトプリル
副作用
ACEはブラジキニンを分解するキニナーゼIIと同一の酵素である。ACE阻害薬はこの酵素を阻害するが、ブラジキニンは血管拡張、決勝滲出決勝進出、発痛作用に関わっている。このため咳を誘発することがある。
禁忌
妊婦。ブラジキニンは胎児の動脈管閉鎖に関わっている。このた、母胎にACE阻害剤を加え、ブラジキニンが増えると胎児の動脈管が閉鎖してしまう。(血管浮腫?)
  • 1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AT1受容体拮抗薬)


降圧薬の積極的な適応と禁忌

降圧薬 積極的な適応 禁忌
高齢者 糖尿病 狭心症 心不全 脳血管障害 左室肥大 腎障害 心筋梗塞 頻脈 脂質代謝異常 前立腺肥大
Ca拮抗薬               心ブロック(ジルチアゼム)
ACE阻害薬         妊娠、高カリウム血症両側腎動脈狭窄
A-II受容体拮抗薬        
利尿薬                   痛風高尿酸血症
β遮断薬             ○(後)     喘息、心ブロック、末梢循環不良
α遮断薬                 起立性低血圧

  • 合併症を有する高齢者高血圧に対する第一選択薬と併用薬
合併症 Ca拮抗薬 ACE阻害薬 利尿薬 β遮断薬 α遮断薬
脳血管障害慢性期    
虚血性心疾患    
心不全  
腎障害    
糖尿病
高脂血症
痛風(高尿酸血症) ×    
慢性閉塞性肺疾患     ×  
閉塞性動脈硬化症 ×  
骨粗鬆症        
前立腺肥大        

○:第一選択 空欄:適応可 △:注意が必要 ×:禁忌

妊婦への降圧薬 (妊娠中毒症)

理由はACE参照

使用できる降圧薬

α2作動薬
  • 胎児がしっかりしているのなら
  • Ca拮抗薬
β遮断薬
α遮断薬

参考

  • 1. 高血圧治療ガイドライン
[display]http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/kouketuatu.html



血圧降下剤」

  [★]

降圧薬

商品


100Cases 39」

  [★]

erratic adj. adj. 軌道の定まらない。一貫性のない、不安定な、不規則
bowel motion 腸運動排便
fit adj. adj. 体調がよい、健康
emaciated adj.
glisten vi. ぴかぴか光る
dislodge
palliative
erythema multiforme 多形紅斑
dermatitis herpetiformis 疱疹状皮膚炎
itch 痒み
itching
celiac disease セリアック病
herpes gestationis 妊娠性疱疹
皮膚水疱
83歳 男性
主訴皮膚と口内における多数の水疱
現病歴水疱は2日前より出現水疱は破れやすく、赤色有痛性病変が残る。3ヶ月前から5kg体重が減少しており、食欲減退している。患者は体調の不調自覚してた。排便習慣が不規則になり、排便にいくらか血液を認めた。
既往歴:生来、健康であり、既往なし。
生活歴:一人住まい
嗜好歴:喫煙・飲酒無し
服薬歴:処方薬なし。マルチビタミンタブレットは体調の不調を感じてから薬局購入している。これ以外て薬を購入していない。
身体所見 examination
全身emaciateで調子悪そうである
皮膚全身皮膚水疱
口内:びらん(sore)あり sore有痛性びらん潰瘍
脈拍:102/minirregularly irregular → 不規則不整脈 → ( )
血圧:160/78 mmHg
上記以外心臓呼吸器系に異常を認めない。
腹部触診:6cmの硬い結節を肝の辺縁に触知。可動性のある硬性腫瘤を左腸骨窩に触知。
直腸診:鮮血色の血液糞便混合物が認められる
検査 examination
低値Hb, MCV,Alb
高値AlP
Q1. まず皮膚病変の診断をつけろ。
Q2. 次に皮膚病変と患者病態関連づけてみろ。
A. 尋常性天疱瘡
特徴:表皮内水疱、弛緩性水疱、ニコルスキー現象、口内びらん
病因癌腫リンパ腫、胸腺腫全身性エリテマトーデス特定薬物(ペニシラミンカプトプリル)などによる
治療ステロイド免疫抑制薬
鑑別疾患
水疱性類天疱瘡緊満性水疱水疱尋常性天疱瘡に比べて破れにくく大型になりやすい。
多形性紅斑中心水疱を伴った的形病変(target-shaped lesion with central blisters)。よく全身紅皮症と粘膜潰瘍と伴う(スティーブン・ジョンソン症候群)。病因単純ヘルペスウイルス薬剤(スルフォナミド)、悪性腫瘍
疱疹状皮膚炎:肘、膝、顔面小水疱病変(vesicular lesion)が形成される。vesicleblister(<0.5cm)より小さく、ひっかくことで破裂する。非常にかゆい。セリアック病合併することがある
・その他の疾患
 ・糖尿病
 ・妊娠性疱疹
 ・家族性水疱疾患
まとめ
悪性腫瘍合併しうる(→腫瘍存在下皮膚病変が出現したのであれば腫瘍随伴性天疱瘡診断されるべき)、
天疱瘡は気づかないうちに体液喪失し、あるいは水疱からの感染結果としての敗血症生命を脅かす。


慢性心不全」

  [★]

chronic heart failure CHF, chronic cardiac failure
心不全

薬物療法

以下、左室収縮能不全に対する治療のみ採り上げる
  • 左室収縮能不全の原因は非虚血性の拡張型心筋症と虚血性心筋症に大別できる。これらの疾患においては交感神経系とRAA系が賦活化され、進行性の左室拡大と収縮性の低下、すなわちリモデリングが生じ病態の悪化に繋がっていると考えられている。治療の焦点は神経内分泌系の抑制、心不全に伴う症状の緩和である。
  • (PHD.244)慢性心不全の治療のゴールは5つある:(1)病因の同定、(2)増悪因子の除去、(3)心不全症状の管理(前方障害、後方障害の軽減)、(4)神経ホルモン系の調節、(5)長期予後の改善

治療に用いられる薬物

参考(1))
  • 配糖強心薬(ジギタリス)
  • 利尿薬:静脈還流量の減少 → 前負荷の軽減 → 左室拡張終期圧低下 → 肺うっ血の改善 → 低血圧誘発がありうる
  • 血管拡張薬(vasodilator)
  • venous dilator(ex.硝酸薬):静脈のcapacitanceを増加させる。利尿薬と同じ薬理作用。
  • arteriolar dilator(ex.ヒドララジン):後負荷を低下させSVを上昇させる。血圧は下がりそうだが、SVが上昇する結果、血圧は軽度低下あるいは保たれる(PHD.246)
  • "balanced vasodilator:「アンジオテンシン転換酵素阻害薬」心不全で起こる血管収縮、体液貯留(volume retension)、心室モデリングを防ぎ、回復(reverse)させうる?CHF患者の生命予後改善効果がある(PHD.245,246)。ACE阻害薬は循環血液中のブラジキニンを増加させる。ブラジキニンは心不全の患者において血管拡張という重要な働きをしている(PHD.247)。「アンジオテンシンII受容体拮抗薬」はACE阻害薬とほぼ同等であり、ACE阻害薬による副作用が問題となる場合に用いる。(PHD.247)。これらの薬剤は腎不全と高カリウム血症が存在する場合には適さない。「nesiritide」human recombinant B-type natriuretic peptide。静注薬。速効で強力な血管拡張、心拍出量増加、RAA系の抑制、利尿作用(PHD.247)
カルシウム拮抗薬:長期に用いると心不全を悪化させる危険があり推奨されない。
  • β遮断薬
  • 抗アルドステロン薬
  • アミオダロン
  • 末梢血管拡張薬
  • 経口強心薬
  • ナトリウム利尿ペプチド:ANP製剤(カルペリチド) → 静注薬しかないので急性心不全の時に用いる。


治療に用いられる薬物名


参考

  • 1. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0049/1/0049_G0000132_0127.html

国試


アンジオテンシン変換酵素阻害薬」

  [★]

angiotensin-converting enzyme inhibitor angiotensin converting enzyme inhibitor , ACE inhibitor, ACEI
アンジオテンシン変換酵素阻害剤 アンギオテンシン変換酵素阻害薬 アンギオテンシン変換酵素阻害剤 アンジオテンシン転換酵素阻害薬ACE阻害薬 ACE阻害剤 ACE inhibitor、アンギオテンシン変換酵素拮抗薬, アンギオテンシン変換酵素拮抗薬, angiotensin-converting enzyme antagonist
アンジオテンシン, アンジオテンシン転換酵素 ACE, 1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬


アンジオテンシン変換酵素阻害薬

副作用

  • 咳嗽:ACEブラジキニンを分解するキニナーゼIIと同一の酵素である。ACE阻害薬はこの酵素を阻害するが、ブラジキニンは血管拡張、血漿滲出、発痛作用に関わっている。このため咳を誘発することがある。
  • 高カリウム血症:間接的に血漿中のレニン濃度が低下するためにナトリウム取り込みとカリウム排泄が低下して高カリウム血症を来す
  • 低血圧
  • 腎不全

禁忌

  • 妊婦
  • 両側性腎動脈狭窄のある患者
  • 腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれ。アンジオテンシンIIによる輸出細動脈の収縮作用がblockされ、両腎共に腎血流が減少しているためにGFRの低下を代償できず腎機能の悪化をきたす。

参考

[display]http://www.naoru.com/ace.htm
[display]http://kanri.nkdesk.com/drags/arb.php


カプトプリル試験」

  [★]

captopril test
カプトプリル負荷テスト?、カプトプリル投与試験?、captopril stimulation test?


  • 原発性アルドステロン症の診断に用いられる。
  • カプトプリルを投与すると、正常では血圧低下に対して代償的にレニンが分泌されるが、原発性アルドステロン症では(おそらく、過剰のアルドステロンにより高血圧がもたらされており、カプトプリルの投与によるRAA系の抑制では血圧は低下しない)レニン分泌は抑制されたまま不変である、と思われる。


カプトプリル・レノグラム」

  [★]

カプトプリル負荷レノグラム、カプトプリル負荷試験、レノグラム


カプトプリル投与試験」

  [★] カプトプリル試験


カプトプリル負荷テスト」

  [★] カプトプリル試験




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